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サー・アーサー・チャールズ・クラーク(1917年12月16日 – 2008年3月19日)
SF作家。英国サマセット州マインヘッド生まれ。20世紀を代表するSF作家の一人である。1950年代から1970年代にはロバート・A・ハインライン、アイザック・アシモフと並んでビッグ・スリーと称されるSF界の大御所として活躍した。ロンドンのキングス・カレッジでは物理学や数学を専攻。第二次世界大戦中には、イギリス空軍にて、空軍少尉兼レーダー技師を務めている。
1946年、アスタウンディング4月号に掲載された短編「抜け穴」で商業誌デビュー。ハインラインやアシモフがエンターテイメント、SF叙事詩を志向したのに対して、クラークは豊富な科学的知識に裏打ちされた近未来を舞台にしたリアルなハードSF作品群を残した。また、仏教思想に共鳴した「人類の宇宙的進化」を壮大に描く作品群も特徴として挙げられる。
おすすめ作品ランキング
長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!
- 1位:幼年期の終わり
- 2位:2001年宇宙の旅
- 3位:渇きの海
作品年表リスト
『宇宙への序曲』 Prelude to Space (1951年)
人類は大いなる一歩を踏み出そうとしていた。遥かなる大地オーストラリアに建設された基地から、宇宙船〈プロメテウス〉が月に向けて発射されるのだ。この巨大プロジェクトには世界中から最先端の科学者が参画し、英知が結集された。そしてついに、全クルーの搭乗が完了し、発射に向けてカウントダウンが始まった……。アポロ計画に先行して月面着陸ミッションを描いた、巨匠クラークの記念すべき第一長篇。待望の新訳版。
『火星の砂』 Sands of Mars (1951年)
地球と火星間の定期航路が開設され、SF作家マーティン・ギブスンはその第一号宇宙船にルポライターとして乗りこんだ。多くの宇宙英雄を描いてきたギブスンだったが、宇宙も宇宙船も、自分の小説とは大違いだった。しかも、ドーム都市の広がる火星には、ウエルズの火星人ならぬ生物がおり、さらには、予期せぬ冒険と人生が彼を待ちうけていた!
『宇宙島へ行く少年』 Islands in the Sky (1952年)
ついにやったぞ! ロイはいままさに天にものぼる気持ちだった。ワールド航空主催のクイズ番組で優勝したのだ。そしてその優勝賞品は、なんと、夢にまでみた宇宙ステーション行きの往復キップだったのである! 大宇宙にあこがれる少年の夢と冒険を、巨匠アーサー・C・クラークが生き生きと描きだした傑作SF!
『幼年期の終り』 Childhood’s End (1953年)
異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!
『銀河帝国の崩壊』 Against the Fall of Night (1953年)
数億年の未来、銀河帝国は崩壊し、宇宙に雄飛した人類は砂漠と化した地球の一角で〈侵略者〉を恐れてかろうじて生存していた。禁断の好奇心にみせられたアルビン少年は他の天体の知性体を求めて宇宙へ旅立つ。純粋知性体に出会って解明される人類の歴史。再びよみがえる地球、壮大な人類と宇宙の大叙事詩がここに展開する。
『前哨』 Expedition to Earth (1953年)
『地球光』 Earthlight (1955年)
かつて地球を飛び立った人類の子孫が形成する惑星連合と地球政府は、重金属の輸出問題をめぐって対立し、いまや一触即発の危機にあった。地球政府は人類同士の惑星間戦争を阻止すべく、秘密情報部員さどらーをスパイの潜む月基地へと潜入させたが・・・・・・。該博な科学知識で描く月を舞台に展開するサスペンスSF!
『都市と星』 The City and the Stars (1956年)
遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は……。
『明日にとどく』 Reach for Tomorrow (1956年)
『海底牧場』 The Deep Range (1957年)
21世紀、世界連邦食糧機構の海務庁牧鯨局は、食用の鯨を海で放牧し、人類の食糧需要量の一割以上をまかなうほどになっていた。その海底牧場で、牧 鯨 者として鯨を管理する一等監視員ドン・バーリーは、新人として配属されてきたウォルター・フランクリンの訓練をまかされることになった。だが、フランクリンにはひとに言えない過去があった……海に生きる男たちの波瀾に満ちた運命を描く巨匠クラークの感動的な海洋SF。
『白鹿亭綺譚』 Tales from the White Hart (1957年)
『天の向こう側』 The Other Side of the Sky (1958年)
『渇きの海』 A Fall of Moondust (1961年)
観光地として脚光を浴びる二十一世紀の月世界。砂上遊覧船〈セレーネ〉号は地球からの観光客を乗せたまま、突如起こった地殻変動のため一瞬のうちに塵の海の中へ没した。だがあらゆる信号を絶った同号を短時間でどう発見し、どう救助すればよいのか? 精密な論理によって構築された世界に展開する人間ドラマ!
