【おすすめ】サマセット・モームの全作品を一覧であらすじを紹介します

ウィリアム・サマセット・モーム William Somerset Maugham、(1874年1月25日 – 1965年12月16日)

小説家、劇作家。フランス、パリ生まれ。両親ともにイギリス人。8歳のときに母が肺結核で、10歳のときに父が癌で没し、叔父のいるイギリスに渡る。聖トマス病院付属医学校で医学を学ぶ。1897年にフランス自然主義文学の影響を受けた『ランペスのライザ』を出版し作家デビュー。医師の資格を得た後も文学者になるべく活動するが、納得できる作品が書けずその多くを封印している。1914年、第一次世界大戦が起こると、志願してベルギー戦線の赤十字野戦病院に勤務、しやがて諜報機関に転属した。1919年に『月と六ペンス』が出版されると、アメリカでベストセラーとなり、『人間の絆』も再評価され、英語圏作家として世界的名声を得た。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:人間の絆
  • 2位:月と六ペンス
  • 3位:英国諜報員 アシェンデン

作品年表リスト

ライザの初恋(Liza of Lambeth、1897年)

聖女の作られ方(The Making of a Saint 、1898年)

指針(Orientations、1899年)

英雄(The Hero、1901年)

クラドック夫人(Mrs Craddock、1902年)

信義の人(A Man of Honour、1904年)戯曲

回転木馬(The Merry-go-round、1904年)

僧正の前掛け(The Bishop’s Apron、1906年)

探険家(The Explorer 、1908年)

魔術師(The Magician、1908年)

フレデリック夫人(Lady Frederick、1912年)戯曲

ジャック・ストロー(Jack Straw、1912年)戯曲

ドット夫人(Mrs Dot、1912年)戯曲

人間の絆(Of Human Bondage、1915年)

幼くして両親を失い、牧師である叔父に育てられたフィリップは、不自由な足のために、常に劣等感にさいなまれて育つ。いつか信仰心も失い、聖職者への道を棄てた彼は、芸術に魅了され、絵を学びにパリに渡る。しかし、若き芸術家仲間との交流の中で、己の才能の限界を知った時、彼の自信は再び崩れ去り、やむなくイギリスに戻り、医学を志すことに。
誠実な魂の遍歴を描く自伝的長編。

月と六ペンス(The Moon and Sixpence、1919年)

新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。

木の葉のそよぎ (The Trembling of a Leaf、1921年)

ひとめぐり(The Circle、1921年)戯曲

中国の屏風(On A Chinese Screen、1922年)

おえら方(Our Betters、1923年)戯曲

夫が多すぎて(Too many husbands、1923年)戯曲

モーム(1874-1965)は「常に楽しんで戯曲を書いた」と語っている.そして観客を大いに楽しませる作品を書いた.夫の戦死を伝えられた妻が再婚する.そこへ思いがけず夫が戻ってくる-この戦争のもたらした悲劇を,モームは抱腹絶倒の喜劇に仕立てあげた.第1次大戦直後に上演され,ロンドンで,ニューヨークで大当りした作品.

五彩のヴェール(The Painted Veil、1925年)

カジュアリーナ・トリー (The Casuarina tree、1926年)

手紙(The Letter、1927年) 戯曲

「手紙」はモームの数多い短編小説のなかでも最もよく知られる名作。完全な正当防衛とみられた殺人事件が、一通の手紙の発見から崩れ去り、驚くような結末が。あわせてもう一編の短編「環境の力」を収めてある。どちらも舞台はマレー半島の奥地であり、植民地に住むイギリス人の心理と暮らしが鮮明に浮かび上がる。

聖火(The Sacred Flame、1928年)戯曲

モームの問題劇を名翻訳者が訳し下した待望の書。穏やかな上流家庭の情景が一転、推理劇に。真の愛とは何か、幸福とは何かを問う傑作

英国諜報員アシェンデン (Ashenden、1928年)

イギリスの作家モームの、実体験にもとづくスパイ戦の実相。女スパイあり、革命の志士あり、革命の敗者あり、売国奴あり、れっきとした外交官のスパイあり、全16章はそれぞれが独立したエピソードからなり、多種多様な人たちが姿をあらわし、さながら短編連作集のおもむき。哀歓の渦中にはモーム独特の皮肉な側面もしばしば顔をだす。

短編集という形式ながら、同じ作家スパイが主人公になっています。その意味では連作短編集や長編とも言えるかもしれません。

第一次世界大戦で諜報機関員だった作者の体験が元になっています。舞台もヨーロッパからインド、メキシコも関係してくるなど世界観は壮大。

波乱万丈なストーリーで、モームの作品の中でもとびきりのエンターテイメント作品です。

お菓子とビール(Cakes and Ale、1930年)

