【おすすめ】乾くるみの全作品を一覧であらすじを紹介します

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乾 くるみ いぬい・くるみ(1963年10月30日 -)

小説家。静岡県静岡市出身。静岡大学理学部数学科卒業。1998年、『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞しデビュー。2004年刊行の『イニシエーション・ラブ』で第58回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:イニシエーション・ラブ
  • 2位:嫉妬事件
  • 3位:リピート

作品一覧リスト

Jの神話(1998年2月)

全寮制のミッションスクールで、敬虔なクリスチャンの安城由紀が謎の投身自殺。亡くなる直前に残した遺書には「ジャック」という言葉が。その後間もなく、カリスマ性をもつ美しき生徒会長・朝倉麻里亜も自室で<胎児なき流産>により失血死し、学院内に衝撃が走る。相次ぐ不審死の真相に迫る女探偵・黒猫と、内気な新入生の坂本優子に迫る魔手。背後に暗躍する「ジャック」の正体は? 極上エロスと奇想天外なストーリーが絡み合い、ミステリの概念を覆す驚きのラストへ!

匣の中(1998年8月)

本格の魔道に沈む驚愕の結末!! 探偵小説愛好家グループの中心人物・伍黄零無(ごおうれいむ)が謎の言葉を残して密室から消失。その後もグループの一員・仁行寺馬美(じんぎょうじまみ)が書くモデル小説どおりに密室殺人が連続する。衒学的(ペダンティック)な装飾と暗号。推理合戦の果てに明かされる、全世界を揺るがす真相とは!? 新本格の聖典『匣(はこ)の中の失楽』に捧げる華麗なるオマージュ。

タロウ・シリーズ

塔の断章(1999年2月)

誰が彼女を妊娠させたのか。そして、彼女はなぜ――死んだのか。作家・辰巳まるみが書いた小説『機械の森』のゲーム化を企画するスタッフ8人が湖畔の別荘に集まった。その夜に悲劇は起こる。社長令嬢・香織が別荘の尖塔から墜落死したのだ。しかも彼女は身籠っていた……。最後の最後に分かる、意外な真相。大ヒット作『イニシエーション・ラブ』より前に発表された「タロット・シリーズ」の原点! 乾マジック炸裂!

イニシエーション・ラブ(2004年3月)

「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。

リピート(2004年10月)

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら? ある日突然の電話で持ちかけられた、夢のような「リピート」の誘いに乗って、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて……。なぜ、犯人は「リピート」した者を狙うのか? 犯人は十人の中にいるのか? あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。驚愕のラストは絶対に見逃せない!

セカンド・ラブ(2010年9月)

1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。そこに春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは……。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる、僕の心。ラストで読者を驚愕の淵へと叩き込む、恋愛ミステリー。ベストセラー『イニシエーション・ラブ』に続く、二度読み必至の傑作!

嫉妬事件(2011年11月)

城林大学ミステリ研究会で開催される「犯人当てイベント」。これは部員の書いた小説を推理しあう、年末の伝統行事だ。イベント当日、部員たちは部室に入るなり“悪臭”に気づく。漂う臭いの元には、その名を口にするのも憚られる“ある物体”が! 密室状態の部室で、犯行が可能だったのは誰か、動機は何か、そもそも何でこんなモノが…。信じられないような実話をモデルに書かれた予測不能の推理合戦、驚愕の結末とは!? 作中の犯人当てイベント用小説を特別併録。

マリオネット症候群(2001年10月)

林四兄弟シリーズ

林真紅郎と五つの謎(2003年8月)

林真紅郎、元法医学者。愛妻を事故で亡くしたのを契機に勤務先の大学を辞し、35歳の若さで「隠居」生活に入った。そんなある日、12歳の姪と行ったコンサートで事件は起きた。ステージ上のマジックで消えた女性が、トイレの個室で殴打された姿で発見される(「いちばん奥の個室」)。バラバラの謎が真紅郎の頭の中でシンクロするとき、一挙に〈事件〉は解決する! 本格推理の傑作。

六つの手掛り(2009年4月)

