【おすすめ】月村了衛の全作品を一覧であらすじを紹介します

月村 了衛 つきむら・りょうえ(1963年3月18日 – )

小説家。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。大学在学中、清水邦夫、高橋玄洋に脚本・演劇を学ぶ。
元々は小説家志望であったが、1988年、テレビアニメ『ミスター味っ子』で、脚本家としてデビュー。1997年放映の『少女革命ウテナ』では脚本を担当した。40歳を過ぎて小説の執筆を再開してからは出版社に持ち込みを続け、2010年『機龍警察』で小説家としてデビュー。2012年、『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞受賞。2013年、『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞受賞。2015年、『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞を、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:機龍警察
  • 2位:欺す衆生
  • 3位:コルトM1851残月

作品一覧リスト

機龍警察シリーズ(2010年3月~)

機龍警察(2010年3月)

テロや民族紛争の激化に伴い発達した近接戦闘兵器・機甲兵装。新型機〈龍機兵〉を導入した警視庁はその搭乗員として三人の傭兵と契約した。警察組織内で孤立しつつも彼らは機甲兵装による立て籠もり現場へ出動する。だが事件の背後には想像を絶する巨大な闇が広がっていた……日本SF大賞&吉川英治文学新人賞受賞の“至近未来”警察小説シリーズ第一作を徹底加筆した完全版。

機龍警察 自爆条項(2011年9月)

機甲兵装の密輸事案を捜査する警視庁特捜部は北アイルランドのテロ組織による英国高官暗殺計画を掴む。だが不可解な捜査中止命令が。首相官邸、警察庁、外務省、そして中国黒社会の暗闘に、特捜部の〈傭兵〉ライザ・ラードナー警部の凄絶な過去が浮かび上がる。日本SF大賞受賞のシリーズ第二作。

  • 👑第33回日本SF大賞

機龍警察 暗黒市場(2012年9月)

警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染める。一方、市場に流出した新型機甲兵装が〈龍機兵〉の同型機ではとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した。ロシアの歴史と腐敗が生んだ最悪の犯罪社会に特捜部はどう立ち向かうのか。吉川英治文学新人賞に輝く世界標準の大河警察小説。警察官の魂の遍歴を描く、白熱と興奮の第3弾。

  • 👑第34回吉川英治文学新人賞

機龍警察 未亡旅団(2014年1月)

由起谷警部補が街で出会った子供は、チェチェン共和国から侵入してきた女性だけのテロリスト集団、『黒い未亡人』の一員だった……。日本SF大賞&吉川英治文学新人賞受賞シリーズの最新第4弾

機龍警察 火宅(2014年12月)

最新型特殊装備“龍機兵”を擁する警視庁特捜部は警察内部の偏見に抗いつつ、国際情勢のボーダーレス化で変容する犯罪に立ち向かう@@由起谷主任が病床の元上司の秘密に迫る表題作、特捜部入り前のライザの彷徨を描く「済度」など八篇を収録した二〇一〇年代最高のミステリ・シリーズ初の短篇集。解説収録/円城塔

機龍警察 狼眼殺手(2017年9月)

経産省とフォン・コーポレーションが進める日中合同プロジェクト『クイアコン』に絡む一大疑獄。特捜部は捜査一課、二課と合同で捜査に着手するが何者かによって関係者が次々と殺害されていく。謎の暗殺者に翻弄される警視庁。だが事態はさらに別の様相を呈し始める。追いつめられた沖津特捜部長の下した決断とは――生々しいまでに今という時代を反映する究極の警察小説シリーズ、激闘と悲哀の第5弾。

機忍兵零牙(2010年9月)

数多の次元世界を制する支配者集団〈無限王朝〉と戦う伝説の忍び〈光牙〉――その一人、零牙に与えられた任務は亡国の姫と幼君の護衛であった。亡命の旅路を急ぐ一行の行手に、無限王朝麾下の骸魔忍群が立ち塞がる。幻惑的傑作アクションが新たなる世に徹底加筆の〔新装版〕で甦る! 著者解説&解説/福井健太

神子上典膳(2012年10月)

下野国で、重臣による謀反の難から逃れた領主の娘・澪姫と小姓が追手に囲まれた時、黒い長羽織姿で長身痩躯の男が二人を助ける。男の名は神子上典膳、剣聖・伊藤一刀斎より印可を受けた一刀流の達人。逃避行を続ける典膳らに絶体絶命の危機が迫る! 剣戟あり、謎ありの娯楽時代小説。(『一刀流無想剣 斬』改題)

  • 『一刀流無想剣 斬』2012年10月、講談社
  • 『神子上典膳』2015年11月、講談社文庫

黒警(2013年9月)

街で女を見捨てた警視庁組織犯罪対策部・沢渡と、
見ず知らずの女の命を救った滝本組の幹部ヤクザ・波多野。
腐れ縁の2人の前に、
カンボジア難民の女を助けたい中国黒社会の新興勢力「義水盟」の沈が現れる。
3人の運命が重なった時、警察内部の黒く深い闇が蠢きだす……。
『機龍警察』『土漠の花』の著者による本格警察小説!

