【おすすめ】石田千の全作品を一覧であらすじを紹介します

石田 千 いしだ・せん(1968年6月4日- )

エッセイスト、小説家、東海大学教授。福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒。2001年、大踏切書店のこと」で第1回古本小説大賞を受賞。2011年、「あめりかむら」が第145回芥川賞候補、2012年、「きなりの雲」が第146回芥川賞候補、2016年、『家へ』で第154回芥川賞候補。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:窓辺のこと
  • 2位:きなりの雲
  • 3位:店じまい

作品一覧リスト

月と菓子パン(2004年)

女ひとり、気どらぬ町で暮らしている――。近所のとうふやの味を比べる。猫みちを探索する。銭湯で人生の先輩たちの会話を楽しむ。田舎から出てきた父と乾杯する。水泳がちょっとうまくなる。二歳のいなこちゃんを抱っこする。ともだちの家でごはんを食べる。何気ない日常こそが愛おしい。みずみずしい感性ときりりとした筆致でエッセイの新時代を切りひらく、石田千の第一作品集。

踏切趣味(2005年)

屋上がえり(2006年)

屋上があるととりあえずのぼってみたくなる。百貨店、病院、古書店、母校……広い視界の中で想いを紡ぐ不思議な味のエッセイ集。

ぽっぺん(2007年)

部屋にて(2007年)

しろい虹(2008年)

なにげない日々の暮らしの中で、見慣れていたはずの色彩が鮮やかに映える瞬間がある。
言葉を越えた思いが、色と形をともなって心の中で輪舞する……

アカダイダイ、キイロニミドリ、アオアイムラサキ……

虹の七色は、集まるとなぜ白いのか。無色から紡がれる色とりどりの思いが、端正な文体に凝縮する、新感覚エッセイ。

山のぼりおり(2008年)

のぼっておりた十の山。「山と渓谷」の連載に書き下ろしを加えた石田千初、「登山」エッセイ集。写真家・坂本真典のモノクローム作品収録。

踏切みやげ(2008年)

店じまい(2008年)

どこにでもあった、あの風景
 手芸屋、文房具店、銭湯、自転車屋……あなたの町にもきっとあった、あの店この店。本書は、日常のふとした瞬間に顔を出す懐かしい不在の光景を、瑞々しい感性と言葉でつづったエッセイ集。
 「聖橋口の改札を出てすぐ、立ち食いそばやからの店つづきあたりで、待ちあわせることが多い。ここのマスターのハイボールは、天下一品だぜ。そう誘われ、連れていってもらったバーも、そのならびにあった。[……]一階はカウンターだけ、天井のひくい二階にはテーブルがあった。顔なじみのひとと行くときは、一階に肩をならべ、そうでないときは、注文してからあがった。のぼる手間を遠慮して、コップ持って行きますというと、いいからあがってな。あごをしゃくりあげられた。」
 個性的な店主たちとのやりとりや、おっかない店番の犬、店に着くまでの散歩道–それぞれが短編小説さながらの記憶のかけらたちは、気がつけば、読者にとってもまた、何度も立ち返ることのできる場所となる。「ひとそろいの湯」「ふとんやの犬」「われない割れもの」「願かけどうふ」「提灯千秋楽」「あかい鼻緒」他、全二十七編。

きんぴらふねふね(2009年)

懐かしい酢入りの自家製ドレッシングを思い出す春。夏の西瓜割り、秋空の下の駅弁、冬の風邪に大蒜……。四季の生活に根ざした身近で大切な「食」の習慣と記憶たち。最新エッセイ集。

平日(2009年)

人気エッセイストが、ゆっくり歩き、しっかり見て、東京の路上で起きる静かな事件を綴った。古びた世界が言葉の力で息を吹き返す

並木印象(2011年) 

帰りそびれた春の夜、戻らない夏の時間、校庭で膝を抱えていた秋……思い出の背景にはいつも並木がいてくれた。さくら、けやき、いちょう……季節ごとに想起する20篇の物語。

みなも(2011年)

会えてよかった。いつかそう思える日が来るのだろうか――。人間のなかにどうしようもなく澱むよこしまさにじっと目を凝らし、恋の痛みをかつてなく慎み深く、と同時に限りなく強烈に訴えかける物語。

あめりかむら(2011年)

きなりの雲(2012年)

