【おすすめ】マーク・トウェインの全作品を一覧であらすじを紹介します

マーク・トウェイン Mark Twain(1835年11月30日 – 1910年4月21日)

小説家。アメリカ合衆国ミズーリ州出身。『トム・ソーヤーの冒険』の著者として知られる。蒸気船の水先人として働いたのち、南北戦争が始まるとアメリカ連合国軍に志願。戦後は、新聞記者として働いている。1869年には、新聞に長期連載したヨーロッパ旅行体験記が、”The Innocents Abroad”(『無邪気な外遊記』、『地中海遊覧記』)で出版され評判となる。その後小説作品も発表するようになり、1873年に出版した『金ぴか時代』が出世作となる。1876年に出版された『トム・ソーヤーの冒険』で彼の名声は絶対的なものとなった。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:トム・ソーヤーの冒険
  • 2位:ハックルベリー・フィンの冒険
  • 3位:不思議な少年

作品年表リスト

『ハワイ通信』 “Letters from Hawaii”, 1866年

1866年、サクラメントの新聞記者としてカメハメハ五世治世下のハワイ王国に渡ったトウェイン。駿馬「オアフ」号を道連れに、島内探索に出かけたが……。知られざる王国の姿を文豪トウェインならではの視点で綴ったユーモア溢れるハワイ紀行! イラスト・図版を多数収録した決定版。

『地中海遊覧記』”The Innocents Abroad”, 1869年

トウェインを空前のベストセラー作家にしたアメリカの“お上りさん”の旅。豪華蒸気船に乗りジブラルタル海峡を渡り、フランス、イタリア、ギリシア、トルコ、パレスチナ、エジプト、スペインなど地中海沿岸を回遊した紀行文学の傑作。

『西部放浪記』”Roughing It”, 1872年

トウェインが銀鉱採掘ブームにわく西部のネヴァダへ向け兄と共に出発するところから始まる本書は、カーソン、ヴァージニア、サンフランシスコ、ハワイと5年半にわたる旅で見た西部の自然と生活を文学者の眼で鋭く描く。本邦初の完訳。

『金ぴか時代』1873年

南北戦争後のバブルに躍った人びとを風刺した本書は、「金メッキ時代」(The Gilded Age)という歴史に残る言葉をつくった。トウェインには珍しいC.D.ウォーナーとの共作で1873年に出版され、「今日の物語」の副題がつけられているように、南北戦争後の腐敗し堕落した社会や、富への夢だけを追い求める人びとを描き、中味のない「金メッキの時代」を風刺的に表現している。下巻は、美貌の女性ローラの小悪魔的な生き様を通してアメリカ社会の裏面を描く当時としては、画期的なスタイルの作品。本書に登場する人々の投機熱にわく西部、ウォール街の金融家、成金貴族たちなどの姿は、古くて新しい諸問題の手がかりを提供してくれる文明批評家トウェインの面目躍如の書である。

『ミシシッピの生活』”Life on the Mississippi”, 1874年

「ハックルベリィ・フィンの冒険」の素地となった作品。前半はマーク・トウェイン自身の4年間の水先案内人時代の生活を描き、後半は、21年ぶりに訪れたミシシッピ川やその流域の変貌を描く。当時の状況を知る優れた風土記でもある。

『トム・ソーヤーの冒険』”The Adventures of Tom Sawyer”, 1876年

ポリー伯母さんに塀塗りを言いつけられたわんぱく小僧のトム・ソーヤー。転んでもタダでは起きぬ彼のこと、いかにも意味ありげに塀を塗ってみせれば皆がぼくにもやらせてとやってきて、林檎も凧もせしめてしまう。ある夜親友のハックと墓場に忍び込んだら……殺人事件を目撃! さて彼らは──。時に社会に皮肉な視線を投げかけつつ、少年時代をいきいきと描く名作を名翻訳家が新訳。

『ヨーロッパ放浪記』”A Tramp Abroad”, 1878年

“旅人”トウェインの長編紀行 “A Tramp Abroad” の本邦初訳。1878年、百余年前のドイツを行くトウェイン、ある時には勇者ビスマルクを論じ、ワグナーを語り、ターナーを描く。下巻はスイス、イタリアを旅し、ヨーロッパを語る。

『王子と乞食』”The Prince and the Pauper”, 1881年

ふとしたことから乞食のトムは宮殿の王子となり,ほんものの王子はトムのぼろ服を着たまま街へほうり出される.そこで二人が見たものは? 知ったことは? そしてどんな目にあったか? これはユーモア作家マーク・トウェーンの傑作で,哄笑と微苦笑と涙のうちに,読者をふしぎな楽しさに導いてゆく力をもっている.