コルトM1851残月(2013年11月)

江戸の裏世界で存在感を増す男、残月の異名を持つ郎次は、さらなる力を得んと欲するが──。壮絶なアクションと重厚なドラマの融合が好評の「機龍警察」シリーズで文学賞を立て続けに手にしている著者が、月村印エンターテインメントのもうひとつの柱として力を入れている、時代小説。時代小説なのに「コルト」という拳銃をメインアイテムとし、著者ならではのユニークかつ読みごたえたっぷりの娯楽小説を完成させた。

  • 👑第17回大藪春彦賞

土漠の花(2014年9月)

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか? 一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!

  • 👑第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)

槐(エンジュ)(2015年3月)

水楢中学校野外活動部の弓原公一らが合宿で訪れた湖畔のキャンプ場で、惨劇は起こった。隠された大金を捜す半グレ集団・関帝連合がキャンプ場を封鎖し、宿泊客を虐殺し始めたのだ。囚われの身となった公一たち。だが絶体絶命の状況下、突然何者かが凶悪集団に反撃を開始した! 謎の闘士と中学生たちが決死の脱出に挑む。今最も旬な著者による戦慄と興奮の物語。

影の中の影(2015年9月)

血も凍る暴虐に見舞われた故郷から秘密を抱えて脱出したウィグル人亡命団と、彼らを取材中のジャーナリスト仁科曜子が、白昼の東京で襲撃された。中国による亡命団抹殺の謀略だ。しかし警察は一切動かない。絶体絶命の状況下、謎の男が救いの手を差しのべる。怜悧な頭脳と最強の格闘技術をそなえた彼の名は、景村瞬一。冒険小説の荒ぶる魂がいま甦る。疾風怒濤のノンストップ・アクション。

ガンルージュ(2016年2月)

韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。
事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。
日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。
祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。
因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。

水戸黄門 天下の副編集長(2016年7月)

『国史』が成らねば水戸藩は天下の笑いもの。一向に進まない編纂作業に業を煮やした前水戸藩主・徳川光圀公(実在)は、書物問屋の隠居に身をやつし、遅筆揃いの不届き執筆者どものもとへ原稿催促の旅に出た。お供は水戸彰考館の覚さん(実在)、介さん(実在)をはじめ、鬼机(デスク)のお吟など名編修者たち。まずは下田を訪れた御老公一行は、なにやら不可解な陰謀にぶち当たる! 痛快時代エンターテインメント。

黒涙(2016年10月)

黒社会とつながる警察内部の〈黒色分子〉である沢渡。義兄弟の契りを結ぶ「義水盟」の沈は、インドネシア人実業家を巻き込み、沢渡らの中国諜報機関摘発に協力する。やがて3人の前にシンシア・ユンと名乗る謎の美女が現れるのだが……。

追想の探偵(2017年4月)

消息不明の大物映画人を捜し出し、不可能と思われたインタビューを成功させる――
〈人捜しの神部〉の異名を取る女性編集者・神部実花は、上司からの無理難題、読者からの要望に振り回されつつ、持てるノウハウを駆使して今日も奔走する。だが自らの過去を捨てた人々には、多くの謎と事情が隠されていた。次号の雑誌記事を書くために失われた過去を追う実花の取材は、人々の追憶を探る旅でもあった……。

コルトM1847羽衣(2018年1月)

女渡世人の羽衣(はごろも)お炎(おえん)は、失踪した思い人・信三郎を追って佐渡へと渡った。
軽業師のおみんを味方に得たお炎は、邪教集団“オドロ党”が跋扈する島の実態に戦慄する。
佐渡奉行に薩摩浪士もからむ、謎また謎。金山の底で背中の切り札、最新式コルトM1847が火を噴いた!
正統時代伝奇×ガンアクション、シリーズ第2弾。

東京輪舞(2018年10月)

日本裏面史を「貫通」する公安警察小説!

昭和・平成の日本裏面史を「貫通」する公安警察小説!

かつて田中角栄邸を警備していた警察官・砂田修作は、公安へと異動し、時代を賑わす数々の事件と関わっていくことになる。
ロッキード、東芝COCOM、ソ連崩壊、地下鉄サリン、長官狙撃……。
それらの事件には、警察内の様々な思惑、腐敗、外部からの圧力などが複雑に絡み合っていた――。

圧倒的スケールで激動の時代の暗闘を炙り出す、前人未踏の警察大河ミステリー!

