【おすすめ】J・P・ホーガンの全作品を一覧であらすじを紹介します

ジェイムズ・パトリック・ホーガン James Patrick Hogan(1941年6月27日 – 2010年7月12日)

SF作家。イングランドのロンドン生まれ。ロイヤル・エアクラフト・エスタブリッシュメントの工業専門学校で電気工学、電子工学、機械工学を学んだ。設計技術者、セールスエンジニアなど複数の職業を経て、1977年、ハードSF『星を継ぐもの』でデビュー。プロメテウス賞、星雲賞を複数回受賞するなどハードSF界の巨匠として高い評価を得ている。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:星を継ぐもの
  • 2位:巨人たちの星
  • 3位:未来からのホットライン

作品一覧リスト

巨人たちの星シリーズ

星を継ぐもの(Inherit the Stars)1978年4月

ハードSFの巨星が一世を風靡した歴史的傑作。星雲賞受賞。

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。

ガニメデの優しい巨人(The Gentle Giants of Ganymede)1978年5月

『星を継ぐもの』の続編として数々の謎が明快に解明される、シリーズ第2部!

木星最大の衛星ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく総力をあげて調査中の木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの5マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキング。やがて中から姿を現わしたのは、2500万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。『星を継ぐもの』に続く第2弾!

巨人たちの星(Giants’ Star)1981年6月

これまでの2作で提示された謎のすべてが本書でみごとに解き明かされる、入魂の巨人たちの星シリーズ第3部!

冥王星の彼方から〈巨人たちの星〉のガニメアンの通信が再び届きはじめた。地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……!! 5万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、からまったすべての謎の糸玉が、みごとに解きほぐされる。前2作で提示された謎のすべてが見事に解き明かされる。《巨人たちの星》シリーズ第3部。

内なる宇宙(Entoverse)1991年10月

架空戦争後の惑星ジェヴレンに、ハント博士とダンチェッカー教授が乗り込んだ!
巨人たちの星シリーズ第4部、星雲賞受賞作

月面で発見された宇宙服姿の人骨は5万年前のものだった、という壮大な謎を端緒とする巨人たちの星シリーズ。3部作完結から10年、ホーガンが新たに筆を執った第4部では、架空戦争に敗れた惑星ジェヴレンが舞台となる。惑星全土を管理/運営する超電子頭脳ジェヴェックスは、一方で人々を架空世界漬けにし、政治宗教団体の乱立を助長していた。一指導者による惑星規模の大プロジェクトが密かに進行するなか、進退きわまった行政側はついに地球の旧き友、ハント博士とダンチェッカー教授に助けを請うのだった。二人は急遽、彼方の異星へ向かう。

Mission to Minerva 2005年1月

創世紀機械(The Genesis Machine)1978年4月

ハードSF界の旗頭ホーガンの面目躍如たる大作長編。星雲賞受賞作

若き天才科学者クリフォードは、政府機関で統一場理論の研究を進めるうち、画期的な成果をあげた。物質、電磁気力、そして重力の本質を見事に解き明かしたのだ。この理論を応用すれば、宇宙のエネルギーを自由に操り、利用することができる。使い方によれば究極の兵器ともなり得るのだ。そこに目をつけた軍部は、ともすると反抗的なクリフォードを辞職に追いやり、独自に研究を始めた。彼は私的研究機関に移り、細々と自分の研究を続けていたのだが……。

未来の二つの顔(The Two Faces of Tomorrow)1979年6月

ハードSFの第一人者ホーガンが、卓越した科学知識を傾けて描くコンピューターSF!

レイモンド・ダイアー博士は、ニューヨーク市立大学で人工知能の研究をしていたが、月面の工事現場で起きた重大な事件のために、その研究の中断を申し渡された。コンピューターが誤った判断を下したため、五人の人間が危うく殺されるところだったのだ。人工知能研究の重要性を信ずるダイアーは、コンピューター管理システムの安全性を確かめるべく、宇宙空間に植民地として建造された巨大宇宙ステーションにおける壮大な規模のシミュレーションを提案した……。

未来からのホットライン(Thrice Upon a Time)1980年3月

ハードSFの巨星が緻密に描き上げる“時間間通信”の姿。大胆不敵な時間SF!