『10の世界の物語』 Tales of Ten Worlds (1962年)
『イルカの島』 Dolphin Island (1963年)
密航したホヴァーシップが沈み、ただひとり海上に取り残された家出少年のジョニー。彼を救ったのは、なんと一群のイルカたちだった。彼らに運ばれていった先の孤島では、科学者たちがイルカ研究のために暮らしていた。しかも、所長はイルカ語を解し、このイルカたちも人間と意思を通わせることができたのだ! 名匠が、大海原の神秘と景観をあますところなく描いた海洋SFの傑作。
『2001年宇宙の旅』 2001: A Space Odyssey (1968年)
300万年前に地球に出現した謎の石板は、ヒトザルたちに何をしたか。月面に発見された同種の石板は、人類にとって何を意味するのか。宇宙船のコンピュータHAL9000は、なぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこへ行き、何に出会い、何に変貌したのか……作者の新版序文を付した傑作の決定版!
宇宙の旅シリーズ
『太陽からの風』 The Wind from the Sun (1972年)
『宇宙のランデヴー』 Rendezvous with Rama (1973年)
ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞
深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?
2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に怖れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現われたのだ! ”ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァ―号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが……ヒューゴー賞ほかあまたの賞を受賞した名作、待望の改訳決定版!
ラーマシリーズ
『地球帝国』 Imperial Earth (1975年)
『楽園の泉』 The Fountains of Paradise (1979年)
赤道上の同期衛星から超繊維でできたケーブルを地上におろし、地球と宇宙空間を結ぶエレベーターを作れないだろうか? 全長四万キロの〈宇宙エレベーター〉の建設を実現しようと、地球建設公社の技術部長モーガンは、赤道上の美しい島国タプロバニーへとやってきた。だが、建設予定地の霊山スリカンダの山頂には三千年もの歴史をもつ寺院が建っていたのだ……みずからの夢の実現をめざす科学者の奮闘を描く巨匠の代表作。
The Science Fiction Hall of Fame (1981年)
アンソロジーです。
『2010年宇宙の旅』 2010: Odyssey Two (1982年)
2010年、宇宙船アレクセイ・レオーノフ号は地球を旅立とうとしていた。10年前に遙か木星系で宇宙飛行士4人が死亡、1人が失踪した事件を調査し、遺棄された宇宙船ディスカバリー号を回収することがその任務だった。はたして真相は究明されるのか? そして、木星軌道にいまも浮かぶ謎の物体モノリスの目的とは……前作を上回る壮大なスケールで全世界に興奮を巻き起こした傑作にあらたな序文・あとがきを付した新版。
宇宙の旅シリーズ
『太陽系オデッセイ』 The Sentinel (1983年)
『遥かなる地球の歌』 The Songs of Distant Earth (1986年)
太陽系の壊滅を知った人類は、自らの子孫を残すため、遺伝情報を搭載した自動播種船を近隣の星々に送り出した。そのひとつサラッサでは、何世代かのうちに新たな人類が理想的な社会を築きあげていた。だがそうの長い平和をうち破るかのように、サラッサのソラに謎の宇宙船が・・・・・・!巨匠が情感豊かに描く人類の未来。
『2061年宇宙の旅』 2061: Odyssey Three (1987年)
2061年、ヘイウッド・フロイドは最新式のミューオン駆動宇宙船ユニバース号に乗り組み、再接近してきたハレー彗星をめざした。ついにわが手で彗星を調査できるのだ! だが、彗星に着地し探査を開始したフロイドたちを、思いもよらぬ事件が……巨匠クラークが、読者の熱烈な要望に応えて贈る待望の第三部。
宇宙の旅シリーズ
『星々の揺籃』 Cradle (1988年)
『宇宙のランデヴー 2』 Rama II (1989年)
Tales from Planet Earth (1989年)
短編集です。
『悠久の銀河帝国』Beyond the Fall of Night (1990年)
『グランド・バンクスの幻影』 The Ghost from the Grand Banks (1990年)
2012年、巨大プロジェクトが計画された。ニューヨークへ向かう処女航海の途中、グランド・バンクス沖合で氷山に衝突、沈没したタイタニック号。多数の犠牲者をだしたこの悲劇の豪華客船を、沈没100年を記念して引き揚げようというのだ!もうひとつの未踏の領域、深海を舞台にした近未来テクノロジーSF。
Project Solar Sail (1990年)
短編集です。
『宇宙のランデヴー 3』 The Garden of Rama (1991年)
ラーマシリーズ
More Than One Universe (1991年)
短編集です。
『神の鉄槌』 The Hammer of God (1993年)
22世紀、地球に接近しつつある未知の小惑星が発見された。その後の観測の結果、怖るべき事実が判明、この天体は8カ月後に地球と衝突するというのだ! そうなれば爆発の被害はもとより、粉塵による太陽光の遮断と硝酸雨のため、地球は今後数十年間居住不能な死の星と化してしまう。この危機に際し、最新鋭の宇宙船〈ゴライアス〉は特殊任務を命じられ小惑星へと向かったが……巨匠が満を持して放つ迫真の宇宙SF!
