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「【初心者にもおすすめ】死ぬまでに読みたい海外文学100選【小説メイン】その1」の3回目となります。まず最初の記事からご覧ください。
ルールとしては、「一人一作品」ということにしています。そうしないとドストエフスキー、カフカ、ガルシア=マルケスなど有名作家の作品が複数入ってしまうので。
記事では執筆された年代順に10冊ずつ紹介していきたいと思います。
死ぬまでに読みたい海外文学100選21~30冊
21:アンドレ・ジッド『背徳者』1902年
ジッドがアフリカに旅して病気になり、回復後に生命の喜びを見出した当時の魂のありさまを、告白的に小説として描いたもの。一考古学者がアフリカに新婚旅行に出かける途中大病にたおれて、一時は死に瀕するが、ようやく回復期に至ったとき、生きる喜びを知り、彼の心に一大革命が起る。既成のモラルや組織に安住できぬ魂の苦悩を綴った、ジッド最初の物語作品。一九〇二年作。
背徳者/アンドレ・ジイド #読了
— みもれ🌼 (@mimorecchi) May 8, 2021
愛する妻の身体を危険に晒しながらも、背徳的なものに歓喜する主人公の行動は、苦悩に満ちている。
「思い出は、不幸を創り出す種だ」と、背徳の行く末に何度も失望しつつも、常に刹那の魅惑的な背徳に惹き付けられる。
生命への渇望を感じる、重く凄まじい小説。 pic.twitter.com/FkTwaq3bo4
#読了
— うすい*本とか猫とか珈琲とか。 (@usui_to_be) April 17, 2020
『背徳者』ジッド
告白文学のエッセンスが、この本には欠けるところなく詰まっているように思う。
ジッド自身の同性愛的傾向や小児性愛的傾向、妻を愛していながらもより強い本能に逆らえず、結果的に妻を蔑ろにしてしまう現実。
自ら判断を下さず、よく描くことに徹っした、魂がこもった一冊。 pic.twitter.com/unrZ1vPhHd
わたしは彼が完全なる背徳者だとは思えなかった。
— m i r k o (@mii832__) June 25, 2019
「人間」であっても動物的に生きたいと思う気持ちは誰でも持っているものだと思う。ある意味彼は本物の「生」に目覚め、しかしその「生」によって自分の身を滅ぼしてしまった。
解釈の難しい小説だった。#読了 pic.twitter.com/jY59sBQOes
22:ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』1902年
船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘め沈黙する密林。ついに対面したクルツの最期の言葉と、そこでマーロウが発見した真実とは? 著者自身の強烈なコンゴ体験をもとにアフリカの奥地への苛烈な旅を描き、文明社会の価値観を問うた20世紀最大の問題作を、リーダブルな新訳で!
『闇の奥』は評価のわかれる作品だと思います。
解釈にも意見は分かれるし、その出来にも色々な意見がある。
僕なんかは『闇の奥』が刺さらなかった人です。でもその一方で刺さる人にはとことん刺さる。自分は刺さる側の人間なのか?そのことを確かめてもいいと思います。
闇の奥 / コンラッド #読了
— みか @読書垢📚 (@mika17507299) September 23, 2021
象牙収集家を密林から救出する追想物語 以前岩波文庫で読みづらくその後 夏目漱石も読んだと知り今回は新訳で… 幻想なのか夢なのかと思わせる独特な趣で暗黒の密林へ迷い込んだような不思議な読後感… やはり難解な作品だった 漱石がどんな感想を抱いたのか気になりますね pic.twitter.com/jX7bePtj9R
