彼女、お借りします(宮島礼吏)のあらすじ(ネタバレあり)感想

作品情報

タイトル
彼女、お借りします
著者
宮島礼吏
形式
漫画
ジャンル
ラブコメ
執筆国
日本
版元
講談社
初出
週刊少年マガジン、2017年32号~
刊行情報
講談社コミックス

あらすじ・概要(ネタバレなし)

都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!? “リアル”輝く“レンタル”ラブライフ、開幕!

作者

宮島 礼吏(みやじま れいじ)

漫画家。2005年、「サッカの天才」が講談社マガジングランプリ(MGP)10月期奨励賞を受賞、同年「プールの仙人掌」が講談社第75回週刊少年マガジン新人漫画賞の選外佳作を受賞。2008年、『マガジンSPECIAL』誌上にて読切「アイコン」が掲載されデビュー。2009年、『週刊少年マガジン』誌上にて「鈴木の視点」を短期連載した後、2010年より『週刊少年マガジン』誌上にて「AKB49〜恋愛禁止条例〜」の連載がスタート、2016年まで続く長期連載となった。

刊行情報

宮島礼吏『彼女、お借りします』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊16巻(2020年8月17日現在)

映画版、アニメ版関連動画

テレビアニメ「彼女、お借りします」

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登場人物

木ノ下 和也(きのした かずや)
本作の主人公。練馬大学1年(一浪)で、20歳。初めてできた彼女である麻美にフラれ、自暴自棄になっていた時期にレンタル彼女として千鶴を借りる。その後、家族や友人の前で千鶴を自分の彼女だと嘘を付いていたため、一部を除き、周りからは二人が本当に付き合っていると思われている。

水原 千鶴(みずはら ちづる)
本作のメインヒロイン。練馬大学1年。レンカノ事務所Diamondに所属するレンタル彼女。新人(フレッシュ)クラスではNo.1人気の記録保持者であり、レビューも星5(満点)ばかりである。和也に本当の彼女であると嘘をつかれて友人や家族に紹介されてしまったため、やむなくその嘘に付き合っている。

七海 麻美(ななみ まみ)
和也の元カノ。練馬大学1年。和也と一ヶ月付き合っていたが、冒頭で和也に別れを告げる。本人は誰でも良かったため、特別和也に思い入れがあるわけでは無かった。普段は人当たりのいい性格だが、かなり腹黒い内面がある。

更科 るか(さらしな るか)
ショートヘアにリボンが特徴の少女。不整脈を患っており、一分間の心拍数が60前後と常人より少ない。そのため、幼少期は激しい運動や興奮で眩暈や息切れを起こしていた。興奮することがあまり行えないため、他の人よりもドキドキを経験していない自分を気にするようになり、「恋」ならドキドキできるのではと考え、レンカノの仕事を始める。レンカノであるはずの千鶴を大切にする和也の姿勢に、求めていた「ドキドキできる存在」を見つける。

桜沢 墨(さくらさわ すみ)
ダイアモンドに所属するレンタル彼女。女子大学の1年生。日本史が好きで、コミュニケーションが苦手。極度の人見知りで会話もままならず、自分を変えるためにレンカノの仕事をはじめた。しかし、前述の性格から客から苦情が出るほどで、千鶴の頼みで和也と練習デートをする。その時の和也の「優しい子がレンカノに向いてないわけない」の言葉を糧に、徐々にレンカノとして成長している。

八重森 みに(やえもり みに)
練馬大学1年生で和也や千鶴の後輩。ネット文化に詳しい現代っ子。コロネ丸という名義でコスプレイヤーとして活動しているほか、配信者としての顔も持っている。和也と千鶴がベランダで夜な夜な会話していたところを聞き咎めたことがきっかけで、和也たちと顔見知りとなる。クラウドファンディングの経験者であり、和也の立ち上げたクラウドファンディングに助言をする。

あらすじ(ネタバレあり)

彼女、お借りしますのストーリー(あらすじ)を簡単に紹介しています。この先の内容は、ネタバレを含んでいるため注意してご覧ください。

第1巻のストーリーを紹介!

