【おすすめ】小野不由美の全作品を一覧であらすじを紹介します

小野 不由美 おの・ふゆみ(1960年12月24日 – )

小説家。大分県中津市生まれ。大谷大学文学部仏教学科に入学し、京都大学推理小説研究会に所属する。在学中に部員仲間の綾辻行人と学生結婚。卒業後は大学院に進学するも、学資が尽き自主退学。目標がなくなったなかで、編集者から小説家になることを誘われ、1988年『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。代表作に十二国記シリーズがある。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:十二国記シリーズ
  • 2位:屍鬼
  • 3位:残穢

小野不由美の作品年表リスト

バースデイ・イブは眠れない(1988年9月)

メフィストとワルツ!(1988年12月)

悪霊なんかこわくない(1989年1月)

ゴーストハント1 旧校舎怪談(1989年7月)

どこの学校にだって怪談の1つや2つはある。でも、あたしが通ってる高校のはとびきりよ。旧校舎をとりこわそうとすると、機械は壊れる、人は死ぬ、お化けはでる……。思いあまった校長先生、ついに霊能者に助けを求めたの。で、やってきたのが、性格わるくてナルシストのゴースト・ハンター、ナル君。なぜか助手をつとめることになったあたしの前でも怪現象が続発。つきとめられた意外な正体!これがあたしとナルの恋の始まり!?

  • 悪霊がいっぱい!?(1989年7月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント1 旧校舎怪談(2010年11月 メディアファクトリー)

ゴーストハント2 人形の檻(1989年10月)

ポルターガイスト現象が頻発するという洋館の調査に赴いたSPR一行。調査開始直後から現象はさらに激しさを増してゆく。怪しい物音、ひとりでに移動する家具、火を噴くコンロ。麻衣は依頼者の姪・礼美がアンティークドールと言葉を交わすのを耳にした。ぼーさんこと滝川法生は、人形に憑いた霊を祓おうと試みるのだが……。小野不由美の原点ともいえるシリーズ「ゴーストハント」第2巻。

  • 悪霊がホントにいっぱい!(1989年10月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント2 人形の檻(2011年1月 メディアファクトリー)

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ(1990年2月)

狐狗狸さんによる狐憑き、美術準備室に出る幽霊、部室のポルターガイスト現象、坐ると事故に遭う席。SPRへ立て続けの依頼は、すべて女子高・私立湯浅高校からのものだった。学校へ赴いたナルたちは、超能力を使うという少女に出会う。彼女が放った呪いの言葉とは? 尋常ではない数の異常現象。原因を追うナルと麻衣の前に立ちはだかる、何者かの邪悪な意志! ミステリー色濃厚なシリーズ第3作。

  • 悪霊がいっぱいで眠れない(1990年2月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント3 乙女ノ祈リ(2011年3月 メディアファクトリー)

過ぎる十七の春(1990年7月)

運命の春が来る──。従兄弟同士の直樹と隆は、まもなく十七歳の誕生日を迎えようとしていた。毎年同様、隆の住む花の里の家を訪れた直樹と典子兄妹は、隆の母親の美紀子に対する冷淡な態度に戸惑う。「あの女が悪い」毎夜部屋を訪れるなにものかの気配に苛立つ隆。息子の目の中に恐れていた兆しを見つけて絶望する美紀子に異変が。直樹と隆──二人の少年を繋ぐ悲劇の幕が上がる!!

  • 呪われた十七歳(1990年7月 朝日ソノラマ パンプキン文庫)
  • 過ぎる十七の春(1995年4月 講談社X文庫ホワイトハート)
  • 新装版 過ぎる十七の春(2016年3月 講談社X文庫ホワイトハート)

ゴーストハント4 死霊遊戯(1990年8月)

新聞やテレビを賑わす、緑陵高校の度重なる不可解な事件。マスコミは集団ヒステリーとして結論づける。生徒会長・安原の懇願を受け、SPR一行が向かった学校内には、様々な怪談が蔓延し、「ヲリキリさま」という占いが流行していた。数カ月前に起きた男子生徒の自殺と、一連の事件との関係とは? 調査が難航するなか、麻衣が不気味な夢を見る。「ゴーストハント」シリーズ第4弾。

  • 悪霊はひとりぼっち(1990年8月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント4 死霊遊戯(2011年5月 メディアファクトリー)

緑の我が家 Home, Green Home(1990年11月)

父親の再婚を機に、高校生の浩志はひとり暮らしをはじめた。ハイツ・グリーンホーム、九号室──近隣でも有名な幽霊アパート。無言電話、不気味な落書き、白紙の手紙など、不可解な出来事がつづき、住人のひとりが死亡する。「出ていったほうがいいよ」不愉快な隣人の言葉の真意は? 幽霊を信じない浩志も感じる「ひどく嫌な気分」の正体とは……? ページをめくるごとに恐怖が降り積もっていく本格ホラー小説。

