【おすすめ】藤井太洋の全作品を一覧であらすじを紹介します

藤井 太洋 ふじい・たいよう(1971年 -)

小説家。鹿児島県生まれ。国際基督教大学中退。会社勤務の傍ら執筆した『Gene Mapper -core-』を、2012年7月、電子書籍によるセルフ・パブリッシングにて発表。同作はAmazon.co.jpの「2012年Kindle本・年間ランキング小説・文芸部門」で1位を獲得した。2013年4月、『Gene Mapper -core-』を増補改稿した『Gene Mapper -full build-』が早川書房から出版され単行本デビューを果たす。2015年、『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞、第46回星雲賞(日本部門)を受賞。2019年、『ハロー・ワールド』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:オービタル・クラウド
  • 2位:ハロー・ワールド
  • 3位:アンダーグラウンド・マーケット

作品一覧リスト

Gene Mapper -core-(2012年7月)電子書籍

“生命すら設計できるその日、何を信じて未来の扉を開けばいいのだろう”

早川書房より完全改稿を行った『Gene Mapper -full build-(ジーンマッパー フルビルド)』が発売されました。本書『Gene Mapper -core-』は自己出版バージョンです。

UNDER GROUND MARKET(2013年2月)電子書籍

Amazon Kindleストアのダイレクトパブリッシングで発売以降、爆発的人気を得たSF小説『Gene Mapper』の作者による待望の書き下ろし第2弾! 2018年、東京。たび重なる増税は、日本に「地下経済」の爆発的流行をもたらした。当局に把握されないで税を回避できる商取引は、電子決済の一般化とともに社会に浸透。増え続ける移民と開く格差が利用人口をさらに増やしていた。
WEB周りのなんでも屋として企業の間を渡り歩く巧は、地下経済の恩恵を受けるフリーランス。仲間の恵、鎌田とともに請けたWEB開発案件はもちろん地下経済がらみで、早くもトラブルの匂いを漂わせていた――すぐそこに迫った日本のシミュレーション。

Gene Mapper -full build-(2013年4月)

Kindleストアにて 「ベスト・オブ・2012」小説・文芸1位! 話題の電子書籍が分量1.8倍以上、文体・構成も一新した完全改稿版として登場。
バーチャルリアリティ技術と遺伝子組換作物が浸透した近未来、謎の塩基配列を持つ稲に秘められた陰謀に迫る、本格SFサスペンス。

UNDERGROUND MARKET ヒステリアン・ケース(2013年10月)電子書籍

出稼ぎを求めて急増した海外からの移民と政情不安定な国からの難民であふれ始めた街東京。移民や難民が出身国への送金に用いていた仮想通貨は移民同士の支払に用いられ始め、やがて巨大な地下経済を誕生させた。そんな移民がはびこる東京で、WEB周りのなんでも屋として企業の間を渡り歩く木谷巧とWEBデザイナー鎌田大樹のふたりはビジネスチャンスを探していた。小説トリッパーに掲載され、電子書籍として発売された「UNDERGROUND MARKET」の序章ともいえる物語。

オービタル・クラウド(2014年2月)

【日本SF大賞受賞】2020年、流れ星の発生を予測するWebサイト〈メテオ・ニュース〉を運営する木村和海は、イランが打ち上げたロケットブースターの2段目〈サフィール3〉が、大気圏内に落下することなく、逆に高度を上げていることに気づく。シェアオフィス仲間である天才的ITエンジニア沼田明利の協力を得て、〈サフィール3〉のデータを解析する和海は、世界を揺るがすスペーステロ計画に巻き込まれて――

UNDERGROUND MARKET アービトレーター(2014年3月)電子書籍

巨大な地下経済が誕生した東京。フリービー(地下生活者)として生活する木谷巧と鎌田大樹、森谷恵はWEB周りのなんでも屋を開業した。表社会と地下社会を行き来する3人の物語。小説トリッパーに掲載され、電子書籍として発売された「UNDERGROUND MARKET」シリーズ最新作。

さよならの儀式 年刊日本SF傑作選 (2014年6月)「コラボレーション」アンソロジー

2013年の日本SF短編の精華、今年度版には全15編を収録。巻末には第5回創元SF短編賞受賞作と選評を掲載。編者による年間日本SF概況など、解説も充実。

NOVA+ バベル 書き下ろし日本SFコレクション(2014年10月)「ノー・パラドクス」アンソロジー

第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門を受賞した画期的アンソロジー・シリーズ《NOVA》が装いも新たに、復活。

