【おすすめ】ウンベルト・エーコの全作品を一覧であらすじを紹介します

ウンベルト・エーコ(1932年1月5日 – 2016年2月19日)

イタリアの小説家。1980年に発表された画期的歴史小説『薔薇の名前(Il nome della rosa)』の著者として最もよく知られる。後に発表した小説作品には、『フーコーの振り子』、『前日島』などがある。文学的に高い評価を受け、様々な大学で教壇に立った。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:バウドリーノ
  • 2位:前日島
  • 3位:薔薇の名前

作品年表リスト

Il nome della rosa (1980)『薔薇の名前』

中世イタリアの修道院で起きた連続殺人事件。事件の秘密は知の宝庫ともいうべき迷宮の図書館にあるらしい。記号論学者エーコがその博学で肉づけした長編歴史ミステリ。全世界で異例の大ベストセラーとなった話題作。

Il pendolo di Foucault (1988)『フーコーの振り子』

「追われている。殺されるかもしれない。そうだ、テンプル騎士団だ」ミラノの出版社に持ち込まれた原稿が、三人の編集者たちを中世へ、錬金術の時代へと引き寄せていく。やがてひとりが失踪する。行き着いた先はパリ、国立工芸院、「フーコーの振り子」のある博物館だ。「薔薇の名前」から8年、満を持して世界に問うエーコ畢生の大作。

L’isola del giorno prima (1994)『前日島』

時代はバロック。主人公の名はロベルト。1643年、枢機卿の密命を受けて乗りこんだ船が南太平洋で難破、命からがら流れついたのは美しい島の入り江にうち棄てられた無人船「ダフネ」だった―知の巨人・エーコはこの無人船を一瞬にしてバロック世界と化す。『薔薇の名前』、『フーコーの振り子』に続く世界的ベストセラーの傑作。

Baudolino (2000)『バウドリーノ』

時は中世、十字軍の時代―。神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサに気に入られて養子となった農民の子バウドリーノが語りだす数奇な生涯とは…。言語の才に恵まれ、語る嘘がことごとく真実となってしまうバウドリーノの、西洋と東洋をまたにかけた大冒険がはじまる。

La misteriosa fiamma della regina Loana (2004)『女王ロアーナ、神秘の炎』

「あなたお名前は?」 記憶喪失から自分を取り戻すことはできるのか。取り戻したとしてそれは本当に自分なのか。エーコの赤裸々な妄想と姿態が晒される衝撃の超・小説。戦中から戦後のイタリア文化史を覆う規模の図版を満載した異色の本であり、また、著者初の自伝的語りと展開は幾通りにも読み解きを促す。エーコ畢生の神秘の技法、大団円。

Il cimitero di Praga (2010)『プラハの墓地』

知の巨人、ウンベルト・エーコ待望の最新刊。ナチスのホロコーストを招いたと言われている、現在では「偽書」とされる『シオン賢者の議定書』。この文書をめぐる、文書偽造家にして稀代の美食家シモーネ・シモニーニの回想録の形をとった本作は、彼以外の登場人物のはほとんどが実在の人物という、19世紀ヨーロッパを舞台に繰り広げられる見事な悪漢小説(ピカレスクロマン)。祖父ゆずりのシモニーニの“ユダヤ人嫌い”が、彼自身の偽書作りの技によって具現化され、世界の歴史をつくりあげてゆく、そのおぞましいほど緊迫感溢れる物語は、現代の差別、レイシズムの発現の構造を映し出す鏡とも言えよう。

Numero zero (2015)『ヌメロ・ゼロ』

隠蔽された真実の告発を目的に、創刊準備号(ヌメロ・ゼロ)の編集に取り組む記者たち。嘘と陰謀と歪んだ報道にまみれた現代社会をミステリ・タッチで描く、現代への警鐘の書。

この記事を書いた人
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平成生まれ。ライター、ブロガー、文筆家志望、Twitterで書評を書いている人。読んだ本が1万冊を超えたことを機に2017年からブログ再開、2020年は戦後思想史を勉強しつつ小説を書いています。好きな作家はカフカ、ガルシア=マルケス、村上春樹、大江健三郎、庄司薫、佐藤泰志など。そのほか、ラテンアメリカ文学、英ロック、欅坂46、囲碁、宮下草薙も好きです。
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