都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!? “リアル”輝く“レンタル”ラブライフ、開幕!

大学入学一ヶ月でいきなり彼女に振られた大学生の木ノ下和也は、その寂しさからレンタル彼女を申し込んでしまう。現れたレンタル彼女・水原千鶴は容姿端麗、立ち振る舞いも完璧で、まさに理想の彼女だった。

しかし二回目のデートで、和也はフラれた八つ当たりを繰り返してしまい、千鶴の怒りは爆発。その直後、和也の祖母である和が倒れる。入院先の病院に訪れた際、見栄を張り、和也は千鶴を彼女として紹介する。また、和の要望でレンタル彼女として病院を訪れた際、同じ病院に入院していた千鶴の祖母である小百合と鉢合わせしてしまった。レンタル彼女を隠す必要から、千鶴は彼氏として和也を紹介してしまう。

見どころレンタル彼女から始まるドタバタラブコメディ。AKB49のときも絵柄が好きで読んでたんですけど、本作もヒロインの千鶴がめちゃくちゃかわいいです!彼女モードの笑顔満載な彼女も、素の当たりが強くなるのも可愛い。

大学が同じだったり、家が近かったりとご都合主義的な展開は確かにありますけど、ヒロインの可愛さをもっと見ていたくなるような作品ですね。

第2巻のストーリーを紹介!

“レンタル彼女”の水原千鶴を、本当の彼女だと皆に紹介してしまった和也。そして、友人に連れていかれた居酒屋で──“レンカノ”&元カノがまさかの鉢合わせ!! おまけに、元カノ・麻美から突然のお誘いが!? ……どーする、和也!? 更に、ハラハラドキドキの“海カノ編”も開幕!!!

海&水着回な第2巻。和也は飲み会の席で、“レンタル彼女”の水原千鶴を本当の彼女だと友人たちに紹介してしまう。その席には、和也の元カノである麻美もいた。和也は千鶴のことも気になり始めていたが、麻美も未練たらたら。麻美の思わせぶりな素振りに復縁を考えてばかりだった。

そのメンバーで海に行くことになるが、偶然オフモードの千鶴と遭遇。その席上で、千鶴と別れたことを和也は宣言しようとしていた。

見どころとにかく主人公の優柔不断&クズっぷりが目立ってしまった巻ですね。たぶん素直で優しいからなんだろうけど…

「麻美ともう一回付き合えないか」を和也はずっと考えてしまい、そのくせ千鶴には助けられてばっかりと、良いところなし。親友にもクズっぷりを指摘され、殴り合いの喧嘩になってしまいます。その麻美にしたって、優しそうに見えて裏垢ではどす黒い一面をのぞかせたりと。

和也は元カノのことを忘れ切れていませんが、だんだん千鶴の優しさにも気が付き始め、仲が深まっていってますね。

第3巻のストーリーを紹介!

マミちゃんの謎のアタックに、ソワソワしっぱなしの和也。そして人生の春・夏休み━━、気持ちの整理もつかぬまま、皆と伊豆の海へ行くことに!! しかし、そこで起きたのは……、まさかの水原、フェリーから落水!? 水底に沈む水原を追って、海に飛び込んだ和也は━━!! 波乱だらけの“海カノ編”、最高潮!!!

海編の続きから。フェリーから落ちた千鶴を助けるため、和也は海に飛び込む。なんとか無事に海からアパートに帰ってくると、千鶴への感情が単なるレンタルではなく、恋心に変わっていることに気が付いた。

祖母同士の策略で温泉では同じ部屋に泊まったりしつつ、レンタル彼女としての関係は継続することになった。そんな中、大学の同級生である栗林駿からダブルデートに誘われる。そこに現れたのはショートカットが印象的な美少女・更科るかだった。

見どころ新ヒロイン登場の第3巻。和也と千鶴の関係も、おばあさんたちのことを考えてレンタルながら続くことになりました。元カノとレンタル彼女の間で揺れ動いていた和也の心も、千鶴が好きだと気が付いたことで、千鶴一直線になります。改めて可愛さに気が付いたりしてますけど、いや千鶴可愛いですよね。

麻美と一段落したと思ったら、早速新ヒロインが登場。ショートカットで子どもっぽい、千鶴とは違うタイプの美少女ですね。

第4巻のストーリーを紹介!

