【おすすめ】ジェイン・オースティンの全作品を一覧であらすじを紹介します

ジェイン・オースティン Jane Austen(1775年12月16日 – 1817年7月18日)

小説家。イングランド南部ハンプシャー生まれ。18世紀から19世紀イングランドにおける田舎の中流社会を舞台として、女性の私生活を結婚を中心として皮肉と愛情を込めて描き、その作品は近代イギリス長編小説の頂点とみなされている。主な作品に、『分別と多感』『高慢と偏見』『エマ』『マンスフィールド・パーク』『ノーサンガー・アビー』『説得』などがある。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:高慢と偏見
  • 2位:エマ
  • 3位:マンスフィールド・パーク

作品年表リスト

よく言われるのが、ジェイン・オースティンには3つの大好きなものがあったということです。

それは…

  • 人間を観察すること
  • 笑うこと
  • 小説

オースティンは自分流にこの3つを追求し、生涯で6つの長編小説を残しました。本国イギリスではもちろん、距離的にも時代的にも遠く離れた日本でも愛されています。

私は笑うことが大好きなんです。‥‥‥人間の愚かさやばかばかしさや、気まぐれや矛盾がおかしいんです。そういうものを見たらいつでも笑ってやります。

高慢と偏見(上) ちくま文庫、中野康司訳、2003年第1刷

分別と多感(Sense and Sensibility、1811年2月)

高慢と偏見(Pride and Prejudice、1813年1月)

元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが……。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。

言わずと知れた代表作。新潮文庫版の題名『自負と偏見』も有名ですね。数ページから10ページほどの短い章が続く構成なので、ダラダラせずに読むことができます。

オースティンが、人間の愚かさやばかばかしさを観察して笑うことが大好きだったということがこの恋愛小説を読むとよくわかります。

勘違いしてほしくないのが、決して馬鹿を笑うという性格の悪い小説ではないということ。メインにいるのは賢く聡明で利発的なセンスのいい人たちです。それだけに個性的な登場人物が光ってくるのです。

マンスフィールド・パーク(Mansfield Park、1814年5月)

作者オースティンの作品は、すべて田舎に住む紳士階級の適齢期の娘たちの身の振り方を中心とし、それを取り巻く田舎の小世界の人間関係を題材としている。本作の主人公ファニー・プライスをめぐる物語もまったく同じである。彼女は伯母の嫁ぎ先のバートラム准男爵家に引き取られる。きびしい伯母の監視の目があるなか、ファニーはバートラム家の2人の兄弟と2人の姉妹、そこに顔を出す親友知人らとのさまざまな関係のなか日々を送る。ファニーはいつしか次男エドマンドに恋心をいだくようになったが……オースティンならではの皮肉とユーモアが光る代表作のひとつ。

エマ(Emma、1815年12月)

エマ・ウッドハウスは美人で頭が良くて、村一番の大地主のお嬢さま。私生児ハリエットのお相手として、美男のエルトン牧師に白刃の矢を立てる。そしてハリエットに思いを寄せる農夫マーティンとの結婚話を、ナイトリー氏の忠告を無視してつぶしてしまう。ハリエットはエマのお膳立てにすっかりその気になるのだが――。19世紀英国の村を舞台にした「オースティンの最も深遠な喜劇」。

ノーサンガー・アビー(Northanger Abbey、1817年12月)

説得(Persuasion、1817年12月)

レディ・スーザン(Lady Susan)

サンディトン(Sanditon)

美しきカサンドラ ジェイン・オースティン初期作品集(1996年)

エマ・トンプソンによって映画化された「分別と多感」(邦題「ある晴れた日に」)によって再評価されつつあるジェイン・オースティン。表題作をはじめとする初期の短編を19編収録した。

ジェイン・オースティンの手紙(2004年)

『高慢と偏見』や『エマ』で人気の作家オースティン.二百年前のイギリスアッパー・ミドルを描いた小説の何が読者を魅了するのか.家族や親戚,近所のゴシップ,誕生と死,洋服や買物,昨夜の舞踏会…姉や友人に宛てた手紙の束の,ペン先にきらきら,棘のあるユーモアが踊る.現存する手紙から約半数を精選.社会史・風俗の貴重な資料でもある.

ジェイン・オースティンの言葉(2012年)

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