代表的日本人(内村鑑三)の概要・感想

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代表的日本人』(だいひょうてきにほんじん、原題:Representative Men of Japan/Japan and the Japanese)は、内村鑑三による英語の著作である。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の生涯が紹介されている。

代表的日本人(内村鑑三)の作品情報

タイトル
代表的日本人
著者
内村鑑三
形式
紹介本
ジャンル
日本
執筆国
日本
版元
不明
執筆年
不明
初出
不明
刊行情報
岩波文庫、1995年
翻訳者
鈴木範久

代表的日本人(内村鑑三)のあらすじ・概要

「我が祈り、我が希望、我が無償の奉仕」を捧げる日本を正しく世界に伝えるために内村鑑三が英語で著した世界的名著!新しい日本を創った政治家・西郷隆盛、公平無私を貫いた封建領主・上杉鷹山、荒廃した村々を復興した農業指導者・二宮尊徳、あらゆる卑しさから日本を守った教育者・中江藤樹、宗教の真髄を教えてくれた仏僧・日蓮上人。内村鑑三が選んだ5人の日本人。

代表的日本人(内村鑑三)の目次

  • 一 西郷隆盛―新日本の創設者
  • 二 上杉鷹山ー封建領主
  • 三 二宮尊徳ー農民聖者
  • 四 中江藤樹ー村の先生
  • 五 日蓮上人ー仏僧 

作者

内村 鑑三(1861-1930)

キリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者。福音主義信仰と時事社会批判に基づく日本独自のいわゆる無教会主義を唱えた。「代表的日本人」の著者でもある。

代表的日本人(内村鑑三)の刊行情報

代表的日本人(内村鑑三)の感想・解説・評価

岡倉天心『茶の本』,新渡戸稲造『武士道』と共に,日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作

時は明治末期、開国、明治維新、文明開化を迎えたとはいえ、日本=サムライのイメージが強かった海外に向けて5人の日本人を通じて日本の文化・思想を紹介するために書かれたのが『代表的日本人』だ。

選ばれた5人とは西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮上人。各章の最初で文化的背景を紹介したのち(日蓮上人の場合は仏教・宗教など)、生まれから最期の様子まで生涯を追っていくという構成になっている。

そのため5人についての知識が特になくても読み進めることができる。西郷隆盛=犬を連れてる銅像の人、上杉鷹山=昔の名君、二宮尊徳=歩きながら勉強した人…くらいのイメージしかなくても全く問題なく楽しめるだろう。

内村鑑三の人選

内村鑑三が様々な歴史上の登場人物の中からなぜこの5人を選んだのかについては、内村の思想的背景に触れることが必要になるため、簡単にその理由を述べることは出来ない。

ただ、当然ながら5人は内村が高く評価する人物であり、各人物については二宮尊徳の「仁」など繰り返し登場する単語から、その理由を推察することができる。

また、勤勉な人のイメージが強い二宮尊徳の章では、領民が飢餓に陥った際の「民が飢饉のときに救済できない治者は自ら進んで食を断ち死すべきであります!」(意訳)という講話を紹介している。このような講話からも内村が感銘を受けたことは間違いないだろう。

この本は“ 代表的な日本人 ”の生涯を学びつつ、彼らの人生によって内村鑑三がどのような影響を受けたか、感想を抱いたかを知ることができる一冊になっている。その意味で代表的日本人の六人目には内村鑑三が加わっているとも言える。

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代表的日本人(内村鑑三)の評判・口コミ・レビュー

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