ふらいんぐうぃっち(石塚千尋)のあらすじ(ネタバレあり)・感想

作品情報

タイトル
ふらいんぐうぃっち
著者
石塚千尋
形式
漫画
ジャンル
日常
ファンタジー
執筆国
日本
版元
講談社
初出
別冊少年マガジン、2012年9月号~
刊行情報
講談社コミックス

あらすじ・概要(ネタバレなし)

木幡真琴(こわた・まこと)、15歳。青森で魔女はじめました。――黒猫のチトと一緒に横浜からやってきた真琴は、青森の親戚の家で暮らしはじめました。実は彼女は魔女。今はまだ空をとぶくらいしかできないけれど、またいとこの圭(けい)や千夏(ちなつ)たちと毎日げんきに暮らしてます。

目次

作者

石塚 千尋 いしづか・ちひろ

漫画家。青森県弘前市出身、弘前電波高等学校卒業、日本工学院専門学校蒲田校マンガコース出身。2010年、新人漫画賞にて佳作を受賞した『別冊少年マガジン』に掲載された『ふらいんぐ・うぃっち』が好評だったことで専門学校卒業と同時にデビューと連載が決定。同誌にて読み切り版を元にした『ふらいんぐうぃっち』の連載を開始した。

刊行情報

  • 『ふらいんぐうぃっち』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊9巻(2020年6月9日現在)

映画版、アニメ版関連動画

テレビアニメ『ふらいんぐうぃっち』2016年4月~6月

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登場人物

木幡 真琴(こわた まこと)
本作の主人公。魔女の仕来りに倣い、15歳になったのを機に修行へ出た新米魔女。黒髪ロングが特徴的な美少女。常に物腰柔らかな性格だが、やや天然気味で極度の方向音痴など抜けた面も多い。魔女としてのスキルは未熟で勉強中。

チト
真琴の使い魔である雌の黒猫。真琴によると、「細かく言えばネコではなく、ネコみたいな人間」とのこと。人語は使えないが人間の言葉は理解している。

倉本 圭(くらもと けい)
真琴の再従兄。マイペースで穏やかな性格。幽霊やお化けが苦手。食材の知識が豊富で料理が得意。家業である畑仕事に興味があり、真琴の畑作りを手伝ったりしている。女子力の高さから友人からは「女子力の人」と揶揄されている。

倉本 千夏(くらもと ちなつ)
圭の実妹。9歳。最初は猫と会話する真琴を警戒していたが、箒で一緒に空を飛んで以降「まこ姉」と呼び懐いている。好奇心旺盛で、後に魔女見習いとなる。

あらすじ(ネタバレあり)

ふらいんぐうぃっちのストーリー(あらすじ)を簡単に紹介しています。この先の内容は、ネタバレを含んでいるため注意してご覧ください。

第1巻のあらすじを紹介!

木幡真琴(こわた・まこと)、15歳。青森で魔女はじめました。――黒猫のチトと一緒に横浜からやってきた真琴は、青森の親戚の家で暮らしはじめました。実は彼女は魔女。今はまだ空をとぶくらいしかできないけれど、またいとこの圭(けい)や千夏(ちなつ)たちと毎日げんきに暮らしてます。

見習い魔女の木幡真琴は、15歳になったら独立して家を出るという「魔女のしきたり」に従い、使い魔の黒猫チトと共に、実家の横浜から遠く離れた弘前にある又従兄弟の圭・千夏兄妹のいる倉本家に頼って、居候を始めることになった。

魔女とは言っても、半人前の真琴に出来るのは、ホウキで空を飛ぶことだけ。真琴は一人前の魔女になるべく、魔女たちが好むという自然豊かな東北地方・弘前を舞台に、魔女の修行に取り組んでいく。

