【おすすめ】吉増剛造の全作品を一覧で紹介します

吉増剛造(1939 – )

詩人。東京府下(現杉並区)阿佐ヶ谷に生まれ。現代日本を代表する先鋭的な詩人の一人として高い評価を受けている。主な作品に『黄金詩篇』『王國』『The Other Voice』。詩の朗読パフォーマンスの先駆者としても知られる。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:黄金詩篇
  • 2位:吉増剛造詩集(ハルキ文庫)
  • 3位:根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、……

吉増剛造の作品年表リスト

出発(1964年)

黄金詩篇(1970年)

吉増の数々の詩篇の中でも最高傑作と名高い詩集です。

疾走感のある詩のエネルギーを感じられる作品だと思います。意味は分からない。どこが良いと思ったのかも説明できない。でも良いと思うんです。

頭脳の塔(1971年)

王國(1973年)

朝の手紙(1973年)

わが悪魔祓い(1974年)

わたしは燃えたつ蜃気楼(1976年)

草書で書かれた、川(1977年)

太陽の川(1978年

青空(1979年)

熱風 a thousand steps(1979年)

螺旋形を想像せよ(1981年)

静かな場所(1981年)

そらをとんだちんちんでんしゃ(1982年)

大病院脇に聳えたつ一本の巨樹への手紙(1983年)

オシリス、石ノ神(1984年)

打ち震えていく時間(1987年)

透谷ノート(1987年)

スコットランド紀行(1989年)

螺旋歌(1990年)

八月の夕暮、一角獣よ(1992年)

ことばのふるさと(1992年)

木の骨(1993年)

花火の家の入口で(1995年)

盤上の海、詩の宇宙(1997年)

前人未踏の永世七冠棋士と、現代日本最高の詩人が、将棋と言語をめぐり、縦横無尽に語り合った……羽生の将棋哲学の核心にはじめて迫り、将棋ファンのみならず愉しめる、至高の対話!

「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」(1998年)

古代=未来のエクリチュールが震え、私たちを震わせる…。『少女が獨り宙に浮かぶ』等18篇。疾走する最先端の言葉の宇宙、あらたな詩の世界を構築する名詩篇。第49回芸術選奨文部大臣賞受賞作。

この時代の縁で(1998年)

吉増剛造詩集(1999年)

吉増剛造の詩の中でも、代表的な青春詩篇を収めています。

お買い求めやすい文庫ですし、入門用としておすすめです。ただ、プロフェッショナルな詩人による意味を持たないという詩は難解です。
もっと読む吉増剛造詩集(吉増剛造)の概要・解説・感想

はるみずのうみ – たんぽぽとたんぷぷ(1999年)

死の舟(1999年)

生涯は夢の中径 – 折口信夫と歩行(1999年)

ことばの古里、ふるさと福生(2000年)

燃えあがる映画小屋(2001年)

剥きだしの野の花 – 詩から世界へ(2001年)

言葉が世界と出会うあり方を、文字から声へ、イメージへと根源的に探り、旅の体験や、芭蕉、蕪村、イエーツ、宮沢賢治、田村隆一までの古今東西の文学者の言葉を渉猟する中で考察する、現代日本を代表する詩人の論考。日本語の新しい力を、ラディカルな思考と文体で創造しようとする試み。

ドルチェ-優しく―映像と言語、新たな出会い(2001年)

ロシアの世界的映画監督ソクーロフが沖縄・奄美、島尾敏雄・ミホの世界に深く入り、歴史と人間の運命、家族と個の生をめぐる、ドキュメンタリーと劇映画という枠をこえた映画『ドルチェ-優しく』を制作した。その制作の過程と21世紀における芸術創造のゆくえを監督、詩人、作家が根底的に論じる画期的な書。

The Other Voice(2002年)

ブラジル日記(2002年)

詩をポケットに – 愛する詩人たちへの旅(2003年)

長篇詩 ごろごろ(2004年)

