【おすすめ】安彦良和の全漫画作品を一覧であらすじを紹介します

安彦 良和 やすひこ・よしかず(1947年12月9日 – )

漫画家、アニメーター。 北海道紋別郡遠軽町出身。弘前大学卒業後、1970年虫プロ養成所に入りアニメーターとなる。虫プロ倒産後はフリーとなり『宇宙戦艦ヤマト』や『勇者ライディーン』など数多くのアニメ作品に携わるが、中でもキャラクターデザインおよび作画監督を務めたアニメ『機動戦士ガンダム』は、その後放映された劇場版とも併せ社会現象ともいえるブームを巻き起こした。1990年以降、アニメ製作現場を離れて専業漫画家となり、『ナムジ』『虹色のトロツキー』『王道の狗』など主に歴史ものを描いて第19回日本漫画家協会賞優秀賞(『ナムジ』)、第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(『王道の狗』)などを受賞した。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:機動戦士ガンダム THE ORIGIN
  • 2位:ヤマトタケル
  • 3位:天の血脈

作品年表リスト

※漫画作品のみ紹介しています。

アリオン(1980年11月~1985年1月)

超人と言って良い力を持ち、幾多の地を支配するティタン神族は、かつてウラノスを王として戴いていた。しかしウラノスはその子クロノスによって殺され、クロノスはまたその息子であるゼウスによって殺害されてその地位を奪われる。ゼウスはクロノスを殺したことで地上の王位を手に入れはしたものの、一族の勇者であるプロメテウスによって成された「祖父や父と同様、あなたも自らの子供の手によって殺されるだろう」との予言に怯え、病的なまでに猜疑心に満ちた生活を送っていた。

  • アニメージュコミックス、全5巻
  • 中公文庫、全4巻

クルドの星(1986年1月~1987年6月)

『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』の偉才・安彦良和が、中東の火薬庫「クルディスタン」を舞台に描く冒険活劇の初期傑作、ついに電子化!

日本人の父とクルドの母を持つ真名部ジローは、生き別れになった母からの手紙に導かれ、10年ぶりにトルコを訪れる。しかし、その手紙はジローをおびき寄せるために、クルド武装ゲリラで「鉄の腕」(デミレル)の異名を持つカシムが出したものだった。ジローはイスタンブールでクルド人ゲリラとトルコ治安軍との対立に巻き込まれ、トルコ東部辺境の地クルディスタンへと逃れる。部族が潜む秘密の洞窟でジローが出会ったのは、同じ「ジロー」という名を持つ不思議な少年だった──。

  • 少年キャプテンコミックス、全3巻
  • 中公文庫、全2巻

ヴイナス戦記(1987年9月~1990年5月)

金星に氷の惑星が衝突して、厚い雲のベールに覆われていた世界が一変した。人類が金星の大地に足跡を成して約70年。移民団も四世の時代になると生きる目的を見失う者が出始め、退廃ムードも漂っていた。ヒロキ・セノオもそんな時代に流されるひとりだった。

  • ノーラコミックス、全4巻

Cコート(1988年7月)

『Cコート』とは?『機動戦士ガンダム』の安彦良和が「少年キャプテン」で1987年から1988年にかけて連載した幻のテニスまんが。「COMICリュウ」4周年の9月に『麗島夢譚②』と同時刊行! 安彦良和の数ある作品のなかで一度も復刊されたことになかった傑作!安彦良和ならではの驚天動地の設定があったり、単なるスポ根ものに留まらないドラマ展開は今読んでもおもしろい!なにより安彦良和は迫力ある筆致で描かれるテニスの試合シーンは圧巻!新規描き下ろし有り!!

ナムジ 大国主(1989年8月~1991年11月)

時代は2世紀後半。出雲では騎馬民族の末裔である渡来系の布都(ふつ)族が先住の倭人を支配し、周辺のエミシと勢力争いをしている。筑紫には秦の徐福によって開かれた邪馬台国(やまとこく)があるが、一部は漢の圧迫を恐れてさらに東進し大和の地にある。

ナムジは出雲の海岸で拾われた出自の知れぬ孤児であり、倭人と同じ刺青をしている。スサノオを頭領とする布都族を見返そうとする反骨精神を持つが、その後継者であるスセリを妻とすることになる。自分の出自に悩みつつも、出雲の範疇を越えた世界を統べる大望を抱き、大和や筑紫邪馬台国へと出兵する。邪馬台国は日向へと遷都し、ナムジを虜囚として出雲との決戦に出る。

  • 徳間書店、全5巻
  • 中公文庫、全4巻

虹色のトロツキー(1992年7月~1997年1月)

幼い頃に記憶と家族を失った日蒙二世の青年・ウムボルトは、赤化運動の折、憲兵に捕まり拷問を受ける。しかし、関東軍参謀・辻政信によって釈放され、日本軍統治下の満州に建てられた建国大学に入学する事になった。そこで、ロシア赤軍を創ったトロツキーが父の知り合いであること、自分はトロツキーを招き入れる為に軍上層部の思惑によって学校に入れられた事を知らされる。旧満州を舞台に日本軍の政治的陰謀に巻き込まれながらも、強く生き抜く青年の物語が今はじまる。

