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時代を越えて受け継がれる、世界の名作文学、傑作小説を紹介します。
ルールとしてはひとりの小説家からは一作品だけを紹介しています。
名作・傑作だけに有名な作品が多いですが、全部読んだことがあるという人はなかなかいないと思います。ぜひいろいろな作品を手に取ってみて欲しいですね。
海外のおすすめ名作小説・文学ベスト10選
白鯨
巨大な白い鯨〈モービィ・ディック〉をめぐって繰り広げられる,アメリカの作家メルヴィル(1819―1891)の最高傑作.本書は海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない,法外なスケールとスタイルを誇る,象徴性に満ちあふれた「知的ごった煮」であり,およそ鯨に関することは何もかも盛り込んだ「鯨の百科全書」でもある.新訳(全3冊)
メルヴィルの「白鯨」は岩波版の八木訳こそ至高!語感のよさとテンション高めの訳がよいよい!
— sniff (@sniffune) January 4, 2016
メルヴィル「白鯨」は岩波文庫の八木敏雄訳が素晴らしい。人類の文学で7つ目ぐらいのおすすめ。 https://t.co/FU9nDJy2UA
— 重里徹也 (@shigesatetsu) August 2, 2016
「あの火山、あれもエイハブだ。」
— 白鯨bot (@Melville1111) October 16, 2016
カラマーゾフの兄弟
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
今日、年間300冊本を読むという少年に出会いましたが、そんな彼でさえ『カラマーゾフの兄弟』は『人生に必要な作品』だという。
— アロナクス教授 (@kinhotazukan) October 18, 2016
“人生について知るべきことは、すべてフョードル・ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の中にある”らしいから読まなきゃなんだけどな……。
— アンテナ (@antenna3797) October 16, 2016
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百年の孤独
ガルシア=マルケスの代表作品で、世界各国でベストセラーになり、ラテンアメリカ文学ブームを巻き起こした。本作の評価を主に、ガルシア=マルケスは1982年にノーベル文学賞を受賞した。2002年、ノルウェイ・ブッククラブによって「世界傑作文学100」に選ばれている。
蜃気楼の村マコンド。その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の、一人からまた一人へと受け継がれる運命にあった底なしの孤独は、絶望と野望、苦悶と悦楽、現実と幻想、死と生、すなわち人間であることの葛藤をことごとく呑み尽しながら…。20世紀が生んだ、物語の豊潤な奇蹟。
【雑談】
— lousism (@lousism) October 20, 2016
かつてラテン・アメリカ文学は閉塞感のあった欧米文学に対して「物語」の復権をもたらしたといわれる。成程ガルシア・マルケス『百年の孤独』の「doの繋がり」と「beの繋がり」の密度と強度たるや尋常ではない。この系譜を引き継いだ作家に中上健二がいるが、惜しくも早逝してしまった。 https://t.co/8KmfkP7PXK
安部公房とガルシア・マルケスとの出会いにも実はキーンが関わっている。
— 古義人 (@cogito_kobo) February 24, 2019
安部公房に『百年の孤独』を薦めた際キーンは「これはあなたに読まれるために書かれた本だ」と言ったそう。
そして驚きなのはガルシアマルケスもまた安部公房を読んでいたということだ。
華麗なるギャツビー(グレートギャツビー)
豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そして失った恋人デイズィを取りもどそうとする異常な執念が育まれていた……。第一次大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描いて、滅びゆくものの美しさと、青春の光と影がただよう憂愁の世界をはなやかに謳いあげる。
フィッツジェラルドの『華麗なるギャッツビー』読み終えた。
— ガブガブ (@kahuka07) July 11, 2017
非の付け所の無い傑作というのにふさわしい内容だった。規模は短編か中編という感じだけれど、噛みごたえのある、中身のぎっしり詰まった小説でした。2回3回と繰り返して読んでいきたいと思います!
@smit1102 ノルウェイの森読みやすいよ。でも、村上春樹より村上春樹が完璧な小説と称したフィッツジェラルドのグレートギャツビーが男の必読書だと思います。
— tosi-hosoi (@tosik426) May 23, 2011
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八月の光
お腹の子の父親を追って旅する女、肌は白いが黒人の血を引いているという労働者、支離滅裂な言動から辞職を余儀なくされた牧師……近代化の波が押し寄せる米国南部の町ジェファソンで、過去に呪われたように生きる人々の生は、一連の壮絶な事件へと収斂していく。ノーベル賞受賞作家の代表的作品。20世紀アメリカ文学の傑作!
