一気読みしたい!ステイホーム週間におすすめの長編小説6選

2020年に猛威を振るい、生活を一変させたコロナウイルス。

感染者の増加が日夜報道され、感染の拡大も必至な状況となっています。

今年はなかなか、外出やレジャーも難しいですよね。

そんなまとまった時間にぜひ読みたい長編小説を紹介します。

ステイホーム週間におすすめの長編小説6選

『ワイルド・ソウル』垣根涼介

その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。

『偶然の聖地』宮内悠介

国、ジェンダー、SNS――ボーダーなき時代に、鬼才・宮内悠介が届ける世界地図。本文に300を超える「註」がついた、最新長編小説。

『海賊女王』皆川博子

最後までイングランドに屈さなかったゲールの女王。
本格ミステリ大賞、日本ミステリー文学大賞を立て続けに受賞し、なお進化をつづける幻想文学の女王が、アイルランドの女海賊の凄まじき生涯に挑む、海洋冒険歴史巨編。

『葬送』平野啓一郎

ロマン主義の全盛期、十九世紀パリ社交界に現れたポーランドの音楽家ショパン。その流麗な調べ、その物憂げな佇まいは、瞬く間に彼を寵児とした。高貴な婦人たちの注視の中、女流作家ジョルジュ・サンドが彼を射止める。彼の繊細に過ぎる精神は、ある孤高の画家をその支えとして選んでいた。近代絵画を確立した巨人ドラクロワとショパンの交流を軸に荘厳華麗な芸術の時代を描く雄編。

『百年法』山田宗樹

不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?

『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹

「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。

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