【おすすめ】上田早夕里の全作品を一覧であらすじを紹介します

上田 早夕里 うえだ・さゆり(1964年10月26日 -)

小説家。兵庫県神戸市出身。神戸海星女子学院大学卒業。1995年、第2回パスカル短篇文学新人賞最終候補。2002年、「ゼリーフィッシュ・ガーデン」で第3回小松左京賞最終候補。2003年、『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞しデビュー。2010年発表の『華竜の宮』が『SFが読みたい! 2011年版』のベストSF2010投票において国内篇第1位を獲得。2011年には第10回センス・オブ・ジェンダー賞大賞、第32回日本SF大賞を受賞した。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:華竜の宮
  • 2位:破滅の王
  • 3位:ラ・パティスリー

作品一覧リスト

火星ダーク・バラード(2003年11月)

火星を部分的に居住可能にする「パラ・テラフォーミング」が進行中のマリネリス峡谷。火星治安管理局に勤務する水島は、連続殺人犯を護送する途上で奇妙な現象に巻き込まれ、犯人を取り逃がしたうえ、共犯容疑をかけられてしまう。身の潔白を証明するために個人捜査を始めた水島は、事件との関わりを持つ少女アデリーンと出会い、予想もしなかった出来事に巻き込まれていく。それは人類の深宇宙進出を目標とし、人類の在り方を根本から書き換える特殊な計画だった――。第4回小松左京賞受賞作。

ゼウスの檻(2004年10月)

木星の宇宙ステーションを襲うしなやかなるテロリストの牙。宇宙進出、木星開発、人体改造……人類の前に立ちふさがるさまざまな困難と苦悩の果てに見えてくる「正義」とは? 第4回小松左京賞作家が贈る書き下ろし長篇SFの傑作、ここに誕生!

洋菓子シリーズ

ラ・パティスリー(2005年10月)

坂の上の洋菓子店へようこそ――。ある日突然現れた謎の菓子職人・恭也と、新米パティシエ・夏織。2人の交流を通じて描く洋菓子店の日常と、そこに集う恋人・親子・夫婦たちの人間模様。甘く切なくほろ苦い《パティシエ小説》、ここに誕生。

ショコラティエの勲章(2008年3月)

絢部あかりが売り子をしている老舗の和菓子店〈福桜堂〉神戸支店。その二軒隣りの人気ショコラトリー〈ショコラ・ド・ルイ〉で、あかりは不思議な万引き事件に遭遇した。それがきっかけで、ルイのシェフ長峰和輝と親しくなったあかりだが――。ボンボン・ショコラ、ガレット・デ・ロワ、クリスマスケーキ、アイスクリーム・・・・・・さまざまなお菓子に隠された、人々の幸福な思い出や切なる願いを、繊細にミステリアスに描く“美味しい”物語、待望の文庫化。

菓子フェスの庭(2011年12月)

神戸にあるフランス菓子店<ロワゾ・ドール>に、西富百貨店の武藤という男性が訪れた。西宮ガーデンズで行う「お菓子のフェスティバル」に参加して欲しいという。中堅パティシエの夏織は、その新作、その新作づくりに抜擢され日々奮闘していた。そんな折、密かに想いを寄せていた先輩パティシエの恭也が、東京からひょっこり帰ってきて……。「ラ・パティスリー」の五年後を描いた、とびっきり美味しくて幸福なパティシエ小説、文庫オリジナルで登場。

美月の残香(2008年4月)

遥花(はるか)は、奔放なふたごの姉・美月(みづき)に複雑な思いを抱いていた。常に比べられることへの反発――。が、二人が選んだ相手もまた、ふたごの兄弟だった。傍目(はため)には幸せなカルテットの誕生だったが、新婚間もない美月が、突然、謎の失踪(しっそう)を遂げた。後に残されたひと瓶の香水が引き起こす思わぬ愛憎劇とは? 深い内面描写にスリリングな展開。期待の俊英による書下ろし長編!