温泉旅行で水原と2人っきりの夜を過ごした和也。少し2人の距離が縮まった! そんなとき──、和也と水原の“レンタル関係”を知る謎の美少女・更科るかが登場!? ドキドキ2倍の“2人の彼女編”、大荒れ模様の急展開!!

和也と千鶴が本当のカップルではないことを指摘する更科るか。彼女はさらに自分が栗林の本当の彼女ではなくレンタルであると明かすのだった。心臓に持病を持つるかは、幼少期にやたらとドキドキしないように気を付けて生活をしていたせいで、物事を楽しめなくなってしまう性格に育っていた。

しかしひょんなことから出会った和也の行動にるかの心拍数は急上昇。和也に付き合うことを申し込む。千鶴に想いを寄せる和也は断ろうとするが、千鶴との関係を明かすというるかに押し切られ、千鶴からもお試しでの交際を勧められたこともあって、るかと付き合うことになった。

見どころ千鶴との関係を知る新ヒロインが登場したと思ったら、急転直下の展開で和也と付き合うことになりました。好きな人ができると視野が狭まってしまう和也は、傍から見ると完全にストーカークズ野郎なんですけど、よく言えば一直線に見えるのかな…るかはそんなところを見てくれたのかもしれないですね。

でも和也は好きな人と一緒にいると浮足立っちゃうんでしょうね、千鶴からの「私のこと好き?」という確認めいた質問にも素直に答えることができません。それでこの先だいぶ回り道しちゃうんだろうなあ。

第5巻のストーリーを紹介!

なんだか水原に心惹かれてしょうがない今日この頃。なぜか更科るかと“お試し”でお付き合いすることに!? ラブホに、自宅に、学校に、所かまわず強烈アタックを繰り返するかちゃんに、和也の心は破裂寸前──!! 大盛り上がりの“2人の彼女編”第2幕、スタートですっ!!

更科るかの猛アタックが続く5巻。和也の家族と一緒の初詣に出掛けることになった千鶴。待ち合わせの場所に向かうと、そこにはるかの姿があった。祖母の前でるかは和也の彼女であることを宣言し、和也はなんとか辻褄を合わせるために嘘を重ねることになってしまう。るかは和也の祖母と二人っきりになるが、祖母が千鶴を気に入ってることを知り、レンタル彼女であることは明かさないのだった。

和也に紹介した彼女がレンタル彼女であること明かされ落ち込んでいた栗林。彼を励ますために和也は自分のお金で千鶴をレンタルし、栗林の元に送り出す。そして最後には新ヒロインが登場する。

見どころ和也が千鶴のことを好きだと知っている更級るかの猛アタックに振り回される巻ですね。これでもかと和也にアタックを繰り返すのは気持ちいい反面、ちょっとしつこいかも…と感じることも。でも人間関係が壊れることもなく、ちゃんとこれ以上はダメなラインを見極めて行動してるんですよね。だからめっちゃいい子だなってなります。

そんないい子に和也は甘えまくり。仮とはいえ付き合ってるんだから、もっとるかの気持ちにも向き合ってやれよ!なんて思うわけですけど、レンタル彼女をバラされて傷心の栗林のために行動するところなんて、これまでのクズっぷりを見直すくらいいいやつだなってなりますよね。

第6巻のストーリーを紹介!

水原のお願いで、口下手レンカノ・墨ちゃんのデート練習に付き合う和也。でも、そのデートをマミちゃんが目撃!? そしてマミちゃんは、ついに“あのこと”を知る…。マミちゃんが動くとき、物語も大きく動き出す!! 『かのかり』史上最大の修羅場、始まりデスっ!

