【おすすめ】ジュリアン・バーンズの全作品を一覧であらすじを紹介します

ジュリアン・バーンズ Julian Barnes(1946年1月19日 – )

小説家。イギリス・イングランド、レスター生まれ。オックスフォード大学マグダレンカレッジで言語学を学ぶ。卒業後はオックスフォード英語辞典の辞書編集者や雑誌編集者として勤務。1980年「Metroland」でデビュー。理想主義と性をテーマとした三部構成の作品となっている。バーンズはこの三部構成をたびたび用いている。第2作「Before She Met Me」では、妻の過去に取り憑かれた嫉妬深い歴史家による復讐を描いた。第3作となる「フロベールの鸚鵡」は特にフランスで高い評価を獲得し、彼の作家的地位を確立する作品となった。

1981年サマセット・モーム賞、1992年『ここだけの話』でフェミナ賞外国小説部門、2004年ヨーロッパ文学のためのオーストリア国家賞、2011年『終わりの感覚』でブッカー賞、2016年ジークフリート・レンツ賞、2021年エルサレム賞など数々の賞を得ている。ダン・カヴァナ名義ではミステリ小説も執筆している。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:終わりの感覚
  • 2位:10 1/2章で書かれた世界の歴史
  • 3位:フロベールの鸚鵡

作品一覧リスト

Metroland(1980年)

『顔役を撃て』Duffy(1980年)ダン・カヴァナ名義

『愚か者の街』Fiddle City(1981年)ダン・カヴァナ名義

Before She Met Me(1982年)

『フロベールの鸚鵡』Flaubert’s Parrot(1984年)

文豪フロベールの生涯をめぐる二羽の鸚鵡の謎。「僕」のフロベール探究の旅は、「僕」自身の過去に、妻の自殺に思いを馳せながら次第にその色合いを変えていく。一作ごとに新しい趣向で世界じゅうの読者を驚嘆させる英国の鬼才J・Bの出世作にして最高傑作。英・仏・伊の文学賞を独占。

Putting the Boot In(1985年)ダン・カヴァナ名義

『太陽を見つめて』Staring at the Sun(1986年)

『フロベールの鸚鵡』『10.1/2章で書かれた世界の歴史』と、知的で愉快な小説のはなれわざを見せたJ・Bが「普通の」小説に挑んだ。一人の女の一生を、少女時代から結婚生活への幻滅、世界の七不思議を求めての旅と、2021年までたどっていく。もちろんJ・Bならではの皮肉な人生観察も効いている。

Going to the Dogs(1987年)ダン・カヴァナ名義

『10 1/2章で書かれた世界の歴史』A History of the World in 101⁄2 Chapters(1989年)

ノアの箱舟の密航者が語る航海の真実、中世フランスで実際にあった奇妙な「虫裁判」、ジェリコーの大作「メデューサ号の筏」制作の顛末、月面で啓示を受けてアララト山に箱舟を捜しにでかける元宇宙飛行士……崇高にして滑稽なる人類の歴史に挑む。『フロベールの鸚鵡』の作家の知的で愉快な小説。

『ここだけの話』Talking it Over(1991年)

常に小説の新境地を開くJ. バーンズの最新作。今回は登場人物がすべて読者に直接語りかけるという斬新なスタイルがとられる。高校時代からの親友で何から何まで対照的な性格の2人の男が、ひとりの女性をめぐって恋の鞘当て。バーンズ独特の皮肉な視点で描く愛のゆくえ。フェミナ賞受賞。

The Porcupine(1992年)

Letters from London(1995年)

『海峡を越えて』Cross Channel(1996年)

小説の名人による初の短篇集。10篇の主人公は皆、様々な時代に海峡を越えてフランスへ渡った英国人である。自国の無理解に嫌気がさした大作曲家、鉄道敷設に献身する技術者、ナポレオン戦争で捕虜になった貴族、ボルドーのシャトーを買ってワイン作りをする女性……英仏の友好と確執が鮮やかに描かれる。

『イングランド・イングランド』England, England(1998年)

ブッカー賞作家による風刺に満ちた傑作
ひとりの富豪が思いついたテーマパーク・イングランドには、
王室も、二階建てバスも、ロビン・フッドも・・・・・・
イングランドのすべてが揃っていた!
となると、本物のイングランドは必要なのか

小さな島ワイト島をイングランドのレプリカにするという「テーマパーク・プロジェクト」。王室も、ハロッズも、二階建てバスも、ロビン・フッドもワイト島に行けばすべてが揃う、イングランドのすべてを体験できる。名付けてイングランド・イングランド。そして。レプリカが本物を凌駕する……?! S・モーム賞、E・M・フォスター賞作家による風刺に満ちた傑作の文庫化。ブッカー賞最終候補作。

Love, Etc.(2000年)

Something to Declare(2002年)

『文士厨房に入る』The Pedant in the Kitchen(2003年)

傑作『フロベールの鸚鵡』をはじめ、ブッカー賞に三度もノミネートされたイギリス作家による痛快料理エッセー。
数々の料理書を読み漁り、両手に余る調理器具をキッチンに揃え、手料理をふるまい味わうことを無上のよろこびとしながら、
レシピにとまどい、出来栄えにどこか不安を覚えてやまない、落ち着かない文士。
その知識と経験を惜しげもなく披露した本書は、
個別のレシピを越えてクッキングの苦楽の本質を明らかにする。
面白くて役に立つ本として、
『ガーディアン』紙が選ぶ「この10年の食に関するベスト本」で「記憶すべき一冊」として挙げられた。
老若を問わず、厨房男子とそのパートナーのための本。

The Lemon Table(2004年)

『アーサーとジョージ』Arthur & George(2005年)

コナン・ドイル自ら冤罪事件を捜査――ヒストリーにしてミステリー。小説が実話を活き活きと甦らせる! ブッカー賞最終候補作。

Nothing to Be Frightened Of(2008年)

East Wind(2008年)

『終わりの感覚』The Sense of an Ending(2011年)

歴史とは、不完全な記憶と文書の不備から生まれる確信である――。二十代で自殺した親友の日記が、老年を迎えた男の手に突然託される。それは、別れた恋人の母親の遺言だった。男は二十代の記憶を懸命に探りつつ、かつての恋人を探しあてるが……。記憶の嘘が存在にゆすぶりをかけるさまをスリリングに描くバーンズの新境地。

https://www.shinchosha.co.jp/book/590099/

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『人生の段階』Levels of Life(2013年)

誰かが死んだことは、その存在が消えることまでは意味しない――。最愛の妻を亡くした作家の思索と回想。気球乗りは空の高みを目指す。恋人たちは地上で愛しあう。そして、ひとつに結ばれた二人が一人になったとき、遺された者はもう生の深さを感じられない。―― 有能な著作権エージェントにして最愛の妻だったパット・カバナをとつぜん喪ったバーンズは、その痛みに満ちた日々をどのように生きたのか。胸を打つメモワール。

Keeping an Eye Open: Essays on Art(2015年)

The Noise of Time(2016年)

The Only Story(2018年)

The Man in the Red Coat(2019年)

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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