バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)の概要・解説・感想。ポケット画集がおすすめです

バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)の作品情報

タイトル
バスキア
著者
ジャン=ミシェル・バスキア
形式
画集
ジャンル
グラフィティ・アート
エアロゾールアート
ストリートアート
執筆国
アメリカ
版元
角川書店
刊行情報
角川文庫、1997年

バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)のあらすじ・概要

80年代のNYアート・シーンを疾走した天才画家ジャン・ミシェル・バスキア。ストリート・アーティストから時代の寵児となりながら、二十七歳で夭折した無垢の魂が描き続けた絵を収録したポケット画集。

バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)の目次

  • バスキア追想/日比野克彦
  • 画集
  • バスキア年譜
  • バスキアのinner&outer space

作者

ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat、1960年12月22日 – 1988年8月12日)

アメリカの画家。グラフィティ・アートをモチーフにした作品で知られる。幼い頃から絵を描き、芸術的な活動をするように母親から奨励されていた。17歳の頃から地下鉄、スラム街地区の壁などにスプレーペインティングを始める。徐々に評価が高まり、キース・ヘリング、バーバラ・クルーガーの助力でニューヨークで個展を開くようになった。1988年、ヘロインのオーバードースにより27歳で死去。

バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)の刊行情報

『バスキア』角川文庫、1997年

バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)の感想・解説・評価

画家バスキアの作品を気軽に鑑賞できるポケット画集

本書『バスキア』は角川文庫から出版されたバスキアのポケット画集になる。日比野克彦による序文が付いているほか、後半には年譜があり、バスキアの事をよく知らないという人でも大丈夫な作りになっている。年表には単にその年の出来事だけではなく、本人や関係者の発言も紹介されているので雰囲気を掴むこともできる。

そのほか「バスキアのinner&outer space」では、文化的・時代的な背景も簡単に紹介されている。

ただ、本書はミニ画集の名の通り、画集である。各ページには絵がプリントされ、タイトル、制作年、収蔵場所、大きさが書いてある。そのためバスキアの生涯について知りたいとか、そう人向けの本ではない。バスキアの絵が好きで、その絵を眺めていたい。しかもできれば鞄の中に入れて持ち歩きたい。そんな人にうってつけの本だ。

グラフィティ・アート作品を紹介

本書で紹介されているのは27歳の若さで亡くなったバスキアの「グラフィティ・アート作品群」だ。グラフィティ・アートとは、スプレーやフェルトペンで壁などに描かれた落書きことであり、バスキアもそんなストリートアートから出発している。

バスキアは、わずか10年の活動ながら3000点を超える線画と1000点以上の絵画という膨大な作品を残した。そのため、本書に収められているのはその一部に過ぎないわけだが、バスキアならではの絵の雰囲気は存分に楽しめることができるだろう。

スプレーの落書きというと、あまりいいイメージはないかもしれないが、バスキアは絵の完成度に加え、政治的、社会的な問題を扱ったために注目されるようになった。ぜひ絵に込められたメッセージを感じてみてほしい。

バスキア展

本書は持ち運びやすい文庫サイズでバスキアの絵が楽しめる良書なのだが、絶版でワンコイン程度の定価からだいぶ高騰してしまっている。

それならば、バスキア展へと足を運び実際に絵を見てみるのもいいかもしれない。

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この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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