第34回日本SF大賞の全候補作家+日本SF大賞・同特別賞の受賞者たちが参加する、前代未聞の完全新作・オール読切アンソロジー。

楽園追放 rewired サイバーパンクSF傑作選(2014年10月)「常夏の夜」アンソロジー

劇場アニメ「楽園追放-Expelled from Paradise-」の世界を構築するにあたり、
脚本の虚淵玄(ニトロプラス)が影響を受けた傑作SFの数々――
W・ギブスン「クローム襲撃」、B・スターリング「間諜」などサイバーパンクの初期名作から、
藤井太洋、吉上亮の最先端作品まで8篇を厳選収録する。
「楽園追放」の原点を探りつつ、サイバーパンク30年の歴史に再接続する画期的アンソロジー

アンダーグラウンド・マーケット(2015年3月)

2018年──下流に堕ちた日本人と、安い労働力として呼び寄せられた移民たちは「円」を捨て、電子貨幣による非課税の経済圏を作り始める。

そんな環境の中で、若いフリーランスのITエンジニアたちが時代に抗い、世界を切り開いていく近未来青春サスペンス。

ビッグデータ・コネクト(2015年4月)

いま、そこにある個人情報の危機を描く警察小説

公立図書館の私企業との提携を進めるエンジニアが誘拐された。サイバー犯罪捜査官とはぐれ者ハッカーのコンビが個人情報の闇に挑む。

伊藤計劃トリビュート(2015年8月)「公正的戦闘規範」アンソロジー

伊藤計劃が2009年にこの世を去ってから早くも6年。彼が『虐殺器官』『ハーモニー』などで残した鮮烈なヴィジョンは、いまや数多くの作家によって継承・凌駕されようとしている。伊藤計劃と同世代の長谷敏司、藤井太洋から、まさにその影響を受けた20代の新鋭たる柴田勝家、吉上亮まで、8作家による超巨大書き下ろしアンソロジー

屍者たちの帝国 NOVA+ 書き下ろし日本SFコレクション(2015年10月)「従卒トム」アンソロジー

『屍者の帝国』映画化記念、完全新作アンソロジー。北原尚彦、坂永雄一、高野史緒、津原泰水、仁木稔、藤井太洋、宮部みゆき、山田正紀の各氏による全8編。円城塔インタビューも特別収録。

AIと人類は共存できるか?(2016年11月)「第二内戦」アンソロジー

早瀬耕「眠れぬ夜のスクリーニング」×東京大学特任講師・江間有沙
藤井太洋「第二内戦」×電気通信大学大学院情報理工学研究科教授・栗原聡
長谷敏司「仕事がいつまで経っても終わらない件」×国立情報学研究所・相澤彰子
吉上亮「塋域の偽聖者」×筑波大学システム情報系助教・大澤博隆
倉田タカシ「再突入」×公立はこだて未来大学教授・松原仁

人工知能学会創立30周年記念出版

「倫理」「社会」「政治」「信仰」「芸術」――5つの異なるアプローチで、人工知能(AI)が普及した未来社会を描く。SF作家の想像力とAI研究者の最新知見が斬り結ぶ、書き下ろしアンソロジー

公正的戦闘規範(2017年8月)

デビュー長篇『Gene Mapper』の前日譚「コラボレーション」、近未来の皮肉な戦場を描く表題作、「第二内戦」ほか全5篇を収録する、著者初のSF作品集。

ハロー・ワールド(2018年10月)

未来が体験できる静かで熱い革命小説、誕生。「藤井太洋は諦めない、テクノロジーも、そして未来も」――宮内悠介。「何でも屋」エンジニアの文椎の武器は、ささやかなITテックと仲間と正義感。仲間と開発した、広告ブロッカーアプリ〈ブランケン〉が、突然インドネシア方面で爆発的に売れ出した。東南アジアの島国で何が起こっているのか――。とんでもない情報を掴んでしまった文椎は、第二のエドワード・スノーデンなるか?