コンラッド著。「闇の奥」読了。賛否両論らしいが僕は圧倒的に支持する。ここ数年で読んだ中では傑作だと思う。こういうのは読書と言うよりひとつの「体験」なんだ。原題は「Heart of Darkness」だが闇の奥と訳したのは正解だな。
— Nutcracker (@ytrtrt) February 15, 2011
コンラッド『闇の奥』読了。岩波の中野訳。ウン十年前に読んで以来2回目。こんな雰囲気だったなとは覚えているが、このおどろおどろしさの魅力まで感じられてたかな?話の筋、背景はそれこそ読者が推し量らなければならない類の小説、そこが何とも読書好きの心をくすぐる。アフリカでの象牙採りの闇。
— neveu (@NeveuTristan) October 1, 2016
23:オー・ヘンリー「最後の一葉」「賢者の贈り物」1905年
めまぐるしいオフィス風景をユーモラスに描く「多忙な株式仲買人のロマンス」、若く貧しい芸術家たちの姿を描いた「最後の一葉」、表題作の「1ドルの価値」。O・ヘンリーはアメリカの原風景とも呼べるかつての南部から、開拓期の荒々しさが残る西部、大都会ニューヨークなど、さまざまに舞台を移しながら多彩な作品を生み出した。世界各国で読み継がれる代表作のほか、知られざる作品も新訳で登場。心に染み入る珠玉の23編。
『賢者の贈り物』は教科書で読んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。
夫婦がプレゼントを贈り合うが、お互いが相手のために自分の持っているものを手放してしまっていたために、そのプレゼントは無用の物になってしまったという。
『賢者の贈り物』は皮肉な話ではあります。それだけに両者の思いやりで心が温かくなる作品でもある。短編小説の名手オー・ヘンリーは他にもそのような素晴らしい作品を数多く残しました。
【読書】「最後のひと葉」O・ヘンリー#読了
— 俵屋@大阪 (@TawarayaOsaka) June 13, 2021
必ず最後にどんでん返しのオチがあり、それが感動的で心温まるが少しほろ苦い、ユーモアたっぷりの短編集。「賢者の贈り物」「最後のひと葉」などは有名ですが個人的には特に「千ドル(の使い途)」「都会の敗北」が印象的でした✨ pic.twitter.com/jbyFr6aB9a
1ドルの価値/賢者の贈り物 /O・ヘンリー(光文社文庫)#読了 #のベルズ
— 真琴 (@makomsk) December 7, 2020
毎晩、数編ずつ読み昨夜読了。
笑えるもの、ホロリとくるもの、そうくるかーというものなど・・・。
金平糖を一粒ずつ味わいながら読んでいきました。 pic.twitter.com/eckLCOKBYm
O.ヘンリー「1ドルの価値/賢者の贈り物」(光文社文庫)読了。
— Asato Kishigawa (@cityfall0915) May 1, 2019
23の短篇が収録。
それぞれの個性的なエピソードに
🤣笑いあり涙あり😢
😍恋あり憎みあり👿
😄仲良しあり争いあり🤯
といった様々な心情描写が展開される。人間関係に悩んだ時に読んでみるのもいいかもしれないと感じた。#読了 pic.twitter.com/gp4w1NmK0W
24:マルセル・プルースト『失われた時を求めて』1913年‐1927年
色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造型、連鎖する譬喩……深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の文学と評される本作が、豊潤で絢爛たる新訳でついに登場。第1巻では、語り手の幼年時代が夢幻的な記憶とともに語られる。プルーストのみずみずしい世界が甦る!
『失われた時を求めて』はすごい小説です。
では何がすごいのか?
