【おすすめ】光瀬龍の全作品を一覧であらすじを紹介します

光瀬 龍 みつせ・りゅう(1928年3月18日 – 1999年7月7日)

SF作家。東京府北豊島郡生まれ、板橋区練馬育ち。疎開先の一関中学校(一関第一高等学校)、東洋大学東洋哲学科予科、明治大学農学部を経て、東京教育大学農学部から理学部生物学科卒業。東京教育大学文学部哲学科に編入後、中退。大学卒業後、『宇宙塵』誌上に「光瀬龍」の筆名で作品を発表しはじめる。宇宙SF、歴史改変SF、青春小説、時代小説など多数の方面に健筆をふるった。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:百億の昼と千億の夜
  • 2位:宇宙年代記
  • 3位:夕ばえ作戦

作品一覧リスト

墓碑銘2007年(1963年)

たそがれに還る (1964年)

惑星経営機構調査局員シロウズは、辺境星区航路を目指していたが、急遽、異変のあった金星へ向かう。金星で局員たちは荒廃した未知の巨大な建造物の幻覚を体験、遙かな時空を越えた滅びの声をきいた……。一方、冥王星に多発する地震を調査中の局員たちは、巨大な宇宙船を発掘。それは、自らを宇宙船にサイボーグ化した異星の生命体だった……。膨大な時の流れのなかで、戦慄すべき人類の未来を詩情豊かに描いた壮大な叙事詩。日本SFの名作。

落陽2217年(1965年)

百億の昼と千億の夜 (1967年)

西方の辺境の村にて「アトランティス王国滅亡の原因はこの世の外にある」と知らされた哲学者プラトンは、いまだ一度も感じたことのなかった不思議な緊張と不安を覚えた……プラトン、悉達多、ナザレのイエス、そして阿修羅王は、世界が創世から滅亡へと向かう、万物の流転と悠久の時の流れの中でいかなる役割を果たしたのか?——壮大な時空間を舞台に、この宇宙を統べる「神」を追い求めた日本SFの金字塔。

夕ばえ作戦 (1967年)

木かげから飛び出した茂は、声のした方に向けて懐中電灯をすばやく点滅させる。その瞬間、闇にひそんでいた風魔忍者は目がくらみ、屋根からころがり落ちた。だが、そこには茂がばらまいておいたカンシャク玉が……。茂は古道具屋で買った奇妙な機械(タイム・マシン)をいじっているうちに突然、江戸時代の寒村へ来ていた。そこで、人々を苦しめる風魔忍者団を目撃した彼は正義感に燃えて彼等と対決! 現代と過去の対比をたくみにとり入れた光瀬龍の傑作ジュニアSF。

カナン5100年(1968年)

寛永無明剣 (1969年)

時は寛永年間――“大坂夏の陣”の戦が終って19年、いまだ世情は定まらず、各地には機会があれば倒幕を企てる勢力が蟠踞していた。六波羅蜜たすくは、反幕陰謀事件を追っているさなか、柳生のさしむけた刺客に襲撃される。将軍家指南役である柳生がなぜ……。その後、町奉行などを狙う暗殺事件が相ついで起こった。たすくは、これら事件の背景に、人類終焉のはるかな未来から迫りくる恐るべき企みを知ったのだ……。史実にのっとり雄大なスケールで描く時代SFの傑作長編。

北北東を警戒せよ (1969年)

その花を見るな!(1970年)

あの炎をくぐれ!(1970年)

暁はただ銀色 (1970年)

作戦NACL(1971年)

大爆発によって、死傷者1000名をこす大惨事になった渋谷。つづいて、各地でも同じように奇妙な大爆発があいついで起こった。いずれも原因は不明。だが、爆発の直前、中学生の団体のバスが通過したという情報がもたらされた――このニュースを聞いた中学生の明夫は、思わず叫んだ“修学旅行中に車中で出会った、不気味な雰囲気をもった、あいつらだ”明夫は早速、同級生の尚に不思議な中学生たちを追跡しようともちかけたのだった……。光瀬龍が贈るSFジュブナイル。

異境(1971年)

自分で工夫する小動物の飼い方(1971年)

SOSタイムパトロール (1972年)

喪われた都市の記録(1972年)

自分で工夫する植物の観察と栽培(1973年)

その列車を止めろ!(1974年)

明日への追跡(1974年)

あいつが転校してきてから、妙なことが起こりすぎる……。陽気な五郎がトラックにぶつかって死んだ。秀才肌の北島が川に飛びこんで自殺した。二人とも〈あいつの秘密をバラしたから殺される!〉と、死ぬ前に奇妙なことをもらしていた。さらに、二人の葬儀が終わってしばらくして、差出し人不明の手紙が届いた。《二人の死の原因について話したい》というのだ。大変だ、こんどは手紙を受け取った田島が危ない! 学園を恐怖のドン底に陥れた怪事件を描くSFミステリーの傑作長編!