スコットランドの寒村の古城で暮らすノーベル賞物理学者。この老科学者が地下の実験室で開発したのは、60秒過去の自分へ、6文字までのメッセージを送るプログラムだった。孫たちとともに実験を続けるうち、彼らは届いたメッセージを60秒後に送信しないという選択をしたが、何も起こらなかった。だがメッセージは手元に残っている。では送信者は誰なのか?そして、この宇宙はいったいどうやってできあがっているのか?

断絶への航海(Voyage from Yesteryear)1982年6月

造物主(ライフメーカー)シリーズ

造物主の掟(Code of the Lifemaker)1983年6月

人類が送りこんだのは、地球一の天才詐欺師!
『星を継ぐもの』を超えるホーガンの最高傑作

百万年の昔、故障を起こした異星の自動工場宇宙船が土星の衛星タイタンに着陸し、自動工場を建設しはじめた。だが、衛星の資源を使ってつくった製品を母星に送り出すはずのロボットたちは、故障のため独自の進化の道をたどりはじめたのだ。いま、タイタンを訪れた地球人を見て、彼ら機械生物は? ホーガンSFの真髄!

造物主の選択(The Immortality Option)1995年2月

『造物主の掟』につづく本格SF巨編登場!!

人類が初めて出会った異星種族は、なんと意識を持ち自己複製する機械生命だった。しかも彼らは、土星最大の衛星タイタンで文明を栄えさせ、地球の中世西欧そっくりに暮らしていたのだ。人類の派遣団との接触により、新たな社会的統合に向けて進みはじめた機械人たちだったが……最大の謎が残されていた。彼らの創造主とはいったい何物なのか? 機械人たちとのコンタクトを成功させた、天下無敵の心霊術師ザンベンドルフとそのスタッフがふたたび立ち上がる!

プロテウス・オペレーション(The Proteus Operation)1985年10月

終局のエニグマ(Endgame Enigma)1987年8月

Minds, Machines & Evolution 1988年6月

ミラー・メイズ(The Mirror Maze)1989年3月

西暦二〇〇〇年の合衆国。新たな千年紀を目前に控えた大統領選。既成の二大政党を押さえて闘いを制したのは、 護憲党 と呼ばれる、全くの新興政党だった。政府による干渉を一切やめ、真の自由を嫌う新大統領。だが一方でそんな自由を嫌うものたちもいた。起死回生を狙って反対勢力が密かに企てる世界支配計画とは?

インフィニティ・リミテッド(The Infinity Gambit)1991年3月

作家を隠れ蓑に、フリーの諜報活動を続けるバーナード・ファロン。第三世界某国の独裁政府側と対する共和戦線から、相次いで傭兵部隊の編成と敵の動向調査の依頼が舞い込んだ。気乗りしないファロンのもとに、旧知の人物が突然姿を現す。われわれ〈インフィニティ・リミテッド〉のために両者の仕事を引き受けてほしいと。

マルチプレックス・マン(The Multiplex Man)1992年12月

目覚めたとき、ジャロウは七カ月間の記憶を失っていた。知人たちのもとを訪ねるが、誰ひとり彼のことを知らない。それどころか、彼は五カ月前に死亡したという。ではこのわたしはいったい誰だというのか? 一介の中学教師だった男を巻き込んだ奇怪な出来事。単身調査を進める彼の前に、ひとつの驚異的計画が浮かび上がった……!

時間泥棒(Out of Time)1993年11月

街角ごとに時間の進み方が違う?巨匠が贈る時間SFの新機軸!

ニューヨークで、ある日突如として時間の流れがおかしくなりはじめた。時計がどんどん遅れていくのだ。しかも場所ごとに少しずつ遅れかたが違う。その結果、周波数も影響をうけ、通信もままならない。著名な物理学者が言うには、「この世界と交差する他次元のエイリアンが、われわれの時間を少しずつ盗みとっているのです」!?エイリアンだか何だか知らないが、とにかく時間がたりなくなっていくのは本当だ。でも、いったいどんな手が打てるというのだ?議論は果てしなくつづく。だがやがて時間のみならず物質にまで異常事態が生じはじめ……。

仮想空間計画(Realtime Interrupt)1995年3月

リアルすぎる仮想空間を描く、本格ハードSF!

