【おすすめ】斉木香津の全作品を一覧であらすじを紹介します

斉木 香津 さいき・かづ(1964年7月22日 -)

小説家。大分県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。2005年、『琥珀ワッチ』にて第17回日本ファンタジーノベル大賞最終候補。2008年、「千の花になって」で第9回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:五十坂家の百年
  • 2位:凍花
  • 3位:沼に沈む骨は愛を語らない 超能者には向かない職業

作品一覧リスト

踏んでもいい女(2008年8月)

真砂代は、横浜で銭湯「くじら湯」を営む祖父と二人暮らしをしている。自分の容姿には、どうしても自信が持てない。知人の仲介で望みもしない見合いをしたところ、ほとんど話もしないうちに相手の男性は席を立ってしまった。みんな自分のことを傷つけても踏んづけてもかまわないと思っているように感じてしまう。
見合い相手には、ずっと思い続けている貴子という年上の女性がいるらしい。真砂代はひょんなことからその貴子と知り合い、日中の限定で家事を手伝うようになる。

  • 『千の花になって』小学館、2008年8月
  • 『踏んでもいい女』小学館文庫、2013年9月

凍花(2010年10月)

仲の良い3姉妹だったが、長女が次女を殺害した。
残された長女の日記を手にした三女は、その動機を探る。
人の本心はどこまで知ったほうがいいのか。
知りたいけれど、知らないままでいたほうが幸せなのかもしれない。
ある家族をめぐる慟哭のミステリー。

幻霙(2013年12月)

同棲している彼女・桃里に、連続殺人犯と似ているといわれたことから、蒼太の日常に変化が訪れる。その変化は、ふたりの関係をゆっくりと蝕んでいく。――回想によって徐々に明かされる蒼太の過去。それは読む者の心を鷲掴みにする。『凍花』がベストセラーとなった著者の長編ミステリー。

日本一の女(2014年6月)

匹田サダ、大分の名家生まれ。サル顔が原因で田舎の農家へ嫁に出される。実家への対抗心から村初めての精米所を設立し、大繁盛。男の子を九人産んだ。女太閤様。ブスでも鼻つまみものでも、超魅力的and超パワフル!
ボンボンの兄や、美人の妹に負けちゃおれん。サダは家族を飢えさせることもなくよく働いたが、歯に衣着せぬ物言いのせいか、誰にも好かれなかった。息子たちにまでくそババアとののしられたが、それでも彼女は、日本一の女太閤様だった。
「私にはな、金剛様がついちょるんじゃ。じゃあけん、精米所をやれば成功するし、子どもを産めば、みな男の子じゃ。金剛様にかぎらず神様も仏様も、自分の足でしっかり立っちょる者の味方じゃけんな」
悩みも悲しみも笑い飛ばす、最強女の一代記!

果てる(2014年10月)「嵐の夜に」

溺れたい。それだけなのに――。
かつて駆け落ちをはかった男の身体を求めながら、娘への虐待を繰り返す女。
ストーカーに怯え、別れた恋人の部屋に飛び込むアラフォー独身女。
元夫からの養育費が途絶え、現実逃避を夢想する母親。
妖僧に惑わされるイケメン修行僧……。

人生の「果て」に直面し、夜の底で求め合う女と男の、切なく狂おしいまでの
生と性を実力派女性作家が濃密に描きだす、7つの物語。いきなり文庫。

  • エデンの指図 桜木紫乃
  • 天国の鬼 宮木あや子
  • 髪に触れる指 田中兆子
  • 嵐の夜に 斉木香津
  • 紅筋の宿 岡部えつ
  • 南の島へ早く まさきとしか
  • 海の匂い 花房観音

五十坂家の百年(2015年4月)

その朝、双子の老姉妹が手に手をとり、崖から飛んだ。疎遠だった子らが葬儀に集い、やがて武家屋敷の床下に隠された四体の遺骨を見つけ出す。これは誰? いつからここに? 金貸し一族の淫靡で切ない歴史と、“乙女”のゆがんだ欲望を描き出した、背徳のミステリー。

四十歳の言いわけ(2016年8月)

40歳になったクボケンは、高校時代の同窓会を開こうと思い立つ。当日、幹事として店でみんなを待つクボケンだが、定刻になっても誰も来ない。おかしいな……みんな、どうしたんだろう。その頃「みんな」は、のっぴきならない状態になっていたのだが、クボケンはわからない。果たして、同窓会は始まるのだろうか?

沼に沈む骨は愛を語らない 超能者には向かない職業(2020年1月)

「人の気持ちになって考えなさい」という母の言葉通りに〝人の意識に入り込む能力〟が幼少期に身についていた刑事の麦子。ひょんなことから、田舎町でしばらく休暇をとることになった。そこでは、ある一家の長男が書き置きを遺したまま、池で溺死した事件が起きていた。一見自殺に思われたが、成就しなかった恋心に囚われたままの人々の思いが事件の真相に複雑に絡み合っていて――。

女王は孤独を言い訳にしない 超能力には向かない職業2(2020年6月)

人の意識に入り込み、記憶や感情が〝読める〟刑事・麦子。しかしその力は制御不能で肝心な部分は自分の足で確かめるしかない。そんな麦子は、あるマンションから「――どうしてヨッチャンはマリコサンを殺してしまったんだろう」という声を脳内で聞く。そこではかつて活躍したデザイナーやモデルたちが寄り合って住んでいた。聞き込みをしている矢先、実際に死体が発見されて――。

それなら、誰のために人を殺すのか 超能力には向かない職業3(2020年11月)

元刑事の麦子は幼い頃に身についた、「人の意識に入り込み、記憶や感情を読める」不思議な力がある。ただし、その力を制御することができない。ある日、麦子は警視庁に「研修」という名目で呼び出され、病院で眠ったままの男性から感じることをなんでも教えて欲しいと言われる。断片的な記憶を読み取った先にわかったのは、複雑に絡み合う人と事件。超能力は麦子の力になるのか――。

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
読んだ本を登録している読書メーター

右手をフォローする
小説作品一覧
読む本.com

タイトルとURLをコピーしました