【おすすめ】ドリス・レッシングの全作品を一覧であらすじを紹介します

ドリス・メイ・レッシング Doris May Lessing(1919年10月22日 – 2013年11月17日)

作家。ペルシャ(イラン)のケルマーンシャー生まれ。両親はイングランド人。5歳の時にイギリスへ帰国。幼い頃から本に親しむ生活を送った。カトリック系の女学校であるドミニカ女子高等学校に入学するが、14歳で中途退学。15歳で家も離れると、看護婦やメイド、電話交換手など様々な職や結婚や出産を経験した。1950年、ローデシアを舞台とした自身初の著書『草は歌っている』を出版し好評を得る。1954年、短編「Five」でサマセット・モーム賞受賞。1962年に女性の自立、様々な差別などの社会問題を題材にした『黄金のノート』を出版し一躍名を高め、この作品によって当時のウーマン・リブ運動の理論的指導者とみなされるようになる。1985年、『善良なテロリスト』でブッカー賞ノミネート、W・H・スミス文学賞、モンデッロ賞受賞を受賞。2007年にノーベル文学賞を受賞した。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:暮れなずむ女
  • 2位:破壊者ベンの誕生
  • 3位:グランド・マザーズ

作品年表リスト

※邦訳作品のみ紹介しています。

『草は歌っている』The Grass is Singing(1950)

『黄金のノート』The Golden Notebook(1962)

『黄金のノート』初版は1962年。 著者40代の作品である。 ドリス・レッシングは1980年代にノーベル賞候補になったが、以後、候補からはずれていたかのように見えていた時期が長い。欧米では2007年の受賞は遅すぎるとのコメントも出ている。本人も「亡くなった人にはあげられないから、生きている私になったんでしょう。」と笑っている。最高齢での受賞というおまけもついている。

だが、代表作『黄金のノート』は今日読んでも遅すぎはしない。作品には、執筆当時の社会背景が描かれ、その多くはすでに大きな変貌をとげてしまっている。そこから逆に、レッシングの視点は、その時代だけに通用する一時的なものに動かされてはいないということがわかる。執筆から50年後の今だからこそ彼女の眼力がいっそう鮮明になる。

『なんといったって猫』Particularly Cats(1967)

『暮れなずむ女』The Summer Before the Dark(1973)

『老首長の国―ドリス・レッシング アフリカ小説集』This Was the Old Chief’s Country: Collected African Stories, Vol. 1(1973)

自らが五歳から三十歳までを過ごしたアフリカの大地を舞台に、入植者と現地人との葛藤、古い入植者と新しい入植者の相克、巨大な自然を前にした人間の無力を、重厚な筆致で濃密に描き出す。ノーベル文学賞受賞作家の傑作小説集!

『生存者の回想』Memoirs of a Survivor(1974)

『ドリス・レッシングの珠玉短編集 男と女の世界』To Room Nineteen: Collected Stories, Vol. 1(1978)

『シカスタ―アルゴ座のカノープス』Shikasta(1979)

『夕映えの道―よき隣人の日記』The Diary of a Good Neighbour(1983)

高級女性誌の有能でファッショナブルな副編集長ジャンナは、夫と母を癌で亡くして、自分のもろさを初めて意識する。そんな時、90歳過ぎの老女と出会い、強い人間的な絆で結ばれてゆく…。2007年ノーベル文学賞受賞。

『アフガニスタンの風』The Wind Blows Away Our Words(1987)

『破壊者ベンの誕生』The Fifth Child(1988)

『一人の男と二人の女』(1990)

『ラブ・アゲイン』Love, Again(1996)

ノーベル賞候補・英文豪がおくる愛の問題作。ロンドンの小劇場を主宰するセアラは、マルチニク生まれの美しい女性ジュリー・ヴェロンを主人公にした芝居『ジュリー・ヴェロン』の脚本の仕上げにかかっていた。音楽に、絵画に、文学に類まれな才能を発揮したジュリーの芝居の幕がまもなく上がろうとしている。最初の上演は南仏の小さな町。出演する俳優、演出家が続々と集まり、セアラもいつしかこの芝居の醸し出す雰囲気に、その熱にのみ込まれようとしていた…。

『グランド・マザーズ』The Grandmothers: Four Short Novels(2003)

ノーベル文学賞受賞作家のSFなど4短編
2007年ノーベル文学賞受賞ドリス・レッシングの短編集。友人同士が互いに相手の息子と恋仲となる問題作「グランド・マザーズ」他、得意のSF「最後の賢者」など全4編を収録した多彩な秀作集。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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