ビブリア古書堂の事件手帖(三上延)のあらすじ(ネタバレなし)・感想

古書に関して並外れた知識を持つが、極度の人見知りである美貌の古本屋店主・栞子が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく日常の謎系のビブリオミステリ。

ビブリア古書堂の事件手帖の作品情報

タイトル
ビブリア古書堂の事件手帖
著者
三上延
形式
小説
ジャンル
ミステリ
執筆国
日本
版元
アスキー・メディアワークス
初出
書き下ろし
刊行情報
メディアワークス文庫
受賞歴
本屋大賞ノミネート

ビブリア古書堂の事件手帖のあらすじ(ネタバレなし)

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。

だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。

これは“古書と秘密”の物語。

ビブリア古書堂の事件手帖の目次

  • プロローグ
  • 第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)
  • 第二話 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)
  • 第三話 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)
  • 第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)
  • エピローグ

作者

三上 延 みかみ・えん(1971年 – )

小説家。神奈川県横浜市生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業。大学卒業後、藤沢市の中古レコード店、古本屋でアルバイトをしながら小説を新人賞に投稿し、『ダーク・バイオレッツ』で第8回電撃小説大賞3次選考を通過し、2002年に同作でデビュー。ホラー風の作品が多かったが2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。

ビブリア古書堂の事件手帖の刊行情報

  • メディアワークス文庫『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』2011年3月25日
  • 角川つばさ文庫『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』2016年8月15日

漫画版

ナカノ『ビブリア古書堂の事件手帖』角川コミックス・エース

交田稜『ビブリア古書堂の事件手帖』アフタヌーンKC

映画版

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』2018年11月1日

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ビブリア古書堂の事件手帖の登場人物

五浦大輔(ごうら だいすけ)
主人公で、語り手。23歳の男性。
小学生の頃の些細な悪戯が原因で活字を見ると体調が悪くなる「活字恐怖症」であり、読書とは縁遠い人生を送ってきたが、本当は本に対して憧れに近い感情を抱いている。
祖母が遺した『漱石全集』を査定してもらうために「ビブリア古書堂」を訪れ、そこで栞子に祖母の秘密を解いてもらった縁で、アルバイトとして就職する。

篠川栞子(しのかわ しおりこ)
もう1人の主人公で、探偵役。北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の女店主。25歳。物語開始の前年に前店主の父親を亡くし、店を継いだ。
黒髪の長髪に透き通るような肌をした美人。本の話以外では他人と目を合わせることもできない、内向的な性格。古書の知識は並大抵のものではない。普段はたどたどしいしゃべり方をするが、本が絡む話になるといわゆる「スイッチが入った」状態になり、別人のようにキビキビとしたしゃべり方にかわる。

篠川文香(しのかわ あやか)
栞子の妹。大輔の母校に通う高校生。
古書についての知識はほとんどない。明るく無邪気で誰とでも打ち解けられるが、口が軽い。篠川家の家事をほぼ取り仕切っており、料理が得意。

ビブリア古書堂の事件手帖の感想・解説・評価

合わせて読みたい本

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常

シリーズ2作目。

第1巻では安楽椅子探偵として大活躍だった栞子さん。第2巻ではその彼女の性格が垣間見える。弱さや悩みなど、第1巻では見えてこない面も描かれていきます。

もちろんライトミステリとして、日常の謎も楽しめます。

ビブリア古書堂の事件手帖の評判・口コミ・レビュー

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