【おすすめ】高橋しんの全作品を一覧であらすじを紹介します

高橋 しん たかはし・しん(1967年9月8日 – )

漫画家。北海道士別市出身。山梨学院大学法学部法学科卒業。1990年、「好きになるひと」で第11回スピリッツ賞奨励賞を受賞。『ビッグコミックスピリッツ冬の増刊号』掲載の「コーチの馬的指導学」でデビューを果たした。1993年から連載が始まった「いいひと。」がテレビドラマ化されるなどヒット作となるが、主人公の改変に激怒したエピソードでも知られる。主な作品に『最終兵器彼女』など。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:花と奥たん
  • 2位:いいひと。
  • 3位:あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。

作品年表リスト

いいひと。(1993年10月~1999年6月)

北野優二はスポーツメーカー「ライテックス」に就職するのが夢だった。“いいひと”すぎる優二は、困っている人をみると親切にせずにはいられない性格。北海道から就職試験のために何度も上京するのだが、その度にハプニングに巻きこまれ、遅刻を重ねてしまう。

  • 小学館ビッグコミックス、全26巻
  • 小学館文庫、全18巻

タイトル通り、”とにかく良い人”な北野優二が主人公。そんなお人好しな彼が新入社員として活躍する様子を描いたスポーツ漫画です。主人公がいろんな社員たちを巻き込んでプロジェクトを前に進めていくのが気持ちいいですね。

会社で働くっていいことなんだなと思わせられる各エピソードの一方で、少し教訓めいたセリフや展開も。メッセージ性が鼻につくかもしれませんしご都合主義が気になるかもしれません。

でも嫌味のない気持ちのいい作品です。

好きになるひと(1999年12月)

高橋しんの初期短篇集を待望の文庫化! 「いいひと。」の連載開始までに高橋しんが描いた最初期の短編を集めました。ただ集めただけでなく、なんと全部リライト!こだわりの作家の面目躍如です!

最終兵器彼女(2000年5月~2001年12月)

ぎこちなくも清純な交際をしている高校生、シュウジとちせ。札幌が突然の空爆に襲われたある日、シュウジは思いも寄らない姿に変身していたちせに出会った。背中から羽が生え、空をマッハ2の速度で飛び、とてつもなく破壊能力を持つ、自衛隊によって改造された“最終兵器”。それがちせだった。地球のあちこちで紛争が起こるたびに呼び出され現場へ向っていくちせと、彼女を見守ることしかできないシュウジ。ふたりの未来はいったい…!?

  • 全7巻
  • 愛蔵版、全4巻

現代サラリーマン漫画だった「いいひと。」から一転して、SF作品となりました。

北海道のある街で暮らす高校生のシュウジとちせ。二人はぎこちないながらも恋人としての日々を過ごしていました。そんな中、謎の「敵」に街が空襲されます。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿でした。

「セカイ系」の流行と合わせて大きな話題になった作品です。壮大な世界観と、衝撃的なストーリー展開には賛否両論が巻き起こりました。

僕はどちらかといえば苦手な作品でした。それでも強く心を動かされました。

さよなら、パパ。(2002年5月)

「いいひと。」の登場人物達のアナザー・ストーリーを収録した作品集です。

ちょっぴり切なく、ちょっぴり寂しいエピソードで完成度の高い一冊です。

「いいひと。」本編が気に入ったためこちらも読んだんですが、その後が描かれているため、時間の流れをストレートに感じることになります。その苦さもあります。

読んで後悔したわけじゃありません。でも後日談を描くことなく終わることの良さもあるなと思ったりしました。

きみのカケラ(2003年1月~2010年7月)

昔の人は「世界はくり返す」そう信じていたのだという。
草や花が毎年 新しく芽吹くように。
夜から朝になるように。
文明が廃れては 生まれるように。
だが、もう「世界」は くり返すことはない。
このちっぽけな世界は 大人になる前に終わってしまう。
そんな時代に 少年と少女は、生まれた。

  • 全9巻

最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で(2006年7月)

2001年から2006年にかけてビッグコミックスピリッツ・サンデーGXで発表された「最終兵器彼女」読切番外編を単行本化。

カバーイラストは作者描き下ろしの「最終兵器前のちせ」。学校指定ジャージと制服で友達とおしゃべりしている、そんな素朴であどけないちせちゃんが目印です。

また特別に四コマ誌「まんがくらぶ」に連載された「私たちは~~散歩する」より、「あの二人」に似た二人が登場する「episode#4: The couple of love beginners.」をフルカラー化して収録。 

単行本化にあたり、「世界の果てには君と二人で。あの光が消えるまでに願いを。せめて僕らが生き延びるために。この星で。」「スター☆チャイルド」をカラー演出を含め大幅に増ページ&リファインしました。

トムソーヤ(2007年8月)

ギラつく太陽、セミの声、潮の香り…もう二度と巡って来ない“夏休み”――。タロとハルと仲間たちの、たったひと夏の冒険が始まる…。あの名作を『最終兵器彼女』の作者が、日本を舞台に大胆に脚色。少年時代、最後の夏休み…アナタは何か忘れ物をしていませんか?

