【おすすめ】髙村薫の全作品を一覧であらすじを紹介します

髙村 薫 たかむら・かおる(1953年2月6日 -)

小説家。大阪府大阪市生まれ。国際基督教大学教養学部人文学科卒。1990年、『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞しデビュー。1993年、『マークスの山』で第109回直木賞受賞。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:レディ・ジョーカー
  • 2位:マークスの山
  • 3位:李歐

作品一覧リスト

黄金を抱いて翔べ(1990年12月)

銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ! 大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企んだ、大胆不敵な金塊強奪計画。ハイテクを駆使した鉄壁の防御システムは、果して突破可能か? 変電所が炎に包まれ、制御室は爆破され、世紀の奪取作戦の火蓋が切って落とされた。圧倒的な迫力と正確無比なディテイルで絶賛を浴びた著者のデビュー作。日本推理サスペンス大賞受賞。

  • 👑第3回日本推理サスペンス大賞

神の火(1991年8月)

原発技術者だったかつて、極秘情報をソヴィエトに流していた島田。謀略の日々に訣別し、全てを捨て平穏な日々を選んだ彼は、己れをスパイに仕立てた男と再会した時から、幼馴染みの日野と共に、謎に包まれた原発襲撃プラン〈トロイ計画〉を巡る、苛烈な諜報戦に巻き込まれることになった……。国際政治の激流に翻弄される男達の熱いドラマ。全面改稿、加筆400枚による文庫化!

  • 第5回山本周五郎賞候補

李歐(1992年3月)

李歐よ君は大陸の覇者になれぼくは君の夢を見るから――

惚れたって言えよ――。美貌の殺し屋は言った。その名は李歐。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに22歳。しかし、2人が見た大陸の夢は遠く厳しく、15年の月日が2つの魂をひきさいた。
『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。

第14回吉川英治文学新人賞候補

  • わが手に拳銃を(1992年3月、講談社)
  • 李歐(1999年2月、講談社文庫)

リヴィエラを撃て(1992年10月)

1992年冬の東京。元IRAテロリスト、ジャック・モーガンが謎の死を遂げる。それが、全ての序曲だった――。彼を衝き動かし、東京まで導いた白髪の東洋人スパイ《リヴィエラ》とは何者なのか? その秘密を巡り、CIAが、MI5が、MI6が暗闘を繰り広げる! 空前のスケール、緻密な構成で国際諜報戦を活写し、絶賛を浴びた傑作。日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞。

  • 👑第46回日本推理作家協会賞長編部門
  • 👑第11回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞
  • 第6回山本周五郎賞候補
  • 第2回日本推理サスペンス大賞候補

合田雄一郎シリーズ(1993年3月~)

マークスの山(1993年3月)

刑事 合田雄一郎シリーズ
合田雄一郎は登頂を始めた、連続殺人という冥い山へ。

マークス。それは運命の名を得た男。
伝説の直木賞受賞作、完全版!

「マークスさ。先生たちの大事なマ、ア、ク、ス! 」。あの日、彼の心に一粒の種が播かれた。それは運命の名を得、枝を茂らせてゆく。南アルプスで発見された白骨死体。三年後に東京で発生した、アウトローと検事の連続殺人。《殺せ、殺せ》。都会の片隅で恋人と暮らす青年の裡には、もうひとりの男が潜んでいた。警視庁捜査一課・合田雄一郎警部補の眼前に立ちふさがる、黒一色の山。

  • 👑第109回直木賞
  • 👑第12回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞

照柿(1994年7月)

刑事 合田雄一郎シリーズ
合田雄一郎を狂わせたのは、溶鉱炉のような炎熱と運命の女。
合田の原点・大阪━━そして、決して忘れられぬ夏
人間の原罪を抉る長篇

異質さゆえ、互いから目を逸らせぬまま成長した幼馴染は、それぞれの足で大阪から東京へと辿りついた。八月二日夕刻、合田雄一郎警部補は電車から女性の飛び込みを目撃する。現場より立ち去ろうとしていた佐野美保子との一瞬の邂逅。欲望に身を熱くした。旧友野田達夫との再会は目前に迫っていた。合田、野田、美保子、三人の運命が、溶鉱炉の如き臙脂色の炎熱の中で熔け合ってゆく。

