紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にして、後の始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描かれている中国時代劇。
キングダム(原泰久)の作品情報

- タイトル
- キングダム
- 著者
- 原泰久
- 形式
- 漫画
- ジャンル
- 中国
時代劇
戦国
伝奇
歴史 - 執筆国
- 日本
- 版元
- 集英社
- 初出
- 週刊ヤングジャンプ、2006年9号~
- 刊行情報
- ヤングジャンプコミックス
- 受賞歴
- 第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞
キングダム(原泰久)のあらすじ(ネタバレなし)
時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!
作者
原泰久(1975 – )
漫画家。佐賀県三養基郡基山町出身。九州芸術工科大学卒業。『週刊ヤングジャンプ』で「キングダム」を連載中。
キングダム(原泰久)の刊行情報
- 『キングダム』ヤングジャンプコミックス、刊行中
映画版、アニメ版関連動画
テレビアニメ『キングダム』第1期、2012年6月~2013年2月
テレビアニメ『キングダム』第2期、2013年6月~2014年3月
実写映画『キングダム』2019年4月
キングダム(原泰久)の登場人物
信(しん)
主人公。「飛信隊」を率いる秦の武将。大将軍を目指す戦争孤児で、下僕だった少年。豪気かつ直情径行で、自分の意志を貫く頑強な心を持つ。
嬴政(えいせい)
第三十一代目秦国王。後の始皇帝。現在は冷静でポーカーフェイスを崩さないが、昌文君や信のことを信頼している。発想が柔軟かつ大胆な賢人ながら武芸にも長けている。
河了貂(かりょうてん)
飛信隊軍師。山民族の一つ梟鳴族の末裔。当初は金のため政と信に協力していたが、共に行動するうちに懐き、やがて仲間となる。
羌瘣(きょうかい)
飛信隊副長。伝説の刺客一族「蚩尤」の後継候補として育てられた羌族の少女。
キングダム(原泰久)の各巻あらすじ
紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にして、後の始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描かれている中国時代劇である。信は後の秦の大将軍・李信である事があらかじめ明かされている。
第1巻のストーリーを紹介!
時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!
第2巻のストーリーを紹介!
異母弟・成キョウの反乱。王座を追われた秦国の若き王・エイ政は、王都奪還のため、山民族の王と同盟を結ぶべく奥深き山界へ…! 紀元前、史上最大の戦国中華大活劇!!
第3巻のストーリーを紹介!
王都奪還への狼煙――。反乱で失った王座を取り戻そうとする秦国王・エイ政は、山の王とかつての同盟復活を掛け合う。そして、物語はいよいよ王都咸陽の奪還作戦へ! 新・始皇帝ストーリー、国内統一編最高潮!!
第4巻のストーリーを紹介!
王座奪還への奇襲。圧倒的兵力差の中、奮戦する秦国王・エイ政たち。王命で別働隊となった信たちは、反乱の首謀者である王弟・成キョウが占拠する本殿を目指す――!!
第5巻のストーリーを紹介!
クーデター鎮圧。王弟の反乱は、秦王・エイ政一派の奮戦により、失敗に終わる。歩兵となった信は大将軍への野望のため、隣国「魏」との戦争へ!
第6巻のストーリーを紹介!
秦軍の歩兵となった信は、戦場へと到達。後手後手に回る戦局の中、待ち受けるのは魏国が中華随一を誇る戦車隊だった――!!
第7巻のストーリーを紹介!
大合戦決着。兵の数で劣る秦軍は、総大将・ヒョウコウを先頭に決死の総力戦を挑む…。武功をあげるべく信もまた、その最前線へ!
第8巻のストーリーを紹介!
少年の深き闇。宮女に語られる秦王・エイ政の過去。永年の敵国・趙において、虐げられ、心を閉ざし生きていたエイ政を変えたものとは…!?
第9巻のストーリーを紹介!
敵は内にあり。暗殺を企て、王宮に刺客を放った黒幕はエイ政のよく知る男だった。その刺客集団に加わる羌カイの目的とは…!? 秦国最大の敵、ついにその姿を現す…!!
第10巻のストーリーを紹介!
秦国最大勢力。秦国の影の支配者というべき丞相・呂不韋、ついに現る。質量ともに圧倒的な人材を統べるこの男、底知れず…! 敵の巨大さを知った信は、更なる進化を求める!!
第11巻のストーリーを紹介!
長平四十万の恨み。かつてエイ政が人質として過ごした国・趙。長平の戦い以来、秦に憎悪と怨恨を抱く趙国が、今、秦に侵攻! 危急の時、眠れる“秦の怪鳥”王騎が、ついに動く―――!!