病院のベッドで科学者ジョー・コリガンは記憶を失い目を覚ます。もはや以前の自分ではない。かつて、オズ計画と呼ばれた極秘プロジェクトの立案者として、現実世界に限りなく近いヴァーチャル・リアリティの開発に従事してきた。そのテスト段階で自ら被験者となり、仮想世界と神経接合する。記憶はそこで途絶えた。計画はずっと昔に放棄されたと聞かされ、妻は去り、ひとり馴染みのない環境に置かれている。そこへある女が現れて言う。二人とも、いまだシミュレーション内に取り残されたままだ、と。現実と境目のない虚構世界のなかで、罠に囚われた科学者に脱出の道は? リアルすぎる仮想現実に挑む、本格SF!

量子宇宙干渉機(Paths to Otherwhere)1996年2月

量子力学に基づく多元宇宙ハードSF!

世界が再び全面戦争の危機に直面した21世紀、若き物理学者ヒュー・ブレナーらのグループは、ついに量子コンピュータの開発に成功した。この世界は唯一無二の存在ではなく、無数の世界が並行してあり、それらが相互に干渉し合うことでいかなる物事が起こるのかが決定される。ならばその“干渉”をコントロールすることで世界を救うことはできないのか?国防総省が乗り出した極秘プロジェクトの主眼はそこにあった。政府の監督下で別世界操作の研究を強いられるヒューら。眼前に自由世界への道が開いたとき……。

ミクロ・パーク(Bug Park)1997年4月

超小型ロボットを手がける民間企業で、二足歩行のマイクロマシンに人間が直接神経接続して操作する技術が生まれようとしていた。社長の息子と親友の電脳おたく少年は、早くも最新技術を裏庭の遊び場に持ち込み、戦闘ゲームを披露して大人から箱庭型テーマパーク化の可能性を見込まれるが。ナノテク+仮想現実技術ハードSF。

Mind Matters 1998年3月

Star Child 1998年6月

Outward Bound 1999年3月

Rockets, Redheads & Revolution 1999年4月

クロニア人シリーズ

揺籃の星(Cradle of Saturn)1999年6月

大胆な手法で太陽系の謎に迫る、パニック+ハードSFシリーズ開幕!

地球はかつて土星の衛星であった――。こんな大胆な説が出現し、宇宙開発が進む未来、土星の各衛星では、数十年前に地球から移住した人びと、クロニア人たちが理想社会を築いていた。地球を訪問したクロニアの科学者たちは、この星の科学者にとって到底受け入れがたい惑星理論を展開する。太陽系は何十億年も同じ状態を保ってきたのではない。現に今、木星から生まれた小惑星のアテナは突如彗星と化し、地球を襲おうとしているのだと。『衝突する宇宙』で名高い“ヴェリコフスキー理論”を大胆に応用、宇宙の謎に迫る。

黎明の星(The Anguished Dawn)2003年6月

太陽系の謎に迫る、『揺籃の星』に続く入魂の巨編!

木星本体から分離した小天体アテナとのニアミスにより、地球は未曾有の災厄に襲われた。地軸が傾き、大陸の形も変貌してしまった。宇宙への脱出に成功したのは、ほんのひと握りの地球人だけだった。彼らは、かつて地球を離れ土星の衛星群で独自の科学文明を発展させていたクロニア人に救出される。いまやそこだけが人類文明の拠点となったのだ。そして数年が経過した。彼らは災厄後の地球を調査するべく、宇宙船を送ったが……。

The Legend that was Earth 2000年10月

火星の遺跡(Martian Knightlife)2001年10月

瞬間移動技術と12000年前の古代遺跡
火星と太陽系を巡るふたつの謎
『星を継ぐもの』の著者、円熟期の傑作登場!

火星の都市でベンチャー企業が研究していたテレポーテーション技術の、初の人体実験。それは大成功を収めたかに見えたが、自ら被験者となった科学者の身辺で、奇妙な事件が多発する。一方、火星の荒野で発見された12000年前の巨石遺跡は、地球も含めた太陽系各地に足跡を残す古代文明の実在の証拠と思われたが、頑迷な学界は決してその存在を認めようとしない。そして遺跡と考古学遠征隊に危機が迫る……。ふたつの事件の謎を巡り、フリーランスの紛争調停人キーラン・セインは調査に乗り出す。『星を継ぐもの』の巨匠ホーガン円熟期の傑作!

Kicking The Sacred Cow 2004年6月

Catastrophes, Chaos & Convolutions 2005年11月

Echoes of an Alien Sky 2007年2月

Moon Flower 2008年4月

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
読んだ本を登録している読書メーター

右手をフォローする
小説作品一覧
読む本.com

タイトルとURLをコピーしました