オーシャンクロニクルシリーズ

魚舟・獣舟(2009年1月)

現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。そこに存在する魚舟、獣舟と呼ばれる異形の生物と人類との関わりを衝撃的に描き、各界で絶賛を浴びた表題作。寄生茸に体を食い尽くされる奇病が、日本全土を覆おうとしていた。しかも寄生された生物は、ただ死ぬだけではないのだ。戦慄の展開に息を呑む「くさびらの道」。書下ろし中編を含む全6編を収録する。

華竜の宮(2010年10月)

滅亡を前に、人類はどう生きるべきか?ベストSF2010第1位、日本SF大賞受賞新世代日本SFの金字塔、ついに電子書籍化。地殻変動で陸地がほぼ水没しても人類は武器を捨てなかった。さらなる絶望的な環境激変は、この星のすべての命に対して決断を迫る。

リリエンタールの末裔(2011年12月)

海洋黙示録『華竜の宮』が大反響! 今もっとも注目されているSF作家による 初の本格SF短篇集。 彼は空への憧れを決して忘れなかった――長篇『華竜の宮』の世界の片隅で夢を叶えようとした少年の信念と勇気を描く表題作ほか、人の心の動きを装置で可視化する「マグネフィオ」、海洋無人探査機にまつわる逸話を語る「ナイト・ブルーの記録」、18世紀ロンドンにて航海用時計(マリン・クロノメーター)の開発に挑むジョン・ハリソンの周囲に起きた不思議を描く書き下ろし中篇「幻のクロノメーター」など、人間と技術の関係を問い直す傑作SF4篇

深紅の碑文(2013年12月)

陸地の大部分が水没した25世紀。人類は僅かな土地で暮らす陸上民と、生物船〈魚舟〉とともに海で生きる海上民に分かれ共存していた。だが地球規模の環境変動〈大異変〉が迫り、資源をめぐる両者の対立は深刻化。頻発する武力衝突を憂慮した救援団体理事長の青澄誠司は、海の反社会勢力〈ラブカ〉の指導者ザフィールに和解を持ちかけるが、頑なに拒まれていた――日本SF大賞受賞作『華竜の宮』に続く長篇。

ブラック・アゲート(2012年2月)

妖怪探偵・百目シリーズ

妖怪探偵・百目1 朱塗の街(2014年7月)

絶世の美女にして全身に百の眼を持つ妖怪・百目。彼女の探偵事務所は、妖怪と人間が共存する〈真朱の街〉にある。請け負う事件は、すべて妖怪がらみ。依頼人は、報酬を自分の寿命で払うのが決まりだ。助手の相良邦雄は、時々百目に寿命を吸われつつ、事件解決にこき使われる日々を送るのだが……。数多のもののけたちが跳梁跋扈する、妖怪ハードボイルド第1弾!

妖怪探偵・百目2 廃墟を満たす禍(2015年4月)

牛鬼と死闘を演じ、かまいたちの風鎌を土に還した男。拝み屋・播磨遼太郎は、真朱の街の妖怪たちにとって最も警戒すべき敵だ。百目と助手の邦雄は、その謎に包まれた過去を探ってゆくのだが……。一方、県警妖怪対策課の忌島は、播磨から想像を絶する話を明かされる。人間のみでなく妖怪をも食う恐るべき妖怪〈濁〉を倒すための計画とは? 人気沸騰シリーズ第2弾!

妖怪探偵・百目3 百鬼の楽師(2015年11月)

いまや真朱の街は、妖怪〈濁〉が持つ無数の腕によって完全に包囲されていた。人々の憎悪を糧に強大化し続ける〈濁〉。県警の忌島らの奮闘もむなしく、力の弱い妖怪や人間たちが次々とその餌食にされていった。拝み屋・播磨遼太郎と百目ら妖怪たちは、ついに手を結び、最強最悪の敵に立ち向かってゆく――。凄絶な最終決戦の結末は!? 人気シリーズ待望の完結編!

