中田英寿 鼓動(小松成美)のあらすじ・感想

フランスW杯、マスコミとの軋轢、セリエA進出__沈黙を通していた中田英寿選手本人を始め、のべ二百人以上の関係者への緻密な取材の果てに見えてきた、中田が追い求めていた真実とは。

中田英寿 鼓動(小松成美)の作品情報

タイトル
中田英寿 鼓動
著者
小松成美
形式
ノンフィクション
ジャンル
サッカー
執筆国
日本
版元
幻冬舎
初出
不明
刊行情報
幻冬舎文庫

中田英寿 鼓動(小松成美)のあらすじ・概要

今や世界最高峰セリエAの中心選手となったNAKATA。しかし、その道程はマスコミとの深刻な軋轢、日本の常識では想像できない不可解な交渉術など、知られざる事件の連続だった。沈黙を通していた中田選手本人を始め、のべ二百人以上の関係者への緻密な取材の果てに見えてきた、中田が追い求めていた真実とは。スポーツノンフィクションの金字塔。

中田英寿 鼓動(小松成美)の目次

作者

小松 成美 こまつ・なるみ(1962年2月25日 – )

ノンフィクション作家。神奈川県横浜市生まれ。日本大学藤沢高等学校卒業。毎日広告社へ入社し、放送局勤務などを経て、作家に転身。1989年より執筆活動を開始すると、スポーツノンフィクション、インタビュー、エッセイ・コラム、小説など旺盛な執筆活動を展開している。

中田英寿 鼓動(小松成美)の刊行情報

『中田英寿 鼓動』幻冬舎、1998年
『中田英寿 鼓動』幻冬舎文庫、2000年

中田英寿 鼓動(小松成美)の登場人物

中田英寿
サッカー選手。ベルマーレ平塚で活躍したのち、日本代表に召集。若き司令塔としてフランスワールドカップを戦う日本代表の中盤を率いる。大会後にはイタリア・セリエAのペルージャへと移籍する。

中田英寿 鼓動(小松成美)の感想・解説・評価

ヒデの欧州移籍を取材した一冊

本書では、アトランタオリンピック、フランスワールドカップ、そしてその後の欧州移籍について語られています。題の通り、主役は中田英寿です。

アトランタオリンピックで日本代表が成し遂げた歴史的一戦・マイアミの奇跡についての描写はほとんどありませんでしたが、欧州移籍については中田に密着しているといえるような内容の濃さです。

ワールドカップ三敗後、大量に浴びせられた中田への非難。それは、大きな期待の裏返しでもあったのですが、まだ21歳の若者だった中田には大きな負担になってしまいました。そんなとき中田は何を考え何をしていたのか。本作にはそれが書かれています。

引退時に『「サッカー好きですか?」と問われても素直に「好きです」と答えられない自分がいた。』と語ることになるヒデ。彼がそう語ることになる一端が知れるかもしれません。

合わせて読みたい本

中田英寿 誇り

2006年、ドイツW杯終了後に突然引退した中田英寿。なぜ、引退を決意したのか、日本代表に何が起こっていたのか、ブラジル戦終了後の涙の訳、そして引退後海外を巡っての思いを取材した一冊です。

『中田英寿 鼓動』より、さらにヒデの言葉を直接書いてくれているため、彼の想いが率直に伝わってくると思います。ヒデファンはもちろん、この年代の日本代表を熱心に観ていた方におすすめです。

決戦前夜 Road to FRANCE

初のW杯出場を勝ち取った日本代表を取材したノンフィクションです。フランスワールドカップ最終予選を戦った日本代表を中田英寿、川口能活を中心に描いています。

ヒデを取材し、本人の言葉を含む一冊になっているので、ヒデに興味があるという方におすすめです。
>>決戦前夜 Road to FRANCE(金子達仁)のあらすじ・解説・感想

中田英寿 鼓動(小松成美)の評判・口コミ・レビュー

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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