【おすすめ】最果タヒの全作品を一覧であらすじを紹介します

最果 タヒ さいはて・たひ(1986年 – )

詩人、小説家。兵庫県神戸市生まれ。2005年、『現代詩手帖』2月号の新人作品欄に初投稿し入選。2006年、第44回現代詩手帖賞受賞。2007年、第一詩集『グッドモーニング』を刊行。2008年、『グッドモーニング』で当時女性最年少の21歳で第13回中原中也賞受賞。2014年刊行の第三詩集『死んでしまう系のぼくらに』で第33回現代詩花椿賞を受賞。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:死んでしまう系のぼくらに
  • 2位:夜空はいつでも最高密度の青色だ
  • 3位:十代に共感する奴はみんな嘘つき

作品一覧リスト

グッドモーニング(2007年10月)第1詩集

わたしの名前を君たちは知らない。あらゆるものに手が届きそうなのに、何だってできそうなのに、私たちの現実は行き詰まっている。閉じている。愛とか、死とか、そこにドラマなんて、ありはしない。――本当に? それは誰が決めたの。それはいつ、わかったの。私たちの、僕たちの世界を、塗り替える言葉たち。見たことのない景色。知らなかった感情。新しい自分が、ここから始まる。中原中也賞に輝いた鮮烈なる第一詩集。

空が分裂する(2012年10月)第2詩集

殺人も、恋も、すべて空と呼べばいい。今や誰だって言葉を発信できるし、どんな人だって言葉を受信できる。そんな現代に「特別な私」はどこにいる? かわいい。死。切ない。愛。混沌から生まれた言語は、やがて心に突き刺さり、はじける感性が世界を塗り替える。昨日とは違う私を、明日からの新しい僕を、若き詩人が切り開く。萩尾望都ら21名の漫画家・イラストレーターと中原中也賞詩人が奏でる、至福のイラスト詩集。

死んでしまう系のぼくらに(2014年9月)第3詩集

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第33回 現代詩花椿賞 受賞
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ネット世代の詩人が綴る、表現の新次元。

現代詩の概念を打ち破るような「詩で遊ぶ」ウェブアプリのリリースや、
twitterやtumblrで作品を発表するなど、ジャンルを軽々と越え、
現代詩の新たな楽しみ方を提示し続けてきた最果タヒ。

3冊目となる待望の新詩集は、
鋭利かつ叙情的な言葉で、剥き出しの感情と誰もが抱える孤独を浮き彫りにする、
書き下ろし含む44篇を収録。

星か獣になる季節(2015年2月)小説

地下アイドル・愛野真実の応援だけを生き甲斐にするぼくは、ある日、彼女が殺人犯だというニュースを聞く。かわいいだけで努力しか取柄のない凡庸なアイドルである真実ちゃんが殺人犯なんて冤罪に決まっていると、やはり真実ちゃんのファンだという同じクラスのイケメン・森下とともに真相を追い始めるが──。歪んだピュアネスが傷だらけで疾走するポップでダークな青春小説!

かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。(2015年2月)小説

今、最も注目される詩人・最果タヒが紡ぐ、初めての長編小説――。きみがぼくに使うかわいいという言葉が、ぼくを軽蔑していない、その証拠はどこにあるんだろう。好きとも嫌いとも言えないなら、死ねって言っているようなものだと、いつだってきみは、怒っている。ぼくは、きみを好きでも嫌いでもないまま、優しくありたい。かすかな、死の気配でありたい。

かけがえのないマグマ 大森靖子激白(2016年1月)

「ネットでは、自分のことをなんて言われているか気になってエゴサーチばかりして、悪口は見つけて読んでおきたかった。ずっと、最初から、無名の言葉なら、表情なら、平気だなんて、思えなかった。1人1人の生きている時間。それ、そのものに敏感でいつづけることが私の音楽で。いつまでも、私はきみと1対1でいたい」――本書より 「大森さんはただ目の前の世界を生きて、その瞬間の自分を生きて、だからこそ、こうしてすべてのものをたった1つの身体に積み上げて、ここまで来た人だ。奇跡なんてない。すべては彼女の身体に、そして人生に、つながっていた。私は、この『日常』そのものをくりかえして、そして『奇跡』そのものになった人を他に知らない」――「あとがき」(最果タヒ)より

