【おすすめ】チャールズ・ブコウスキーの全作品を一覧であらすじを紹介します

ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー Henry Charles Bukowski(1920年8月16日 – 1994年3月9日)

作家、詩人。ドイツのアンダーナッハ生まれ。3歳のときにアメリカに渡る。第二次世界大戦中はアメリカ各地を放浪し、無頼の生活を送る。24歳で最初の小説を雑誌に発表。その後は一時小説から離れ配達員として郵便局に勤務するも、30代半ばから創作活動を再開。小説に加えて詩も書き始めるようになる。50歳ごろから創作活動は活発となり、10数年勤めた郵便局を退職した後は作家活動に専念。その後精力的な活動を続け、50冊を超える小説、詩集が出版され、世界10数か国で翻訳されている。

おすすめ作品ランキング

長い記事なので、先におすすめランキングを紹介します!

  • 1位:パルプ
  • 2位:町でいちばんの美女
  • 3位:くそったれ!少年時代

作品一覧リスト

『ブコウスキー・ノート』Notes of a Dirty Old Man(1969年)

『ポスト・オフィス』Post Office(1971年)

本音を言えば即座にはじき出される建前社会で、休職してまで競馬場に通い、林立する酒瓶の中で女と笑って過ごすチナスキー。ささやかでありふれた欲望を包み隠すことなく描いた自伝的処女長編。

『町でいちばんの美女』The Most Beautiful Woman in Town & Other Stories(1972年)

酔っぱらうのが私の仕事だった。救いのない日々、私は悲しみの中に溺れながら性愛に耽っていた。倦怠や愚劣さから免れるために。私にとっての生とは、なにものも求めないことなのだ。卑猥で好色で下品な売女どもと酒を飲んでファックする、カリフォルニア1の狂人作家……それが私である。バーで、路地で、競馬場で絡まる淫靡な視線と刹那的な愛。伝説となったカルト作家の名短編集!

『ありきたりの狂気の物語』Tales of Ordinary Madness(1972年)

すべてに見放されたサイテーな毎日。その一瞬の狂った輝きを切り取る、伝説的カルト作家の愛と笑いと哀しみに満ちた異色短篇集。

『モノマネ鳥よ、おれの幸運を願え』Mockingbird Wish Me Luck(1972年)詩集

『ブコウスキーの「尾が北向けば・・・」―埋もれた人生の物語』South of no North(1973年)

『勝手に生きろ!』Factotum(1975年)

『詩人と女たち』Women(1978年)

『ブコウスキーの酔いどれ紀行』Shakeapeare Never Did This(1979年)

テレビに出れば泥酔し、朗読会では罵られ、機内の酒を飲み尽くす。酔いどれエピソード満載。鬼才ブコウスキーのヨーロッパ珍道中。

『くそったれ! 少年時代』Ham on Rye(1982年)

『ブコウスキーの3ダース』Hot Water Music(1983年)

『パンク、ハリウッドを行く』Hollywood(1989年)

『指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け』Play the Piano Drunk Like a Percussion Instrument Until the Fingers Begin to Bleed a Bit(1992年)詩集

『パルプ』Pulp(1994年)

人生に見放され、酒と女に取り憑かれた超ダメ探偵が次々と奇妙な事件に巻き込まれる。伝説的カルト作家の遺作、待望の復刊!

『死をポケットに入れて』(1999年)

老いて一層パンクにハードに突っ走るBUKの痛快日記。五○年愛用のタイプライターを七○歳にしてMacに変え、文学を、人生を、老いと死を語る。カウンター・カルチャーのヒーロー、R・クラムのイラスト満載。

『ブコウスキー・イン・ピクチャーズ』Bukowski in Pictures(2000年)

『オールドパンク、哄笑する チャールズ・ブコウスキー短編集』(2001年)

ワインの染みがついたノートからの断片 -未収録+未公開作品集-(2016年7月)

英雄なんかどこにもいない 未収録+未公開作品集(2020年7月)

ブコウスキーのすべてが濃密につまった奇跡の一冊

つねに社会を挑発し、不穏なまでに暴力的で、あらゆることを嘲り、当然ながらおそろしく不敬。しかし、それはいっぽうで恐怖や孤独あるいはコンプレックスを抱えながら生きていくひとつの術でもあった。あらゆる小さなものたちへの愛を忘れずに生きたアウトローが私たちに遺した反骨と慈愛にみちた悲しくも美しい珠玉の39編。

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