revisions 時間SFアンソロジー(2018年12月)「ノー・パラドクス」アンソロジー

突如、渋谷の街とともに300年以上先の時代へと転送されてしまった高校生たちの運命を描く、話題のSFアニメ「revisions リヴィジョンズ」。同様に、奔放なアイデアと冷徹な論理で驚愕のヴィジョンを体感させる時間SF短篇の数々――アメリカSF黄金期の名篇にして文庫初収録のC・L・ムーア「ヴィンテージ・シーズン」から、オールタイム・ベストSF短篇にも選出された津原泰水「五色の舟」まで、全6篇を収録する。

NOVA 2019年秋号 (2019年1月)「破れたリンカーンの肖像」アンソロジー

オール読切の新作SF。草野原々、高野史緒、高山羽根子、田中啓文、谷山浩子、津原泰水、トキオ・アマサワ、藤井太洋、麦原遼。

宮内悠介リクエスト! 博奕のアンソロジー(2019年1月)「それなんこ?」アンソロジー

読書家にして麻雀にも造詣の深いことで知られる宮内悠介が、今いちばん読みたいテーマで、いちばん読みたい作家たちに「お願い」して、ヒリヒリするようなアンソロジーができました。危険と背中合わせの愉楽を、お楽しみください。

東京の子(2019年2月)

この小説は、これから「’20年代」を 生き抜いていく我々の希望になる。

東京オリンピックの熱狂は終わった。 これからみんな、搾取されて生きていくのかもしれない。 モラルも理想もすっからかんになったこの国だけど、 僕たちは自分の足で、毎日を駆け抜けていくんだ。

おうむの夢と操り人形(2019年8月)「おうむの夢と操り人形」アンソロジー

第40回日本SF大賞受賞

日本SFの最前線を追う
年刊ベスト・アンソロジー、最終巻

2018年の日本SF短編の精華を収録。今年度版には円城塔、斉藤直子、坂永雄一、三方行成、柴田勝家、高野史緒、田中啓文、飛浩隆、西崎憲、長谷敏司、藤井太洋、古橋秀之、日高トモキチ、水見稜、宮内悠介、宮部みゆきの短編作品のほか、肋骨凹介、道満晴明による漫画も収録。巻末には第10回創元SF短編賞の受賞作と選評を掲載。編者二人による各作品解説や年間日本SF概況、短編推薦作リストなど解説記事も充実した、2018年の日本SFが一望できる年刊ベスト・アンソロジー。

ワン・モア・ヌーク (2020年2月)

「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。爆発は 3 月11日午前零時。福島第一原発事故への繫がりを示唆するメッセージの、その真意を政府は見抜けない。だが科学者と刑事の執念は、互いを欺きながら“正義の瞬間”に向けて疾走するテロリスト二人の歪んだ理想を捉えていた──。戒厳令の東京、110時間のサスペンス。

2010年代SF傑作選2(2020年2月)「従卒トム」アンソロジー

ハヤカワSFコンテストと創元SF短編賞という2つの新人賞が創設された2010年代。ジャンル外の文学賞でも評価される宮内悠介、高山羽根子、小川哲をはじめ、酉島伝法、柴田勝家、倉田タカシなど両賞から輩出された数多くの才能、電子書籍やウェブ小説出身の藤井太洋、三方行成、そして他ジャンルからデビューの野﨑まど、小田雅久仁――日本SFの未来を担う10作家を収録する、2010年代ベストSFアンソロジー第2弾。 【収録作品】 ・小川 哲「バック・イン・ザ・デイズ」 ・宮内悠介「スペース金融道」 ・三方行成「流れよわが涙、と孔明は言った」 ・酉島伝法「環刑錮」 ・高山羽根子「うどん キツネつきの」 ・柴田勝家「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」 ・藤井太洋「従卒トム」 ・野﨑まど「第五の地平」 ・倉田タカシ「トーキョーを食べて育った」 ・小田雅久仁「11階」

銀河英雄伝説列伝1 晴れあがる銀河(2020年10月)「晴れあがる銀河」アンソロジー

永遠の名作『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家陣が、正伝・外伝では語られなかったエピソードを紡ぎ出す。ラインハルトの新婚旅行で起きた椿事、ヤン・ウェンリーの青春時代の思い出、安楽椅子探偵オーベルシュタインの名推理……。新しい『銀河英雄伝説』の世界へようこそ。公式トリビュート第1弾。序文=田中芳樹/収録作家=石持浅海・太田忠司・小川一水・小前亮・高島雄哉・藤井太洋

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