角川文庫夏の100冊!カドフェス2020おすすめ4選

夏休みを目前に、各出版社の選書フェアが始まってますね。

角川文庫からは「カドフェス2020」が始まりました!

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対象本を買うとその場でクリアファイルも貰うことができるみたいですね!

以前紹介した「新潮文庫の100冊」に続きおすすめ本を紹介したいと思います。

カドフェス2020

グラスホッパー

まずおすすめは伊坂幸太郎の『グラスホッパー』です。

妻の復讐を目論む元教師「鈴木」
自殺専門の殺し屋「鯨」
ナイフ使いの天才「蝉」の3人を主人公とする「殺し屋」小説ですね。

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バラバラなストーリーが、伊坂さんの手によって絡み合っていきます

登場人物たちの設定もすごい個性的です。

あっと驚く仕掛けもあり、「殺し屋」小説ということでハラハラする展開もあり、存分に伊坂作品を良さを楽しむことができると思います。

温室デイズ

小学生や中学生など思春期の子どもたちを主人公に小説を書きつづけてきたのが瀬尾まいこさんです。

この『温室デイズ』でも瀬尾さんは中学校の崩壊やいじめという難しい題材を選びました。

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教師が助けてくれなかったり妙なリアルはあります。それでも暗いばかりの小説ではありません

いじめを題材とした小説なので、雰囲気は重く暗い小説にはなると思います。でもそればっかりじゃないんですよね。

不器用な主人公がなんとか学校を変えようとする。そんなひたむきさに希望をもって読み終えることができると思います。

夜は短し歩けよ乙女

京都の街を舞台に小説を書かれてきた森見さん。

今回は黒髪の乙女をヒロインに、彼女に想いを寄せる先輩との珍道中を描きました。

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おもしろさで言えば今回ナンバーワンです

例えば大学のサークルに入ると先輩の武勇伝を聞かされたりするじゃないですか?

え?本当にそんなことあったんですか?
(さすがに話が大きすぎて、伝説に尾ひれがついてるんじゃ…)

数々のエピソードや伝説化されたネタに、疑ったり笑ったりするわけですけど、この『夜は短し歩けよ乙女』もそんな雰囲気があります。

だから現代小説でもあり、ファンタジーでもあり。独特の作風ですけど、輩の努力と、黒髪の乙女との微笑ましいやりとりをぜひ読んでみてほしいです。

氷菓

突然ですけど、皆さんミステリー小説は好きですか?

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僕は好きなんですけど、あんまり詳しいわけじゃないです

というのも、人が殺されたりとか、どうやって殺されたりとか、詳細なトリックはこうでとか、読んでいるうちに頭が疲れてきちゃうんですよね。

こんがらがってくるというか。

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でもこの小説はいわゆる日常ミステリです

“日常”だから人が死んだりすることはありません。登場人物たちが出くわした日常の中のちょっとした不思議を解き明かしていく物語です。

古典部というちょっと変わった部活に所属する登場人物たちが過ごす高校生活を追体験できますよ!

おわり

以上です。

最後の『氷菓』は古典部シリーズとしてシリーズ化されているんですけど、続編もおもしろいのでおすすめです。

一番好きなのは、3作目の『クドリャフカの順番』。自分も高校生の学園祭のときに冊子を売ったりしたのを思い出しました。

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