同級生の石渡那央や先輩魔女の犬養トワとの出会い、真琴の姉である茜との魔法修行、喫茶店「コンクルシオ」での椎名母娘や動物たち、さらには精霊や幽霊や魔法生物などの不思議な存在との交流を通じ、1人の若い魔女と彼女を取り巻く人々の騒々しくも穏やかな日常の風景が、淡々とコミカルに描かれる。

見どころ作中にはこんなセリフがあります。「魔女ってことを除けば私もなのさんと同じ普通の女の子ですから」そのセリフの通り主人公の木幡真琴(表紙の女の子)はいたって普通の女の子なのです。

作中で描かれるのはそんな真琴の日常。見習い魔女である真琴が使える魔法はほとんどありません。知識もまだまだ。だからファンタジー漫画を期待して読むと肩透かしを食らいます。田舎に引っ越してきた女子高生のスローライフに、魔女要素で味付けした作品なのです。

本作の特徴としては、独特の間とテンポによってゆるく穏やかな世界観が構築されていることです。真琴がいきなり箒に乗って飛び始めたとき、それを見ていた千夏は声を上げるでもなく呆然としています。それからしばらくして「わ」と口に出すのです。

そういう間を、ページを使って丁寧に描いています。優しくおっとりとしたキャラクターが多いですが、キャラクター設定だけではなく、しっかりとコマを使ってテンポをゆっくりにしているところが魅力だと思います。

時間の流れがゆっくりしている東北を舞台にしたのもぴったりですね!

第2巻のあらすじを紹介!

黒猫のチトと一緒に横浜から青森にやってきた魔女・真琴(まこと)。居候先の親戚・圭(けい)や千夏(ちなつ)を巻き込んだり巻き込まれたりして、楽しく暮らしています。魔術もいくつか覚えました。山菜採りやお花見。春の青森は楽しいことがいっぱいです。

2巻では、真琴の姉・茜が再登場。さらに茜の友人の魔女犬養が初登場し、真琴以外の魔女についても描かれるようになります。

真琴は魔女とはいえまだまだ見習い。豊かな才能が注目されているという茜に魔法を習っていきます。空を飛ぶときに箒をどのように使うのか、魔方陣を使ってどのようなことができるのか。

そんな魔女たちの姿を見た千夏は茜に弟子入りを志願。茜によって見習い魔女に任命されます。

見どころ徐々に明らかになってくる魔女の生態ですが、魔法が使えることを除けば、一般人となんら変わらないなというのが率直な感想。だからと言ってつまらないということではなく、日常生活の中に魔法が溶け込んでいることがよく分かります。

山菜とりを楽しんだり、お祭りを楽しんだり、そんななんでもない日常の描写が読んでいて楽しいです。

第3巻のあらすじを紹介!

小幡真琴(こわた・まこと)15歳。青森で魔女の修行中です。季節は春。後輩の魔女ができたり、先輩魔女に怒られたり何やら騒がしくなってきました。

3巻では魔女の営む喫茶店に行くことにした真琴たち。喫茶店はお店全体に魔法がかけられ、廃墟にカモフラージュされていた。店には先輩魔女のほか幽霊も。人でないお客が来るなど、普通の人間の喫茶店とは異なる世界観だ。

魔女専門の新聞を受け取った茜は近くを空飛ぶ鯨が通過するという記事を見つける。茜・真琴・千夏の3人は鯨の元へと向かう。

見どころ徐々に明かされてきた魔女の生活ですが、3巻では新キャラも登場。新たに喫茶店を知ったことで生活圏も広がっていきます。

使い魔・魔女専門紙・謎の鯨など独特の世界観が読んでいて楽しい。普通の人間には使えない魔法の力を利用して、それでも普通の人間と似たような文化を持っているのが妙におもしろいです。

田舎生活を満喫中の真琴は圭や千夏と一緒に野菜を育てたりも。若い子が興味を占めなさそうな農作業にも積極的で「いい子なんだなー」と思わされますね。

第4巻のあらすじを紹介!