渦森今日子は宇宙に期待しない。(2016年3月)小説

渦森今日子、17歳。女子高生で、アイスが好きな、宇宙人。最後で「え?」となったかもだけど、私も、私の友達(岬ちゃん、柚子ちゃん)も、そんなことは気にせず、部活動、体育祭、夏合宿、と毎日を突っ走る。でも、なんだろう。楽しいのに、面白いのに、もやもやする。私が女子高生だから? それとも、宇宙人だから? この“痛み”に、答えはあるの――? ポップで可愛い、青春小説の新地平。

夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年5月)第4詩集

異例のひろがりで話題騒然となった『死んでしまう系のぼくらに』を超える、
待望の新詩集!

都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋

現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。
他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなど
フィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、
渾身の詩集最新作!

「ゆめかわいいは死後の色」「月面の詩」「花と高熱」
「美しいから好きだよ」「冷たい傾斜」「もうおしまい」
…ほか、書き下ろしを多数含む全43篇収録。

現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。

少女ABCDEFGHIJKLMN(2016年7月)小説

いま、最果タヒにより、文字が、言葉が、物語が躍り出す。

「好き、それだけがすべてです」――最果タヒがすべての少女に贈る、本当に本当の「生」の物語!

[収録作・冒頭]

○姉は、愛に満ちている。やわらかなまつ毛に包まれた頑なな瞳、太陽を頬張ったような頬ももう見えないほどに、愛に埋もれている。(「きみは透明性」)

○きみがご存じなくったって、きみを殺せば、私はきみを身ごもるんだ。可愛く育ててあげる。そうしていつか、きみが私に殺された日のこと、思い出してくれたなら、殺してくれたっていい。きみの恋人になりたいと思ったぐらいに、きみの子供になってみたいと、思った日もあるよ。(「わたしたちは永遠の裸」)

○「きみは自分のことを生き物って思っているかもしれないけれど、ぼくらが保護したい、いのちとは別物で、(きみが思っているよりずっと)たいしたことないからね」(「宇宙以前」)

○愛は、薬品によって生成されるものと学びました。モルヒネに似た麻薬成分を調合して、わたしたちの脳に快楽と麻痺をあたえるその薬品は、無垢なわたしたちに青色の水として認識されていた。(「きみ、孤独は孤独は孤独」)

きみの言い訳は最高の芸術(2016年10月)随筆

至極のエッセイ45本に加え、文庫版の「おまけ」9本&「あとがき」を収録。あなたの心の中でうごめく「曖昧な感情」に、「曖昧なまま」そっと寄り添ってくれる沢山の言葉たち―最果タヒ初のエッセイ集!

十代に共感する奴はみんな嘘つき(2017年3月)小説

絶対めんどくさい女になってやると思ったけれど、それもめんどくさい」
いじめも自殺も恋愛もセックスもすべて日常――17歳の濃密な二日間

「感情はサブカル。現象はエンタメ。
つまり、愛はサブカルで、セックスはエンタメ。私は生きているけれど、女子高生であることのほうが意味があって、自殺したどっかの同い年がニュースに流れて、ちょっと羨ましい……。」(冒頭部分)

女子高生の唐坂和葉は17歳。
隣のクラスの沢くんへの告白の返事は「まあいいよ」。

いつもヘッドフォンをつけていて「ハブられている」クラスメイトの初岡と、沢の会話を聞きながら、いろいろ考える。
いじめのこと、恋愛のこと、家族のこと。

十代のめまぐるしく変化する日常と感情と思考を、圧倒的な文体で語る新感覚の小説。

愛の縫い目はここ(2017年7月)第5詩集

第33回現代詩花椿賞受賞作『死んでしまう系のぼくらに』と、
映画化でも話題となった『夜空はいつでも最高密度の青色だ』に連なる
詩集三部作、完結!