花と奥たん(2009年5月~2019年10月)

東京近郊の住宅街、うるわしが丘。そこの一戸建てに、ミニウサギのPたんといっしょに住んでいる“奥たん”は新婚さん。東京でお仕事の旦那たんの帰りを待って、せっせと家事をして、晩ごはんをつくる毎日。今日の晩ごはんは魚に決めた奥たんだけど、お目当てのタラはスーパーでは品切れ。どうしても魚がほしい奥たんは横浜へ向かうけど、そこは今や…!?

  • 全5巻

基本的には、料理をテーマとした日常漫画。…なのですが、東京都の中心部に突如出現した花により東京の都市機能は破壊され、多くの犠牲者が出てしまったという設定になっています。

主人公の奥たんも、そんな「残され妻」の一人。彼女はご飯を作りつつ、夫の帰宅する日を待っています。

この作品のすごいところは日常や料理に加え、のちの東日本大震災の被災地の状況を予言していたような描写の数々です。

大切な家族を失い、風評被害に苦しむ被災地の方々にこそ読んでほしいです。

ヨコハマ買い出し紀行(芦奈野ひとし)やデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(浅野いにお)が好きな方はきっと好きなんじゃないかなと思いますね。
合わせて読むヨコハマ買い出し紀行(芦奈野ひとし)のあらすじ(ネタバレあり)・考察・感想

SEASONS―なつのひかりの―(2011年9月)

高橋しんが紡いできた優しく切ない「夏の記憶」の数々。
サンデーGXに夏になると掲載される読み切りをまとめて収録。描き下ろしカラーページのほか、大幅に内容を変えて完全版として刊行。
誰もが通ってきた「あの夏の日」の甘酸っぱい記憶がいっぱい。
『なつのひかりの』『ヒミツキチ~少女編~』『ヒミツキチ~邂逅編~』を含む読み切り集!

雪にツバサ(2011年12月~2015年10月)

不良なのにイジメられっこ、実は「超能力者(エスパー)」の翼。
口のきけない雪の「うた」が聴こえるのは、彼にだけ。
寂れた温泉街で、ふたりの物語が重なり始める‥‥。

遥か冷たい空で生まれ、ただ降りつもり、融けていくしかない、雪に。翼がなければ、翔ぶこともなかったろう。傷つくこともなかったろう。イジメられっこの中学生エスパー・翼と、口のきけない女子高生・雪。雪吹きすさぶ温泉郷に舞い降りた、小さな小さな奇跡―――。高橋しん7年ぶりの週刊連載作、超待望の単行本化!!

  • 『雪にツバサ』 講談社〈講談社ヤンマガKC〉、全8巻
  • 『雪にツバサ・春』 講談社〈講談社ヤンマガKC〉、全8巻

スピカ – The twin STARS of “きみのカケラ”(2013年8月)

ファンタジーアドベンチャー『きみのカケラ』から飛び出した2つのお話にカラー描き下ろし短編を加えて単行本化。カラーページも豊富に収録。切ないような、それでいて暖かく輝く2連星、スピカという名の1冊です。

あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。(2013年12月)

時は昭和中期。田舎から、東京郊外の本屋の旦那様の所に嫁いできた“奥さん”。しかし旦那さんはすぐに亡くなり、奥さんは本屋を一人で切り盛りすることに。商店街の人々をまきこみながら、独自の書店商売を繰り広げる奥さんの「恋物語」。

「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」初恋本屋。(2015年1月)

隣でずっと本を読んでいられるような、そんな恋ができるかな──。時は昭和中期。相変わらず独自の商売を繰り広げる「奥さん」の本屋を舞台に、商店街の人々の恋や家族愛、様々なドラマを綴ります。

かなたかける(2016年3月~2018年10月)

東京から箱根の町に転校してきた「かなた」は、走る事が好きな女の子。そんなかなたが気になる「はると」は、走るのなんか何が面白いのかわからないという男の子。二人を中心に、少年少女は駅伝大会へと挑戦することに…! 青春を駆け抜ける、駅伝グラフィティー。

  • 全10巻

髪を切りに来ました。(2020年3月~)

舞台は沖縄の離島。ここで美容師の睦と小学生の一星父子が慣れないふたり暮らしに挑戦です!緩やかな空気と島の人、美味しい食べ物を通じて、それぞれが成長していきます。毎日一生懸命で、疲れたあなたの心に効くあったかい物語!

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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