水原からの頼みで口下手な桜沢墨のデートの練習をすることになった和也。あまりにも無口な墨のために、必死で盛り上げようとするものの空回りするばかり。さらに、偶然麻美と遭遇し、彼女に「桜沢墨」という名前を伝えたことから、レンタル彼女であることがバレてしまう。

同じ事務所に所属する千鶴のことも連鎖してバレてしまい、麻美は千鶴のことをレンタル。『かのかり』史上最大の修羅場が始まる。

見どころ千鶴が好きだと意識した和也をかき回すのはるかだったわけですけど、それが6巻では麻美がその役割に。るかと麻美じゃ、修羅場感が全然違うんですよね。よりにもよって麻美にバレちゃうのかよ!と読者的に一番ハラハラさせられます。

桜沢墨ちゃん可愛いなーと思ったのもつかの間、和也が自分のクズっぷりを認識してるかに自分の想いを伝えようとしたりなど成長が見られるのは○。麻美と千鶴の会話を聞いたのはストーカーぽかったですけど、ようやく和也が千鶴に「君がいい!!!」と告白して、やるじゃん!ってなりました。

やっぱり好きな人にストレートに自分の気持ちを伝えて欲しいですよね。

第7巻のストーリーを紹介!

2人の“レンカノ関係”がバレちゃった──!? 和也と水原の嘘を糾弾するため、水原を“レンタル”すると決めたマミ。2人っきりの修羅場の中で、水原は和也を庇い孤軍奮闘!! そして終始自分を想って動いてくれた水原に、和也の口から零れた気持ちは……「君がいい。」 和也の踏み出す大きな一歩! 大接近&大波乱の、第7巻!!

千鶴から舞台とスカウトの話を聞いた和也。ネットで出演する舞台を調べ、千鶴に内緒で観劇する。舞台上で普段の彼女とは違うコミカルな演技で観客を笑わせている姿を見て、演技力や千鶴のこれまでの努力に和也は感動する。

しかし、スカウトは別の演者の元へ。千鶴は自信を失い、才能がないとこぼすが、和也は夢をあきらめるなと励ました。

見どころ女優だと明かされてはいたものの、実際の活動の様子などはよくわからないままだった千鶴。レンタル彼女でもなく、大学生でもない、彼女の別の一面が明かされます。

しかし、千鶴が身を置くのは競争の厳しい芸能界という世界。女優志望がたくさんいることはわかっているみたいですし、努力を重ねてもすぐに成果が出るものではありません。そんな中、チャンスを逃してしまえば弱音がでるのもわかります。

これまではクズっぷりを見せてきた和也も、舞台を見て感動したことから、自信を失った千鶴に熱い言葉をかけます。肩を落としていた千鶴もその言葉に励まされた様子。やっぱりこういう熱い面が和也のいいところなんです!

第8巻のストーリーを紹介!

“お客さん”から“お隣さん”へと昇格(?)し、少し近づきつつある、和也と水原。そんないい感じの空気もつかの間、忍び寄るのはマミの影! さらには、るかの策略で、和也は水原に、とんでもない“誤解”をされてしまい──…? 楽しい日々には試練がつきもの! 想いと絆が試される第8巻、スタート!!

鍵を無くしたという千鶴は、隣の部屋の和也の助けを借りることに。部屋の中で一緒の時間を過ごすが、そのタイミングで麻美が部屋にやってくる。麻美は鍵の開いたドアを開け、中の様子を見るが、和也と千鶴は隠れ事なきを得る。しかし、麻美は女の存在を感じ取っていた。

後半はるかが押しかけ女房ばりに猛アタック。和也の部屋に来てカレーを作ることになる。積極的なアタックに和也はタジタジ、読者はドキドキ。ドキドキの一夜を過ごし、るかは千鶴の部屋まで聞こえる大声で、和也の部屋に泊った感謝を伝えた。

見どころ一気にラブコメになった8巻。前半は千鶴との仲が縮まり、後半はラブコメ漫画お約束のお泊りエピソードです。

麻美がちょくちょく姿を見せて物語をかき回していきますが、8巻ではそれほどではなく、とにかく二人のヒロインとの甘酸っぱい時間が流れます。読者が一番読みたいのってこういう話なのかも?オフモードの千鶴やるかも可愛いし、美人って常に可愛いんだな…って思ったりしました。

第9巻のストーリーを紹介!