並んでる間に『八月の光』読み終わった…すごかった…最後の事件とハイタワー回想からの怒涛の畳み掛けと、スッと現実パートに戻る手腕が見事すぎる。光文社の古典新訳のは本当に読みやすくて親切だった。フォークナーも凄いが訳もすごい、いやーあっぱれだ、拍手喝采
— ヨイヨル (@_yoiyoru) September 30, 2019
八月の光が名作過ぎて週末に読み終わったのにまだ感動してる。
— aspara_bacon (@asparagreen) July 15, 2016
高慢と偏見
経済的理由で好きでもない人と結婚していいものだろうか。いつの時代も幸福な結婚を考える女性の悩みは変わらない。エリザベスとダーシーの誤解からはじまるラブロマンスは、いつ読んでもみずみずしく、オースティンの細やかな心理描写は、ときおり毒もはらむがユーモラスで、読後は幸せな気持ちにさせてくれる。愛らしい十九世紀の挿絵五十余点収載。
【読んだ!】オースティン「高慢と偏見」
— あまおう まあお@【暑いToT】フォロバ☆無言フォロー歓迎 (@amaomao4) July 15, 2019
超絶技巧に驚嘆! 流石、文学の国の古典といったところだ。
しかし恋愛小説には思えないんだぞ……
心理戦、嫌味と皮肉の応酬、極めて個人的な政治小説なのかと思ってしまう。飯を食ったことは書いても何を食ったか書かないところが英国クォリティ。#読書
高慢と偏見(オースティン・英)五人の姉妹の内結婚適齢期のリジーは舞踏会でダーシーという気位の高い男に出会う。彼は「高慢」であると感じたがそれが「偏見」だとわかり、徐々に二人は恋愛関係を結んでいく。様々な人間関係が展開される作者及び英文学の代表作で、至高の恋愛娯楽小説。
— 英米文学bot (@bot57774031) February 20, 2020
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審判(訴訟)
ある朝、アパートで目覚めた銀行員Kは突然、逮捕される。Kはなぜ逮捕されたのかまったく判らない。逮捕した裁判所もいっさい理由を説明しない。正体不明の裁判所と罪を知らないKのはてしない問答がつづくのだが……。「城」「アメリカ」と長編三部作をなす未完の傑作。
おそらく『審判』や『城』のごとき書物の異様さは、われわれを、終止、文学をはみ出したある真理へ導く点にあるだろう。ところがこの場合、真理がわれわれを文学の外へ引き出すやいなや、われわれはこの真理をねじ曲げ始めているのである。(ブランショ『カフカを読む』)
— Franz Kafka bot (@kafkafbot) September 16, 2016
カフカは日記や手紙含めてずいぶん読んで、多分小説家になりたいと思った最初のキッカケの文学者です。とりわけ『審判』は最高傑作と思って繰り返し読みました。ハタチの頃は「これこそ成熟した人間の小説だ」と思ったのに、今読むと「青春小説」に見えます。歳です。
— 藤谷治 (@yuntachura) August 7, 2012
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夜の果てへの旅
セリーヌ『夜の果てへの旅』世界を相手にした罵詈雑言を饒舌に喚き散らす。舞台が二転三転にとどまらず大陸間すらも移動する。ここまでフットワーク軽い小説はなかなかない。僕はこの半分の舞台密度を欲した。それでは意味がないということか。数少ない、言葉に力を持っている作品。
— 灰原優 (@haibara_yuu) November 19, 2016
セリーヌ「夜の果てへの旅」読了。どれだけ生きれば夜の果てへとたどり着けるのか……バルタミュが求めた終着点は絶望のその先だった。何をしてもまとわりつく生――、死にたいわけではない。ただただ生きることを逃れられないことに絶望する。
— 銀太郎 (@tyou1209) May 11, 2017
二都物語
スパイ容疑で逮捕されたフランス亡命貴族のロンドンでの裁判。とある医師の娘が証人となり、弁護士の奇策もあって被告は罪を免れる。一方パリの居酒屋では血腥い計画が着々と練られ……。二つの首都の間で絡み合った因縁の糸が解けていくなか、革命の足音が近づいてくる。
二都物語(ディケンズ・英)これはロンドンとパリの物語。血に飢える群衆、暴力的な革命、煌めくギロチンの刃に取り囲まれる中、愛する者を持つ一人の貴族は、進み続ける。復讐に襲われ死刑台へと引摺られる。だがもう一つの愛が彼を救う。嫉妬を超越した愛、それは夢物語でありだからこそ美しい。
— 古典bot ~140字で読む文学・哲学〜 (@classicalL_P) February 25, 2020
ダロウェイ夫人
6月のある朝、ダロウェイ夫人はその夜のパーティのために花を買いに出かける。陽光降り注ぐロンドンの町を歩くとき、そして突然訪ねてきた昔の恋人と話すとき、思いは現在と過去を行き来する――生の喜びとそれを見つめる主人公の意識が瑞々しい言葉となって流れる、20世紀文学の扉を開いた問題作を、流麗にして明晰な新訳で!
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』について話しました。
— スケザネ (@yumawata33) February 24, 2020
届けられない言葉を届けることで、遺された者を癒すのが文学。
この作品は時代に求められた新しい挽歌です。
実は私も最近大切な人を亡くして、その人に範をとった物語を書きました。しみじみと慰められながら、文学の力を感じました。 https://t.co/EcQCfJ3EBv
あ、待ってダロウェイ夫人ある?ダロウェイ夫人面白いよ
— 🦍ナギヤ🦍@フリーダム (@nagiya0342) November 14, 2018
この記事を書いた後に改めて選んだ海外文学100選の記事です。
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