雪深い山荘で、宿泊者が死体となって発見された。居合わせた人間は知り合ったばかりで、死の真相は不明。だが事件の解明は、その山荘ならではの情景の、些細な変化によってもたらされた(「六つの玉」)。六編のミステリーすべてにおいて見事なロジックが展開される、遊び心満載の一冊、ぜひ覗いてみてください。

蒼林堂古書店へようこそ(2010年5月)

書評家の林雅賀(はやしまさよし)が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ――いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらに珈琲と猫。至福の十四カ月が過ぎた時、常連も驚く最後の謎が…!? 『イニシエーション・ラブ』の乾くるみが全ミステリ愛を注いで描いた短篇連作が電子版で登場! 林雅賀がご紹介する鉄板ミステリ127冊もぜひあわせてお読みください。

愛憎発殺人行 鉄道ミステリー名作館(2004年5月)「ひいらぎ駅の怪事件」

事件の痕跡 日本ベストミステリー選集(2007年11月)「五つのプレゼント」

クラリネット症候群(2008年4月)

ドレミ…の音が聞こえない?巨乳で童顔、憧れの先輩であるエリちゃんの前でクラリネットが壊れた直後から、僕の耳はおかしくなった。しかも怪事件に巻き込まれ……。僕とエリちゃんの恋、そして事件の行方は?『イニシエーション・ラブ』『リピート』で大ブレイクの著者が贈る、待望の書下し作が登場!著者ならではの思いがけない展開に驚愕せよ。

見えない殺人カード 本格短編ベスト・セレクション(2008年6月)「四枚のカード」

本格ミステリは好きですか? 「もちろん」というあなたも、「さっぱり」というあなたも、この本を手に取って正解です。当代人気作家の名作だけを厳選した、お得すぎる傑作選。<収録作家>黒田研二、法月綸太郎、東川篤哉、柄刀一、霞流一、北森鴻、米澤穂信、乾くるみ、北山猛邦、渡邉大輔 解説・我孫子武丸

ニアミステリのすすめ 新世紀の多角的読書ナビゲーション(2008年6月)市川尚吾名義、共著

桜庭一樹、伊坂幸太郎、舞城王太郎からデイヴィッド・リンチにボルヘス、マシスンまで、ジャンルと時代を飛び越えて「ナナメ軸」で読み込んだ、一歩進んだ読書ガイダンス。あの名作はこんな作品と「ニア」だった!
そんな驚きが新しい読書体験へと導く「ニアミステリーな読書ガイド」として、若手評論家集団による、刺激と発見に満ちた新しい道先案内人登場!


カラット探偵事務所シリーズ

カラット探偵事務所の事件簿1(2008年9月)

あなたの頭を悩ます謎をカラッと解決いたします!

浮気調査や信用調査などを扱う普通の私立探偵とは異なり、謎解きだけを専門に扱うカラット探偵事務所。

探偵・古谷と助手・井上は毎回事件現場を訪れ、持ち込まれた事件を鮮やかに解決する!

ファンとのメールのやりとりから作家の夫の浮気をあぶり出す「卵消失事件」、武家屋敷と呼ばれる豪邸で建物に突き刺さった矢が次々と見つかる「三本の矢」、祖父が作ったという三つの和歌から屋敷内に隠されたお宝を掘り当てる「兎の暗号」、差出人不明の手紙に同封された写真から父の居場所を見つけ出す「別荘写真事件」、団地内に配られた住人の不倫を告発する怪文書の謎を解く「怪文書事件」、古谷と井上の同級生の結婚式で、新婦の父親から風変わりな相談をされる「三つの時計」の6つのファイルを収録。

イニシエーション・ラブ』『リピート』で大反響を巻き起こした、乾くるみの連作短篇ミステリ、待望の文庫化。

カラット探偵事務所の事件簿2(2012年7月)

≪あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします≫――閑古鳥の啼く「謎解き専門」の探偵事務所に持ち込まれた七つの事件を、探偵・古谷が鮮やかに解決!<年上の女性からの誘惑>に悩まされる高校三年の従弟が持ち込んだ「小麦色の誘惑」、密室状態の事務所から盗まれたあるものを見つけ出す「昇降機の密室」、偶然井上が遭遇した駐車場の追突事件の真相を暴く「車は急に……」、リンク切れになったネットのクイズ記事の解答を知りたいという「幻の深海生物」、三十六年前に義絶した弟の死の通知と共に届けられた絵画をめぐる「山師の風景画」、事故で急死した父親が残した秘伝のたれのレシピを探す「一子相伝の味」、古谷の<運命の人>西田カレンから依頼されたストーカー疑惑を解決する「つきまとう男」の七つのファイルを収録。リアルな日常生活の中で謎解きの面白さを追求する、ミステリの名手による連作短編集。シリーズの新たな展開を予感させる、衝撃の第二弾!