第12巻のストーリーを紹介!
狙うは将軍の首。ついに乾原で始まる趙との決戦。蒙武は秦軍の先陣を切って突撃を開始。一方、王騎から特命を受けた飛信隊は、敵将の一人・馮忌を狙い、単独行動へ!
第13巻のストーリーを紹介!
蒙武、全軍を率いる。飛信隊によって、趙将の一人・馮忌は討たれた。攻勢をかける秦軍は、将軍・蒙武のもとに全軍を預けて、一気に決着を目指す。だが、趙の大将・ホウ煖がついに姿を現し…!?
第14巻のストーリーを紹介!
ホウ煖、単身の奇襲。戦況を優位に進めていた秦軍であったが、闇に乗じた趙軍の奇襲に被害が拡大。趙軍総大将・ホウ煖の前になす術もない飛信隊を逃がすため、羌カイと信が戦いを挑むが…!?
第15巻のストーリーを紹介!
王騎とホウ煖、見える。夜襲を境に入れ替わった形勢。ホウ煖を追い軍を進める蒙武将軍だが、そこには趙軍の罠が…! そしてついに9年前の因縁に決着をつけるべく両軍総大将、対峙す―――!!
第16巻のストーリーを紹介!
大将軍の生き様。明らかになる六将・摎にまつわる過去。そして、両軍総大将が戦う最終局面で、ついに侵攻作戦の絵図を描いた張本人・李牧の奇襲が――! 秦趙決戦、ついに決着!!
第17巻のストーリーを紹介!
李牧、咸陽へ来たる。秦国丞相・呂不韋の画策により、趙国三大天・李牧が咸陽へ現れた。敵の懐のど真ん中で、王騎を葬った策士が切り出した意外な提案とは…!?
第18巻のストーリーを紹介!
凍てつく母子の闇。 後宮へ赴き、実母である太后に援助を請うエイ政。しかし、太后は、エイ政の政敵である丞相・呂不韋と密会を…!? 王宮、風雲急…!
第19巻のストーリーを紹介!
“生ける伝説”の漢。かつて秦の六大将軍と幾度も矛を交えた中華屈指の猛将・廉頗。いま、魏国の山陽を舞台に、秦魏一大決戦の火蓋が切られる!
第20巻のストーリーを紹介!
王騎が認めた将軍。新千人将となった信だが、廉頗四天王の一人・玄峰の策に大苦戦。だが、老獪な玄峰に対し、秦軍は副将・桓騎がついにそのベールを脱ぐ!
第21巻のストーリーを紹介!
老若各将、迸る覇気。 蒙恬・王賁との共同作戦で廉頗四天王の輪虎を追い詰める信。一方、秦六将と渡り合った生ける伝説廉頗が自ら最前線へと姿を現す!!
第22巻のストーリーを紹介!
人生総決算の大一番。 秦と魏の決戦は、ついに総大将同士の直接対決の様相へ。信もまた、廉頗の右腕・輪虎との激闘に決着がつく!! 一方、味方を守り孤軍奮闘していた羌カイは…!?
第23巻のストーリーを紹介!
離脱と新加入。 ついに決着した秦魏戦。名将・廉頗が突きつけた「史上最強の大将軍」への条件に対して信は!? 羌カイの旅立ちを見送り、新体制となった新生飛信隊。今、さらなる武功へ突き進む刻──!!
第24巻のストーリーを紹介!
趙の二傑、再始動。 趙国宰相・李牧はホウ煖を総大将として燕国へ侵攻。中華には再び不穏な空気が漂う。一方、秦国内では呂不韋が相国へと登りつめ…!?
第25巻のストーリーを紹介!
秦国完全包囲網。 南の超大国・楚による突然の秦侵攻。戦国七雄最大の強敵におののく秦国だが、迫り来る敵は、楚一国ではなく!? いま秦国存亡の危機…!
第26巻のストーリーを紹介!
函谷関攻防戦。五ヶ国からなる合従軍を迎え撃つ秦軍。鉄壁の国門・函谷関を死守すべく、信たち飛信隊は因縁の趙軍と激突!
第27巻のストーリーを紹介!
決戦初日の大一番。 悲しき怨念に囚われた趙軍の凶将・万極との一騎打ちで、自らの戦う意味を再確認する信。函谷関攻防戦は新たな将軍の登場でますます全面戦争が激化し…!?
第28巻のストーリーを紹介!
超大国・楚軍との死闘。 合従軍五ヶ国の内、最大の規模を誇る楚国。その楚軍総大将の汗明に対し、数で劣る蒙武軍が打って出た意外な作戦とは!?