新しい季節がやってきました。ちょっと小さくなった魔女のローブを新調したり、リンゴの摘花をお手伝いしたり、夜の海へ出かけたり。移り変わる青森の自然のなかで、真琴(まこと)の魔女修行は続きます。

かなり日常的な描写が多い4巻。真琴は日々の生活を楽しみつつ、魔女として成長していく。

久しぶりに「協会」のお偉い魔女・アキラと再会し弘前での生活の様子を報告。海では浜辺兎という生き物に出会う。

見どころかなり日常描写の多い巻で、まったりとした真琴たちの生活を楽しみたいファンにはうれしい一冊です。

「協会」など魔女を統括している?組織の存在も明かされ、魔女は各地に散らばって孤立しているのではなく、ある程度にはまとまっていることも明らかになりました。

第5巻のあらすじを紹介!

青森は春からゆっくりゆっくり夏へと近づいています。真琴も魔女として少しずつ成長しています。そんな真琴に魔女協会から初めてお仕事の依頼が舞い込みました。仕事内容は…子守り!? ただその子はちょっと特別なようで…。

魔女協会からの仕事を受けることにした真琴。早速協会からの連絡があり初仕事をこなすことになった。仕事を無事に終えた真琴はアキラから報酬を受け取る。報酬は金で、換金することもできるが魔法道具=魔具との交換も可能。魔具を持っていない真琴はさっそく報酬を魔具と交換することにした。

見どころ魔女としての修業中である真琴の成長がわかる巻。当初は箒に乗ることしかできなかった真琴だが、本当に少しずつ使える魔法も増え、魔具への知識も増えています。

さらに真琴や犬養の力も借りつつ、千夏も魔法の使用に挑戦したりとこちらも「成長」の一巻。

こんなふううに田舎生活を満喫できたらなあと思いますけど、なかなかそうはいきませんよね。

第6巻のあらすじを紹介!

青森にも、短いながら美しい夏がやって来た…はずなんですが、なぜか真琴や圭の住む家に大雪が。その原因はある人が寝坊をしてしまったせいのようです。今回も不思議に満ちた青森の魔女ライフが始まります!

学校で火曜日だけ販売されるという極上トンカツの噂を耳にしたチトさんケニィさん。2匹の猫による大冒険が始まった。2匹は美味しいというトンカツの味を確認するために真琴たちの学校へと向かう。

そんな中、学校に現れた猫がただの猫ではないことに気が付いた生徒いた。二年生の鹿角小夜だ。彼女は先輩魔女として真琴に魔女としての自覚を持つように注意をする。

ある日、真琴は協会からの依頼を受け、夜だけ迷いやすくなるという商店街の謎を解くことになる。その仕事は鹿角と組んでの仕事だった。

見どころなんといってもチトさんとケニィさんの使い魔コンビが可愛い巻ですね!学校に堂々と潜入した猫たちの自由っぷりから目が離せません。

外見は猫でも猫ではないとのことで、トンカツもペロリ。その味に感激している様子はぜひ見てほしいシーンです。

これまでは見習いということで、真琴の魔女としての活動は限定的でした。6巻では先輩と組んで商店街の異常事態を調べることになります。アキラさんが見守っていたりと、それほど難しくない仕事をあてがって成長を促そうとしているみたいですね。それでも魔女としての第一歩を踏み出したようでワクワクしてきます。

第7巻のあらすじを紹介!

青森の夏祭り前夜祭”宵宮”に出かけた真琴たち。そこで再会したのは寝坊がちな『夏の運び屋』さん。この間のお詫びにと渡された別の世界の銘菓とは? 真琴が大事に育てていたマンドレイクになにやら異変!? 土のなかから出てきた意外な姿とは? 今日も青森では不思議がいっぱい!

第8巻のあらすじを紹介!

第9巻のあらすじを紹介!

書評・感想・解説

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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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