カラット探偵事務所の事件簿3(2020年11月)

「謎解き専門」を謳うカラット探偵事務所。父親の墓に人知れず花を供える怪しい墓参者の正体を追う「秘密は墓場まで」事件、「謎を“作ってほしい”」という不思議な依頼に挑む「遊園地に謎解きを」事件など、日常に潜む些細な謎や奇妙な謎を、所長の古谷と助手の井上が鋭い推理で解き明かす! ミステリの名手による大人気シリーズ、8年振りの最新作にして待望の第3弾。

本格ミステリ・フラッシュバック(2008年12月)市川尚吾名義、共著

空飛ぶモルグ街の研究 本格短編ベスト・セレクション(2009年6月)「二枚舌の掛軸」

本格ミステリ作家クラブが傑作だけを厳選したアンソロジー。
これが、ミステリ読みのプロたちが自信を持ってお薦めする年間ベスト10です。
日本最高峰の謎解きをご堪能あれ。

ミステリ魂。校歌斉唱! メフィスト学園(2010年3月)「《せうえうか》の秘密」

スリープ(2010年6月)

凍れる女神の秘密 本格短編ベスト・セレクション(2010年6月)

当代随一の本格ミステリの名手たちが厳選した読みごたえ満点の力作を一挙収録。
バラエティに富んだ謎解きの世界を一冊で堪能できるお得なアンソロジー。
ページをめくり始めたら、止まりません。

名探偵に訊け 日本ベストミステリー選集(2010年9月)「四枚のカード」

墓守刑事の昔語り 本格短編ベスト・セレクション(2013年6月)「ラッキーセブン」

短編ミステリはこれを読めば、間違いなし! 本格ミステリ作家クラブが厳選に厳選した絶品のアンソロジーをお届けします。選ばれたのは、麻耶雄嵩、中田永一、滝田務雄、里見蘭、小島達矢、岸田るり子、鳥飼否宇、乾くるみ、乾緑郎、七河迦南、戸川安宣。いずれ劣らぬ11人の競演をぜひお楽しみください! 解説・飯城勇三

北乃杜高校探偵部(2013年12月)

創立百周年を迎えた京都・宇治市にある北乃杜高校。寮生活をおくるサッカー部員の清水克文は、級友の横井圭、赤倉史朗、山科桃子、稲川みどりと学園で日々起きるさまざざまな出来事の謎解きに「探偵」として挑戦。そして、修学旅行や文化祭、卒業式などの様々な学校行事にも不思議な「事件」が発生。清水たちは解決に乗り出す。

セブン(2014年5月)

「――というわけで、うちの寿命の三年と九ヵ月を遣うて、本格的なデスゲームが楽しめるように舞台を整えさせてもらいました」 私立曙女子高等学院の生徒会室に集まった七人の生徒たち。生き残りをかけて互いを出し抜く頭脳戦がいま、始まる・・・・・・! ? 一見シンプルなトランプの数当てゲームが、裏の裏を読む心理バトルへと変豹する「ラッキーセブン」ほか、ロジカルな企みに満ちた七つの物語。トリッキーな作品世界に、二度ならず三度四度と繰り返して読んでしまうこと必至の短編集!