僕には『失われた時を求めて』のすごさを上手く説明することができないのです。ひたすら没入するように小説を読み続け、時折「まだこんなにあるのか…」「もうこんなに読んだのか…」と思ったりする。
そうして読み終わったときに、「ああ、終わったのか…」と放心したような状態になる。そのときに少しの疲労感と充足感があるのです。そういう小説というのは、数ある大長編の中でも少ないと思います。
マルセル・プルースト『失われた時を求めて10〈第七篇〉見出された時』読了。5800頁にも及ぶ大作を読み終えた感慨は、安堵よりも放心、感動よりは驚愕、そして畏怖に近いか。この大巨編、ただ書き連ねたようにはまったく見えず、緻密な構想があったことが細部に窺えるのが凄い。後半というより8巻以降
— neveu (@NeveuTristan) March 3, 2019
失われた時を求めて 読了 pic.twitter.com/orzbDz3PWx
— 松本蜜柑 (@mican02) February 25, 2015
読了した岩波文庫版プルースト『失われた時を求めて』を積んでみた。 pic.twitter.com/kVaGphDIIx
— 島田裕巳@20万部突破『一生に一度は行きたい神社100選』宝島社 (@hiromishimada) January 21, 2020
25:フランツ・カフカ『審判(訴訟)』1915年
ある朝、アパートで目覚めた銀行員Kは突然、逮捕される。理由は判らない。正体不明の裁判所と罪を知らないKのはてしない問答がつづく……『城』『アメリカ』と長編三部作をなす未完の傑作。
カフカは僕の一番好きな作家です。それだけに選ぶのも難しかった。
そんな中、カフカのエッセンスが最も含まれた作品はと考えてみると『審判(訴訟)』になるのではないかと思います。
ラストシーンは用意されていますが、おそらく終盤の一部が書かれていません。未完という一点だけが残念です。
そういえばカフカ「審判」読了。 決して訪れない安穏 / 逆らうことのできない権力 / 予期される、あるいは逃れられない絶望的な結末 。選択することで未来を変えられる事が、少なくともそう思える事が、いかに幸福であるか。を強く感じた。
— Sagwan Kim | Another works CDO (@sagwan_kim) November 24, 2010
カフカ『審判』読了。この本を30%ぐらしか理解できていないような気がするが、面白かった。しかし、ここに描かれているシステムは一体、何の暗喩なんだろう。何を現してるんだ、何を言いたかったんだ、って迷宮入りで欲求不満なんだけど、面白いんだ、珍しいことに。世界観すげえわ。
— 日下慶太 / ケイタタ (@keitatata) January 22, 2011
カフカの『審判』読了。ある日突然理由もわからず逮捕された男は、得体のつかめない大組織(裁判所)にいっさいがっさい振り回され、やがて果てる。ぼくは、この名高い不条理劇を読んでいる途中、「あっ、これ、喜劇なんだ」という認識にチェンジ。次は中上健次でも読もう。
— いっしょう堂@Webコンサル (@1sshodo) August 5, 2010
26:サマセット・モーム『月と六ペンス』1919年
新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。
『月と六ペンス』はなんというか、小説の教科書というかお手本みたいな作品ですね
おもしろくて、登場人物が魅力的で、安定感があって、上手くて、表現が豊か。
Masterpieceという言葉は、このような小説のためにあるんでしょうね
『月と六ペンス』モーム
— 虹蛇@読書 (@rainbowsnake_me) June 22, 2020
家庭にあって、なんの変哲もない良夫ストリックランドはある日、忽然と姿を消した。ゴーギャンをモチーフに描き出した天才画家の愛と芸術の相剋。登場するいくつもの絵はどれも色彩的で美しく、脳裏に焼き付くような印象を与える。#月と六ペンス #読書感想文 #英文学 #読了 pic.twitter.com/0MnckUZ6N6
『月と六ペンス』サマセット・モーム #読了
— 📚あした晴れるといいな🌈🌤 (@ASHI_HARE_iina) March 2, 2021
上質なタイトルとは裏腹に皮肉混じりの丁々発止が痛快だ。「愛など人生において取るに足りん」など、主人公の詭弁ともとれる数々の振る舞いは、ストーリーを追うごとに必然的な結末へと帰結する。芸術に心を奪われた男の半生を豊かな文体で綴った力作#読書 pic.twitter.com/CtTCBbLILp
サマセット・モーム 月と六ペンス 読了。
— ちゃき@読書垢 (@chaki_book) March 21, 2019
画家のゴーギャンをモチーフにしたとされる作品。百年前に書かれたとは思えぬ程、芸術家の生き様と苦悩が見事に描かれており、当時のパリやタヒチの描写も興味深い。
この本には、もっと早くに出会いたかった…。
