【おすすめ】フィッツジェラルドの全作品を一覧であらすじを紹介します

フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド(1896年9月24日 – 1940年12月21日)

アメリカの小説家。1920年代の「失われた世代」の作家の一人とみなされ、狂騒の「ジャズ・エイジ」を描いたその作品は後世の多くの作家に影響を与えた。生前に発表した長編小説は4作品にすぎないものの、今日では20世紀のアメリカ文学を代表する小説家の一人としてその名を残している。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:グレート・ギャツビー
  • 2位:ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(金持ちの青年)
  • 3位:夜はやさし

作品年表リスト

『楽園のこちら側』 This Side of Paradise (1920年)

あの村上春樹氏が「自分の位置を見定めるための目印」と賞賛する作家スコット・フィッツジェラルドが文学界で初めて成功を収めた処女作『楽園のこちら側』が百年の時を超えて蘇ります。『ロマンティック・エゴイスト』というタイトルで書かれた本作品は翌年1920年に改題、出版され、当時の若者の心をつかみベストセラー入りを果たしました。当時、婚約していたゼルダ・セイヤーと結婚し、後年「ジャズ・エイジ」や「フラッパー」の世界を見事に描き切った大ヒット作『グレート・ギャツビー』へと至る「狂騒の20年代」直前、不安定で目まぐるしく変化する世の中を生きるプリンストン大の悲劇の美少年エイモリー・ブレインと女性たちとの繊細で、儚くも瑞々しい姿をリアルに描いた、現代の若者にもぜひお読みいただきたい一冊です。

『美しく呪われし者』The Beautiful and Damned(1922年)

デビュー作『楽園のこちら側』と永遠の名作『グレート・ギャツビー』の間に書かれた長編第二作。刹那的に生きる「失われた世代」の若者たちを絢爛たる文体で描き、栄光のさなかにありながら自らの転落を予期したかのような恐るべき傑作、本邦初訳!

『グレート・ギャツビー』 The Great Gatsby (1925年)

村上春樹が人生で巡り会った、最も大切な小説を、あなたに。新しい翻訳で二十一世紀に鮮やかに甦る、哀しくも美しい、ひと夏の物語―。読書家として夢中になり、小説家として目標のひとつとしてきたフィッツジェラルドの傑作に、翻訳家として挑む、構想二十年、満を持しての訳業。

『若者はみな悲しい』All the Sad Young Men(1926年)

理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」など、本邦初訳4篇を含む9篇を収録。アメリカが最も輝いていた1920年代を代表する作家フィッツジェラルドが、若者と、かつて若者だった大人たちを鮮やかに描きだした珠玉の自選短編集。

『夜はやさし』 Tender is the Night (1934年)

若き優秀な精神科医ディックは、富豪の美しい娘ニコルと出会う。医師と患者という垣根を越えて、恋に落ち、結婚した二人。富も名声も持ち、人を惹きつけて止まないこの夫婦は、多くの友人から敬われ慕われていた。二人の子に恵まれ結婚生活も順調に思われたリヴィエラでの夏、若き女優ローズマリーが現れディックに激しい恋をしたことから、彼らの運命が大きく揺さぶられ始める――。自伝的色彩を強く放つ、著者最大の長篇傑作。

『ラスト・タイクーン』 The Love of the Last Tycoon (1941年)

ハリウッドでその名を知らぬ者はいない大物プロデューサー、モンロー・スターの栄光と挫折、亡き妻の面影をもつ未亡人との情事、そして死を、ひとりの少女の視点を通して描く。フィツジェラルドは心臓発作に襲われ急逝するまで、自身の傑作『華麗なるギャツビー』を超えたいと本書に全力を傾けていた。遺された原稿と創作ノートから、本書がいかに素晴らしい作品となりえたかは想像に難くない。まさに未完の最高傑作である。

『ある作家の夕刻』 Afternoon of an Author (1957年)

巧みに、軽妙に、時には、早すぎる死を予期したかのように―翳りのなかにあって揺るぎなく美しい一九三〇年代の名品群。多彩な短篇小説とエッセイをセレクト。翻訳者・村上春樹の起点となった二篇も新しい訳で収録。

『バビロン再訪』Babylon Revisited and Other Stories(1960年)

僕らはフィッツジェラルドという不躾なくらいに気前よく才能をまき散らす作家に、脱帽しないわけにはいかない―天性の「作家の眼」と、見事なばかりの筆の切れ、失敗者に注がれる温かいまなざし。ビター・スイートなフェアリ・テイル五篇に、訳者のアッシュヴィル訪問記を付す。ライブラリー版にはマルカム・カウリーのエッセイを新収録。

『パット・ホビー物語』The Pat Hobby Stories(1962年)

『グレート・ギャッツビー』で一世を風靡し時代の寵児となったフィッツジェラルド。しかし、1929年世界恐慌で潮目は変わり、妻ゼルダの精神病もあり酒に溺れ、名声も地に墜ちる。酒に溺れ、雑誌の売文で糊口をしのぎ、ハリウッドのシナリオ執筆にも手を出す。『パット・ホビー物語』は、そんなフィッツジェラルドの最後の連載。不遇をかこつ中年主人公に自らを投影した、悲哀に満ちた、ユーモアたっぷりのハリウッド撮影所物語。フィッツジェラルド起死回生の短篇連作17篇。

冬の夢

天衣無縫に、鮮やかに、そして痛切に―八十年の時を越えて今も読む者の心を打つ、二十代の天才的作家の瑞々しい筆致。フィッツジェラルドのベスト短篇の一つに訳者が挙げる表題作ほか、来るべき長篇小説の原型を成す「プレ・ギャツビー」期の五篇をセレクトした“若き日の名作集”。

マイ・ロスト・シティー

優しさと、傲慢さと、抗いがたい自己破壊への欲望。一九二〇年代の寵児の魅力を余すところなく伝え、翻訳者・村上春樹の出発点ともなった作品集をライブラリーのために改訳。『哀しみの孔雀』のもうひとつのエンディング、「ニューヨーク・ポスト」紙のインタヴューを新収録。

ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック

それは『グレート・ギャツビー』翻訳への長い旅の始まりでもあった―生地セント・ポールから魂の眠るロックヴィルまで、ゆかりの各地を訪ねる紀行のほか、類い稀なヴァイタリティーでスコットを翻弄した妻ゼルダの伝記など全八篇のエッセイと、村上訳の二短篇、ライブラリー版のための新訳エッセイも収録。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きるベンジャミン・バトン。しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは…(「ベンジャミン・バトン」)。20世紀を代表する伝説的な作家による、ロマンあふれるファンタスティックな作品を集めた傑作選。

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
読んだ本を登録している読書メーター

右手をフォローする
作品一覧
読む本.com

タイトルとURLをコピーしました