第29巻のストーリーを紹介!
蒙武、至強に挑む。 沈黙を破り、自ら動き始めた楚将・カ燐。一方、秦軍も蒙武軍が楚軍総大将・汗明の本陣を目掛け怒濤の突撃を…!?
第30巻のストーリーを紹介!
本能型の極み。 カ燐の策により、完全に裏をかかれたかに見えた函谷関。その窮地に現れたのは…!? 合従軍戦最終局面、戦場はさらに拡大へ──!
第31巻のストーリーを紹介!
再会と共闘。 精根尽きかけた状態でサイにたどり着いた信たちを出迎えた秦王・エイ政。李牧率いる軍勢に対し、民間人ばかりのサイの民を抱えた秦軍に勝機はあるのか!?
第32巻のストーリーを紹介!
奇跡を信じるサイ。 限界を超えつつあるサイ攻防戦。展望の開けぬまま泥沼の戦いに身を投じる秦軍だが、耐え続ける政と信の目には諦めの色は無く…!?
第33巻のストーリーを紹介!
共に、戦い抜いた。 山の民の加勢で、首の皮一枚で陥落を免れたサイ。ホウ煖と一騎打ちを繰り広げる信もまた、全てを使い果たしたその身で渾身の一撃を!? 長きに亘る合従軍戦、ついに決着!
第34巻のストーリーを紹介!
帰るべき場所。 趙の山奥で繰り広げられる羌カイと仇敵・幽連の一騎打ちがついに決着! その結末は!? 一方、秦国内では蒙恬の祖父・蒙ゴウ大将軍危篤の報せが──!!
第35巻のストーリーを紹介!
仕組まれた反乱。 自ら兵を興した成キョウだが、屯留に巣くう反乱軍のしかけた罠にかかってしまう。飛信隊は、異変を知ったエイ政の勅命を受けて…!
第36巻のストーリーを紹介!
才能結集する時代。 魏国が誇る火龍七師の大将軍にそれぞれ挑む飛信隊と玉鳳隊。王騎世代の古強者を相手に信たち新世代の力だけで届くのか!? そして軍師・河了貂の身にも危機が…!
第37巻のストーリーを紹介!
全てを乗せた槍。 自らが描いた絵図に沿って進行する著雍戦で、王賁は全てを懸けて紫伯との再度の一騎討ちに挑む。呉鳳明本陣に先に辿りつくのは誰か──!?
第38巻のストーリーを紹介!
秦国内、最終決戦へ。 大王派と相国派が競う秦国内に、第三勢力として突如誕生したアイ国。そして年が明け、いよいよエイ政の加冠の儀が近づくが…!?
第39巻のストーリーを紹介!
反乱軍、咸陽を蹂躙。 加冠の儀が執り行われている最中、咸陽にアイ国反乱軍の牙が剥かれた。飛信隊の活躍にエイ政の命運がかかる中、救援に名乗りを上げる人物が…!?
第40巻のストーリーを紹介!
秦の命運賭す一閃。 エイ政と呂不韋が“天下”を論じる中、風前の灯の咸陽へ昌平君が駆ける。エイ政、呂不韋、太后の想いが交錯し、秦国内統一戦に終止符が…!!
第41巻のストーリーを紹介!
中華制覇への大いなる一歩 秦国内の統一を果たし、互いの夢に向けて更なる決意を固めるエイ政と信。そんな中、大国・楚では、国を揺るがす大事件が…。そして、趙への進軍を命ぜられた飛信隊の目の前に現れた驚愕の友軍とは…!?
第42巻のストーリーを紹介!
幾重にも絡む謀略と駆け引きの応酬戦。 広大なる戦場で火蓋が切られた黒羊丘の攻防戦。桓騎と慶舎、総大将同士の策略がせめぎ合う。一方、開戦直後に奇襲を受けた飛信隊の目の前にはさらなる強大な試練が…!!
第43巻のストーリーを紹介!
覚醒する飛信隊!! 黒羊戦の鍵と成る 一進一退の攻防を見せる黒羊の戦い。飛信隊の渾身の進撃で戦は激化し、桓騎の眼が怪しく光り出す…。一方、趙将・紀彗は奮迅の働きを見せるも、趙軍総大将・慶舎が予期せぬ行動に…!! 黒羊中を激熱が包む!!
第44巻のストーリーを紹介!
傷だらけの飛信隊、空前絶後の武功へ! 黒羊に干戈交える音が鳴り響く中、飛信隊が大武功へ挑む!! その一撃は届くか!? そして、趙軍の隠れた名将・紀彗の信念が戦を思わぬ方向へと導く!! 沈黙を破った桓騎の奇策が秦趙両軍に巨大な影を落とす…!? 黒羊戦は佳境へ!!
