しにがみのバラッド。(ハセガワケイスケ)のあらすじ(ネタバレなし)・感想

しにがみのバラッド。の作品情報

タイトル
しにがみのバラッド。
著者
ハセガワケイスケ
形式
小説
ジャンル
ファンタジー
執筆国
日本
版元
メディアワークス
初出
書き下ろし
刊行情報
電撃文庫、全12巻

しにがみのバラッド。のあらすじ(ネタバレなし)

純白を身に纏い、周囲から「変わり者」「落ちこぼれ」などと呼ばれる死神・モモ。そして、その従者の黒猫・ダニエル。この一人と一匹を主人公とする連作短編集である。

作者

ハセガワ ケイスケ

ライトノベル作家。福井県生まれ。アミューズメントメディア総合学院東京校ノベルス学科卒業。第8回電撃ゲーム小説大賞に応募した作品が編集者の目にとまり、2003年6月に『しにがみのバラッド。』でデビュー。

しにがみのバラッド。の刊行情報

  • 『しにがみのバラッド。』電撃文庫、全12巻、別冊3巻。

漫画版

和泉明日香『しにがみのバラッド。』花とゆめコミックス、全3巻

アニメ版関連動画

テレビアニメ『しにがみのバラッド。』2006年3月2日 – 4月6日

テレビアニメ『しにがみのバラッド。』を全編無料視聴できる配信一覧

テレビアニメ『しにがみのバラッド。』を全編無料視聴できる動画配信サービスの一覧です。各サービスには最長31日間の無料お試し期間があり、その無料期間内に解約してしまえばお金を払うことなく動画を視聴することができます。

Hulu
U-NEXT
Amazonプライムビデオ
TSUTAYA TV
Netflix

しにがみのバラッド。の登場人物

モモ
死神の少女。優しい性格ゆえに、人間を助ける。しょっちゅういろんな事に首を突っ込むお節介でもある。死神でありながら白い容姿の為に「ディス」(変わり者)と呼ばれていた。透き通るような白い肌、白いワンピース姿、鈍色の鎌を持ち、赫い靴を履いている。

ダニエル
モモの仕え魔兼保護者のような存在。黒猫の姿をしており、金色の瞳とブカブカの首輪に付いた大きな鈴が特徴。コウモリのような羽を生やして空を飛ぶことができる。モモがいつも過剰に人間に関わってしまうことに手を焼いている。しかし、モモに頼まれるとよほどのことが無い限りはその役目を忠実に果たす。

しにがみのバラッド。の感想・解説・評価

優しい”しにがみ”

純白を身に纏い、周囲から「変わり者」「落ちこぼれ」などと呼ばれる死神・モモ。そしてその従者であり仲間の黒猫ダニエル。この一人と一匹を主人公とする連作短編集である。

死神が登場するのだから、その周辺には常に死というものがある。それも特に肉親や親友の死である。ところがこのモモは「普通」の死神ではない。それは死神なのに真っ白な服を着ていることではなく、人を救おうとすることである。救うことができない場合も、少しでも良くなるように努力し始めるのだ。おまけに実際に別れの場面が来ると泣き出してしまう始末である。

人の死が描かれる作品だが、そんなに重い気分にならずに読了することができる。しかし、それで何も感じないと言うわけではない。ほんの少しの悲しさを読者の心に残すのだ。まさに、「死神」ではなく「しにがみ」という訳である。

合わせて読みたい本

半分の月がのぼる空

同時代に刊行され、アニメ化・ドラマ化された傑作ライトノベルです。
半分の月がのぼる空(橋本紡)のあらすじ(ネタバレなし)・解説・感想

しにがみのバラッド。の評判・口コミ・レビュー

タイトルとURLをコピーしました