【おすすめ】大西巨人の全作品を一覧であらすじを紹介します

大西 巨人 おおにし・きょじん(1916年8月20日 – 2014年3月12日)

小説家、評論家。福岡県福岡市出身。九州帝国大学法文学部中退。大阪毎日新聞勤務を経て、1942年には対馬要塞重砲兵聯隊に入隊した。戦後は様々な評論活動を展開しつつ、小説を執筆。日本軍を題材に、約四七〇〇枚を費やした大長編小説『神聖喜劇』で知られる。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:神聖喜劇
  • 2位:三位一体の神話
  • 3位:深淵

作品一覧リスト

※小説作品のみ紹介しています。

精神の氷点(1949年4月)

神聖喜劇(1978年7月~1980年4月)

驚異の記憶力を持つ東堂は昭和十七年一月、対馬の要塞重砲兵連隊へと配属。そこでの三カ月の教育期間に彼が体験したものは何か?日本文学の金字塔ついに出現!

天路の奈落(1984年10月)

真のマルクス主義とは何か。 「神聖喜劇」の著者が渾身の力をこめて、〝革命運動〟の道義を問う。  時はまだ戦後の混乱が続く1950年、西海は鏡山県における日本前衛党でのことである。西海地方委員会議長杉坂一整が麻薬密売容疑で逮捕される。これに関連して鏡山県委員長鮫島主税は、人間的なマルクス主義の観点から通達を発する。この直後から鮫島スパイ説が流され、遂には拡大地方委員会が開かれて多数派である「所懐派」が「万国派」を追放して行く……。

地獄変相奏鳴曲(1988年4月)

第一楽章「白日の序曲」の初稿発表より40年の歳月を経て完成した「連環体長編小説」――全四楽章のうち、旧作の新訂版である第一楽章から第三楽章までを本書に収録。異姓同名の男女の織りなす四つの世界が、それぞれ独立した中篇小説でありながら、重層化され、ひとつの長篇小説となる。十五年戦争から、敗戦・占領下、そして現代にいたる、日本人の精神の変遷とその社会の姿を圧倒的な筆致で描破。

三位一体の神話(1992年6月)

その年、そしてその7年後、2つの殺人事件が起きた―。第1の事件の犠牲者は尾瀬路迂(おせみちゆき)。彼は「超特急遅筆作家」であり、批評家でもあった。尾瀬の才能に劣等感と敵意を抱く作家、葦阿胡右(いくまひさあき)に殺害されたのだ。しかし、遺体の側には自筆の遺書があり、自殺と断定される。その断定に疑問を持ったのは尾瀬の娘、咲梨雅(えみりあ)のみだった。 卓抜した文学としての推理小説!

五里霧(1994年10月)

2.26事件、戦争、召集、労働運動、差別、左翼文学、東欧民主化、フェミニズム、エイズ……。1931年から1992年までの、ある年ある月の出来事を手懸りに、当時の時代相を鋭く抉り、人間の生き方を問い直す12の物語で構成された短篇オムニバス「十二か月物語」。俗情との結託を排し、厳格で論理的な文体により、時代の流れと生の意味の根源へと遡行する意欲作。

迷宮(1995年5月)

二十一世紀前夜祭(2000年8月)

深淵(2004年1月)

1985年7月、麻田布満は埼玉県与野市の彼の住所から失踪した。1997年4月、彼は北海道釧路市の病院で目覚めた。名前は秋月信夫とされ、12年間の記憶が失われていた。「冤罪・誤判」とされた、2つの殺人事件を通して描かれる、人間と社会のあるべき姿とは――。渾身の巨編、ついに刊行。

縮図・インコ道理教(2005年7月)

地獄篇三部作(2007年8月)

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