天上ノ蛇、紫のハナ(2005年)

新しい“響き”を求めた、言葉の夢の大伽藍。
「未聞ノ宇宙ノ、林檎ノ芯を、貪るようニ、……千々ニ舞いはじめて心を驚かす」世界中に夢の軌跡を探し求めた、吉増剛造の詩集。「激つ」「恋しい哀号」など全22篇。

In between 11 吉増剛造 アイルランド(2005年)

写真集シリーズ『In-between』全14巻の第11巻。詩人の吉増剛造がアイルランドを撮りおろした。
ヨーロッパの古層をなすケルト文化が根付き、精霊の跋扈する土地アイルランドを、詩人が「刹那の眼」でとらえる。コーク、ゴールウェイ、スライゴ……。数多くの文豪を生んだ大地からわきあがるヴィジョンに導かれた詩人の移動の記録。

「アジア」の渚で(2005年)

何処にもない木(2006年)

機―ともに震える言葉(2006年)

アーキペラゴ―群島としての世界へ(2006年)

表紙 omote‐gami(2008年)

キセキ-gozoCine(2009年)

遂に、生き物のように姿をあらわした、《極薄の書物(リーヴル・アンフラマンス)》の奇蹟、輝跡、軌跡、……。「映画」ではなく映画であり、「詩集」ではなくて詩集でもある。真にこの時代の証しである、《未開の庭》が出現した。

詩人・吉増剛造は、50年の詩作の涯に、その経験と思考と感性のすべてを投じた「言語とイメージの現在」への途方もない企てとして映像作品を制作、自ら gozoCine (ゴーゾーシネ)と名づけた。本書は25名余の執筆者によるgozoCineをめぐるエッセイ・評論・鼎談、吉増剛造による詩篇を収録。19作品のgozoCineを収録したDVD(194分)付。

横田米軍基地に近い古井戸へ、松尾芭蕉が訪ねた松島へ、ブラジルの蟻塚へ、蓼科の水の枯れたプールへ、黄昏のエッフェル塔へ、カリフォルニアの荒野へ、中上健次の熊野へ、泉鏡花の金沢へ、島尾ミホを追悼して奄美へ……。これまでにも詩篇やエッセイで綴られてもきた場所や人物を再訪する詩人とともに、私たちは、新たな言語とイメージの交錯する領域に導かれていく。

静かなアメリカ

盲いた黄金の庭(2010年)

世界中を旅して撮った風景、そこに生きる人々、もの、街や自然など。詩人だけが写せる写像を重ねた独自の手法が生む、未知の世界像。現代芸術の新しい表現として近年評価が高い多重撮影の写真を中心に、この20年の作品から厳選し、著者自らが詩語を書き下ろす決定版写真集。

木浦通信(2010年)

裸のメモ(2011年)

詩学講義 無限のエコー(2012年)

さあ、「お教室」のはじまりです――
▼詩人・吉増剛造が慶應義塾大学で教鞭をとった――。
その唯一無二の「詩学講義」がいまここであざやかによみがえる。

▼映像(Ciné)と色とりどりの授業譜を駆使しておこなわれた2009年度の「詩学講義」の完全書籍化。
中原中也、石川啄木、柳田國男、田村隆一、武満徹、ラフカディオ・ハーン、萬鐵五郎、深沢七郎、瀧口修造、エミリー・ディキンスン、ニーチェ、芭蕉、宮沢賢治、そして萩原朔太郎……。
詩人たちの「声」と「音楽」がこだまする、キセキの講義録。

怪物君(2016年)

60年代から現在に至るまで、現代詩の最先端を疾走する詩人中の詩人、吉増剛造。
大震災からの五年、渾身の力を込めて書き続けられた一連の詩「怪物君」。
本にするのは不可能といわれてきた詩の群れがついに詩集のかたちになる。
震災の後に見た光景、土地の記憶、人々の声、古今東西の言葉……。
生者と死者が交わる場所に途方もないヴィジョンが立ち上がる。
囁くように、叫ぶように、音楽のように、あらゆる声が響き渡る、世界に対する詩人の応答。