  • 希望コミックス、全8巻
  • 中公文庫、全8巻

神武(1992年6月~1995年3月)

『ナムジ』の世界以降、邪馬台国は依然日向の地にあり、なお壮健さを保つヒミコによって統治されている。南方の球磨族・曽於族(熊襲)との勢力争いは微妙な状況にある。大和は齢を重ね病に苦しむオオドシ(=大物主、ニギハヤヒ)が統治している。

  • 徳間書店、全5巻

『ナムジ』の続編です。

安東 ANTON(1993年10月~1995年6月)

  • ノーラコミックスデラックス、全3巻

源義経の忘れ形見・星若丸が、十三安東氏などの協力を得て親の仇である鎌倉幕府を打倒しようとする物語です。

三河物語 マンガ日本の古典 23(1995年2月)

徳川家に仕えた大久保忠教(彦左衛門)を、少年である魚屋一心太助の視点で描いた作品です。

ジャンヌ Jeanne(1995年10月~1996年7月)

“奇蹟の少女”ジャンヌ・ダルクの火刑から10年、一人の少女がジャンヌの幻を追って、歴史の荒波へと立ち向かっていく──。

ロレーヌ公爵の娘として生まれながら男子として育てられたエミールは、ジャンヌと運命の糸で結ばれていた。幼い頃に城でジャンヌと会っていたし、養父ボードリクールはジャンヌを祖国解放の戦いへと送り出した張本人だった。成長したエミールは、ジャンヌの幻影に導かれるように、フランスを救うため旅立つのだった。

英仏百年戦争も終局を迎え、ジャンヌ・ダルクの奇蹟的な戦いによってフランスは最大の国難を乗り越え、新王シャルル七世の下、失地を徐々に回復しつつあった。その矢先、重大事が勃発する。野望に満ちた王太子ルイが、父王シャルルに反旗を翻したのだ。弱気な王への信望は薄く、かつてジャンヌと戦った武将たちもこぞって王太子に味方し、フランスは分裂の危機に直面していた。エミールは王シャルルを救うべく、ジャンヌの足跡を辿るかのように、敵中を進んでいく──。

  • NHK出版、全3巻

イエス JESUS(1997年4月~1997年9月)

救世主、悪魔つき、煽動家、それとも只の人──。「イエス」とは一体、何者だったのか?

ローマ帝国統治の下、大王ヘロデが君臨するパレスチナの地。予言者ヨハネから洗礼を受け、荒野での修行の後、イエスは故郷ガリラヤで教えを説き始める。病人を治し、死者を甦らせるなど数々の“奇蹟”を起こすイエスの周りには、多くの崇拝者が集まるが、その中にヨシュアという若者がいた。彼は、ある”密命“を帯びて、イエスに近づいてきたのだった。

イエスを敵視するユダヤ教聖職者たち、イエスを担いでローマ帝国に武装蜂起を企む一派など様々な思惑が渦巻くなか、イエスは自らの死を予感しつつ、聖地エルサレムへと向かう。イエスに心酔するヨシュアは、師を助けようとして事件を巻き込まれ、イエスと一緒に磔にされてしまう──。

  • NHK出版、全2巻

マラヤ MARAYA(1998年5月~2000年10月)

  • メディアワークス・DengekiComics EX、全4巻

王道の狗(1998年6月~2000年3月)

明治時代中期、北海道開拓に使役させられていた若い囚人二人は脱獄し、それぞれの道を歩み始めた……。壮大なスケールで描く歴史長篇漫画、待望の初文庫化!

  • ミスターマガジンKC、全6巻
  • JETS COMICS、全4巻
  • 中公文庫、全4巻

我が名はネロ(1998年11月~1999年9月)

紀元1世紀、実母・アグリッピナの計略により16歳にしてローマ帝国を手に入れた皇帝ネロ。
家庭教師セネカの指導のもと、安定した治世を敷く一方で、
正妻の側女・アクテを寵愛し、奴隷の剣闘士・レムスを側に置くなど奔放な生活を送っていた。
肉欲にふけり自分から離れていくネロに、母・アグリッピナは激しく干渉するが、
ネロはさらに反発。そしてある恐ろしい計画を企てる――

  • ビンゴコミックス、全2巻

韃靼タイフーン(2001年1月~2002年5月)

”200X年、北海道・函館。ロシアのタンカーが事故で爆発炎上、積み荷から猛毒ガスが発生した。住民には避難勧告が出され、街はパニックに陥った。非常事態下、主人公・荒脇卓馬は幼なじみのヒデコと一緒に入った廃船の中で、ロシア人の美少女に出会う。しかしその少女を狙う武装した謎の覆面軍団に卓馬は襲われてしまう。訳が分からないまま卓馬はロシアや自衛隊、さらにはやくざまでかかわる事件に巻き込まれていく。