  • グリーンホームの亡霊たち(1990年11月 朝日ソノラマ パンプキン文庫)
  • 緑の我が家 Home, Green Home(1997年6月 講談社X文庫ホワイトハート)
  • 新装版 緑の我が家 Home, Green Home(2015年8月 講談社X文庫ホワイトハート)

ゴーストハント5 鮮血の迷宮(1991年2月)

増改築を繰り返した結果、迷路のような構造を持つにいたった巨大な洋館。長年放置されていたその館は、地元では幽霊屋敷として名高く、中に入った者が行方不明になる事件が連続して起こる。この館を調査するため、二十名もの霊能者たちが召集された。SPRの一員として館の内部を精査していた麻衣たちは、あちこちに不審な空洞があることに気がついた。次々に姿を消してゆく霊能者たち。やがて明らかにされる、館の血塗られた過去。そして新たな行方不明者が——。ゴシック趣味溢れるシリーズ第5作。

  • 悪霊になりたくない!(1991年2月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント5 鮮血の迷宮(2011年7月 メディアファクトリー)

ゴーストハント6 海からくるもの(1991年9月)

舞台は石川県能登半島にある会員制料亭。代替わりのときに必ず変事が起きるという呪いに挑む。

  • 悪霊とよばないで(1991年9月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント6 海からくるもの(2011年9月 メディアファクトリー)

【十二国記】魔性の子(1991年9月)十二国記

どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。

  • 1991年9月 新潮文庫
  • 2012年7月 新潮文庫、完全版

「十二国記」の前日譚という位置づけの作品です。

「十二国記」についてはこちらの記事をどうぞ。
もっと読む読んだことのない人向けに、十二国記シリーズ(小野不由美)のあらすじを紹介!読む順番のおすすめも

【十二国記】月の影 影の海(1992年6月・7月)

「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

  • 1992年6月・7月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2000年1月 講談社文庫
  • 2012年7月 新潮文庫

ゴーストハント7 扉を開けて(1992年8月・9月)

能登の事件の後、東京への帰路についた一行は、道に迷ってダム湖畔のキャンプ場にたどり着いてしまう。ナルの突然のSPR解散宣言に戸惑う麻衣たちは、急遽、湖畔のバンガローに滞在することに。そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。幽霊が出るという校舎には、恐るべき罠が仕掛けられていた——。すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは!?

  • 悪霊だってヘイキ!【上・下】(1992年8月・9月 講談社X文庫ティーンズハート)
  • 【新装版】ゴーストハント7 扉を開けて(2011年11月 メディアファクトリー)

悪夢の棲む家 ゴースト・ハント(1994年3月・4月)

「出ていって、悪いことが起こらないうちに」これが、念願のマイホームを手に入れて、はしゃいでいた母のつぶやきとは思えない―。このときから、翠の身辺で怪現象が始まる。なんのためにか、鏡を嵌め込み、塞いだ窓からは、いつも誰かがのぞいている。家の中には姿なき住人の気配。立ちこめる腐臭…。調査にのりだした渋谷サイキック・リサーチだが、そこで麻衣が姿見の向こうに見たコソリの正体とは。迫真の本格ホラー堂々登場。

【十二国記】風の海 迷宮の岸(1993年3月・4月)

幼(いとけな)き麒麟に迫り来る決断の時──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす〈蝕(しょく)〉で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。

  • 1993年3月・4月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2000年4月 講談社文庫
  • 2012年10月 新潮文庫

東亰異聞(1994年4月)

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる……。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。

  • 1994年4月 新潮社
  • 1999年5月 新潮文庫

【十二国記】東の海神 西の滄海(1994年5月)

国が欲しいか。ならば一国をやる。延王(えんおう)尚隆(しょうりゅう)と延麒(えんき)六太(ろくた)が誓約を交わし、雁国に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。そんな折、尚隆の政策に異を唱える者が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪(さんだつ)か──二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧(やすらぎ)に導くのか。そして、血の穢(けが)れを忌み嫌う麒麟を巻き込んだ争乱の行方は。

  • 1994年5月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2000年7月 講談社文庫
  • 2013年1月 新潮文庫

【十二国記】風の万里 黎明の空(1994年7月・8月)

人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。

  • 1994年7月・8月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2000年10月 講談社文庫
  • 2013年4月 新潮文庫

【十二国記】図南の翼(1996年2月)

この国の王になるのは、あたし! 恭国(きようこく)は先王が斃(たお)れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔までも徘徊(はいかい)していた。首都連檣(れんしよう)に住む少女珠晶(しゆしよう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしと教育を与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂えた珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と──12歳の少女は、神獣麒麟(きりん)によって、王として選ばれるのか。

  • 1996年2月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2001年1月 講談社文庫
  • 2013年10月 新潮文庫

屍鬼(1998年9月)

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも……。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