我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!(2016年)

根源なる「歌」をもとめて。現代日本を代表する詩人が語る魂の軌跡!戦時下に多感な幼年期を過ごした「非常時の子供」が、傷を抱いたまま詩人となるまで。詩壇へのデビュー。アメリカ、ブラジルなどの海外体験。内外の芸術家、哲学者、小説家たちとの交流。そして、言葉の限界を極限まで突き詰めた詩作活動の根源に至るまで。世界的評価も高い現代日本最高の詩人が、自ら内面の軌跡を縦横無尽に語り尽くした驚きの「詩的自伝」!!

GOZOノート 1 コジキの思想(2016年)

言語のアヴァンギャルドをひた走る吉増剛造
自選エッセイ・コレクション第1巻 〈詩論〉

怒涛の1960~80年代に、詩をめぐって書きつづられた、過激にして優美なベスト・エッセイ集!

萩原朔太郎、中原中也、芭蕉、石川啄木、北村透谷、田中冬二、武満徹、吉岡実、鮎川信夫、岡田隆彦、大岡信などの詩論のほか、「なぜ詩を書くのか」「詩とは、世界とはいったいなんなのか」……詩人の激しい思想をあますところなく伝える、赤裸の言葉たち。

GOZOノート 2 航海日誌(2016年)

言語のアヴァンギャルドをひた走る吉増剛造
自選エッセイ・コレクション第2巻 〈旅〉

北海道、東北、沖縄、世田谷、月島、アメリカ、ブラジル、フランス、アイルランド、インド……
1960~80年代の混沌とした世界を、夢のようにかけまわった、旅の記録/記憶。
〈GOZO〉とともに、日本を、世界を旅する一冊。

GOZOノート 3 (わたしは映画だ)(2016年)

言語のアヴァンギャルドをひた走る吉増剛造
自選エッセイ・コレクション第3巻 〈イメージ〉

映画・写真・絵画・舞踏・マンガ、あらゆるイメージをめぐる思考の軌跡!
対談=荒木経惟

ベルイマン、ヘルツォーク、キューブリック、ゴダール、ブラッサイ、大島渚、加藤泰、寺山修二、土方巽、森山大道、若林奮、中西夏之――
野蛮なヴィジョンが炸裂する……、GOZOノート第3巻、イメージ!

根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、……(2016年)

吉本隆明の『日時計篇』を長い間、思索と探求をしていた吉増剛造は、これからの世界を考えるため、新境地の『根源乃手』『根源乃(亡露ノ手、……)』を拓きました。

吉増剛造、こころの深い部分に眠る“暗い沼”を見つめ、意識の流れと存在が交感する異能の詩人です。 吉増剛造が吉本隆明の原稿に初めて触れて約50年。その触手で『根源乃手』と『根源乃(亡露ノ)手、……』を記しました。ようやく「来るべき」書物が誕生しました。

それぞれが独立した書物でありながら、無意識に潜むコトバを言葉環として意識化した長編詩は“生”そのものです。 吉本隆明が26歳から27歳、約1年半の間に書かれた480篇もの詩篇群『日時計篇』。この「驚異的」で「家事の領域」の詩業に、吉増剛造ははやくから注目し、読み続けていました。

2011年3月11日の東日本大震災、その1年後、2012年3月16日、マルセイユに滞在していた吉増剛造は吉本隆明の逝去の報を受け、何かに導かれるようにして「詩のなかの聞こえない声を聞く責任がある」と考え、詩篇群『日時計篇』すべてと対峙することをはじめる。

吉増剛造は吉本隆明の480篇もの詩篇群『日時計篇』の先になにを見たのか。 『根源乃手』はその軌跡です。そうして吉本隆明の「万象に間断なく触れている根源乃手、…」に倣い、約4年。吉増剛造は長篇詩『根源乃(亡露ノ)手、……』を書き記しました。その詩は、天地45,0㎝×全長12m75㎝。書物となることを拒み、読まれることさえも拒んでいるかのような「気恥しさ」をはらんだこの長篇詩はいったい何を語っているのか