最果タヒ自身が拓いた、詩の新時代を決定づける傑作。

「グッドモーニング」「ふれた永遠」「糸」
「光の匂い」「5年後、太陽系、みずいろ」
…ほか、書き下ろし含む全43篇収録。

この本から、また始まる。

もぐ∞(2017年10月)随筆

ほぼ、書き下ろし!! 詩人・最果タヒが、「食べる」について綴った異色のエッセイ集登場! 食べ物へのあきらめ、偏愛、「好き」という感情について語りつくした自由度無限大の一冊。 「ぼくの理想はカレーかラーメン」「大人は温度を食べている」 「良いサンドウィッチはミステリー」「ジャジャーン!ポールエヴァン!」など25作品収録!!

千年後の百人一首(2017年11月)

言葉と絵——。
ふたりが1000年の時の砂をはらうと、
たった1つの変わらない「思い」が、
切なる100の音楽を奏ではじめた。

日本古典文学の最高峰に挑む。
これが、この世限りの、決定版「百人一首」!

【 清川あさみが布や糸・ビーズで描きおろした百の情景。】
今までの絵札とは全く違う、けれど歌に込められた思いを真摯に表現した一枚一枚は、
新たな百人一首の姿を見せてくれます。

【 最果タヒによる、現代語訳にして新作詩。】
情感豊かな現代の言葉で綴られた新訳は、時に愛おしく、時に物悲しく、
いまを生きる私たちの胸に刺さります。

巻末にはそれぞれの歌が詠まれた背景や詠み人についての丁寧な解説も収録し、
ハンディな造本に、百人一首のすべてが詰まった一冊です。

天国と、とてつもない暇(2018年10月)第6詩集

現代を生きる若者たちを魅了した詩集三部作(『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『愛の縫い目はここ』)を経て、今、未知の世界がこの詩集から始まる。若き言葉の魔術師が贈る最新詩集、待望の刊行。

恋人たちはせーので光る(2019年8月)第7詩集

詩を読むことは病まない孤独であり、
幸福の可能性に気づくこと。

映画、展覧会、WEB、広告、音楽……
数々の新しい詩の運動をまきおこしてきた最果タヒが
ついに放つ傑作。
新たな地平を目指し生まれた、待望の最新詩集!

<43の詩と43のデザイン!>
祖父江慎によるデザインが、1篇ごとにたったひとつの世界を作りだす。
ページをめくるのが楽しい一冊!

「好き」の因数分解(2020年1月)随筆

48の「好き」を、3層のテキストで書き分けるという挑戦。
最果の「平成カルチャー論」であり、かつ、横溢する愛の読み物。

ミッフィー/ 風立ちぬ/ マックグリドル/ 燃える/
カルテット/ ゆらゆら帝国/ 水族館/ ぬいぐるみ/
クロード・モネ/ 石/ よつばと!/
UFOキャッチャー/ 紫陽花/ 古畑任三郎/
フィギュアスケート/ 書くこと/ 宇多田ヒカル/
劇場/ それでも町は廻っている/ 宇宙/ 町田康/
sacai/ 新幹線/ ポケットモンスター/
タモリさん/ BLANKEY JET CITY/ ロケット/
買い物/ 肉/ コート/ プラネタリウム/
ポイント10倍キャンペーン/ 写真を撮る/
食べ放題/ 東京タワー/ エレキベース/
インスタグラム/ レゴ/ グロッケン/ KEN ISHII/
ジャン=ポール・エヴァン/ クリスマス/ 小豆島/
革の鞄/ NUMBER GIRL/ プール/ 神戸/ 野外フェス
……「好き」48

ファッション誌「FUDGE」の大人気連載を主に再構成し、大幅加筆、書き下ろし多数収録。

夜景座生まれ(2020年11月)第8詩集

中原中也賞、現代詩花椿賞の受賞を経て、詩の映画化、詩の個展、詩と建築のコラボ レーションなど、詩人という枠を超え、存在が加速し続ける最果タヒ。現代のその先 を切り開く、運命の第8詩集。

パパララレレルル(2021年11月)

「愛はいかづち」「限界人魚姫」「眠れる森後の美女」「きみはPOP」「記憶の麻薬」「猫はちゃんと透き通る」……「物語」と「言葉」が弾ける26の小宇宙。待望の短編集!

神様の友達の友達の友達はぼく(2021年12月)

言葉は誰のものでもないけど、誰かのものではある。誰かと誰かをつなぐ最果てからの言葉に僕らは耳を澄ます。「ちくま」好評連載をリミックスして待望の書籍化!

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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