多聞寺討伐(1974年)

黒羽郷の多聞寺周辺では、怪事件が続発していた。その日は、賭場で揉め事を起こした男の首が突然落ちるという異常事態が起こった。それだけではない。なんと、男の胴体は自分の首を拾い、血の海の掃除をはじめた!奇怪な寺へ向かった武士団が見た地獄とは――
山寺に巻き起こる、想像を絶する凄絶な戦いを描いた表題作他、単行本未収録「大江戸打首異聞」をふくめ、未来人の視点から歴史の狭間を照射する、光瀬龍の時代SFの傑作を網羅。

復讐の道標(1975年)

大学受験に失敗し、沈んだ気持で入ったスナックで、良介は“女”のかすかな悲鳴を聞いた。このことが、不思議な世界に迷いこむきっかけだった。数日後、直径5cmほどの金属の円筒が突然、彼に送られてきた。これが、なんとタイム・マシンだったのだ。――マシンによって救い出した“女”は、未来からやって来た時間監視局員だった。そして、次に二人がテレポートしたのは幕末の京都。坂本竜馬暗殺の夜だった……。奇妙な世界に巻き込まれた良介が活躍する長編青春SF。

宇宙のツァラトゥストラ(1975年)

幼い頃、空に浮かぶ銀色の物体を目撃した吉田謙造は、それ以来、時々強烈な発作に見舞われた。この発作の後には必ず不思議な透視力が湧き起こる。小学校の時は浮気中の父親、高校時代には親友の盗難現場、結婚後は見知らぬ男に抱かれる妻の裸身と、知りたくない事実が見えてしまう。そして今また会社の極秘事項を知った彼は、苦しさに耐え切れず口外してしまった。数日後、悄然と街を歩く謙造を、突然、何者かが襲った! 宇宙を背景に、一人の男が辿る数奇な運命を描く傑作長編SF。

宇宙年代記1 宇宙救助隊2180年(1975年)

宇宙年代記2 辺境5320年(1975年)

征東都督府(1975年)

「日本人禁止進去、大清国征東都督府」日比谷公園に突如、出現した長大な鉄条網と、墨書きされた木札を見た勤め帰りのサラリーマンたちは驚いた。数日後、古物商を営む男は買物の最中に、財布の中身が、清国の歴史に実在しなかった見知らぬ紙幣にすりかえられていたのに気づいた! ――歪んだ歴史の謎を追ってタイム・パトロールは慶応31年に飛んだ。さまざまな異変を引き起こした理由は何か……。近藤勇、土方歳三、勝海舟、樋口一葉などを登場させて描く奇想天外な長編歴史SF。

歌麿さま参る(1976年)

風呂敷をかかえた男が、古道具屋に持ちこんだ刀は、まぎれもない名刀だった。それも、何十年、何百年に一刀という、見る者の魂を吸いとるようなものだ。だが、不思議なことに、柄には、あきらかに最近つけられた血のしみが残されていた。――その後、あちこちで、いままで知られなかった名刀が売りに出された。刀だけでなく、謎の絵師として知られる写楽の新しい絵までもが売りに出されたのだ……。笙子、元、かもめ、3人の時間局員が活躍する代表作ほか、著者会心の時代SF集。

秘伝宮本武蔵(1976年)

ロン先生の虫眼鏡(1976年)エッセイ

東キャナル文書(1977年)

――吹きすさぶ砂嵐に追いまくられながら、人類終焉の地、火星から果てしない宇宙へ、祖先の足跡を求めて旅立つ宇宙船。待ちうけているのは、恐ろしい破滅と予知される不安、そして、ほとんど絶望的な帰還。解き明かされた〈東キャナル文書〉に秘められていた謎とは……。表題作ほか、滅びさった火星の先住種族の伝説を追った「アマゾン砂漠」、火星探検時代の栄光を胸に秘めたスペース・マンの悲哀を描いた「火星人の道」等、異境の都市東キャナル市を舞台に謳いあげた宇宙SF集。

秘密指令月光を消せ(1977年)

SOS宇宙船シルバー号(1977年)

消えた町 (1978年)

立ちどまれば・死(1978年)

明治残侠探偵帖(1978年)

無の障壁(1978年)

見えない壁 光瀬龍ショート・ショート集(1979年)