  • MFコミックスフラッパーシリーズ、全4巻
  • MF文庫、全3巻

近未来の函館を舞台にした冒険活劇です。

蚤の王(2001年7月)

4世紀初め、第11代垂仁天皇の治世下、土師氏の開祖・野見宿禰(ノミノスクネ)の一代記。宿禰は殉死をやめ、土人形(埴輪)の埋葬をもって、殉死にかえることを提案したことで、『日本書紀』に記述される菅原道真の先祖。

『神武』の続編。

登場人物が子孫という設定になっていますが、前作との繋がりはそれほどありません。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(2002年6月~2015年2月)

TVアニメ「機動戦士ガンダム」において作画ディレクター、キャラクターデザイナー、メカニカルデザインのクリーンナップなどを務めた安彦良和による、同作のコミカライズ作品である。 TVアニメ版をベースにしており、劇場版でカットされたルナツー攻防戦やセント・アンジェのエピソードなども描かれている。また見せ場であったシーンや決め台詞なども多くが生かされ登場している。一方で、現在の視点からすると不自然であったり、現実世界の変化に合わなくなった設定などの変更や、新規キャラクターの追加、既存キャラクターの設定見直しが行われている。

  • 角川コミックエース、全24巻
  • 愛蔵版、全12巻

安彦によるアニメ『機動戦士ガンダム』の漫画版。設定・デザインはアニメ版と一部異なっています。「シャア・セイラ編」など漫画版独自のストーリーも加えられています。

アレクサンドロス(2003年7月)

かつて、地中海からインドにかけて、壮大な大帝国を築いた青年がいた。その名は、アレクサンドロス――。

紀元前359年、ギリシャ辺境の地マケドニアの王子として生まれ、父フィリッポスの急死により弱冠20歳の若さで即位するや、東方アジアへの遠征を敢行。小アジア、エジプトを制圧し、ついに宿敵・ダレイオス王を破り、ペルシャ帝国を征服する。しかし、アレクサンドロスの野望は止まることを知らない。さらに東方へ兵を進めようとする矢先、病に倒れ、33年の短い一生を閉じる。大王の死後、40年に渡る後継者戦争の末、アレクサンドロスの妻子は殺され家系は断絶、彼が築いた帝国は臣下たちによって解体され、分割統治されることになる。

マケドニア生まれの一青年を「世界」の涯へと駆り立てたものは一体何だったのか?  友人で部下のリュシマコスの目を通して描かれる、大王の知られざる真実の姿とは――。

麗島夢譚(2009年1月~2012年12月)

人気アニメーターから、徳間書店の旧「リュウ」誌上で『アリオン』を連載し、マンガ家へと転進した安彦良和が、徳間書店では14年ぶりとなる新刊コミックスを上梓。時は寛永十五年――島原の乱の終結からしばらく後、南洋上で水軍の一団を率いる青年、伊織はオランダ商船を襲う。首尾よく船を制圧し、お宝を奪い取るのだが、その際に船倉で歳若い日本人宣教師補と紅毛人の虜囚見つけるのだが……。安彦良和が以前から興味を持ち続けていたモチーフをついに漫画化! 安彦良和、ひさしぶりの歴史巨編!

  • リュウコミックス、全4巻

天の血脈(2012年8月~2016年10月)

時は1903年。日露戦争開戦の半年前、朝鮮半島に近い満洲の地に日本からの学術調査隊がいた。彼らの目的は「好太王碑」。古代朝鮮半島の歴史、日朝関係を記したとされるこの碑文の研究のため、嬉田(うれしだ)教授率いるこの調査隊に参加していたのが、本編の主人公、一高の学生・安積亮(あずみ・りょう)である。まだ何者でもない自分に悩む安積が研究自体に疑問を持っていたところ、調査隊は馬賊による襲撃を受けた! 果たして彼らの運命は――!?

  • アフタヌーンKC、全8巻

ヤマトタケル(2013年2月~2018年10月)

紀元四世紀、父・オシロワケ大王の名代で筑紫の奴国に遠征してきた皇子オウス(後のヤマトタケル)は、地元の豪族・川上タケルの砦攻略に悩むが、その娘・鹿文と出会ったことから活路を見出す……。伝説の英雄ヤマトタケルは、果たしてどのように生き、どのような足跡を残したのか。『ナムジ』『神武』に続く、著者渾身の古代史ロマンシリーズ第三弾、待望の文庫化!

  • カドカワコミックス・エース、全6巻
  • 中公文庫、全3巻

乾と巽 -ザバイカル戦記-(2019年4月~)

安彦良和、最後の新連載!! 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが、作家生命を懸けて最後に挑む巨編! 今から100年前、大正の日本が選んだ「シベリア出兵」という道の中、ロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽。戦争のど真ん中を熱く生き抜いた男達の生き様を描く!

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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