【おすすめ】中村光夫の全作品を一覧であらすじを紹介

中村 光夫(1911年2月5日 – 1988年7月12日)

文芸評論家、作家。第6代日本ペンクラブ会長、文化功労者、日本芸術院会員。東京帝国大学文学部仏文学科卒業。大学時代から『文學界』に評論を発表し新進の文芸評論家として注目された。戦後間もなく日本の私小説を厳しく批判し話題になった。30年間の長きにわたり芥川賞選考委員を務め、後進の発掘にも尽力した。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:日本の近代小説
  • 2位:二葉亭四迷伝
  • 3位:対談・人間と文学 三島由紀夫と

中村光夫の作品年表リスト

ジヨルジユ・サンドへの書簡 フロオベル(1935年)

二葉亭論(1936年)

フロオベルとモウパッサン(1940年)

初期作品と書簡からその思想と芸術の秘密を解明し,巨匠の全体象を見事にとらえた画期的労作!!

作家論(1941年)

文学論(1942年)

戦争まで 仏蘭西紀行集(1942年)

田山花袋集(1946年)

近代への疑惑(1947年)

作家と作品(1947年)

二葉亭四迷論(1947年)

青春と知性(1947年)

ベラミ モーパッサン(1948年)

作家の生死(1949年)

二十世紀の小説(1949年)

風俗小説論(1950年)

花袋『蒲団』を一刀両断。明晰な論理で描く日本近代リアリズム興亡史――「『破戒』から『蒲団』にいたる道は滅びにいたる大道であったと云えましょう」。日露戦争の直後に起こった文壇の新気運のなかで、その後の日本文学の流れを決定づける2作品が誕生した。日本の近代リアリズムはいかに発生し、崩壊したのか。自然主義から誕生した私小説が、日本文学史に与えた衝撃を鋭利な分析力で解明し、後々まで影響を与えた、古典的名著。

  • 河出書房、1950年
  • 新潮文庫、1958年
  • 講談社文芸文庫、2011年

小説入門(1951年)

谷崎潤一郎論(1952年)

『細雪』の刊行、文化勲章受章とまさに谷崎評価の絶頂期、それまで雑誌や新聞の注文に応じて執筆していた著者が、初めて「僕の方から頼んで書かせてもらった」挑戦的評論。武田泰淳は「乱れが無さすぎるほどよく整理された論文」として、その手さばきを有能な外科医の手術に喩え、「病根を知る者の緊張が、彼を徹底的にする」と絶賛した。読み物としても面白い独創的年譜に、補遺を加えた決定版。

  • 河出書房、1952年
  • 新潮文庫、1956年
  • 講談社文芸文庫、2015年

異邦人論(1952年)

作家の青春(1952年)

志賀直哉論(1954年)

小説の読みかた(1954年)

日本の近代小説(1954年)

小説は人びとの精神と生活のもっとも偽りのない鏡である。本書は、成島柳北や仮名垣魯文の開化期から、森鴎外や夏目漱石を経て芥川竜之介の死にいたるまで、明治・大正期の作家とその代表的作品のすべてを網羅した近代小説入門。円熟した批評家の深い洞察と鋭い批評は、作家たちの思想と作品の価値とをあますところなく解明している。

明治・大正の文学史の流れを紹介するがガイドブックとして、詳しすぎず簡単すぎず程よい一冊でした。

これ一冊読めば近代文学史の大まかな流れは分かると思います
もっと読む日本の近代小説(中村光夫)の概要・要約・解説・感想

中村光夫作家論集(1957年)

私の文学論(1957年)

自分で考える(1957年)

文学のありかた(1957年)

人と狼(1958年)

現代作家論(1958年)

二葉亭四迷伝(1958年)

  • 講談社、1958年
  • 講談社文庫、1976年9月
  • 講談社文芸文庫

現代知性全集20 中村光夫集(1959年)

  • 現代知性全集20 中村光夫集、1959年
  • 復刻「日本人の知性14 中村光夫」学術出版会、2010年

文学の回帰(1959年)

明治文学史(1959年)

開国から二度の戦争を経て、世界の強国へと激しく変動した明治という時代。その歴史と文学の流れを、鋭利な分析と透徹した理解力を持って論証する。西洋の大きな影響のもとに出発しながら、いつしか独自の様式を獲得するにいたった近代日本文学の特異性が明快に描き出される。卓抜した批評家の本領を示す労作。