『ハックルベリー・フィンの冒険』”Adventures of Huckleberry Finn”, 1885年

トム・ソーヤーとの冒険で大金を得た後、まっとうな(でも退屈な)生活を送っていたハック。そこに息子を取り返そうと飲んだくれの父親が現れ、ハックはすべてから逃れようと筏で川に漕ぎ出す。身を隠した島で出会ったのは主人の家を逃げ出した奴隷のジムだった……。小中学生から楽しめる内容でありながら、大人の読者はこの物語の世界観と奥深さに魅了され、アメリカ文学の最高傑作と称される理由を知ることができるでしょう。

『トム・ソーヤーの冒険』のラストから続く、トムの親友ハックのストーリーです。名作と名高い作品ですね。

トムの冒険は現実から離れた印象があるのに対し、ハックの冒険は現実に即したもの。いきなりこの本を読むのではなく、『トム・ソーヤーの冒険』から読むのがおススメです。

『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』”A Connecticut Yankee in King Arthur’s Court”, 1889年

アメリカ人ハンクが昏倒から目を覚ますと、そこは中世アーサー王の時代だった! 現代科学の知識で魔術師マーリンに対抗し次第に王宮での地位を固めていくが……SF小説の元祖とも呼ばれる幻の名作!

『アメリカの爵位権主張者』”The American Claimant”, 1892年

産業社会が開花する19世紀末のアメリカ社会の混乱を鋭く体現した奇想天外な物語。『金メッキ時代』の15年後の2カ月間を描く本書は、空想癖のある爵位権主張者と、平等主義に憧れる英国の子爵との奇妙な出会いを描く傑作。本邦初訳。

『百万ポンド紙幣』”The Million Pound Bank Note”, 1893年

『生死如何』”Is He Living or Is He Dead”, 1893年

『ノータリン・ウィルソンの悲劇』”The tragedy of Pudd’nhead Wilson”, 1894年

『ジャンヌ・ダルクについての個人的回想』”Personal Recollections of Joan of Arc”, 1895年

ジャンヌ・ダルクの幼なじみであり、小姓兼秘書を務めたルイス・コントの個性的回想という形で、マーク・トウェインがジャンヌ・ダルクの波乱に満ちた人生を、深い共感を込めて、詩情豊かに語りかける壮大な叙事詩。

『トム・ソーヤーの探偵』”Tom Sawyer, Detective”, 1896年

わんぱくトムとハックが名探偵になって、殺人事件を解決!「春のゆううつ病」にかかっていた2人は、ポリーおばさんの頼みでアーカンソン州にあるサイラスおじさんの農場へ……。途中、ミシシッピ川の船旅で出会った男の“正体”は?“ダイヤの秘密”とは?スズカケ林で事件は起こった。

『赤道に沿って』”Following the Equator”, 1897年

事業に失敗したトウェインは借金返済のため一年間にわたる世界講演旅行に出かける。その訪問先はフィジー、オーストラリア、ニュージーランド、セイロン、インド、南アフリカである。好奇心旺盛な彼はここでも鋭い観察力を発揮する。本邦初訳。

『やつは死んじまった?』”Is He Dead”, 1898年 戯曲

『ハドリバーグを堕落させた男』”The Man That Corrupted Hadleyburg”, 1900年

ハドリバーグは誠実で高潔な町。その立派な評判はこれまで一度として汚されたことがなく、親子三代近くにもわたって続いていた。町の住人はそのことを誇りに思い、他に持っているどんな宝ものよりも自慢していた。しかし、一人の男の怨みをかってしまったために、この町始まって以来の危機が訪れる。男は周到に準備し、町中一人残らず丸呑みにし無傷ではおかないような計画を練った。その恐るべき狡猾な計画とは、そして、清廉潔白な町ハドリバーグの運命は……?!

『アダムとイヴの日記』”Extracts from Adam’s Diary”, 1904年

この世で最初の人間、アダムとイヴの書いた日記が発掘された。ふたりがそれぞれに記したエデンの園の日常とは……? アダムから見たイヴは「長い髪をしたこの新しい生きもの」、イヴから見たアダムは「低級な趣味の持ち主」。その認識の違いっぷりが笑いを誘う、おかしくて、やがてほろりとさせられる極上の逸品。原書からの挿画を満載し、巻末には詳細な解説と年譜を付した決定版!

『人間とは何か?』”What is Man?”, 1906年

老人と青年の対話の形で書かれたマーク・トウェイン晩年の著作.人生に幻滅している老人は,青年に向かって,人間の自由意志を否定し,人間は完全に環境に支配されながら自己中心の欲望で動く機械にすぎないことを論証する.人間社会の理想と,現実の利己心とを対比させつつペシミスティックな人間観で読者をひきつけてゆく.

『シェイクスピアは死んでいるか?』, 1906年

『不思議な少年』”The Mysterious Stranger”, 1916年

16世紀のオーストリアの小村に,ある日忽然と美少年が現れた.名をサタンといった.村の3人の少年は,彼の巧みな語り口にのせられて不思議な世界へ入りこむ…作者は,アメリカの楽天主義を代表する作家だといわれるが,この作品は彼の全く別の一面-人間不信とペシミズムに彩られ,奇妙に人を惹きつける.

『リンチ合衆国』”The United States of Lyncherdom”, 1923年

『マーク・トウェイン 完全なる自伝』2013年~2018年

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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