ブログは専業ではなく副業で始めよう

前回からスタートした「ブログ副業の教科書」、第2回目は「副業のススメ」です。

前回の記事で僕は会社勤めをしつつ、ブログを運営することを提案しました。

「独立すること」ではなく、「副業で始めること」を提案している。

具体的にブログで稼ぐ方法を紹介する前にこのことについて書いておきたいと思います。

副業で始めるべき理由

サラリーマン視点のポジショントークができる

ブログを初めてみると、世の中にはいろいろな立場・職業・年齢の方がいるんだということに改めて気が付かされます。

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当然のことなんですけどね。

世の中には教師もいますし、漁師もいますし、エンジニアもいますし、スポーツ選手だっています。

サラリーマン・会社員という人はたくさんいますし、ありふれたことにしか感じないかもしれません。

とくに会社に勤めていると、同僚もそうなわけですから珍しいとは感じません。

サラリーマン×ブロガーというのは意外といない。

サラリーマン×YouTubeというのも意外といない。

いや実際はたくさんいると思います。ブログやYouTubeは副業(趣味)って人。

でも自分がサラリーマンだと大々的に主張している人って実はあんまりいません。

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フリーランス・独立至上主義みたいなのがブロガーの間にあると思います。会社に束縛されてないで自由に生きようよみたいな主張ですね。

そんなときサラリーマン視点から記事を書けば、世の中のブログをやっていないサラリーマンから読んでもらうことができます。

発信をする人より、受信する人のほうが圧倒的に多いんです。

あなたは朝、出勤途中にヤフーニュースを見て情報を集めたり、Twitterを見て反応を見ていたりしていませんか?

その中にあなたの書いたブログが入る可能性だって充分にあります。

ブログやYouTubeは副業をしつつ、副業を紹介できるメディアです。

成功者は限られている

成功者は一握りの人だけ

ブログで稼ぐということですが、具体的には以下のような手段をとることになります。

  • ①記事に広告を貼る(アドセンス等)
  • ②サービスや商品を紹介する(アフィリエイト)
  • ③有料記事を販売する

基本的にはこの3つですね。

ほかにもYouTubeをやったり(これはまた別の記事で書きたいと思います)、有名になれば書籍化したり、イベント運営・参加ということもあります。

しかしやはり稼げる人というのは限られています。

「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2019年」ではアフィリエイトで月の収益が20万円を超えている人は全体の15%だけ。

6人から7人に1人ですね。(ASPサイトでのアンケートなので実際はもっと少ないと思います)

この数字を見ると、Twitterなんかで「ネットで稼ごう!あなたにもできますよ」と言っている人が多いのも頷けるような気がします。

そう言って紹介料を稼がないと生活が成り立たないですからね。

いきなりは稼げない

上位15%に入るのは不可能ではない。

ただし時間がかかる。

でも、あなたにセンスがあって、あるいは圧倒的に研究・努力を続けることができれば、6人から7人に入るのは全然あり得る話です。

でもどんなにセンスがあっても、どんなに努力をしても、一ヶ月目から上位15%に入るのは無理です。

それは自分の運営しているブログがGoogleやヤフーの検索の上位に表示されないからです。

上位表示されなくてもTwitterなどSNSを工夫すれば読者を集めることはできますが(これもブログ集客の記事で書きたいと思います)、どうしても限界があります。

検索に上位表示されるには早くても3か月くらいは必要です。

その間ブログからの収入は、ほかのサイトを運用したことがある人でもせいぜい数万円でしょう。

とりわけ初めてならもう少し時間はかかります。収益も少ないです。

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まず副業でやってみて、様子を見るべきです。

精神的にきつくなる

あなたは頑張り続けることができますか?

あなたが「ブログで生きていく!」と会社を辞めたとします。

自由な時間も増え、「ブログを書こう!」と意気込むでしょう。

最初は気合を入れて、どんどんブログを更新し、デザインや文章を工夫し、面白いネタを探し、SNSを頑張って運用していきます。

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しかし、上にも書いたように最初はなかなか結果が出ません。