悪の五輪(2019年5月)

1963年3月21日、翌年の東京オリンピック開催を前に、公式記録映画の監督を務めることになっていた黒澤明が降板した。
博打をしのぎにしている白壁一家の人見稀郎は、親分からの指示を受け、中堅監督の錦田を後任にねじ込んで、興行界に打って出るべく動き出す。
オリンピック組織委員会には政治家、財界関係者が名を連ねており、その下には土建業者や右翼、ヤクザ、さらには警察までもが蠢いており、あらゆる業種が莫大な利権に群がっている。
稀郎は記録映画の監督選定に権限を持つ委員たちの周辺を洗い、金や女を使って言うことを聞かせようとする。
東京が、日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京オリンピックをモチーフに、現代エンターテインメント小説の旗手が放つ、長編社会派クライムノベル。

欺す衆生(2019年8月)

戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その残党たる隠岐は、かつての同僚の因幡に導かれるがまま〈ビジネス〉を再興。次第に詐欺の魅力に取り憑かれていくが――。欺す者と欺される者、謀略と暴力の坩堝の果てに待ち受ける運命とは。透徹した眼差しで現代の日本を、そして人間の業と欲を徹底的に描破する。

  • 👑第10回山田風太郎賞

もっと読む【おすすめ】悪役に惚れる!ピカレスク小説6選

暗鬼夜行(2020年4月)

噓つきは教師か? 生徒か?
SNSに投じられた学校代表の「読書感想文」盗作疑惑。
渦巻く疑心が人の心の暗鬼を呼び覚まし、一人の教師を奈落の闇に突き落とす。
エンタメ小説の鬼才が教育現場の圧倒的リアルに迫った学園震撼サスペンス!

奈落で踊れ(2020年6月)

1998年ノーパンすき焼きスキャンダル発覚、大蔵省設立以来最大の危機が訪れる。黒幕の大物主計局長、暴力団幹部、総会屋総帥、敏腕政治家らの思惑が入り乱れるなか、 “大蔵省始まって以来の変人”霞が関のダークヒーロー・香良洲圭一が現れた!驚愕のラスト、香良洲の決断に読者は震撼する!!前代未聞の官僚ピカレスクロマン――待って下さい、私はこれでも大蔵官僚ですよ。こともあろうにヤクザと内通だなんて……面白すぎるじゃないですか――「香良洲は一連の大蔵不祥事を利用して、金融政策の転換を狙っているようですね」「まさか」 デスクを前にした錐橋議員が目を見開く。「そんなことが可能なの? たかが文書課の課長補佐に」「まず無理でしょう。無理と言うより、真面目に聞くのも馬鹿馬鹿しい話です。けれど、香良洲ならやれるかもしれません。彼はそういう男です。この私がわざわざ時間を割いて会いに行ったくらいですから」(本文より) 1998年冬、接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」が発覚した大蔵省は大揺れに揺れていた。接待を受けていた89年入省組は処分を逃れるために、同期で“大蔵省始まって以来の変人”の異名を取る文書課課長補佐の香良洲圭一に協力を要請する。香良洲は元妻で与党・社倫党政治家秘書の花輪理代子から、政財官界の顧客リストの存在を告げられる。リストを探すために、香良洲はフリーライターの神庭絵里に調査を依頼、絵里は暴力団・征心会若頭の薄田に接近するが……。

白日(2020年11月)

千日出版の教育部門で課長を務める秋吉に衝撃的な情報が入った。事業を率いる梶原局長の中3の息子が、謎の転落死を遂げたというのだ。部署が一大プロジェクト――大手進学塾と合併し社を独立、IT企業との提携のもと、最新技術を駆使した[引きこもり・不登校対策]を打ち出す新時代の高校を開校――に臨んでいたときだった。
プロジェクトは一時中止になり、事故ではなく自殺という噂が社内では急速に広まる。秋吉は部下の前島と調査を開始するが、人事課の飴屋から警告される。以前から、社長派と専務派が対立する社内。会社の上層部は秋吉に隠蔽を働きかける。少年の死という状況のもと、彼らが気にするのは自社の利益追求と保身だった。

信頼できない上司、暴走する部下、情報戦の様相を呈す社内派閥抗争……。もはや社内に信用できる者はいない――。

子どもたちの未来のために新しい学校をつくる、その志を持って教育事業を推進してきた秋吉の運命は。少年の死の真相は。
現代社会の欺瞞を暴き希望のありかを探る、明日のサラリーマン・エンタメ!

非弁護人(2021年4月)

白熱のリーガルサスペンス!
元特捜検事・宗光彬。高度な法律関連事案の解決を請け負う彼は、裏社会で「非弁護人」と呼ばれる。六年前の冤罪により、表向き弁護士活動はできなくなった身の上だ。
ふとした経緯で、ひとりのパキスタン人少年から「いなくなったクラスメイトを捜して欲しい」という依頼を受けた。失踪した少女とその家族の行方を追ううちに、底辺の元ヤクザ達とその家族を食い物にする男の存在を知る。おびただしい数の失踪した者達はことごとく惨殺され、子ども達は人身売買組織に売り払われた。
ヤクザを文字通り骨まで食い物にする〈ヤクザ喰い〉。奇跡的にその男の手を脱した女性の手掛かりから男の指紋を検出することに成功した。その名は蜷川功一。宗光は因縁の元同僚弁護士・篠田と共に反撃を開始する。
悪魔のような連続大量殺人犯に、いまなお確執を抱え、恩讐を越えたふたりが挑む!
著者渾身のリーガルサスペンス!

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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