想像力について(1960年)

旅の話(1960年)

パリ繁昌記(1960年)

佐藤春夫論(1962年)

わが性の白書(1963年)

癌で死んだ或る作家の遺書『わが性の白書』の出版をめぐる、関係者たちの思惑とその「真相」。逆手にとりつつ、文壇・マスコミに登場する女流作家の放胆な軌跡。現代という時代の「世界の空虚さ」の真只中で演じられる、真摯に生きようとする者たちの喜劇的なドラマ。文芸評論家・中村光夫が、初めて50代で執筆発表した、痛撃な批評と苦いユーモアの漂う、意欲的長篇小説。現代風俗を取り込んで描く、果敢な挑戦作。

批評と創作(1964年)

制作と発見(1964年)

汽笛一声(1965年)

言葉の芸術(1965年)

百年を単位にして(1966年)

贋の偶像(1967年)

「中村光夫作家論集」(1968年) 講談社(全4巻)

日本の近代(1968年)

日本の現代小説(1968年)

中村光夫「日本の近代小説」に続き、昭和文学を紹介した「日本の現代小説」も書いています。

「日本の近代小説」から続けて読むと、明治、大正、昭和の時代の文学史にかなり詳しくなれると思います。

対談・人間と文学 三島由紀夫と(1968年)

三島由紀夫が死へ傾斜してゆく直前の対談集近代文学を代表する評論家中村光夫と作家三島が、人間観・文学観を拮抗させながら文学の魅力を縦横に語る。三島の死を予感させる生々しさも見え隠れする対談集。

芸術の幻(1969年)

今はむかし ある文学的回想(1970年)

時代の感触 時のなかの言葉(1970年)

虚実 (1970年)

【中村光夫全集】 筑摩書房 全16巻(1971年-1973年)

明治・大正・昭和(1972年)

時代の一歩先を読みとる作家たち.明治以来の圧倒的な西洋文明の影響下で,彼らはどのような思索と試行錯誤を重ね,新しい文体や作品を生み出したのか.時代精神の変容と結びついた文学現象の流れを鮮明に描く.

  • 新潮選書、1972年4月
  • 岩波同時代ライブラリー

平和の死(1973年)

ある女(1974年)

憂しと見し世 文学回想(1974年)

青春と女性(1975年)

  • 第三文明社
  • レグルス文庫

ボヴァリイ夫人(1975年)翻訳

凡庸な田舎医者・ボヴァリイとの日常生活に倦んだ、美しい妻・エンマは、持ち前のロマンティックな人生観から、情熱のおもむくまま、不倫と虚栄に身を滅ぼして行く……。愛を夢み、愛に裏切られて破滅する、悲劇の女性像を、鋭い眼と精緻な文体で描いて、光芒を放つフランス文学の名作の魅力を余さず伝える、清新な決定訳。近代小説への道を拓いた不朽作の香気を、あますことなく伝える中村光夫氏の訳。

ある愛(1976年1月)

雲をたがやす男(1977年)

秋の断想 (1977年)

論考小林秀雄(1977年)

近代の文学と文学者(1978年)

  • 朝日新聞社、1978年
  • 朝日選書 上下、1980年

論考川端康成(1978年)

ドナウ紀行(1978年)

永井荷風(1979年)

漱石と白鳥(1979年)

金銭と精神(1979年)

グロテスク(1979年)

近代文学をどう読むか(1980年)

私小説名作選(1980年)

近代日本文学において独特の位置を占める「私小説」は、現代に至るまで、脈々と息づいている。文芸評論家・中村光夫により精選された、田山花袋・徳田秋声・近松秋江・正宗白鳥・志賀直哉・嘉村礒多・梶井基次郎・太宰治・梅崎春生・井伏鱒二・尾崎一雄・上林暁・木山捷平・和田芳恵・井上靖
文学史を飾る作家十五人の珠玉の「私小説」の競演。

  • 集英社文庫
  • 講談社文芸文庫 上下

時の壁(1982年)

小説とはなにか(1982年)

鉄兜(1983年)

老いの微笑(1985年)

  • 筑摩書房
  • ちくま文庫

旅の断章(1986年)

知人多逝 秋の断想(1986年)

中村光夫全戯曲(1992年10月)

  • 人と狼
  • パリ繁昌記
  • 汽笛一声
  • 家庭の幸福
  • 雲をたがやす男
この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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