ブックオフと競馬で金銭感覚が10代の時から変わっていない話

今日は「金銭感覚」の話です。

小学生の時に「そうか…君たち平成生まれだもんな」と言われてから早○○年。僕も年齢的には立派な大人になりました。

成長するにつれ、使えるお金、自由にできるお金も10代のころに比べたら格段に増えています。

でもあんまり金銭感覚って変わっていないのかなって思うことが多いです。

ブックオフと競馬で身についた金銭感覚

110円のシールになってました…

というのも実家の近くにブックオフがあるせいでよく買いに行ってたんですね。

というのもブックオフって100円+税から本が買えるじゃないですか。

10代の時とかってバイト禁止の学校に通っていたこともあり、使えるお金はお小遣い+お年玉だけでした。

そのせいで「100円我慢すれば本が買えるな」という発想に至り、ジュース買うのとか我慢して本を買うようになったんですね。伊坂幸太郎とか好きな作家の新刊を買うとき以外はブックオフに通うようになります。

競馬も100円から

競馬やらない人には「いっぱいお金賭けて負けたら馬券投げ飛ばすんでしょ?」みたいなイメージがあるかもしれませんが、競馬は100円から賭けることができます。

競馬をギャンブルとして楽しみたい人はいっぱい賭ければいいですし、僕みたいに「レースを見るのが好き」「強い馬を予想するが好き」というファンは少額だけ賭けたりしています。

これもやっぱり「100円」。

金銭感覚が変わらなくなった

大学で一人暮らしをするようになってからも、お昼ご飯を抜いて本を買うなんて生活を送っていたため、金銭感覚については変わりませんでした。

というかまったく変わってないんですね。

よく「『自分で稼ぐようになるとお金の大事さが分かるようになるよ』って言われてたけど、金遣い荒くなっただけだった」ということを言う人がいます。

僕は全然そんなことなくて。むしろ「よく酒飲んだり、夜遊びするのにそんなにお金使えるな」と感じたりします。

そういう時に思い出すのが開高健と大江健三郎の話。

パリで作家の集まり(シンポジウム?)があったときに2人も日本団の一員として参加したんですね。

そのとき開高健は大江を「夜の街に女の子探しに行こうよ」って誘うんです。でも大江は「さっき買った本読みたいので」って断るんですね。

後から散々「大江はさ~」とエッセイでいじられまくるエピソードですが、僕はこのエピソードが好きで。

なんか開高健の性格(キャラクター)も伝わってくるし、大江健三郎のシャイで本好きで人付き合いより読書を優先しちゃう性格もわかるじゃないですか。

大江もなにか変わらないものを持っていたのかなと勝手に思ったりします。

安い本をいっぱい買う

「100円あれば本が買える」という感覚が身についた結果、お金があっても高いものを買うようになるのではなく「安い本を大量に買う」ようになりました。

本当はボラーニョの『2666』とか読んでみたいんですが、「高いな…」と思って後回しにしたりしています。

というのも日本の作家の文庫って数百円で買えるじゃないですか。ベストセラーならブックオフにあるし。

そうやって読んだ本が増えていったんですが、そろそろ「読みたい本を買う」フェーズに移行したいなと思うことがあります。

そのためには「100円あれば本が買える」という金銭感覚を上回る、さらなる収入が必要になったりするのかなと思っています。今でも一冊高い本を買うくらいならできるんですが、店頭でためらってしまうんですよね…

おわり。

雑記
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