【おすすめ】酒見賢一の全作品を一覧であらすじを紹介します

酒見 賢一 さけみ・けんいち(1963年11月26日 – )

小説家。福岡県久留米市出身。愛知大学文学部哲学科東洋哲学専攻卒業。1989年『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(「雲のように風のように」の題でアニメ化)しデビュー。1992年『墨攻』他で中島敦記念賞を、2000年『周公旦』で、新田次郎文学賞を受賞。主な作品に『陋巷に在り』『泣き虫弱虫諸葛孔明』などがある。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:陋巷に在り
  • 2位:泣き虫弱虫 諸葛孔明
  • 3位:墨攻

作品一覧リスト

『後宮小説』1989年12月

時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに……。さて、銀河の運命やいかに。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。

『ピュタゴラスの旅』1991年1月

究極のミステリー、あるいは哲学・求道の青春小説、そして恐怖と幻想、寓意譚

ミステリーの、ひいては小説の約束事に挑戦する「そしてすべて目に見えないもの」。魂の浄化を求めて果てのない旅を続ける哲人を描く表題作。物語の欺瞞と抑圧を暴き、その極北に挑む「籤引き」。みずみずしい創作活動の魂の軌跡をあざやかに示す酒見ワールドの原点。アイロニカルで寓意に富む5編からなる作品集。中島敦文学賞受賞作。

『墨攻』1991年3月

中国古代、「墨守」という言葉を生んだ謎の集団・墨家。たった一人で大軍勢から城を守った男を、静謐な筆致で描いた鬼才の初期傑作。

『聖母の部隊』1991年11月

幼い頃から戦闘のプロとして育てられた「ぼく」の戦いと“お母さん”の謎を描く

村を焼かれ、ジャングルにとり残された少年たち。彼らの前に現れたのは、一人の女性兵士だった。その女は、自分を“お母さん”と呼ばせ、戦闘技術を教えこむ。彼らの前に待ちうけるものとは?

『陋巷に在り』1992年11月~2002年9月 

聡明で強い呪術の能力を持ちながら、出世の野心なく、貧しい人々の住む陋巷に住み続けた顔回。孔子の最愛の弟子である彼は師に迫る様々な魑魅魍魎や政敵と戦うサイコ・ソルジャーだった……息づまる呪術と呪術の暗闘、政敵陽虎との闘争、影で孔子を護る巫儒の一族。論語に語られた逸話や人物を操りつつ、大胆な発想で謎に包まれた孔子の生涯を描く壮大な歴史長編、第一部。

  • 全13巻

『童貞』1995年1月

はるか古代、荒ぶる大河の岸辺の邑は、洪水を恐れ、巫女が全てを司る女権社会だった

女たちに支配されたその邑(むら)で、河の神の気紛れな氾濫を治めるため治水事業に立ち上がった男がいた。生贄にされることを拒み女たちに逆らってこの難事業に挑むが失敗し、処刑される。この光景を心にとどめ、女たちへの復讐を決意した少年がいた…。
男にとって女とは何か。古代史の世界に男の生きる姿とロマンを描く。

『語り手の事情』1998年3月

テーブルの脚すらも包み隠しほど性倫理に厳格なヴィクトリア時代の英国、性妄想を抱いた紳士だけが招かれる謎の屋敷があった。童貞喪失、女装、性奴隷の調教から果ては性の魔物まで、メイドの姿を借りた“語り手”の目前で繰り広げられる奇怪な性の饗宴の行方は。19世紀の好色文学に材を採った21世紀の奇書。

『周公旦』1999年11月

殷を滅ぼし、周王朝を全盛に導いた周公旦。後年、亡命を余儀なくされた折、あえて巫呪が盛んな野蛮の国・楚を選んだ意図は何か

『泣き虫弱虫諸葛孔明』2004年11月

奇怪な衣装で宇宙哲学を語り、あの手この手で自分の臥竜伝説を作ろうとする
諸葛孔明はそんなアブなくてセコい男だった!

口喧嘩無敗を誇り、いじめた相手には得意の火計(放火)で恨みを晴らす――
なんともイヤな子供だった諸葛孔明。
奇怪な衣装に身を包み、宇宙の神秘を滔々と説いて人を煙に巻くアブナイ男に、
どうしてあの劉備玄徳がわざわざ「三顧の礼」を尽くしたのか?

新解釈にあふれ無類に面白い酒見版「三国志」第一弾!

  • 全5巻

『分解』2010年2月

「ありとあらゆるものを分解する」分解者。分解の対象は銃、人体、そして……(『分解』)。音の神が「最初の一滴の音」を求めて町をさまよう。音神がそこに見つけたものは(『音神不通』)。長らく入手不可能となっていた五本の中短篇を初収録。他に『童貞』『ピュタゴラスの旅』などを加えた著者の魅力を凝縮した作品集。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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