るかの「お泊まり作戦」により、水原に“誤解”されてしまった和也。名誉挽回したい和也の元に絶好のチャンス、“水原の誕生日”がやってきて──…? 他にも、“一ノ瀬と飲み会”など、楽しいイベント目白押しの第9巻!! 準備はいかが?

るかとの一夜を誤解されてしまったまま水原の誕生日を迎えた和也。関係修復のためにプレゼントを贈る。意外なチョイスにも関わらず、千鶴は感謝の言葉を伝える。

その後和也は飲み会の席で千鶴と遭遇。コールや一気など暴走気味の飲み会で、和也は千鶴の負担を減らそうと、ゲームに負け続け酒を飲みまくり、完全にグロッキーになってしまう。しかしそのグループのLINEグループに招待されたことで、個人の連絡先を入手する。バイト先ではるかと麻美がバッティングしてしまう。

見どころ甘酸っぱいラブコメ巻だった8巻と異なり、9巻はイベントのイメージ。暴走気味の飲み会って都市部の私大のイメージなんですけど、まだあるのかな。和也も千鶴も苦手にしてそうな感じで大変そうです。女の子がお酒飲まないように自分が損な役割を被ってる和也は不器用だけどいいですよね。

麻美とるかがバッティングし、一見修羅場るかと思いきや、るかの一方的な意見表明で終わりました。るかからしてみれば、和也の本命・千鶴に加えて、元カノまで参戦されたらたまったもんじゃないですよね。良い子なだけに報われて欲しいです。

第10巻のストーリーを紹介!

るかの“彼女宣言”で、和也への不信感を一層募らせたマミ。そんなとき、水原とばったり遭遇!? しかもその手には、和也宅で見かけた“あの”鞄! 疑念を深めたマミはついに、“事の発端(おばあちゃん)”にたどり着き──…? 動乱の予感、第10巻! 水原との制服デートなど、ドキドキイベントも見逃すな!

和也ともう会っていないのかと千鶴に疑いの目を向ける麻美。和也の動向を追いかける麻美のことなど知らず、和也と千鶴はレンタルカップルとして制服でディズニーデートを楽しむ。

その後、和也の祖母のお誕生日会が開かれることになり、和也は千鶴に参加を依頼。しかし、千鶴の祖母は病院におり、お見舞いのため少し遅れることになってしまう。るかはお誕生日会に参加し、祖母と距離を詰めることを計画する。

見どころ全男子の夢である制服デートを実現した和也。はっきり言って羨ましいです…

千鶴とラブラブデート(もちろんレンタルだけど)に夢中の和也。一方、るかはなんとかして距離を縮めようと。和也だけではなく、和也の家族ともコミュニケーションを図ります。めちゃくちゃ良い子なんですよね。それだけに和也もNOとは言えないし、どっちつかずの態度になってしまう。和也のお人好しなところがよくわかる巻です。

第11巻のストーリーを紹介!

木ノ下家で開催された和也&水原の誕生日会。すると、遅刻の水原に代わり登場した“嵐ガール”るかちゃんがここぞとばかりに家族へ猛アピール! 和也を危機に追い込んでいく! だが、そんなピンチの状況に駆け付けた水原によって、状況はなんとか鎮静化──と思いきや、思いつめたるかちゃんが次にとった行動は、“仮カノ”を超えるものだった…!! 史上最大級のるか旋風吹き荒れる、ドキドキ大暴れの11巻!