『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ、モーム(1874-1965)円熟期の代表作。最近亡くなった有名作家の伝記執筆を託された三文文士の友人から、作家の無名時代の情報提供を依頼された語り手の頭に蘇る、作家とその最初の妻と過ごした日々の楽しい思い出……。人間の、人生の裏表をユーモラスに見つめる、一種の文壇小説。

一人称 (First Person Singular、1931年)

片隅の人生(The Narrow Corner、1932年)

東南アジアの島々を舞台に繰り広げられる人間模様を、達観した老医師の視点でシニカルに描く。人間観察の達人・モームの真髄たる長編、初の文庫化。

アー・キン(Ah King、1933年)

シェピー(Sheppy、1933年)

スミス、生計をいとなむもの

報いられたもの、働き手

一九三二年の初演時「世界に誇りうる英国演劇の傑作」「イプセン以後最大の作品」と評された『報いられたもの』。自分が心からしたいことのみをしようと、ある日突然、仕事も家庭も捨てた男が巻き起こす喜劇を描く『働き手』。第一次大戦後のイギリス社会の矛盾と人間の本質を衝き、興行成績を度外視して「自らの魂の満足のため」に書いた、円熟期モームの四大問題劇中の名作二篇。

短編総集 (Altogether、1934年)

ドン・フェルナンドの酒場で (Don Fernando:or Variations on Some Spanish Themes、1935年)

コスモポリタンズ (Cosmopolitans、1936年)

劇場 (Theater、1937年)

サミング・アップ (The Summing up、1938年)自伝

クリスマスの休暇(Christmas Holiday、1939年)

変わりばえせぬ話 (The Mixture as Before、1940年)

戦うフランスの姿(France at War、1940年)

読書案内(Books and You、1940年)

世界文学の厖大な宝庫を前にして途方にくれる読者のために,モームが書いたやさしい読書の手引き.「読書は楽しみのためでなければならぬ」また,「文学はどこまでも芸術である」といった自由な見方によって数々の世界の名作が案内される.イギリス文学,ヨーロッパ文学,アメリカ文学の3章.

山荘にて(Up at the Villa、1941年)

若く美しい、不幸な結婚した未亡人メアリーはフィレンチェのヴィラで疲れた心を癒している、彼女の前には昔から見守ってくれた男、申し分のない英国紳士エドガーがいる。ある日、ふと知り合った、亡命者の青年にメアリーは情けをかけるが、本物の「恋」と思った青年はピストル自殺を遂げてしまう。彼女がその時頼ったのは「ならず者」と呼ばれる男であった。そして彼女は・・・美しい未亡人と三人の男の織り成すモームドラマ。モーム67歳の油の乗り切った時の作品

  • 龍口直太郎訳『女ごころ』 新潮文庫
  • 尾崎寔訳『女ごころ』 ちくま文庫

極めて個人的な話 (Strictly Personal、1941年)

夜明け前のひととき(The Hour Before Dawn、1942年)

剃刀の刃(The Razor’s Edge、1944年)

昔も今も(Then and Now、1946年)

16世紀初頭のイタリアを背景に、「君主論」につながるチェーザレ・ボルジアとの出会いを描き、「政治人間」の生態を描き切った歴史小説の傑作。

環境の産物 (Creatures of Circumstance、1947年)

カタリーナ(Catalina、1948年)

作家の手帳(A Writer’s Notebook、1949年)

人生と文学 (The Writer’s Point of View、1951年)

世界の十大小説(Ten Novels and their Authors、1954年)

作家の立場から (Point of Views、1958年)

サマセット・モーム未公開短編集 11篇(2000年)

埋めてしまった才能 モーム初訳6選(2002年)

モーム短篇選(2008年)

マウントドレイゴ卿/パーティの前に(2011年)

家柄と知性、すべてに恵まれた外務大臣は、自分が見た恥ずべき夢を格下のライバルに知られていると悩んだ末に……「マウントドレイゴ卿」。南方駐在員の夫を亡くして帰国した長女が明かした夫の秘密とは……「パーティの前に」。みずからも様々な側面を持つ文豪モームが、偉大と卑小、高貴と下劣、引き裂かれた人間性を鋭く描き、その不可解さを浮き彫りにする珠玉の6編。

ジゴロとジゴレット モーム傑作選(2015年)

避暑地でダイエット中の中年女性たちの前にスレンダーな女性が現れて巻き起こる痴話喧嘩。結核療養所での患者同士の結婚式。占領軍のドイツ兵の子を身ごもったフランス人女性の気丈。政治家が精神科医に告白する屈辱的な幻視。ホテルで危険な芸をみせて生計を立てる夫婦の悲哀。ヨーロッパを舞台に、味わいと企みと機知とユーモアに彩られた大人の嗜みの極致八篇を新訳で愉しむ。

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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