フィッシュストーリー(伊坂幸太郎)のあらすじ(ネタバレなし)・感想

1975年「セックス・ピストルズ」がデビューする1年前。日本の売れないパンクバンド「逆鱗」が解散前の最後のレコーディングで演奏した「FISH STORY」という曲が時空を超えて奇跡を起こし、地球を救う。

フィッシュストーリーの作品情報

タイトル
フィッシュストーリー
著者
伊坂幸太郎
形式
小説
ジャンル
短篇集
執筆国
日本
版元
新潮社
初出
下記
刊行情報
新潮文庫
受賞歴
第20回山本周五郎賞候補

フィッシュストーリー のあらすじ(ネタバレなし)

最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。

フィッシュストーリーの目次

  • 動物園のエンジン、『小説新潮』2001年3月号
  • サクリファイス、『別冊東北学』2004年8月号
  • フィッシュストーリー、『小説新潮』2005年10月号
  • ポテチ、書き下ろし

作者

伊坂 幸太郎 いさか・こうたろう(1971年5月25日 – )

小説家。千葉県松戸市出身。東北大学法学部卒業。大学卒業後、システムエンジニアとして働くかたわら文学賞に応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。『アヒルと鴨のコインロッカー』が第25回吉川英治文学新人賞を受賞。『ゴールデンスランバー』で本屋大賞、山本周五郎賞を受賞。

フィッシュストーリーの刊行情報

『フィッシュストーリー』新潮社、2007年1月
『フィッシュストーリー』新潮文庫、2009年11月

映画『フィッシュストーリー』

映画『フィッシュストーリー』2009年3月20日

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フィッシュストーリーの登場人物

繁樹
バンド「逆鱗」のリーダー兼ベース

五郎
バンド「逆鱗」のヴォーカル

フィッシュストーリーの感想・解説・評価

伊坂幸太郎といえば、僕の大好きな作家です。結論から言うと、可もなく不可もなく、といった感じでした。

残念だったのは、ラストが読めてしまったということです。表題作では、最後のページを開く前に「これで終わりだろうな」と感じてしまいました。4作目の「ポテチ」のラストにいたっては、「伊坂ならラストはこうするだろうな」という予感のようなものがあって、的中してしまいました。

もちろん、短編で衝撃的なラストにもっていくのは至難の業なのですが、短編小説の難しさは感じてしまいました。「チルドレン」は傑作だと思ったのですが、「死神の精度」や本作では、伊坂幸太郎の世界観はできているものの、「重力ピエロ」や「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだときのような衝撃が来ませんでした。

登場人物が普通だったことも、個人的には残念でした。凝りに凝ったキャラクターを描いてほしかったです。「陽気なギャングが地球を回す」や「アヒルと鴨のコインロッカー」、「砂漠」に登場したような個性的なキャラクターに出会いたいと思ってしまいます。

しかし、3作目の「フィッシュストーリー」は表題作ならではのさすがの出来だったとおもいます。シーンが飛び混乱もしましたが、伊坂幸太郎の世界観がよくあらわられており、らしさがでた良作でした。

合わせて読みたい本

ゴールデンスランバー

俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか? 二年ぶり千枚の書き下ろし大作。

陰謀に巻き込まれた男の逃亡劇と別れを描いた伊坂幸太郎の代表作です。
>>ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)のあらすじ(ネタバレなし)・感想

フィッシュストーリーの評判・口コミ・レビュー

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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