ハヤカワ文庫『神の鉄槌』初版より
ストーリーは、地球に向かう進路を持つ小惑星が発見されたというもの。
もちろんぶつかってしまっては甚大な被害が予想されるわけで、人類は小惑星への対処を求められています。いかにもありそうな設定ですが、そこはさすがクラーク。地球の混乱ぶりを描くのではなく、月や火星の移住民と未来の人類の姿を見事に描いています。
小惑星の衝突に怯える地球、他の惑星に住む未来の人々。そんな題材ならいくらでも大長編を書けると思いますが、300ページにも満たない小説にまとめきっています。
アメリカでは映画『ディープ・インパクト』の原案として映像化されました。
『宇宙のランデヴー 4』 Rama Revealed (1993年)
『マグニチュード10』 Richter 10 (1996年)
『3001年終局への旅』 3001: The Final Odyssey (1997年)
宇宙の旅シリーズ
『トリガー』 The Trigger (1999年)
『過ぎ去りし日々の光』 The Light of Other Days (2000年)
The Collected Stories of Arthur C. Clarke (2001年)
短編集です。
『時の眼』(タイム・オデッセイ1)Time’s Eye (2003年)
『太陽の盾』(タイム・オデッセイ2)Sunstorm (2005年)
2037年6月8日、国連平和維持軍のビセサは〈断絶〉と呼ばれる現象で、アフガニスタンの国境地帯からもうひとつの地球、ミールに転移させられてしまった。そこは、200万年にわたるさまざまな時代と土地がつぎはぎにされた世界だった。アレクサンドロス大王やチンギス・ハンが覇権を争うミールで5年にわたり苦闘したビセサは、なんとか故郷の地球に帰還する。ところが、戻ったのは、自分が失踪した翌日、6月9日のロンドンだった。
その日、地球を史上最悪の大災害が襲った。突如、太陽が異常をきたし、太陽嵐を起こしたのだ。そのため、未曾有の磁気嵐にみまわれた地球では、あらゆる機器が壊滅的打撃をうけて大混乱となり、多数の死傷者が出た。
だが、これはたんなる前触れにすぎなかった。月面にいる若き孤高の天文学者ユージーンは、さらに強大な太陽嵐が2042年4月に起こると予測した。それだけの規模の嵐になれば、地球上のあらゆる動植物はもちろんのこと、人類が生き延びることは不可能だ。
そこで、科学者たちは前代未聞の大計画を企てた。宇宙空間に地球と同じ大きさの盾を設置し、太陽の巨大なエネルギーを防ごうというのだ。途方もない計画の実現に向け、科学者、宇宙飛行士が結集し、たった4年あまりで”太陽の盾”を完成させようとするが……
英国SF界の新旧ふたりの巨匠、クラークとバクスターが、『2001年宇宙の旅』に始まる《宇宙の旅》シリーズを新たな角度から描く《タイム・オデッセイ》シリーズ、待望の第二弾。
『最終定理』The Last Theorem (2008年)
コロンボの大学に通うランジット・スーブラマニアンは、ティル・コネスワラムというヒンドゥー教寺院の僧院長をつとめる父をもっていたが、宗教よりも数学に興味をいだいていた。なかでも、ランジットが熱中していたのが、17世紀のフランスの数学者フェルマーによる最終定理だった。ワイルズの証明よりも、もっと簡潔な方法で証明できるはず、と信じていたのだ。ランジットは、なんとかその方法を探そうと決意していた。
そのころ、太陽系から何光年もの彼方の宇宙では、人類よりもはるかに優れた知性をもつ異星人グランド・ギャラクティクスが、憂慮を深めていた。人類初の原子爆弾の爆発に始まり、つぎつぎと核爆弾を使っている人類が、いずれ、宇宙のほかの者たちに害をなすのではないか、と心配していたのだ。そこでグランド・ギャラクティクスは、配下のワン・ポイント・ファイヴズに指令をくだし、侵略艦隊が出発した。グランド・ギャラクティクスはいったい人類をどうしようと考えているのか、そして艦隊の目的とは……?
