【おすすめ】トーマス・マンの名作小説の人気ランキング5選

パウル・トーマス・マン Paul Thomas Mann(1875年6月6日 – 1955年8月12日)

小説家。北ドイツのリューベック生まれる。保険会社の見習いとして働く傍ら小説の執筆を続け、1893年10月、処女作『転落』が文芸雑誌『社会』に掲載されデビュー。この作品が高評価を受けたことで専業作家として独立することを決意。保険会社を辞して作品の執筆を行うようになった。1901年、長編『ブッデンブローク家の人々』で名声を得るや、『ヴェニスに死す』、『魔の山』などの傑作を次々に発表。1929年にノーベル文学賞を受賞した。

トーマス・マンのおすすめ作品ランキング

第5位:トオマス・マン短篇集

人間的な苦悩を芸術的情熱の火で浄めてゆくシラーの姿を浮き彫りにした「悩みのひととき」.精神的には優れたものを持ちながら,どこか生活機能が充分でないため,実生活の上ではみじめなばかおどりをしているにすぎぬ「道化者」.その他清新な創造意欲の息吹きにみちたマンの初期短篇から十七篇を集めた.

第4位:ヴェネツィアに死す(ヴェニスに死す)

高名な老作家グスタフ・アッシェンバッハは、ミュンヘンからヴェネツィアへと旅立つ。美しくも豪壮なリド島のホテルに滞在するうち、ポーランド人の家族に出会ったアッシェンバッハは、一家の美しい少年タッジオにつよく惹かれていく。おりしも当地にはコレラの嵐が吹き荒れて……。『魔の山』で著名なトーマス・マンの思索と物語性が生きた、衝撃の新訳。

第3位:ブッデンブローク家の人びと

老ヨハンは、意志の強い男である。長男が自分の意にそわぬ家の娘と結婚したことを理由に、廃嫡をおこない、すでに自分の商会を次男の手に委ねている。だが、完全に引退したわけではなく、権威をあいかわらず保持している。二代目は、商会の仕事を大きくしていく意志においては父に劣らない。だが、父と異なり、がむしゃらに事業に専念するタイプではなかった……。「ある家族の没落」の副題をもつ、トーマス・マン25歳のときの処女長編であり、当時のヨーロッパでベストセラーとなった。

第2位:トニオ・クレーゲル

文学を,そして音楽を愛し,美への限りない憧れを抱くトニオ.そのあまりにも細やかな感性は,一少女との恋愛にも堪えられぬものだった.永い放浪の末,文名はあがるが,芸術と生活の葛藤はいっそう強く彼をとらえる.この小説はマン(1875-1955)の若き日の自画像であり,青春の喜び悩み悲しみを,美しく奏でた青年の歌である.

第1位:魔の山

第一次大戦前、ハンブルク生れの青年ハンス・カストルプはスイス高原ダヴォスのサナトリウムで療養生活を送る。無垢な青年が、ロシア婦人ショーシャを愛し、理性と道徳に絶対の信頼を置く民主主義者セテムブリーニ、独裁によって神の国をうち樹てようとする虚無主義者ナフタ等と知り合い自己を形成してゆく過程を描き、“人間”と“人生”の真相を追究したドイツ教養小説の大作。

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