  • 1998年9月 新潮社 上下
  • 2002年2月・3月 新潮文庫 全5巻

黒祠の島(2001年2月)

「そう――ここは黒祠なのですよ」近代国家が存在を許さなかった“邪教”が伝わる、夜叉島。式部剛は失踪した作家・葛木志保の姿を追い求め、その地に足を踏み入れた。だが余所者を忌み嫌う住民は口を閉ざし、調査を妨害するのだった。惨事の名残を留める廃屋。神域で磔にされていた女。島は、死の匂いに満ちていた。闇を統べるのは何者なのか? 式部が最後に辿り着いた真実とは。

  • 2001年2月 祥伝社 ノン・ノベル
  • 2004年6月 祥伝社文庫
  • 2007年7月 新潮文庫

【十二国記】黄昏の岸 暁の天(2001年5月)

王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎようそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風の勢いで再興に向かった。しかし、文州(ぶんしゆう)の反乱鎮圧に赴(おもむ)いたまま王は戻らず。ようやく届いた悲報に衝撃を受けた泰麒(たいき)もまた忽然(こつぜん)と姿を消した。王と麒麟を失い荒廃する国を案じる女将軍は、援護を求めて慶国を訪れるのだが、王が国境を越えれば天の摂理に触れる世界──景王陽子が希望に導くことはできるのか。

  • 2001年5月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2001年5月 講談社文庫
  • 2014年4月 新潮文庫

【十二国記】華胥の幽夢(2001年9月)

王は夢を叶えてくれると信じた。だが。 才国(さいこく)の宝重である華胥華朶(かしょかだ)を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし、采麟(さいりん)が病に伏すいま、麒麟が斃(たお)れることは国の終焉を意味する国の命運は──「華胥」。雪深い戴国(たいこく)の王が、麒麟の泰麒(たいき)を旅立たせ、見せた世界は──「冬栄」。そして、景王(けいおう)陽子(ようこ)が親友楽俊(らくしゅん)への手紙に認(したた)めた希(ねが)いとは──「書簡」。王たちの理想と葛藤を描く全5編。

  • 2001年9月 講談社X文庫ホワイトハート
  • 2001年9月 講談社文庫
  • 2014年1月 新潮文庫

くらのかみ(2003年7月)

「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した! でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。――行者に祟られ座敷童子に守られているという古い豪壮な屋敷に、後継者選びのため親族一同が呼び集められたのだが、後継ぎの資格をもつ者の食事にのみ毒が入れられる事件や、さまざまな怪異が続出。謎を解くべく急遽、少年探偵団が結成された。もちろんメンバーの中には座敷童子も紛れこんでいるのだが……。

鬼談百景(2012年7月)

学校の七不思議にまつわる怪談やマンションの部屋で聞こえる不自然な音、真夜中に出るという噂の廃病院で見た白い人影、何度しまってもいつの間にか美術室に置かれている曰くつきの白い画布……。小野不由美が初めて手掛けた百物語。

  • 2012年7月 メディアファクトリー
  • 2015年7月 角川文庫

残穢(2012年7月)

この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが──山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!

  • 2012年7月 新潮社
  • 2015年7月 新潮文庫

【十二国記】丕緒の鳥(2013年7月)

「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「たいしや大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。

営繕かるかや怪異譚(2014年12月)

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。
(「奥庭より」)

古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)

ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」)

田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。
(「異形のひと」)

ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。

  • 2014年12月 KADOKAWA
  • 2018年6月15日 角川文庫

怪談えほん(10) はこ(2015年5月)

このはこ、なんだっけ?
あかない はこ。
ふると、”コソコソ” おとがする。

「はこ」と「女の子」をめぐる、静かな恐怖の物語。あなたを恐怖の世界へとじこめる。

営繕かるかや怪異譚 その弐(2019年8月)

営繕屋は 死者の声を聴き、修繕する。 人々の繋がる思いに涙する魂の物語。

両親と弟が鬼籍に入り、かつて花街だったという古い町並みにある町屋の実家に戻ってきた貴樹。貴樹が書斎として定めた部屋の書棚に立てかけられた鏡をずらしてみると、柱と壁に深い隙間があった。そしてその向こうに芸妓のような三味線を抱えて座るはかなげな着物姿の人影が見えた。やがて貴樹がその女を見ずにはいられなくなり……。(「芙蓉忌」より)

優しさと哀しみと恐怖に満ちた全6篇。

【十二国記】白銀の墟 玄の月(2019年10月)

戴国(たいこく)に麒麟が還る。王は何処へ──。
乍(さく)驍宗(ぎょうそう)が登極から半年で消息を絶ち、泰麒(たいき)も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。案じる将軍李斎(りさい)が慶国(けいこく)景王(けいおう)、雁国(えんこく)延王(えんおう)の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国(くに)に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。──白雉(はくち)は落ちていない。一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!

  • 全4巻

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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