第45巻のストーリーを紹介!
栄誉か、信念か…!? 残酷な選択の行方は!? 膠着状態の黒羊に青天の霹靂!! 桓騎が紀彗に突きつけた残酷な選択。全趙将が動揺する中、その決断は!? 予測不能の策略戦に決着!! 一方、その模様を見据える者は…!? さらには、咸陽中を騒然とさせる、驚愕の人物が秦王・エイ政を訪ねるが…!?
第46巻のストーリーを紹介!
宿敵・趙と存亡を懸けた大戦へ!! 新兵募集にて出会った若き兄弟。弓の腕に覚えがあると言うふたりの実力は、飛信隊覚醒の鍵となる!? 中華統一の為に趙との大戦を画策する秦国。しかし、趙宰相・李牧の実力を前に打つ手が見出せない。一大決戦を前に勝利の絵図は導き出せるのか…!?
第47巻のストーリーを紹介!
秦連合軍、国の興亡を懸け、趙王都圏へ。覇権の行方は!? 趙軍驚愕の秦連合軍による趙王都圏進軍。未踏の領域への進軍に立ちはだかる最初の関門は趙国門・列尾! 秦軍は突破出来るのか…!? さらに今決戦の最大の攻略標的地・ギョウをめぐる王翦と李牧の知略戦が誰もが予期せぬ方向へと進んでいく…!?
第48巻のストーリーを紹介!
滅ぼすか、滅びるか──。退路を断ち、秦趙激突!! 趙の国門・列尾を捨て、一見無関係と思える小城へ次々攻め込む王翦軍。戦略家・王翦が企む驚愕の一手とは…!? 一方、李牧は邯鄲に到着。秦軍を迎え撃つべく王都を奔走するが…!? 秦趙の行く末を懸けた戦いは、かつてなき大戦争へ…!
第49巻のストーリーを紹介!
秦vs趙の連合軍戦、開戦! 先手を取るべく火花散る初日!! 趙王都圏へ進出した秦軍に対し、二か所で迎え撃つ李牧。最激戦地・朱海平原へは信・蒙恬・王翦が、リョウ陽には楊端和と壁が向かい、また籠城するギョウを桓騎が取り囲む。朱海平原では、左翼に配置された蒙恬が獅子奮迅の活躍。しかし、李牧も反撃の一手を!?
第50巻のストーリーを紹介!
秦趙大戦! 朱海平原二日目!! 若き将達の底力が試される…! 趙軍総大将・李牧と相対する王翦軍。二日目、右翼では玉鳳隊が趙峩龍軍の奇襲に遭う。王賁の脳裏によぎるは、盟友・蒙恬の言葉――。また、王翦に呼び出された信は、右翼合流を命じられ…!? 続々と役者が揃う荒野の戦場で、亡国を賭けた一戦はさらに過熱する!!
第51巻のストーリーを紹介!
国の興亡を賭けた秦趙大戦は熾烈な消耗戦へと突入…!!!! 王翦将軍の命により、朱海平原右翼へ集結した飛信隊全軍。趙軍随一の武を誇る尭雲軍と激突するが…!? 一方、戦況の報告を待ちわびる咸陽へようやく前線からの伝者が辿り着く。そこで語られる衝撃の事態とは…!? 秦VS趙、一進一退の攻防戦は、いよいよ佳境へ!!!!
第52巻のストーリーを紹介!
“秦趙大戦”九日目――!!! 戦いは、将vs将の激突へ!! 李牧の策により、鉄壁の防陣を突破された亜光。尭雲の刃が眼前に迫る!! 趙将・岳嬰との一騎討ちに挑む信は、劣勢を跳ね返せるか…!? もう一つの戦場・リョウ陽では、兵糧の危機から後がない秦軍の総攻撃が続く。奮闘の末、敵将・ブネンの姿をとらえた壁だが…!?
第53巻のストーリーを紹介!
残り兵糧はあと僅か――。後がない秦軍に打つ手は!!? “秦趙大戦”九日目。朱海平原では信が見事に岳嬰を倒すも、将軍・亜光が尭雲に討たれてしまう。一方、さらに兵糧の“底”が近いリョウ陽では、犬戎三兄弟討伐作戦で二人を討ち取るも、狙われた楊端和がバジオウと共に窮地に。絶体絶命の秦軍に逆転の術は!!?
第54巻のストーリーを紹介!
