【おすすめ】青山七恵の全作品を一覧であらすじを紹介します

青山 七恵(1983年1月20日 – )

小説家。埼玉県大里郡妻沼町(熊谷市)出身。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2005年、大学在学中に書いた「窓の灯」で第42回文藝賞を受賞。2007年には「ひとり日和」で第136回芥川賞を受賞した。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:すみれ
  • 2位:やさしいため息
  • 3位:お別れの音

作品年表リスト

『窓の灯』(2005年11月)

姉さんが私を拾ってくれたのは、二月の、わりと暖かい日だった─大学を辞め、憧れのミカド姉さんの喫茶店に住み込みで働くまりも。いつしか向かいのアパートの窓を覗く事が日課となった彼女が見つけた「窓の向こう側」の世界とは?芥川賞作家のデビュー作/第四二回文藝賞受賞作。書き下ろし短篇を併録。

  • 窓の灯
  • ムラサキさんのパリ

『ひとり日和』(2007年2月)

世界に外も中もないのよ。この世は一つしかないでしょ─二〇歳の知寿が居候することになったのは、二匹の猫が住む、七一歳・吟子さんの家。駅のホームが見える小さな平屋で共同生活を始めた知寿は、キオスクで働き、恋をし、時には吟子さんの恋にあてられ、少しずつ成長していく。第一三六回芥川賞受賞作。短篇「出発」を併録。

  • ひとり日和
  • 出発

『やさしいため息』(2008年5月)

4年ぶりに再会した弟が綴るのは、嘘と事実が入り交じった私の観察日記。ベストセラー『ひとり日和』で芥川賞を受賞した著者が描く、OLのやさしい孤独。磯崎憲一郎氏との特別対談収録。

  • やさしいため息
  • 松かさ拾い

『かけら』(2009年9月)

家族全員で出かけるはずだった日帰りのさくらんぼ狩りツアーに、ふとしたことから父と二人で行くことになった桐子。口数が少なく、「ただのお父さん」と思っていた父の、意外な顔を目にする(表題作)。結婚を前に、元彼女との思い出にとらわれる男を描く「欅の部屋」、新婚家庭に泊まりに来た高校生のいとこに翻弄される女性の生活を俯瞰した「山猫」。川端賞受賞の表題作を含む短編集。

  • かけら
  • 山猫

『魔法使いクラブ』(2009年11月)

魔女になれますように。七夕の願いをクラスでからかわれ、孤立してしまった十歳の結仁。「世界は突然私をはじき飛ばす」。残酷な真実を胸に刻んだ少女の自立を、繊細で透徹した視点で描く。

『お別れの音』(2010年9月)

大学の食堂で働く雪子は、毎日わかめうどんばかり頼む女学生を自分の娘のように眺めていた。だが彼女が付き合っているらしい男が気に入らず、ある日思わずある行動に出てしまう…(「うちの娘」)。日常の中ですれ違っていく、忘れられない人たち。そのすれ違いの中で、かすかに揺らぐ感情を掬いあげる佳品6篇。芥川賞作家にして、最年少川端賞作家が描く奇蹟。

  • 新しいビルディング
  • お上手
  • ニカウさんの近況
  • うちの娘
  • 役立たず
  • ファビアンの家の思い出

『わたしの彼氏』(2011年3月)

繊細で美男な大学生、鮎太朗。女はみんな彼に片想い。でも、結局はなぜか彼がふられてしまう。包丁で刺されたり貢がされたり、その一方で自分を慕い続ける可愛い同級生には心惹かれない。理不尽で不条理だけど、恋する男女はいつも真剣なのだ。芥川賞作家が恋愛の不思議を温かな眼差しで綴る傑作長編。

『あかりの湖畔』(2011年11月)

大きな湖のほとりにある「お休み処・風弓亭」の三姉妹。

次女の悠は女優志望、高校生の花映も外の世界に憧れ、一人長女の灯子だけが、生まれ育ったこの場所でいつまでも変わらぬ生活を望んでいた。

ある日、姉妹の前に一人の青年が現れる。「運命を変える」出会いが、封じられた記憶を揺さぶって……。大切な家族だからこそ、打ち明けられない秘密がある。

人生の小さな分岐点を丹念に描き、心を静かにふるわせる傑作長編小説。

『花嫁』(2012年2月)

長男が結婚することになった若松家には、不穏な空気が流れている。妹は反対し、父は息子を殴り、母は花嫁に宛てて手紙を書き始めた。花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剝がれていく。愛が契約に、兄妹が男女に、家族が単なる集団に反転し、最後に残るものとは? 