吉本隆明の詩を長年にわたり読み続けていたという吉増が、とくに「日時計篇」を中心に、「固有時との対話」「転位のための十篇」などの詩についての文章・講演・対談をまとめたものです。

精読、思考を続けた吉増の文章を辿ることは難しい。

別冊付録など、装丁やつくりは豪華な一冊です。
もっと読む根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、……(吉増剛造)のあらすじ・解説・感想

心に刺青をするように(2016年)

前衛吉増詩人が、〈言葉―イメージ―音〉の錯綜するさまざまな聲を全身で受けとめ、新しい詩的世界に果敢に挑戦!
沖縄、遠野、アイルランド、ソウル、ブラジルなどへの旅に、また小津安二郎、ベケット、キーツ、イリイチらとの出会いの中に折りたたまれた“声”を、写真と詩で渾身の力で浮かびあがらせた、類稀な作品集。
『機』誌2001年2月~08年1月、「triple ∞ vision」として写真とともに掲載した連載が、満を持して単行本化。

火ノ刺繍 吉増剛造 2008-2017(2018年)

『火ノ刺繡』は、『根源乃手―余滴』、吉本隆明氏に献じられた書物の続編として編まれ、歴然とふたつの時間軸が存在している。ひとつは、2008年から2017年の十年間に、吉増剛造が書き残してきたテキスト、全91篇。もうひとつは、2011年2月から2012年2月までの1年間、毎月22日に撮影された吉増剛造の肖像写真。 幾重にも襲ねられ、幾度も織られていく、意識と存在の根源から生まれたタペストリーともいえる書物、『火ノ刺繡』。特筆すべきは、本書のために書き下ろされた、詩篇「火ノ刺繡――永遠の旅人Afanassievに」(仏訳も収録)。声の「マ」から「魔」へ、吉増剛造の新たな次元を予感させる詩篇が奇跡的に書かれたことで、このいまだかってない“愛の書物”が誕生した。 “とうとう間に合った、………” 『火ノ刺繡』は、 母なる存在へ捧げる、 “愛の書物”である。

舞踏言語(2018年)

現代詩とその朗読の草分けである詩人吉増剛造は、音楽家、舞踏家とのコラボレーションでも知られる。舞踏家大野一雄、土方巽、笠井叡など数多くの舞踏家と交わり、舞踏について書きトーク、対談などでも言葉を紡ぐ。この吉増剛造が舞踏を通して、身体と向き合った言葉の軌跡を描き出す。

詩人、吉増剛造は、現代詩とその朗読の草分けの一人である。また、多くの音楽家、舞踊家、美術家などとのコラボレーションでも知られます。舞踏家の大野一雄、土方巽、笠井叡など、数多くの舞踏家とも交わり、舞踏について書き、トーク、対談や座談会などでも発言しています。

その朗読は次第に朗読の範疇を越え、そのアクションと言葉の力から、言葉の舞踏ともいわれることがあります。 また2017年には国立近代美術館で、詩人としては初めての大規模な個展を行いました。そのなかでも大野一雄とのコラボレーションの映像が上映されました。写真、映像、朗読、パフォーマンス、トークなど多彩に活躍する吉増剛造が、舞踏を通して、身体と向き合った言葉の軌跡を描き出します。

裸のcommonを横切ってーエマソンへの日米の詩人の応答(2019年)

日米の詩人、吉増剛造とフォレスト・ガンダーが、エマソンから言葉を紡ぐ。
愛する者の死、瑞々しい世界の発見……誰も見たことのないcommon=共有地を横切って、エマソン、吉増、ガンダーの、様々な交差が生まれる。分断の時代に、新たな共通の場を現す者、いま、エマソンがよみがえる。

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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