世界中の数学者を魅了してきたフェルマーの最終定理の簡潔な証明に挑むスリランカの大学生ランジット–その波乱万丈の人生と、人類をはるかにしのぐ超知性をもった異星人の驚くべき計画を、壮大なスケールで描く長篇。2008年3月に惜しまれつつ世を去ったアーサー・C・クラークの遺作である本書は、クラークがアメリカSF界の巨匠フレデリック・ポールと初めて共作した長篇小説としても話題となった。
『火星の挽歌』(タイム・オデッセイ3)FIRSTBORN (2008年)
2069年2月、19年間の人工冬眠から覚醒させられた英国陸軍の元兵士ビセサは、世界が驚くべき状況下にあることを知らされた。2042年に魁種族によって引き起こされた太陽嵐を、人類は壮大な計画を実行に移して、なんとか生き延びた。だが、その27年後、人類の文明を凌駕する知識と力をもつファーストボーンが新たな攻撃をしかけてきたというのだ。
Q爆弾と名づけられたファーストボーンの武器は、何年も前に太陽系外から地球をめざして進みつづけており、21カ月後には地球に到達する予定なのだった。この非常事態に対処するべく、世界宇宙評議会などの組織が動きはじめていた。冷凍睡眠施設から出たビセサは、娘マイラとともに地球外をめざす。
いっぽう、過去 200万年の歴史上のさまざまな時代の断片がつなぎあわされている、もうひとつの地球ミールにある神殿でも、異変を告げる事件が起こっていた。ビセサが残していったフォンが呼び出し音を鳴らしはじめたのである。バッテリー切れを起こしていたはずのフォンに、いったいなにが起こったのか……?
太陽系に住む人類を襲う苛酷な試練と、その苦難に立ち向かう人々の活躍、ふたたび旅だったビセサの壮大な冒険行を、英国SF界の新旧ふたりの巨匠が練達の筆致で描く長篇SF。
巨匠クラークとバクスターが、『2001年宇宙の旅』に始まる《宇宙の旅》シリーズを新たな角度から描いた《タイム・オデッセイ》三部作、待望の完結篇。
『太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1)』(2009年)
太陽は七時間後にノヴァと化し、太陽系全体の壊滅は避けられない運命だった。だが、一隻の銀河調査船が、その星系の第三惑星に住む知性体を救うべく全速航行していた! 人類のために奮闘する異星人たちを描いた表題作のほか、名作『幼年期の終り』の原型短篇「守護天使」、作品集初収録の中篇「コマーレのライオン」、大戦中の空軍士官クラークの体験をつづるエッセイ、年譜などを収録した日本版オリジナル短篇集第一弾
日本オリジナルの短編集です。
『90億の神の御名 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 2)』(2009年)
高性能の計算機で、神の御名のすべてを記そうとするラマ僧の奇想天外な計画を軽妙に語る表題作のほか、地球から3000光年かなたの星雲調査におもむいた天体物理学者が発見した衝撃の事実を描くヒューゴー賞受賞作「星」、月面の天文台を訪ねたダフネの胸おどる休暇旅行の物語――本邦初訳の中篇「月面の休暇」、名作『海底牧場』の原型短篇、キリスト生誕を告げた星の正体を探るエッセイや年譜などを収録した短篇集第二弾。
日本オリジナルの短編集です。
『メデューサとの出会い (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 3) 』(2009年)
人類初の木星大気圏の探査に気球で挑むハワード・ファルコンの驚異にみちた冒険をスリリングな筆致で描き、ネビュラ賞を受賞した表題作、電磁加速ランチャーで月面から地球に帰還しようとして事故に遭ったクリフ・レイランドの顛末を物語る「メイルシュトレームII」などの中短篇、海洋、動物の超感覚、『2001年宇宙の旅』シリーズの総括、宗教と、さまざまなテーマを扱ったエッセイ四篇、年譜を収録した、短篇集第三弾。
日本オリジナルの短編集です。