あばよ!明日の由紀(1979年)

暁に風はやむか(1979年)

異次元海峡(1979年)

消えた神の顔(1979年)

かれら、アトランティスより(1979年)

火星兵団を撃滅せよ(1980年)

宇宙航路(1980年)

幻影のバラード(1980年)

アンドロメダ・シティ(1980年)

宇宙叙事詩(1980年)

かれら星雲より(1981年)

ベストオブ光瀬龍 SF SUNNOVELS(1981年)

活人形怨之胄(1981年)

僕がアインシュタインになる日(1981年)対談

新宮本武蔵(1981年)

宇宙塵版/派遣軍還る(1981年)

あいつらの悲歌(1981年)

“UFOは存在するのか!?”雑誌編集者矢上貢は、UFOに乗ったという老人の取材を命じられ内心ウンザリ。おまけに怪しげな老人の話は“宇宙人が地球を滅ぼす”という荒唐無稽さ。だが、そのころから各地で頻々と起き始めた酸欠死。現場には不思議な“地衣類(コケ)”が発見され、遂にUFOの巨大な姿が眼前に! 光瀬SFの真骨頂!

ロン先生の虫眼鏡 Part2(1982年)エッセイ

所は何処、水師営(1983年)

明治10年。西南戦争に敗れた西郷隆盛は、鹿児島の城山で自害した。だが巷では、西郷は死んではおらずロシアに逃れ、ロマノフ王朝と共に明治政府転覆を謀っていると噂されていた。明治37年、日露戦争勃発。日本軍は勝利を得るかにみえたが、形勢は逆転。水師営で勝者・西郷と敗者・乃木大将が会見した――歪められた歴史の修正をめざす時間局員の闘いが始まる。そして、謎の背後には世界的物理学者アインシュタインの影が……。動乱の明治期を舞台に展開する波瀾万丈の歴史SF。

新宮本武蔵2(1983年)

ロン先生の虫眼鏡 Part3(1983年)エッセイ

平家物語 (1983年~1988年)

  • 全8巻

吹雪の虹(1984年)

王女よ、ねむれ(1984年)

オーロラの消えぬ間に(1984年)

紐育、宜候(ニューヨーク、ようそろ)(1984年)

ミッドウェイ海戦で大勝利を収めた日本軍は、破竹の勢いで世界各地へ進攻し、アラスカ、ハワイなどを占領。同盟国ドイツも、欧州、アフリカ全域を制圧していた。アメリカ合衆国は海軍の空母の9割を失い、戦略を大幅に変更した。それは、劣勢を一挙に挽回する革命的な原爆計画だった。一方、昭和20年8月5日、日本の超重爆撃機“富嶽”は、原爆を搭載し米本土へ出撃した! 歪められた歴史の修正をめざす時間局員の闘いが始まった。太平洋戦争をめぐる迫真の歴史SF。

ぬすまれた教室(1984年)

小鳥が好きになる本(1985年)図鑑

虫のいい虫の話(1986年)対談

猫柳ヨウレの冒険《激闘編》(1986年)

豊臣太平記(1987年)

銹た銀河(1987年)

エジソン(1988年)伝記

歴史そぞろ歩き(1989年)エッセイ

よーすけとはな(1990年)

五三の桐のメロディー(1991年)

ミイラ獲りのバラード(1992年)

宮本武蔵血戦録(1992年)

魔道士リーリリの冒険(1993年)

闇市の蜃気楼(1993年)

流れ星のバラード(1994年)

ちょっと待ちな有平糖(1994年)

秀吉と信長 私説 信長公記(1996年)

失われた文明の記憶(1996年)評論

新しい宇宙論 失われた時空間の謎(1998年)評論

異本西遊記(1999年)

人類最大の聖域 クローン人間が生まれる日(1999年)評論

光瀬龍 SF作家の曳航(2009年)

光瀬龍没後十周年メモリアルとして刊行。
大学生時代に菊川善六名義で書かれた未発表習作「肖像」を含む、単行本未収録作品13編(加筆され単行本化される以前の雑誌での初出バージョン等を含む)とエッセイ39編。
光瀬自身が単行本のあとがきや雑誌のエッセイなどで語った心象風景やこだわりが、各作品へと昇華される過程を、徹底検証してつまびらかにした「光瀬龍自伝」。

夢をのみ―日本SFの金字塔・光瀬龍(2017年8月)

日本SF傑作選5 光瀬龍(2018年)

「無の障壁」「勇者還る」など初期宇宙SFの傑作から「アマゾン砂漠」「火星人の道」など東キャナル市連作まで全15篇を収録。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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