小説とブログの書き方の違いに戸惑っているということについて

今日は「文章」についてのお話です。

普段僕は空いた時間を利用してライターとして文章を書きつつ、自分でブログを運営し、その傍らで小説を書いています。

どれも文章やライティングに関する活動で、パソコンに向かってキーボードを叩くという意味では一緒ですが、実は細かい部分がいろいろと異なっています。以前は「同じ文章を書くことだし、そんなに違いはないだろう」と思っていたんですが、それは間違いでした。

その違いが分かっていない時期に、迷走したというか、文章がねじれてきたような気がしてきたので、自分の中で整理する意味も込めて書いてみたいと思います。

小説とブログの書き方の違いに戸惑っている

①:まず文体について

文体について言うと、ライターは「である調」、ブログは「ですます調」、小説はその中間とでも言うか「~と彼は言った」「彼は○○をした」「○○だったのだ」という文章を書いています。

「である調」と「ですます調」ははっきり分かれているので、あまり戸惑うことはありません。「である調」は熟語を使えばそれっぽくなります。例えば「A氏は○○と断言した」と「Aさんは○○と言い切りました」のように、熟語を開いて別の表現にすれば、文章を書くのが上手くなくても書き分けはなんとかなります。

でも、そんな中で小説の文体がブレ始めてしまいました。「である調」の文章を書いているときには「断言した」の表現を使ってしまい、「ですます調」の文章を書いているときには「言い切った」という表現を使ってしまいます。

これが一回だけとかならあまり問題はないんですが、頻繁にあっちにいったりこっちにいったりしてしまいました。小説はひとつ書くのにも何か月もかかります。その期間中に文章の表現が右往左往してしまっては、文章の統一感が失われてしまいます。推敲で多少なら直せますが、推敲中にもフラフラしていまうというどうしようもない事態に陥ってしまいました。

②:小説とブログの文章の書き方の違いについて

小説とブログの文章の書き方についても戸惑っています。

小説は「言いたいこと・主張を直接的に(直截的に)書いてはいけない」という暗黙のルールがあります。これは絶対的なルールで、名作・傑作と呼ばれる小説はこのルールを必ず守っています。

それに対してブログは言いたいことをストレートに書くことが求められているような気がします。物販なら製品の良い点を紹介し、使用感を綴って読者に購入を呼びかけます。(もしくは別のおすすめ商品を紹介します)

良い商品を紹介するときにも、品質の悪い商品を紹介するときにも、その商品についてストレートかつ直接的に述べることが求められると思います。

この違いがいまだに戸惑っている部分です。小説を書いてきた期間のほうが長いので、ブログを書くときに直接的な表現を避けてしまいがちになるんですよね。それではいけないとわかっているので徐々に改善しようとは思っているのですが慣れません。

例えば、ブログでiPhoneをおすすめするとしたら、「カメラが超綺麗!」「重いゲームもサクサクプレイできる!」とか良い点を紹介します。そしてiPadやMacBookと併用することでスムーズなブログ更新が可能になることをアピールします。高性能さとブロガーとしての実体験を合わせるわけですね。

ブログならこうやってガンガン推しますが、小説だとちょっとやり方は変わってきます。例えば次のような感じです。

彼女はスマホで海の写真を撮り始めた。新しく買ったアイフォンで写真を撮るのが楽しくて仕方がないらしい。「ねぇ、これ綺麗でしょ?」などというメッセージ付きで、彼女は自分が撮った写真を頻繁に送ってきていた。

iPhoneの良さをアピールしているわけではないですが、この文章からはプラスのイメージが伝わると思います。

③:対応策は

現時点での対応策ですが、「とにかく読み、とにかく書く」ということしかないかなと思っています。

小説を書くスピードはあまり変化していませんが、ライターとしての文章&ブログを書くスピードは明らかに早くなりました。これはブログを再開してから約2年弱ブログに文章を書き続けてきたことが大きいと思っています。

加えて「読むこと」も大切です。ライターやブロガーとしての活動を通じて、多くのサイトを参考にしてきました。その媒体やジャンルでどのような文章が求められているのかを自分なりに研究しました。僕がTwitterに読んだ本の感想を投稿したり、ブログで本を紹介しているのも、読書の質を高めたいと思っているからです。

現在勉強している文章術についても書いていきたいんですが、今回は長くなってしまったのでこの辺りでおわります。

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