信じていたものに裏切られ衝撃に襲われる、恐るべき暴走家族小説。

『すみれ』(2012年6月)

「私がはじめて頭ではなく、心で書いた小説です」
そう作者が語る、今年度最高の感動作!

「一九九六年の秋から一九九七年の冬にかけて、レミちゃんはわたしたちと一緒に暮らした。」
――十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に棲むことになった三十七歳のレミちゃん。
むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった……。

季節の移り変わりとともに描かれる人の人のきずな、人間のみにくさと美しさ。そして涙がおさえられない最後が待ち受ける。

いま筆力を最も高く評価されている、日本文学の正統な担い手による最高傑作。

『快楽』(2013年5月)

炎暑のヴェニスを訪れた二組の夫婦。日常に疑いを持たない夫婦同士が同行した旅であったが、彼らはやがて狂熱に融かされるように我を失ってゆく。狂いゆく愛、毒される欲望、燃え尽きない孤独。内なる衝動に突き動かされ、埋めようのない喪失感に真実を見出し惑う男女を、芥川賞作家が鮮烈な筆致で描いた長編傑作。

『めぐり糸』(2013年12月)

終戦の年に生まれた“わたし”は九段の花街で育った。家は置屋から芸者を呼ぶ料亭「八重」。母も評判の芸者で、客として訪れた父は母と知り合い、わたしが生まれた。踊りや唄の練習に励み、幼くして芸者になることを夢見たわたしは、小学二年生のときに置屋「鶴ノ家」の子、哲治と出会う。それは不可思議な運命の糸が織り成す長い物語のはじまりだった。数奇な人生と燃え上がる情熱を描く長編。

『風』(2014年5月)

姉妹が奏でる究極の愛憎、十五年来の友人が育んだ友情の果て、決して踊らない優子、そして旅行を終えて帰ってくると、わたしの家は消えていた……疾走する「生」が紡ぎ出す、とても特別な「関係」の物語。

『繭』(2015年8月)

美容師の舞は、結婚して一年になる夫に対し暴力を振るう自分を止められずにいた。ある晩、彼への暴力から逃れるように家を出ると、店の客である希子と遇う。同じマンションの住人と知り、二人は交流を重ねるが、希子は舞の夫のある秘密を抱え、舞に近づいていた。白壁の棲家で紡がれる歪(いびつ)な愛の支配にもがきながら、やがて渾然一体と追い詰められる女たち。怒濤の展開に息をのむ、衝撃の物語!

『ハッチとマーロウ』(2017年5月)

青山七恵が描くおちゃめな双子の物語。デビューから12年。青山七恵が温めてきた懐かしくて新しい物語。

「ママは大人を卒業します!」と突然の宣言。11歳の誕生日に突然大人になることを余儀なくされたハッチとマーロウ。お料理ってどうやって作るの?お洋服、何を着ればいいの?双子に個性って必要?私たちのパパって、誰なの・・・・?少しずつ目覚めるふたりの自我と葛藤。

おちゃめでかわいい双子の日常が愛おしく過ぎていく。結末に知るママの思いと双子の小さな約束に心揺さぶられる。

かつて子供だった大人へ、これから大人になる子供達へ贈りたい、感動の物語誕生。全編を飾るイラストは、大人気イラストレーター・田村セツコさん。

『踊る星座』(2017年10月)

やっかいな顧客、すがってくる家族、電車には妙な乗客…… ああ、目的地どころか自分自身さえ見失いそう!笑いすぎてお腹が痛くなる、青山七恵の新境地。

ダンス用品会社のセールスレディが疲労とアクシデントにまみれて疾駆する!勤労のよろこびとうっぷんがあふれだす“笑劇”的な最新話。

『ブルーハワイ』(2018年7月)

みんながみんな、それぞれのことに夢中だ。――「あたりまえ」なんて知らない、孤独だけが「世界」を撃ち抜く!芥川賞作家が贈る、最高の短篇集!

『私の家』(2019年10月)

いつか見つかるだろうか、私の、私だけの。祖母の法要の日、一堂に会した親戚たち。同棲していた恋人から家を追い出され、突然実家に帰ってきた娘、梓。元体育教師、「実行」を何よりも尊びながら、不遇な子供時代にこだわる母、祥子。孤独を愛するが、3人の崇拝者に生活を乱される大叔母、道世。死ぬまで自分が損しているという気持ちを抑えられなかった祖母、照。そして、何年も音信不通の伯父、博和。今は赤の他人のように分かり合えなくても、同じ家に暮らした記憶と共有する秘密がある。3世代にわたる一族を描き出す、連作短編集。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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