  • 第33回女流文学賞候補

レディ・ジョーカー(1997年12月)

刑事 合田雄一郎シリーズ
巨大ビール会社を標的とした空前絶後の犯罪計画。
合田雄一郎警部補の眼前に広がる、深い霧。
小説の歴史に刻まれる長篇、決定版!
毎日出版文化賞受賞作

━━ささやかな薬局を営む物井清三。町工場で倦怠を生きている松戸陽吉。障害のある女児を抱えるトラック運転手の布川純一。在日としての葛藤を放つ信金勤めの高克己。惰性で刑事稼業を続ける半田修平。五人は競馬仲間だった。周囲に死の臭いが漂いはじめたとき、物井に啓示が訪れた。因縁浅からぬ日之出ビールから大金をせしめるのだ!━━

空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。未曾有の犯罪の前奏曲が響く――。その夜、合田警部補は日之出ビール社長・城山の誘拐を知る。彼の一報により、警視庁という名の冷たい機械が動き始めた。事件に昏い興奮を覚えた新聞記者たち。巨大企業は闇に浸食されているのだ。ジャンルを超え屹立する、唯一無二の長篇小説。毎日出版文化賞受賞作。

  • 👑第52回毎日出版文化賞
  • 第37回女流文学賞候補

太陽を曳く馬(2009年8月)

  • 👑第61回読売文学賞

冷血(2012年11月)

刑事 合田雄一郎シリーズ
なぜ、罪なき四人の命が奪われたのか。

歯科医一家殺害事件。合田雄一郎の前に現れた新たな荒野。
ジャンルを超え、屹立する傑作長篇!

クリスマスイヴの朝、午前九時。歯科医一家殺害の第一報。警視庁捜査一課の合田雄一郎は、北区の現場に臨場する。容疑者として浮上してきたのは、井上克美と戸田吉生。彼らは一体何者なのか。その関係性とは? 高梨亨、優子、歩、渉──なぜ、罪なき四人は生を奪われなければならなかったのか。社会の暗渠を流れる中で軌跡を交え、罪を重ねた男ふたり。合田は新たなる荒野に足を踏み入れる。

我らが少女A(2019年7月)

待望の合田雄一郎シリーズ、最新刊!

一人の少女がいた――
合田、痛恨の未解決事件

12年前、クリスマスの早朝。
東京郊外の野川公園で写生中の元中学美術教師が殺害された。
犯人はいまだ逮捕されず、当時の捜査責任者合田の胸に、後悔と未練がくすぶり続ける。
「俺は一体どこで、何を見落としたのか」
そこへ、思いも寄らない新証言が――
動き出す時間が世界の姿を変えていく人々の記憶の片々が織りなす物語の結晶

地を這う虫(1993年12月)

失意の内にあっても誇りを失わない男たちよ。老刑事、国会議員の運転手、サラ金の取り立て屋が見据えた闇の底。歪みを抉る会心作

日本ミステリーの一世紀 下巻(1995年7月)「ドッグズ・デイズ」アンソロジー

あの人の殺意―ミステリー傑作選〈29〉(1995年11月)「アルコホリック・ホテル」アンソロジー

二十四粒の宝石(1995年12月)「棕櫚とトカゲ」アンソロジー

泣き、笑い、恋し、愛する鮮やかに描く人生の一瞬
原稿用紙わずか10枚に凝縮された極上の短編世界が醸し出す生の断面

超多忙の仕事場に現れた“猫の手”を本当に借りることになった赤川次郎の不思議な1編「猫の手」。赴任先の熱帯地方で突然の死を迎えた男の心境を鮮やかに描く高村薫の「棕櫚とトカゲ」。浅田次郎が人生の岐路に立つ人間をしみじみと描いた「ボスの忘れ物」など、24人の名手が贈る、短くても心に残る小説の輝き。