祖母の体調が悪そうなため、付きっきりで病室にいる千鶴。しかし、和也の家に行く約束をしていたと話すと、祖母は一転元気な様子を見せた。その様子に一安心し、千鶴は和也の実家にやってくる。

千鶴との差を感じたるかは、トイレに立った和也に思いっきりキスをして困惑させる。和也の祖母が千鶴に家族由来の指輪を渡そうとするところで、和也は千鶴と付き合っているというのは嘘だと明かそうとするが、千鶴の祖母が倒れたという連絡が入る。

見どころるかが積極的にかき回しに行ったと思いきや、千鶴の祖母が倒れ、なんだか難しい巻でした。和也からしてみれば、お互いの祖母に嘘をつき続けている状況です。それだけに二人に真実を伝えようとしますが、自分の祖母の状態が良くないことを知っている千鶴からしてみれば、「孫に良い人ができた」と思いながら逝って欲しいという気持ちもある様子。

読者からすれば「はやく付き合えばいいのに」と思っちゃいますが、和也が照れてはぐらかしてしまったり、千鶴が感情を表に出さなかったりと、なかなか上手くいかない様子。1巻でついた嘘が、もう嘘とは呼べないレベルになってきちゃってるわけで、その対応をどうするのか悩ましい選択を迫られます。

ラストでは墨ちゃんとの練習デートがあり、ほっこりさせられます。ほっこりとシリアスのバランスがいいですよね。

第12巻のストーリーを紹介!

墨ちゃんプレゼンツ、和也エスコート大作戦実行中! 制服を着て、和也が大好きな水族館へ。ちょっぴり気合が空回りしてはいるものの、自分のために一生懸命準備して、“おもてなし”してくれる墨ちゃん。その姿を見て、水原の一件で思い悩んでいた和也に、ひとすじの光が──…!? 墨ちゃんの“尊さ”大爆発で、“レンタルライフ”が急展開の第12巻!!

墨のおもてなしデートを楽しむ和也。墨は計画を練ってきた割りにところどころ失敗してしまうが、結果的に大成功に終わった。

墨とのデートで、人に頼ることの重要性を学んだ和也。和也はクラウドファンディングでお金を募って自主製作映画を撮影し、千鶴の祖母に千鶴主演の映画を見せることを提案する。千鶴は祖母の影響と、亡くなった祖父の応援で、女優という夢に向かって走り出していたが、祖母の生前に銀幕に映る自分の姿を見せるという夢は叶いそうにないとあきらめかけていた。和也の提案する映画ならその夢が叶うかもしれないと、千鶴は制作を願う。

見どころ千鶴の過去が語られ、大きくストーリーが動いた巻です。千鶴がどうして女優という夢を抱くようになったのか、その過去が明かされます。同時にクラウドファンディングを利用しての映画制作という新たな大目標も出来ました。

めちゃくちゃ上手いなと思わされるのが、千鶴の過去を描いた102話の終わり方です。過去の描写が現代に繋がり、盛り上がるシーンが感動的に仕上がっている。この場面を読んでいて鳥肌が立ちました。幼い千鶴の抱いた夢が、現在に繋がり、さらにこれからどうにか実現するかもしれないと希望も抱かせるわけです。胸熱ですよね!

これには千鶴も絶対惚れてまうやろって思ったんですけど、千鶴の心中やいかに。といった感じで次巻に続きます。

第13巻のストーリーを紹介!

「銀幕に映る自分の姿を、おばあちゃんに見せたい──」そんな水原の夢を叶えるため、和也が動く!! クラウドファンディングで資金を集め、水原主演の映画を製作することを決意する。しかし、その道は想像を超える険しい道のりだった……!! “女優”と“プロデューサー”、新たな関係で始まる“2人の夢”編、開幕の第13巻!!

千鶴のおばあさんに、孫が銀幕に映っている姿を見せるため、映画制作編がスタートする。映画制作の資金集めのクラウドファンディングを始めようとするが、全くの素人である和也にはわからないことだらけ。

るかや、後輩の八重森みにも加え、映画制作の第一歩となるクラウドファンディングがスタートした。

見どころ麻美にかき回されつつラブコメを展開してきた「かのかり」。13巻からは自主映画制作という大目標が出来、ラブコメだけではない青春物語として動き始めた感があります。これまではレンタル彼女から隣人へと距離を縮めてきた和也と千鶴も、一気にプロデューサーと女優という関係になり、さらに距離を詰めそうな期待感も。

良い味を出してるのが新キャラの後輩・みにです。和也に想いを寄せない女性キャラが登場することで青春ストーリーとして広がりを見せています。「水原の夢じゃなくて俺の夢」と語る和也が熱くて眩しいですね。大学生だからこそのセリフだと思います。

これまでは女の子の可愛さが最大の魅力でしたけど、ここからは青春の青臭さというか眩しさも魅力になりそうです。

第14巻のストーリーを紹介!