古書ミステリー倶楽部II(2014年5月)「亡き者を偲ぶ日」

10分間の官能小説集3(2014年9月)「木曜の女」

この長さが、クセになる。ハマってください。好評『10分間の官能小説集』第3集。
からだが時間を覚えてしまった。

月曜は清純系、火曜はギャル風。日ごとに別の女と寝ていた彼は、ある決意をする。「木曜の女」(乾くるみ)。カラオケルームの狭い個室で美緒に抱きついてきた売れない俳優、翔也は未経験で……。「男と女の夜のシナリオ」(内藤みか)。小説現代に好評掲載された名手10人の手になる「10分で読める」短編官能小説集。

内藤みか「男と女の夜のシナリオ」/南綾子「L町の男伝説」/小手鞠るい「愛のおけいこ」/乾くるみ「木曜の女」/草凪優「月に咲く花」/坂東眞砂子「ハレルヤ」/深志美由紀「裸のお姫様と召使いの話」/前川麻子「まなざし」/睦月影郎「祭の夜」/団鬼六「人生の黄昏に我、名器を想ふ」全10編。

ベスト本格ミステリ2015(2015年6月)「三つの涙」

2014年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選び抜いたベスト作品集!

人狼作家(2015年10月)共著

麻耶雄嵩をはじめとする人気ミステリ作家が人狼ゲームに本気で挑戦。
怒濤の推理合戦に騙し合い、誰が人狼なのかを指摘する。
さらに誰がどの「仮面」を被っているのかを、あなたが推理。
本当の名探偵は誰なのか。

自薦 THE どんでん返し 2(2017年1月)「同級生」

名だたるミステリ作家があなたを仰天させる!
物語の最終盤で読者の予想をひっくり返す、どんでん返し。
6人の作家が自作から「これは」というどんでん返し作品を自ら選んだ。
大好評をもって迎えられた前作の続編は、前作からの流れを受けつつ、
読み味に変化をつけた一気読み必至の快アンソロジー。再び、驚いてください!

物件探偵(2017年2月)

不動産の間取り図には、あなたの知らない究極のミステリが潜んでいる。利回り12%の老朽マンション!? ひと りでに録画がスタートする怪現象アパート? 新幹線の座席が残置された部屋??――そんなアヤシイ物件の謎、解けますか? 『イニシエーション・ラブ』で日本中をまんまと騙した作家が、不動産に絶対欺されないコツを教えます。大家さんも間取りウォッチャーも興奮の超実用的ミステリ!

共犯関係(2017年10月)「カフカ的」

ジグソーパズル48(2019年3月)

イニシエーション・ラブ』で日本中を驚かせた著者による待望の新刊、次なる舞台は女子校!?私立曙女子高等学院の問題児ばかり集められるクラス(通称マルキュー)に、ある生徒が異動してきた。家族が抱えた借金のために、学費を稼ぐ目的でやっていたアルバイトがバレたのが理由だという。それを知ったマルキューのメンバーは彼女が特待生資格をとれるよう一致団結するが…(「マルキュー」)ほか、6篇を収録。個性豊かな生徒達が、学校やクラスで起きる事件をチームワークで解決!

平成ストライク(2019年4月)「消費税狂騒曲」

JR尼崎駅で通勤電車を待っていたカメラマンの植戸は電車脱線の報せを受ける。その後、ホームで見かけた高校生が事故の取材現場にも現れて……(「加速してゆく」青崎有吾)。私は悪を倒すため、正義のために、彼のブログに殺害予告を書き込み続ける(「他人の不幸は蜜の味」貫井徳郎)。

本格ミステリの本流 本格ミステリ大賞20年を読み解く(2020年12月)共著

第21回本格ミステリ大賞【評論・研究部門】候補作
本格ミステリ作家クラブ協賛
本格ミステリ大賞20年を論考し、2000年代の本格ミステリの本流をするどく抉る評論集!!
ミステリ作家、評論家の参加する団体・本格ミステリ作家クラブ会員の投票により、その年もっとも優れたミステリとして決定される本格ミステリ大賞。2001年からスタートしたこの賞の受賞作に投票をした会員によって受賞作・受賞作家の論考をまとめ、本格ミステリのより濃いエッセンスを抽出する本格ミステリ作家クラブ20周年記念論集。

超短編! 大どんでん返し(2021年2月)「なんて素敵な握手会」

アイドルの握手会に参加したファン、テレビ番組でパンダと対決することになった肉体派タレント、完璧な密室を作り上げた推理小説作家――人々を待つ運命とは? 2000字、原稿用紙5枚分の“超”短編小説で、“大どんでん返し”に挑む。小説誌「STORY BOX」の人気企画をオリジナル文庫化。ミステリー、ホラーから歴史小説まで、多彩な30編!

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