死導者がいっぱい―ミステリー傑作選〈31〉(1996年11月)「ステーション・パーラー」アンソロジー

誇りたかき掟 冒険・ハードボイルド傑作選(1996年12月)「日吉町クラブ」アンソロジー

女性作家シリーズ〔20〕(1997年10月)「地を這う虫」「犬の話」「棕櫚とトカゲ」「みかん」アンソロジー

なにわ金融事件簿 闇に蠢く懲りない面々(1997年11月)共著

快楽と救済(1998年12月)対談集

誘惑―女流ミステリー傑作選(1999年1月)「アルコホリック・ホテル」アンソロジー

半眼訥訥(2000年1月)雑文集

敗戦以来の昏迷の時代に、私たちは神々の消えた国で何をなすべきか。都市、子供たち、労働、小説への真摯な思い。著者唯一の雑文集

いやな時代こそ想像力を(2000年4月)対談集

学校現場からの問いかけに始まって,企業に帰属するとはどういうことか,宗教は助けになるのか,などを論じながら,最後に,情緒に動かされない,個の確立を訴える.バブルのときにも,自分をふみはずした人とそうでない人がいた.ふみはずさないためには何が必要なのか.常に現実と切り結ぶ注目の2人による濃密対談の記録.

福澤彰之シリーズ(2002年5月~)

晴子情歌(2002年5月)

  • 第30回泉鏡花文学賞候補

新リア王(2005年10月)

保守王国の崩壊を予見した壮大な政治小説、3年の歳月をかけてここに誕生!

父と子。その間に立ちはだかる壁はかくも高く険しいものなのか――。近代日本の「終わりの始まり」が露見した永田町と、周回遅れで核がらみの地域振興に手を出した青森。政治一家・福澤王国の内部で起こった造反劇は、雪降りしきる最果ての庵で、父から息子へと静かに、しかし決然と語り出される。『晴子情歌』に続く大作長編小説。

  • 👑第4回親鸞賞

太陽を曳く馬(2009年8月) 

  • 👑第61回読売文学賞

推理作家になりたくて マイベストミステリー 第三巻『迷』(2003年10月)小説「みかん」エッセイ「ざらざらしたもの」アンソロジー

作家的時評集 2000-2007(2007年10月)

00年以降、新聞・雑誌に掲載された寄稿やインタビューを集めた時事発言集。「説得力ゼロ」の小泉、「論理も懐疑もない」安倍……揺れ動く政局に怒りつつ、日本の未来を憂う。政治だけでなく、自衛隊のイラク派遣、女児殺害事件、JR西日本脱線事故、9.11テロ、天皇制論議など、様々な社会問題についての鋭い批評は、〝言葉をなくした日本人〝への警鐘でもある。

作家と新聞記者の対話 2006-2009(2010年1月)

劇的な政権交代を遂げた日本が、イバラの道を乗り越え
新しい幸せの形を手にするには、何が必要か。
多ジャンルわたるスリリングな対話。

閑人生生 平成雑記帳2007-2009(2010年3月)

マネーゲームの果てに人々から失われていくものは何か。少年犯罪の報道で言われる「ふつうの家庭」の「いい子」とはどういう子か――。現代日本で起こるさまざまな社会問題に、作家・髙村薫がリアルタイムで感じたことを書き綴った時事評論集。鋭い直観と深い洞察で、政府やメディアのあり方に感じる「違和感」を浮き彫りにする。「AERA」で連載中の「平成雑記帳」を文庫化。

続 閑人生生 平成雑記帳2009-2011(2011年12月)