水原の夢を叶えるため、ついに始まったクラウドファンディング! 順調に支援が集まり始めるも、今度は映画の原作探しが難航。さらには最近引っ越してきたお隣さん、八重森みにが、水原との“レンタル関係”について問いただしてきて──…? 仕事も恋も、大忙し! “2人の夢編”大盛り上がりの第14巻!!

クラウドファンディングがスタート。開始直後は良かったものの、途中で失速してしまう。そんな中で協力を申し出たのはみにだった。YouTuberであり、配信者であり、コスプレイヤーでもあるみには、クラファンの経験もあり、和也にアドバイスを行う。

脚本、監督など、必要な人手をかき集める和也だが、クラファンは依然として低調。みには、和也、千鶴、るかなど関係者を集め、作戦会議を開く。

見どころ13巻で登場したみにが大活躍の巻。いかに熱意はあっても経験やノウハウがないと厳しい中、和也にアドバイスを行います。課題山積みの中で、夢に向かって全力で走り続ける姿はまさに青春ですよね。学生特有の眩しさって言うか。

クズだった和也も夢を追いかけて一生懸命になっていますし、まったく話せなかった墨も声を出せるようになったりと成長した姿が描かれます。

第15巻のストーリーを紹介!

クラウドファンディング成功のため、“203作戦”進行中!! ビラ配りや返礼品探しが進む中、水原はリツイートのお礼として、クラファン最終日に海くんと劇を観に行くことに。イケメン海くんとの“デート”に、気が気じゃない和也。そして迎えた最終日、海くんとの“デート”の行方は! クラファンの結果は!! “2人の夢編”、大展開の第15巻!!

みにが千鶴に和也の好意を伝え、和也本人にもその事実が伝わったことで、千鶴と和也は何とも言えないぎくしゃくした雰囲気に。クラファン最終日、目標を達成するため、千鶴はSNSに23万人のフォロワーのいる俳優仲間の海に協力を依頼。海は千鶴を観劇という名のデートに連れ出す。海は夕食もと提案するが、千鶴はそれを断り、チラシを配る和也たちの元へと向かう。

クラファンはなんとか目標を達成し、映画撮影がスタート。和也はプロデューサーながら雑用に追われるが、映画制作は順調に進む。

見どころみにが爆弾を投下し、和也と千鶴の仲がギクシャク。千鶴はみにの発言を「本人から好きじゃない」と言われたからと一蹴。和也の照れ屋な一面が完全に裏目に出てしまった。なかなか進展がなく歯がゆいけど、世の中のカップルもこんなんなんだろうか。

海は千鶴のことが好きなようだけど、最終的にはSNSでの拡散に協力してくれたりと、優しい人物みたいだ。映画の監督さんやみになど、和也の周りにはいい人が多いなって思うけど、それも和也の熱意に感化されてのことなのかなと思ったり。

映画制作は順調なだけに、このまま無事に終わって、さらに女優として千鶴の道が開けたりしたらいいなって期待しちゃいますね。

第16巻のストーリーを紹介!

水原の夢を叶えるため、映画撮影が始まった!! 水原の圧巻の演技力で、撮影は順調に進み、あとはラストシーンを残すのみ! ところが、和也の恋を応援する“あの女”の策略で、なぜか和也と水原の2人っきりで撮影旅行に行くことに!! 2人で駅弁! 湯上がり水原! どうする和也!? 恋と仕事に揺れ動く和也を乗せ、2人っきりの撮影旅行、出発進行!!!

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同じ作者のこちらも好きな女の子のために、主人公がめちゃくちゃ頑張る話でした。

評判・口コミ・レビュー

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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