薫香のカナピウム(2015年2月)

日本SF大賞受賞の『華竜の宮』で人類滅亡の危機と闘いもがく人々を描き話題を呼んだ著者が、初めて紡ぐたおやかなる少女のビルドゥングスロマン&至高のファンタジー。

生態系が一変した未来の地球。その熱帯雨林の〈カナピウム〉と呼ばれる地上四十メートルの林冠部で少女は暮らす。
豊かなる生態系を誇る樹上には多彩な動植物が集まり、少女たちは彼らが発散する匂いを手がかりに、しなやかに樹上を跳び回る。一方で、彼方には銀糸のごとく煌く軌道が見え、森の住民には作れない先端テクノロジーも存在する。
ある日やってきた旅の者たち。そして森に試練が与えられる――。

セント・イージス号の武勲(2015年9月)

戦渦を駆ける少年は出会う。戦局を左右するのは、謎の少女か、海に潜む異形か。日本SF大賞作家が放つ歴史海洋冒険小説。トラファルガー海戦×ボーイ・ミーツ・ガール! 日本SF大賞受賞、「SFが読みたい!2011年版」第1位に輝いた『華竜の宮』の著者が、はじめて歴史ファンタジーに挑む。19世紀初頭、ナポレオン戦争における最大の海戦・トラファルガー海戦を舞台に、縦横無尽の想像力が炸裂する!

戦渦を駆ける少年は出会う――。戦局を動かすのは、謎の少女か、海に潜む異形のモノか。
日本SF大賞作家が放つ歴史海洋冒険小説。トラファルガー海戦×ボーイ・ミーツ・ガール!

歴史のうねりに奇想のうねりが重なって、神話のように美しく惨たる海戦が顕現した! ――皆川博子氏

日本SF大賞受賞、「SFが読みたい!2011年版」第1位に輝いた『華竜の宮』の著者が、
ナポレオン戦争における最大級の戦い、トラファルガー海戦を舞台に、縦横無尽の想像力を炸裂させる!

19世紀初頭。英海軍に徴集された天涯孤独の少年トビーは、交戦中に遭難し、見たことのない船に救出される。
そこで働くのは、主に十代二十代の子供や若者たち。セント・イージス号――世界に先駆けた新技術を搭載する、極秘任務を帯びた軍艦だった。
謎の少女ファーダと出会い、トビーの世界は大海原へ、そして激化する戦闘へと開かれていく。

夢みる葦笛(2016年9月)

ある日、街に現れたイソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物。不思議な曲を奏でるそれは、みるみる増殖していく。その美しい歌声は人々を魅了するが、一方で人間から大切な何かを奪い去ろうとしていた。(表題作) 人と人あらざるもの、呪術と科学、過去と未来。様々な境界上を自在に飛翔し、「人間とは何か」を問う。収録作すべてが並々ならぬ傑作! 奇跡の短篇集。

破滅の王(2017年11月)

1943年、魔都・上海。ひとりの科学者の絶望が産みだした治療法皆無の細菌兵器。その論文は分割され、英・仏・独・米・日の大使館に届けられた。手を取り合わなければ、人類に待っているのは、破滅。世界大戦のさなかに突きつけられた究極の選択に、答えはでるのか? 第159回直木賞候補作

トラットリア・ラファーノ(2017年12月)

リラと戦禍の風(2019年4月)

愚かで愛おしい人類の歴史を見守る不死の「伯爵」と少女リラ。彼らの旅路に巻き込まれた兵士は、やがて世界を変える夢を見る――『破滅の王』の著者が壮大なスケールでおくる歴史ファンタジー!

ヘーゼルの密書(2021年1月)

1939年、上海。盧溝橋事件で停戦交渉に尽力した今井武夫陸軍大佐は、蒋介石との和平交渉にあたってきた小野寺信陸軍中佐の交渉を引き継ぐことになる。小野寺の工作に関わってきた民間人の倉地スミや生物学者の森塚たちは、今井大佐から、これから行う和平交渉を手伝って欲しいと頼まれる。それは蒋介石に繋がる人脈の中から協力者を探すことと、和平の密書を届けるというものだった! 幻の和平交渉に光を当てた長編歴史小説。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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