大切な恋を失い、生きる気力さえなくしていたさみこ。ある時、アボカドの種の水栽培を始める。白い根が伸び、葉が出て……ここから、彼女の“蘇生の物語”が始まる。古びたアパートの個性的な住人たちや編み物教室の仲間たちとの交流。そして、仕事の編み物にうち込んでいくうちに、彼女の心の中に光が射し込み始める。静謐で美しい文章が、日常の中のかけがえのないものを描き出す。著者初の長編小説。第146回芥川賞候補作。

役たたず、(2013年)

◆役たたず、
されど友あり
ビールあり。

みずみずしい感性と文体で注目の作家の、へなちょこ日常記。

◆だいじなことは、役にたたない。そして一見、役にたっているように
みえるものも、ひと皮むけば役たたず。役にたつことばかりしていると、
暮らしも人も、痩せていく――。
古風な下町感覚の文章を書きファンの多いエッセイストで、
ここ最近は小説家としても頭角を現している石田千が、
日常のなかで綴った「役たたず」の視点からの風景。
二年あまりにわたる連載の途中では、大震災が起き、
そのときの空気感も文章としてリアルに切り取られている。
相撲好き、競馬好き、ビール好きの「町内一のへそまげちゃん」が、
だいじにしたいもの――。へなちょこまじめな日常記。

バスを待って(2013年) 

町の景色と人の思いを見事に描く傑作短篇集

「いちばん前の席があいた。となりのおじいさんは、いそいで移動して、椅子によじのぼった。男のひとは、いつまでもあの席が好きでおかしい」(本書より)。

きつねの遠足 石田千作文集(2013年)

もじ笑う(2014年)

文字とからだ、
文字とこころ。

日常のさまざまな出来事をみつめ、活字や町の看板がほほえむ瞬間を描き出す。
書道雑誌「墨」の好評連載エッセイに、書き下ろしを加えた待望の書籍化。

夜明けのラジオ(2014年)

食べることへのこだわり、日々の雑事、ご近所の人たちの楽しい観察、震災に対する想い……。
エッセイの名手が贈る珠玉のエッセイ集。

唄めぐり(2015年) 

日本人の真心を伝える歌声を訪ねて――唄と踊りとお酒で紡いだ愉快至極な民謡紀行! 民謡はなぜ、人を元気にするのだろう……佐渡おけさ、木曾節、会津磐梯山、河内音頭、黒田節などの名曲から福島復興の祈りを込めた盆踊りまで、全国各地を訪ね歩いて歌う現場を生で体感。唄の名手たちと語らい、歌い継がれてきた歴史と変遷を繙きながら、根底に流れる人びとの情念をすくっていく滋味豊かな紀行エッセイ!

家へ(2015年) 

彫刻家を目指す美大生の新太郎は、日本海沿いの町で、母親とその内縁の夫「じいちゃん」の3人での家庭で育った。実の父親、「倫さん」と親しく交流を続けている。複雑ながら穏やかな関係を保つ家族だったが、やがて、彫刻の修業のために、新太郎が留学を考えはじめたころ、小さな亀裂が走り始める。

からだとはなす、ことばとおどる(2016年)

〈わたしのからだ〉の声を聴く

「あたりまえに失われる毎日をひきとめたいと書くことは、だいそれた望みと思う」ふれる、うたう、なく、わすれる、きく……身体と心を言葉でとりむすぶ、22篇。

箸もてば(2017年)

箸もてば、いつかの夕方、いつかの乾杯。ひとくちめのビールが、喉もとすぎる。会えなくなったひとにも会える。(「あとがき」より)
作家・石田 千による、つくる、飲む、食べる日々をつづったエッセイ。
年々歳々、食相い似たり、年々歳々、人同じからず。
時のうつろい、四季のうつりかわりととも自然の恵みとどう出合い、どう調理し、食べ、そして飲んだか。
飲食は命を養い、心を支える。食べものへの思い、そして杯を手にすれば、思いおこすあの人たちの声、姿、気配。
生まれたばかりのような繊細なことばで語られる、飲食をめぐる珠玉の掌篇集。

窓辺のこと(2019年)

50歳になった作家の2018年、暮らしに根づいている言葉を丁寧にすくい、文章に放つ。 いいことも悲しいことも書く。人気作家の新境地をひらく傑作エッセイ集! 2018年の1年間、「共同通信」に連載した作品を中心に、その1年に雑誌などに発表したエッセイをまとめる。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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