【おすすめ】井上真偽の全作品を一覧であらすじを紹介します

井上 真偽 いのうえ・まぎ

小説家。神奈川県出身。東京大学卒業。2014年、『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。2015年、同作が講談社ノベルスより刊行され、デビュー。2016年、『その可能性はすでに考えた』で第16回本格ミステリ大賞候補。2017年、『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』で第17回本格ミステリ大賞候補、『言の葉の子ら』が第70回日本推理作家協会賞〈短編部門〉候補。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:その可能性はすでに考えた
  • 2位:探偵が早すぎる
  • 3位:恋と禁忌の述語論理

作品一覧リスト

恋と禁忌の述語論理(2015年1月)

雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。なのにいずれが犯人でも矛盾。この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞(うえおろじょう)が見事解決――と思いきや、癒やし系天才美人学者の硯(すずり)さんは、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!! 他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生! 大ヒットミステリー『その可能性はすでに考えた』はここから始まった!?

「その可能性はすでに考えた」シリーズ

その可能性はすでに考えた(2015年9月)

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。首無し聖人伝説の如き事件の真相とは? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。論理(ロジック)の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。

聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた(2016年7月)

「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位。今、最も読むべきミステリ!! 聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。

探偵が早すぎる(2017年5月~2017年7月)

犯行計画を立てただけなのに……どこからともなく名探偵がやってきた?完全犯罪をもくろむ殺人者は、誰にも見破られぬように犯罪計画を立てた……はずだった。「キミ、殺そうとしてるよね?」彼の犯罪計画の穴とは!?ミステリ界が今、最も注目する才能が放つ、究極の倒叙ミステリ!

ザ・ベストミステリーズ2017 推理小説年鑑(2017年5月)「言の葉の子ら」

2016年の一年間に発表された短編ミステリーの中から、日本推理作家協会が認める11作品を収録した『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ2017』。そのなかから、さらに選び抜いた6作品を収録してお届けします。

『黄昏』(薬丸 岳)第70回(平成29年度)日本推理作家協会賞短編部門 受賞作
『影』(池田久輝)
『旅は道連れ世は情け』(白河三兎)
『鼠でも天才でもなく』(似鳥 鶏)
『言の葉の子ら』(井上真偽)
『みぎわ』(今野 敏)

  • 『ザ・ベストミステリーズ2017 推理小説年鑑』講談社、2017年5月
  • 『ベスト6ミステリーズ2016』講談社文庫、2020年4月

ベスト本格ミステリ 2017(2017年6月)「言の葉の子ら」

2016年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選びぬいたベスト作品集!新本格30周年――今読むべき、最先端の本格ミステリがこの一冊に!

謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー(2017年10月)「囚人館の惨劇」

「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!収録作品:はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』綾崎 隼『時の館のエトワール』白井智之『首無館の殺人』井上真偽『囚人館の惨劇』

特選 THE どんでん返し(2019年4月)「青い告白」

“どんでん返しの神様”がここにいる。本格推理もクライムノベルも時代小説もジャンル不問!全編新作、仰天でのけぞる出来!
都市で漂流を続ける少女たちにとって、衣食住をめぐんでくれる“神様”とは? 自殺の名所で発見された女子高校生の死因を探る「僕」に協力者が現れた。河川敷で死体を発見した若者。だが彼には通報をためらうだけの理由が。事件のショックで記憶を失ってしまった被害者。催眠療法で記憶を戻すと……。儲け命の札差に五両を借りに来た御家人と、辻斬り事件に関係はあるのか。五編のどんでん返しをご賞味あれ。

ベーシックインカム(2019年10月)

遺伝子操作、AI、人間強化、VR、ベーシックインカム。未来の技術・制度が実現したとき、人々の胸に宿るのは希望か絶望か。美しい謎を織り込みながら、来たるべき未来を描いたSF本格ミステリ短編集。○日本語を学ぶため、幼稚園で働くエレナ。暴力をふるう男の子の、ある“言葉”が気になって――(「言の葉の子ら」 第70回推理作家協会賞短編部門ノミネート作)○豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた。(「存在しないゼロ」)○妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む。(「もう一度、君と」)○視覚障害を持つ娘が、人工視覚手術の被験者に選ばれた。紫外線まで見えるようになった彼女が知る「真実」とは……(「目に見えない愛情」)○全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の預金通帳が盗まれて――(「ベーシックインカム」)

ムシカ 鎮虫譜(2020年9月)

虫の大群に襲われたこの島を音楽(ムシカ)で救え!
書下ろし長編!!

童話のような伝説。
人を襲う虫たち。
音楽で鎮める巫女――
いったいこの島は、なんなんだ。

スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島「笛島」。そこには霊験あらたかな音楽の神が祀られているという。しかし、上陸し神社をお参りする彼らを待ち受けていたのは、なぜかカメムシの大群だった。さらにカマキリ、スズメバチ、ムカデ、そして……。次々と襲われる彼らの危機を謎の巫女たちが救う!? 虫がなぜ人を襲うのか、そして、虫の怒りを鎮める音楽「鎮虫譜」の真実とは?

ザ・ベストミステリーズ2020 推理小説年鑑(2020年10月)「青い告白」

短編ミステリー界の「日本代表」、ここに集結!

第73回日本推理作家協会賞短編部門受賞作
矢樹 純『夫の骨』も収録!

プロの読み手たちが驚愕、興奮、大絶賛!
厳格な選考を勝ち抜いた珠玉の傑作のみを豪華収録。
極上の読書体験を約束する“唯一無二”のアンソロジー!

昨年1年間に発表されたあらゆる短篇推理小説の中から、日本推理作家協会の厳格な選考を通過した珠玉の傑作だけを豪華厳選収録。新鋭からベテランまでキャリアに関係なく、「とにかく面白くて優れた」短篇のみを集めました。巻末には昨年のミステリー界の動向を記した「推理小説・二〇一九年」に加え、推理小説関係の受賞作を完全網羅したリストも収録!

超短編! 大どんでん返し(2021年2月)「或るおとぎばなし」

2000字で世界が反転する!驚愕の30編

アイドルの握手会に参加したファン、テレビ番組でパンダと対決することになった肉体派タレント、完璧な密室を作り上げた推理小説作家――人々を待つ運命とは? 2000字、原稿用紙5枚分の“超”短編小説で、“大どんでん返し”に挑む。小説誌「STORY BOX」の人気企画をオリジナル文庫化。ミステリー、ホラーから歴史小説まで、多彩な30編!

Day to Day(2021年3月)「どうせあの人は覚えていない」

コロナ禍の奇跡ーー2020年4月1日以降の日本を舞台にした連載企画Day to Day。100人の作家による物語とエッセイが一冊にまとまった、珠玉の1冊!

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