京都に同名の店があるので行ってみたい。 pic.twitter.com/WY89alEwaC
27:ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』1922年
20世紀最高の文学「ユリシーズ」待望の文庫化。新しい文体を創始し、表現の可能性の極限に迫ったといわれる傑作。最高の訳者たちによる達意の完訳は、世界にも類のない作品。
・『ユリシーズ 1』・・・ダブリン。1904年6月16日。22歳の文学志望の青年スティーヴンと新聞社の広告取りであるユダヤ人ブルーム。彼らはダブリンのなかを歩きつづける。
『ユリシーズ』は難しい小説です。このリストにある小説の中で一番と言えるくらい難しい。様々な表現技法が試されているだけでなく、翻訳版では膨大な注釈に翻弄されます。
『ユリシーズ』を理解できたか?と尋ねられれば、いいえと答えるしかありません。解説しろと言われても、無理だと断るでしょう。
しかしたとえ意味がわからなくても、ジョイスがこの小説を通じて言葉や表現技法と格闘していた事は一目瞭然です。
何らかの表現活動をしている人なら、その事実に大きく励まされると思います。
その他詳細は以下の記事をどうぞ
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ IV』(集英社文庫)読了。ようやく『ユリシーズ』を全部読んだ。ヤッタ! もちろん何が書いてあるかなんてわからない。しかし少なくとも通して読み、概要ていどはつかんだ。姦通小説だということはわかった。夢中で読んだ。有意義な連休だった。
— 伊藤聡 (@campintheair) May 7, 2017
ユリシーズなんとか読了。正直もう二度と読みたくない pic.twitter.com/3cSqm8HdTF
— 高橋昌久 (@mathesisu) November 19, 2019
『ユリシーズ』3巻読了、第15挿話キルケまで
— Maiysha (@_Maiysha_) January 13, 2021
振り返ってみると、12挿話あたりからそれまでと全然違う小説みたい。もうはちゃめちゃ
目一杯幻想的で悪魔的でエロいキルケを突き抜けて振り返ると、なんだか今まで読んだことのないとんでもない本読んでるな感で震える
全然分からへんねやけどね pic.twitter.com/uAD8FqSNDW
28:ロジェ・マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』1922年‐1940年
第一次大戦前夜のフランスを舞台に、良家に育った二人の兄弟の運命を壮大なスケールで描く大河小説。繊細な感受性を持つ弟ジャックの悲劇が時を超えて万人の胸を打つ永遠のロングセラー。
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b205651.html
新書版で全13巻。白水社から出た函入りの単行本は上下二段で全5巻です。
ある夏、あるいは一冬を費やしてじっくり腰を据えた読書がしたいという時にピッタリのほんかもしれませんね。
#読了
— きたがわ@ひいらぎ読書会 (@Sei47170108) June 13, 2021
デュ・ガール チボー家の人々13
読み終えてしまいました…
およそ五ヶ月間、めくるめく光を眺めるような読書体験ができました。
各巻末の店村新次先生の解説が見事で、入り組んだ世界で彷徨う私を上手く導いてくれました。
素晴らしい作品に出会えたことにただ感謝です。 pic.twitter.com/S9hcrj2LH5
ロジェ・マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々 灰色のノート』。再読。ジャックの危うい一途さ、ジャックに言えない秘密を抱えてしまったダニエルの苦悩、厳格なチボー氏、ジェロームの不在、繊細なジェンニー、気高いフォンタナン夫人。大きな物語の芽は既にそれぞれの人々の中にある。#読了 pic.twitter.com/v2Y9Kr8VZo
— pokako (@pokakopokako) July 25, 2021
『チボー家の人々』ロジェ・マルタン・デュ・ガール
— 梅雪風@読書垢 (@bise0131) October 14, 2021
青春が、見当違いな戦争の昂りと、濃密な死の足音によって塗り潰されるさま。
そして兄と弟の季節の移ろいが、リアリズムとロマンチシズムの生き方の違いをはっきりと浮かび上がらせていた。
永遠のジャン・ポールに捧げる大長編。#読了 pic.twitter.com/GgrqQ5YtZL
29:トーマス・マン『魔の山』1924年
平凡無垢な青年ハンス・カストルプははからずもスイス高原のサナトリウムで療養生活を送ることとなった.日常世界から隔離され,病気と死が支配するこの「魔の山」で,カストルプはそれぞれの時代精神や思想を体現する特異な人物たちに出会い,精神的成長を遂げてゆく.『ファウスト』と並んでドイツが世界に贈った人生の書.