東日本大震災、都知事選、普天間基地問題、北朝鮮問題、政権交代、裁判員裁判……。グローバル化した現代社会で起こる様々な事件、政治、社会問題に著者ならではの鋭い直観と深い洞察で斬り込む。「AERA」連載の文庫オリジナル第2弾。

作家的時評集 2008-2013(2013年11月)

私たちは何を望み、いかに行動すべきか。冷徹に言葉と対峙し続ける作家が混迷の時代を読み解く。2008年以降各紙に寄稿した社会時評を収録。

日本人の度量 3・11で生まれ直すための覚悟(2014年3月)

この3月で、東日本大震災から3年が経つ。震災を見つめ直し、被災者の苦しみと悲しみをどう分かち合えばいいのか。そして困難の中から希望を見いだすにはどうしたらいいのか。政治思想家の姜尚中氏、作家の高村薫氏、大谷大学教授の鷲田清一氏、親鸞仏教センター所長の本多弘之氏の4人が語る、3・11の見つめ方、悲しみの乗り越え方。「国民力」世界一の日本人ならば、生まれ直すことができる!

四人組がいた。(2014年8月)

とくに名物もない山奥の山村に、ヒマを持て余して集まる元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さんの老人四人組。村は、いつものように平穏のはすが……。
気球を使ったモダンアーティスト、若い保険外交員の娘、小学校の生徒、町史編纂する役場の職員、テレビクルーに女優……そしてたくさんの動物たちが、村でひと騒動を起こしていく。
四人は、AKBを見ながら過疎を愁い、ネットショッピングをしながら限界集落へと思いをはせる。
「日本の田舎」から今を描く、黒い笑いに満ちた短編連作。

空海(2015年9月)

空海は二人いた。民間信仰に息づく弘法大師を含めると、つまりは三人か。劇場型宗教リーダーとして、国土経営のブルドーザーとして生き、死しては民間信仰の柱として日本人の心を捉えてやまぬ男。わが国の形而上学の基礎を築いたのみか、治水事業の指揮まで執った千二百年前のカリスマ。一人の人間にそれを可能にしたのは一体何だったのか――。空海の足跡を髙村薫がカメラ片手に辿る思索ドキュメント。

土の記(2016年11月)

ラスト数瞬に茫然、愕然、絶叫! 現代人は無事、土に還れたのだろうか――。青葉アルコールと青葉アルデヒド、テルペン系化合物の混じった稲の匂いで鼻腔が膨らむ。一流メーカー勤務に見切をつけ妻の里に身を落着けた男は、今年の光合成の成果を測っていた。妻の不貞と死の謎、村人への違和感を飼い馴らす日々。その果てに、土になろうとした男を大異変が襲う。それでもこれを天命と呼ぶべきなのか……。

  • 👑第70回野間文芸賞
  • 👑第44回大佛次郎賞
  • 👑第59回毎日芸術賞

作家的覚書(2017年4月)

「図書」誌上での好評連載を中心に編む時評集。一生活者の視点から、ものを言い、日々の雑感を綴る。今というこの時代、日本というこの国に生きることへの本能的な危機意識が、生来の観察者を発言者に変える。2014年から16年まで、日本が「ルビコン」を渡った決定的時期の覚書として、特別な意味をもつ1冊である。

生死の覚悟 (2019年5月)共著

このふたりの七年越しの対話をまとめたのが、本書『生死の覚悟』です。いかにして仏教と出会ったのか、信心への懐疑、坐禅の先にあるもの、『超越と実存』について、宗教家の条件、ふたつの震災とオウム真理教など……話題は多岐にわたり、「実存の根源的危機が迫る時代に、生死の覚悟を問う」という内容になっています。

時代へ、世界へ、理想へ 同時代クロニクル 2019→2020(2020年3月)

作家の幻視力、生活者の目線、歴史から未来への透視…現代の矛盾と不公正を見極め、別の社会への理想を手渡してくれる時評集。

この記事を書いた人
右手

平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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