高校生の読書感想文におすすめの本10選+α!小説中心に選びました

夏休みの宿題として定番なのが読書感想文です。

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でもけっこう大変ですよね。1冊読んで、感想をまとめて、それを原稿用紙何枚かにして書くって苦手でした…

夏休みの宿題の中でも大変な読書感想文を少しでもスムーズになるように本を紹介したいと思います。

読書の得意不得意もあると思いますから、できれば書店や図書館に足を運んで本文を少し読んでみるといいと思います。Kindleでも試し読みは出来ますけど、他にどんな本があるかは確認しにくいですからね。

高校生の読書感想文におすすめの本10選

夏目漱石「こころ」

あなたはそのたった一人になれますか。

親友を裏切って恋人を得た。しかし、親友は自殺した。増殖する罪悪感、そして焦燥……。知識人の孤独な内面を抉る近代文学を代表する名作。

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生”と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった。

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この話自体は男女の三角関係でわかりやすい人間の葛藤やエゴが描かれているので、感想を書くなら自分をどれかの登場人物に重ねて考えやすいのではないかと思います。

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人間の欲望、特に恋愛感情についての心情が生々しく描写されているので読んでいて恋愛や人生について深く考えさせられますね。

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中学生編でもおすすめしましたが、高校生にもおすすめです。高校教科書の定番作品であるというのもおすすめの理由ですね!

ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」

32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは天才に変貌したが…超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。

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この小説は知能に問題があった研究の薬によって天才に変貌し、その後またもとの自分に戻っていく姿を描いています。

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知的障がい者がどんな思いで生活しているか、また誰もが羨む天才の孤独を体験することができ、多感な高校生にぴったりと思います。

山田詠美「ぼくは勉強ができない」

でも、おまえ、女にもてないだろ。

勉強よりも、もっと素敵で大切なことがあると思うんだ。退屈な大人になんてなりたくない。17 歳の秀美くんが元気潑剌な高校生小説。

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。

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全体を通して主人公が同じの短編集のようなもので、今まで本を読んだことのない人でも読みやすいのと、主人公が高校生なので読むうえで共感しやすいと思います。

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進路に悩む前に、一度自分のあり方や、どんな大人になりたいのかを考えさせられる一冊…ではないでしょうか。

橋本紡「流れ星が消えないうちに」

わたしはこれからも生きていくよ。

忘れないで、流れ星にかけた願いを――。永遠の別れ、その悲しみの果てで向かい合う心と心。切なさ溢れる恋愛小説の新しい名作。

忘れない、忘れられない。あの笑顔を。一緒に過ごした時間の輝きを。そして流れ星にかけた願いを――。高校で出会った、加地君と巧君と奈緒子。けれど突然の事故が、恋人同士だった奈緒子と加地君を、永遠に引き離した。加地君の思い出を抱きしめて離さない奈緒子に、巧君はそっと手を差し伸べるが……。悲しみの果てで向かい合う心と心。せつなさあふれる、恋愛小説の新しい名作。

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登場人物が高校生なので共感しやすいと思います。

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恋愛、死、青春、成長といったテーマが作中にちりばめられており、社会人になる前の高校生くらいの時期に読んでほしい本です。

小林多喜二「蟹工船」

軍閥支配の進む昭和初期。北洋オホーツクで蟹を獲り缶詰に加工する工場船「博光丸」では、貧しい労働者たちが働いている。不衛生な環境、長時間労働を強制する監督浅川。過酷な環境に耐えきれず、やがて労働者たちは一致団結し、ストライキを起こすが…。「資本と労働」の普遍的テーマを描いたプロレタリア文学の代表作。

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これから社会に出る、または大学に進学して学問を深める高校生に社会の矛盾を感じ、これから何を学び、考え生きていくか考えるきっかけになる本だと思います。

ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」

この冬、ぼくは彼女にキスしたんだ。

子供の心を押しつぶす教育という名の車輪から逃れようと、人生の苦難の渦に巻きこまれていく少年ハンスに、著者自身の体験をこめた自伝的小説。

ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通った。だが、そこでの生活は少年の心を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子どもの心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説。

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学校という管理された世界や父との葛藤の末、押し潰される少年という普遍的なテーマを扱っています。

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暗い話で、読んでいて楽しいというものでもないですが、鬱屈した思春期の心情を写した小説ですね。

佐藤多佳子「黄色い目の魚」

海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて――。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。

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16歳の男女。2人それぞれの幼少時代と高校で出会ってからを描いた小説です。

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王道の青春小説というかストレートな作品です。青春小説でもあり、恋愛小説でもあり…甘酸っぱい小説が好きな方におすすめです。

東野圭吾「パラドックス13」

「世界が変われば善悪も変わる。
人殺しが善になることもある。
これはそういうお話です」東野圭吾

運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!

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世界に数人だけを残し、他の人々は突如として消えてしまったという、極限の世界が 舞台です。

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常識、法律は通用せず、登場人物達は自分の持つ信念や正義をもとに行動します。正義の基準のようなものがなくなったときの行動が描かれており、感想文も書きやすいのではないでしょうか。

ジョージ・オーウェル「一九八四年」

〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。しかし彼は、以前より完璧な屈従を強いる体制に不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと出会ったことを契機に、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが……。

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SF小説の傑作です。

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まるで未来の世界を予言しているかのような設定、描写の数々に驚かされます。「人間の自由とは何か」について考えることができる作品です。

石田ゆうすけ「行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅」

「平穏な人生?それが運命なら自分で変えてやる!」そう決意してこぎだした自転車世界一周の道。だが、砂漠地帯で拳銃を持った強盗が―!身ぐるみはがされた後も疾走し、出会いと別れを繰り返しながら駆け抜けた七年半の旅。笑えて泣ける、大興奮紀行エッセイ。

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普通の会社員である石田さんが一念発起し、自転車で世界一周の旅をした旅行記です。

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旅行のなかで石田さんはいろいろな経験をするのですが、その旅の様子にとてもワクワクさせられます!

宮下奈都「太陽のパスタ・豆のスープ」

人生は自分の気持ち一つで変わるんだ!
結婚式直前に婚約を解消された明日羽(あすわ)。傷心の彼女に叔母のロッカさんが提案したのは“やりたいことリスト”の作成だった。自分の気持ちに正直に生きたいと願う全ての女性に贈る感動の物語。

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主人公明日羽が結婚寸前に婚約破棄されたことから話が始まります。

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ショックで自信や希望を失った主人公が「ドリフターズ・リスト」という、自分がやりたいことリストを作り、一つ一つ実現しながら自分を取り戻し、成長していく姿に元気をもらえる作品です。

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劇的なドラマではなく、日常の中でストーリーが展開していく点がとってもいい作品です。

遠藤周作「沈黙」

島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。
神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。

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江戸時代初期の長崎が舞台の、隠れキリシタンに対して幕府が行った、残酷な弾圧を描いた歴史小説です。

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信仰を通して、自分の心の在り方、正しさを問われており、自分を見つめ直すことができます。

おわりです。今回は高校生向けに読書感想文のおすすめ本を紹介しました。

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読書が好きな方は、何冊か読んでみて心に残ったものから読書感想文を書いてみる…なんてのもいいかもしれませんね。

今後も随時おすすめの作品を追加していきたいと思います!

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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