僕は『魔の山』を初めて手に取った十代のときに、その良さがまったくわかりませんでした。
長いばっかりで退屈なシーンが続くように思い、途中で読むのをやめてしまいました。
大人になってから読み返すと、主人公の変化だったりとか、周りの人たちの様子とか楽しく感じられます。それは自分の経験を主人公に重ねているのかもしれません。
トーマス・マン「魔の山」読了。
— 桐ヶ谷忍@読書 (@kiligaya_sinobu) November 13, 2020
病気の従兄弟の見舞いに訪れたサナトリウムで自身も肺の病気と診断されたハンスは、病気と死と平穏と狂騒の中で居心地よく過ごすが…。
ずっと登山の話と思い込み敬遠していた本作がまさかこんなに面白いとは。教養書としても読み甲斐がある。もっと読んでいたかった。 pic.twitter.com/GVl8HwjmD8
『魔の山』
— しゃにむ (@hobitman1994) October 30, 2021
マン/新潮文庫
長編。真理は酸欠時に見る幻覚のようだ。死のことばかり考えると生のことが分かるようになる。澄んだ視界は皮肉にも地に足につけている時には拝めないものだ。得たい時には必要だが得た時には必要無いもの。到達すれば二度と戻れない霞のような遥かな山に足もすくむ。#読了 pic.twitter.com/7JYrJ4riW1
『魔の山』
— FUNA (@P0NT00N) November 25, 2020
トーマス・マン
アルプス山麓の国際サナトリウム
青年が様々な人物と関わり合い
自己を形成していく教養小説
指先ひとつであらゆる情報が手に入る
つい何でも知っているかのように
錯覚し陶酔してしまう…
「魔の山」の誘惑というものは
思いのほか身近にあるのかも知れない…#読了 pic.twitter.com/j5DGhOuUMq
30:F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』1925年
ただ恋を成就させるため、巨万の富を築いた男。
虚栄に満ちた人生の儚さを描く、アメリカ文学の代表的傑作。豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビー。彼の胸にはかつて一途に愛情を捧げ、失った恋人デイズィへの異常な執念が育まれていた……。
https://www.shinchosha.co.jp/book/206301/
第一次世界大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描き、何度も映画化された20世紀文学最大の問題作。滅びゆくものの美しさと、青春の憂愁を華やかに謳いあげる世界文学の最高峰。
『グレート・ギャツビー』は優れた小説です。ですが、世界最高峰の小説、英文学の最高傑作なんて言われると、「そこまですごい小説なの?」と思ったりもします。
村上春樹もよく言われるようで、こんな意見は一刀両断しています。『グレート・ギャツビー』がすごくないって、じゃあ何がすごい小説なんだと。
僕はフィッツジェラルドの作品だと「The Rich Boy」という短篇が好きです。しかし誰かにフィッツジェラルドの作品をおすすめするのなら『グレート・ギャツビー』以外には考えられません。
『グレート・ギャツビー』#読了
— ぷゆ📚読了に至る病 (@puyu_blog) July 21, 2021
「ぼくは内側にいながら、外側にもいて、人生の多様性の奥深さに魅了されつつ、同時にうんざりもした」
戦間期のアメリカ人のねじれた倫理観と、空疎な時代の空気と、虚しく終わっていく夢を、流れるような言葉で描いた傑作。
展開も描写も比喩も巧すぎて憎い。 pic.twitter.com/1t75XuGxZu
F・S・フィッツジェラルド著 村上春樹訳『グレート・ギャツビー』#読了
— 小春日和 (@koharub86807961) October 15, 2019
アメリカ的な栄枯盛衰譚と思っていましたが全く違いました。登場人物の「狂気」と「正気」が丹念に描かれています。
村上さんは最も重要な本と言い、『騎士団長殺し』に繋がるファクターもありますね。
カバーは 故 和田誠さん😢 pic.twitter.com/hDNZBY3pGR
グレート・ギャツビー/スコット・フィッツジェラルド #読了
— ぽこ太郎 (@white_glint10) October 9, 2020
謎の資産家ギャツビーと主人公の友情、そしてギャツビーの人生を貫く恋の話。
全編を通して夢の中にいるような、柔らかく美しい情景描写がなされていて、心地よい読後感でした!#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/Km2e9hATYg