王翦軍、満を持しての出陣! そして兵糧は最後の配給へ。 飛信隊と玉鳳隊、それぞれの隊長が渾身の檄で士気を爆発させた二隊は、劣勢を跳ね返す進撃を見せる。それを合図に、王翦中央軍が出陣! 本陣同士の激突はいよいよ目前に! 一方、兵糧が足りない秦軍は、とうとう最後の配給を迎えてしまい…!?
第55巻のストーリーを紹介!
十四日目! 朱海平原右翼、佳境!! 飛信隊、決死の攻勢の行方は!? 十三日目夜、王賁が討たれてしまった秦軍では、信が臨時の大将となり、右翼全体を率いることに。全ての力を“攻め”に集結させ、趙軍の頭脳・趙峩龍に迫る…! そんな中、守りが手薄になった飛信隊は、干斗ら若手の隊が趙軍に包囲され…!?
第56巻のストーリーを紹介!
朱海平原十五日目、決着の日! 王翦軍vs李牧軍、全面対決!! ついに朝を迎えた十五日目の朱海平原。兵糧が尽き後のない秦は、王翦軍が李牧軍へ真っ向から勝負に挑む! だが開戦直後、李牧の元へギョウからの急報が…!? 中央軍同士の激突は、互いに相手を打ち破るしかない総力戦へと拡大! 勝利をたぐり寄せるのは…!?
第57巻のストーリーを紹介!
朱海平原、中央軍同士の死闘! 十五日目、いよいよ最終決戦へ! 激戦続く右翼は、遂に信と王賁が趙峩龍・尭雲を討ち、趙左翼を突破。さらに金毛軍も退け、開戦以来画策してきた李牧軍への“挟撃”に成功する。一方、李牧は傳抵を走らせ、無謀とも言える王翦本陣への突破を図る。戦局は後戻りのきかない最終局面へ!!
キングダム(原泰久)の感想・解説・評価
迫力ある戦争シーンが魅力的な作品
本作は秦の王・政が始皇帝になるまでを描いた壮大な作品である。主人公として活躍するのは武将・信。作中では王宮での政治闘争に身を投じる政と、戦場で戦う信の姿の両方が描かれていく。
とくに魅力的なのは迫力のある戦争の描写だ。戦場では数万から数十万にも及ぶ多数の兵がぶつかり合う。各軍は参謀の采配の元、細かに陣形や作戦を変えていく。そのやり取りがおもしろいのはもちろんだが、その中で信が率いる飛信隊が重要な役割を果たしていくのだ。
個性豊かな人物が集まる戦場では、無駄な引き延ばしも無く話はテンポよく進む。「中国の歴史に詳しくないから」「戦争モノは苦手だから」「よく売れてるのはなんとなく避けてる」なんて方にも一度は手に取ってほしい作品だ。
合わせて読みたい本
三国志(横山光輝)
中国伝記漫画が好きなら一度は読んでおきたい傑作。
劉備、関羽、張飛の出会いから三国時代。そして蜀の滅亡までを大容量のボリュームで描いていく。
キングダム(原泰久)の評判・口コミ・レビュー
「キングダム」53巻読了。大河長編を1巻ごとに呟いては屋上屋もいいところたが、今回のラストの盛り上がりには引き込まれたので,やはりブツブツつぶやきます。話も人物もハイテンションだから,さらに筋運びに綾をつけるのは難しいのに頑張ってる。信と賁の前に、端和の血戦をおく工夫も読ませた。
— 辻 真先 (@mtsujiji) 2019年1月18日
「キングダム55」読了。二ヶ月ほど前に思い立ち、思わず、漫画版を順次購入。確かにこれはスゴイ。
— 朱鷺田祐介 (@TokitaSuzakuG) 2019年8月24日
古代中華ものTRPGが作りたくなる!
あとは、この55冊をどのタイミングで家人に見せるか(汗)
キングダム37巻まで読了。
— たーしー@カレー芸人🍛 (@takeshi19860216) 2019年6月19日
王賁はベジータ様みたいで好きだわ!
そして、紫伯のエピソードが切ない。。。
キングダムは、それぞれの立場での正義がしっかり描かれていて、敵将にも感情移入をしやすい。#キングダム pic.twitter.com/KKKxl9Mvif
「キングダム」 #読了
— りこ (@ricopi9) 2019年12月17日
電子で読んでて、56巻が19日に配信されるので再読!
歴史に詳しくないし、三国志も途中までしか読んでないけど、大大大好きな漫画です❤
夢に向かってひたすらに走り続け、己の力で道を切り開いていく主人公に痺れます。
泣けて笑えて胸アツな漫画を求めてる人にオススメ😊