そんな中でも頑張り続けることができる人って実はあんまりいないんです。

ブログを始めた人の9割は1年以内に脱落するとまで言われています。

興味を持ったらTwitterを見てみて下さい。

Twitterには「Googleアドセンスに合格しました!」と喜んでいるブログ初心者がたくさんいます。

アドセンスはブログ収益化の大きな柱ですからね。

しかし、合格した人はけっこう見つけられますが、そんな人たちの中で「振り込み額の8000円を超えました!」とつぶやいている人はあんまりいません。

アドセンスの収益額を公開するのはグレーなので避けているということもありますが、それ以上に稼げていない人が多そうです。

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稼げていないときに「仕事を辞めてブログを始めたのだから稼げるようにならなければ」とプレッシャーがかかると書けなくなってしまう人がけっこういます。

僕は以前に「ブログで生きていく!」と仕事を辞めたのにブログで稼ぐことができず、コンビニでアルバイトを始めた40代の男性のブログを読んだことがあります。

応援していたのですが、その方は稼げていない現実から目をそらすためか、ブログ更新回数がどんどん減っていきました。生活費を捻出するためにコンビニバイトを始めたことを報告していましたが、サイトの更新も止まってしまい(のちに閉鎖)今はどうしているのかわかりません。

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独立を考えるのはブログが軌道に乗ってからでもいいと思います。

例外もある

例外もあります。

次のような方はブログに集中するのをおすすめします。

ただ、副業をおすすめしていますが、例外もあります。

こんな境遇の方にはもちろん集中してブログを書くのをがおすすめします。

子育て中の主婦・主夫

とくに結婚や出産のために仕事を辞めた(休んでいる)という方ですね。

家事や子育てに忙しい…とはいっても、時間が全くないわけではなく、ちょっとした時間に稼げたらなと思っている。

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ブログというのはそんな方と非常に相性がいいです。

子育てに悩んでいる親御さんというのはたくさんいらっしゃいますし、いくら日本が少子化といってもいなくなるものではありません。

子育て中のエピソードや、家事のちょっとした工夫を書けば、それであなただけのオリジナルの記事を公開することができます。

ネタが日常生活の中に転がっているので、書く記事の内容に困ることもありません。

主夫・主婦×ブログ、あるいはYouTubeはめちゃくちゃ相性がいいですよ。

病気療養中の方

病気になってしまい、急激に病状が悪化するわけではないけど、働きに出るのは難しい…という方にもおすすめです。

会社員というのは、体調や体力の面で一定のコンディションを保つことが求められます。

昨日は元気だったけど、今日は体調が悪く、明日にもよくなるかどうか分からないとなると、なかなか理解のある会社ばかりではないでしょう。

ブログなら体調のいい日に書けばいいですし、体調の悪い日は更新しないか、書き溜めておいた記事を公開すればOKです。

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少しでもお金を稼ぐことができれば精神的にも楽になりますね。

それでも独立したいのなら

辞める前に制度を利用することを考える。

独立ではなく転職を考える。

ここまで副業のススメを書いてきましたが、「それでも独立したいんだ!」という方もいるでしょう。

僕個人としては「お好きなようにどうぞ。あなたの人生なのだから」という気持ちもあります。

しかし、僕は情報商材が嫌いでこうやって記事を書いていますから、その情報商材と同じことを書くことには抵抗があります。

休職制度を調べよう

そこで僕が提案するのは、休職制度です。

すべての会社にあるわけではありませんが、休職制度を定めている会社があります。

辞めてしまう前に一度休職制度を利用して、まとまった時間を作り、その時間の中で自分がなにをできるのか(できないのか)を確認するのもいいと思います。

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熱くなりやすいタイプの方、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなるタイプの方は休職も考えてみましょう。

長期休暇を利用してみよう

2019年4月に労働基準法が改正され、フルタイムワーカーの場合、企業は年に5日以上の有休を取得させることが義務化されました。

これらの有休や、夏休み、正月などになんとか長期休暇を確保し、その期間を副業に集中してみるのもおすすめです。(そもそも休みがとれないよ、という方向けの記事も後で公開する予定です)

ブログやYouTubeは実際に体験してみることが一番です。

転職を考えよう

とくにブラック企業に勤めてボロボロになってしまっている方もいると思います。

でも独立は大変なこともあります。

詳しくは別の記事に書きますが、給料は安いが時間に余裕のある会社に転職して、副業ブログの稼ぎで前職の給料を超えるという考え方もありますよ。

おわり

以上で第2回「副業のススメ」はおしまいです。

今回はブログやYouTubeを副業でやるべき理由について書いてみました。

次回第3回では、実際にブログを書くことを紹介し始めようかなと思います。

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